反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

■見えてきた「アベノバブル」の落とし穴 。日本共産党 小池晃副委員長・政策委員長。SankeiBiz2013/5/31 引用。

マスコミなどで、「円安・株高」の進行が、「アベノミクスの成果」ともてはやされてきたが、ここにきて、その問題点が明確になってきた。 第1に、「異次元の金融緩和」といいながら、実体経済は「金融引締め」状態だ。 A)今年3月末のメガバンクの中小企…

「日銀が長期金利をコントロールできない本当の理由」小笠原 誠治 | 経済コラムニスト引用。

長期金利は中央銀行がコントロールすることはできない、という議論をよく聞くでしょ? えっ、聞いたことがない? そう言われると話が進まないのですが‥いずれにしても、金融界の常識として、そのようなことになっているのです。 最高に権威のある日本銀行の…

<解りやすいマネタリーベース増加の解説とソロスチャートの注釈>。関連記事、「日銀が長期金利をコントロールできない本当の理由」同日アップ。

「マネタリーベースを増加させれば円安になる?」ソロスチャートって正しいの? 竹中正治。龍谷大学教授。2013年4月6日。 人物理解のための参考資料。 「なぜヒトは市場に踊らされるのか」朝日新聞書評より。 「マスメディアにあふれている<わかりや…

安部首相、米戦略国際問題研究所)で英語の講演「Japan is back(日本は戻ってきました)」、そして「I am back(私は戻ってきました)」。

<3月27日付け、IWJアップ英文和訳記事より引用。> 冒頭、安倍総理は、真っ先にジョン・ハムレ(CSIS所長、元米国防副長官)、リチャード・アーミテージ(元国務副長官)、マイケル・グリーン(CSIS上席副所長)ら、いわゆるジャパンハンドラーに対し…

1920年~30年代重大事態の年譜と注釈。

1919年 ムッソリーニ、自らの政治理論を実行に移すべく、退役兵からなる政治団体『戦闘者ファッショ』を結成。反政府集会の妨害などを行う。 1921年 ファシスト党議会選挙に出馬、35議席を獲得して政界入りを果たす。『戦闘者ファッショ』を正式に政…

内外情勢の理解するための資料。インタビュー、米民主党系ジャパンハンドラー、ジョセフ・ナイ元米国防次官補(現ハーバード大学教授)。共和党系強面アーミテージと言葉は違っても行動と政治目的は自己利害貫徹

中国は“1930年代の日本”への意識を引きずっている 東京都の購入を防いだ「尖閣国有化」は正しい判断だ ――ジョセフ・ナイ元米国防次官補(現ハーバード大学教授)に聞く 「尖閣諸島国有化」をした 野田政権の判断は正しい >領有権問題で日中両国間の緊張が高…

内外情勢の理解するための資料。インタビューその1、梅森直之・早稲田大学政治経済学術院教授。次回、ジョセフ・ナイ元米国防次官補(現ハーバード大学教授)

昨年12月の総選挙で自民党が政権を奪還し、今年に入って安倍晋三内閣が本格的に始動した。だが、“大勝”したはずの自民党の得票率はこれまでを下回るなど、 国民の政党不信は変わらず、むしろ強まっている印象すらある。 2008年のリーマンショック後の世界的…

抜粋続き。実録から読み解く、昭和の戦争と人間、支配層、庶民。堀田善衛「方丈記私記」より関連箇所の抜粋。

「女は深川富岡町の富岡不動尊と富岡八幡宮の中間辺りに住んでいたが、そこら辺りに該当するはずのものは何もなかった。」 「他と異なる点は、ここではトタン類さえが、ときには溶けて異様な塊になっていることであった。加熱が異常に高かったことの証拠で…

実録から読み解く、昭和の戦争と人間、支配層、庶民。堀田善衛「方丈記私記」より関連箇所の抜粋。

エマニュエル、トッド他「<帝国以後と日本の選択」藤原書店2006年刊所収、トッドVSルヴェル(哲学者、フランス学士院会員)対談。 <米国が健全だったなら欧州統合は不要だった。>の項 ルヴェル発言の引用。 >W。常々、主張しているように日本の戦後…

実録から読み解く、昭和の戦争と人間、支配層、庶民。堀田善衛「方丈記私記」より、東京大空襲の焦土、視察の天皇に涙ながらに土下座し、命を奉げたにもかかわらず、不始末をしでかして焼いてしまいましたの住民。

堀田善衛の長編評論である「方丈記私記」のごく一部を取り出して論じるのはもとより、不公平、適切でない。 「方丈記私記」は1971年毎日文化賞受賞作品である。 従来の「方丈記」批評の無常観にテーマを絞った吉田兼好像とは違った出家遁世に徹しきれぬ…

アベノミクスは民主主義の衣を着たお喋りな独裁国家日本を占拠する輩共による膨大な偽札作りで仲間内で融通しあう国家金融詐欺行為。結果、自分たちさよければいい、他は野となれ山となれ。

この記事を作成するに当たって、リフレ派批判に関連する自分の過去の記事で気になった点があったので探してみた。 2012/11/10(土) 反俗日記。 タイトル「大統領選挙のオバマ勝利について。米国では経済界を含めて国家に御救い施行を求める時代状況。FRBのカ…

アベノミクスは民主主義の衣を着たお喋りな独裁国家日本を占拠する輩共による膨大な偽札作りで仲間内で融通しあう国家金融詐欺行為。結果、自分たちさよければいい、他は野となれ山となれ。

この記事を作成するに当たって、リフレ派批判に関連する自分の過去の記事で気になった点があったので探してみた。 2012/11/10(土) 反俗日記。 タイトル「大統領選挙のオバマ勝利について。米国では経済界を含めて国家に御救い施行を求める時代状況。FRBのカ…

愛4回分。平成24年6月22日 財務省。 「国際的な資金フローに関する研究会」(財務総合政策研究所)の報告書に対する批判的検討と学習。

第5章 対外インバランスと評価効果の非対称性-「富の移転」に関する日米比較- 日米の国際投資ポジション(IIP)を比較すると、米国は双方向での対外資産取引を拡大してきたのに対し、 >>>>日本は一方向での対外資産取引を拡大してきた。 W。一方的な資…

第3回分。平成24年6月22日 財務省。 「国際的な資金フローに関する研究会」(財務総合政策研究所)の報告書に対する批判的検討と学習。

国際的な資金フローの現状 国際的な資金フローは世界金融危機を受けて急激に縮小したが、再び拡大の動きを見せている。ただ、世界金融危機以降はリスク回避の傾向が強まっており、資金フローが安全資産に向かう動きが顕著になっている。 2000年代にはグロー…

第二回分。 平成24年6月22日 財務省。 「国際的な資金フローに関する研究会」(財務総合政策研究所)の報告書に対する批判的検討と学習。

第1部 国際的な資金フローの現状 第2章 過剰流動性とリスクマネー 市川 眞一 クレディ・スイス証券チーフ・マーケット・ストラテジスト 国際金融市場においては、<リーマンショック、ユーロ危機を経るなか、リスクマネーの急速な縮小>が起こった。 >>…

第一回分。 平成24年6月22日 財務省。 「国際的な資金フローに関する研究会」(財務総合政策研究所)の報告書に対する批判的検討と学習。

平成24年6月22日 財務省。 「国際的な資金フローに関する研究会」(財務総合政策研究所)が報告書。 W。反俗日記5月11日記事の内閣府の2011年5月の報告書が歴史的スパンから俯瞰した趨勢=歴史的段階論であるとすれば、この報告書は過去は10年程度…

歴史的転換期にある世界経済  内閣府、2011年5月28日レポートの要約メモ。>アベノミクスの歴史的立ち位置を官僚、自ら証明。

W。以下に挙げた報告書は<内閣府、2011年5月28日レ>の要約メモ。 官僚、政府の長期的な政治経済の見通しが述べられており、長期的な政治経済総路線を確定する場合、参考にするものと想って間違いない。 このレポート作成年月日を一目見て解るように…

<難しい問題には常に簡単な答えが存在する>さんの「アベノミクスの行く末を予想する」。反俗日記13年2、12の超歴史的日本と世界の経済推移。カミユ「シューシュポスの神話」不条理の論証。

アベノミクスの行く末を予想する。引用。 いよいよアベノミクス(リフレ政策)が本格的に始動しはじめた訳であるが、今回はあらためてその行く末を予想してみたい。 といっても筆者の予想は、2011年1月に書いたエントリー(「リフレ政策で日本は破綻するのか…

「カンタンな答 - 難しい問題には常に簡単な、しかし間違った答が存在する」さんの最新及び11年の関連の3本の重要記事より、日米両国経済の現状を検討する。

自分の能力では内外経済の現状の理論的分析はできない、と割り切っている。 そこで自分が納得できる分析家の見解を参考にするしかない。 2011-01-13 リフレ政策で日本は破綻するのか?(W。この記事の作成年月は大震災ー福一原発事故以前。日本経済と政治に…

元、NHK報道局主幹、池上彰さんの民主主義とは何か?を翻訳すると<日本は民主主義の服を着たおしゃべりな独裁国家>。フィンリー「古代アッシリアでは従順は最高の徳。善き生活とは従順な生活のこと。」

池上彰さんの「政治のことがわからないまま社会人になった人たちへ」は民主主義と政治の仕組みを解りやすく解き明かしたものだが、冒頭の<政治とは何か?><民主主義とは何か?>を読み込むと、現在の日本の民主主義と政治のありようが露骨に浮かび上がっ…

参考資料。フィンリー「民主主義ー古代現代」。論点抜粋。第4章ーソクラテスと彼以後。第五章ー古典古代における検閲。

第四章、<抑圧が行われる統治形態がどのようなものであれ、非寛容の背後には常に恐怖が存在する。> 「広い意味で言えば、アテナイの問題は現代の問題である。~ 狭義の政治の分野ではーただし戦争政策を含むがーそこには表現の自由が非常に広範囲に認めら…

フィンリー「民主主義」より、民主主義の現状まとめ。池上彰の民主主義=選挙で政治kに独裁的権力を与えること、を批判する。

第一章 指導者と追従者。 1、経済の変容=超国家的コングロマット支配。経済を動かしている発達したテクノロジーを操作する者に未曾有の力を与えている。その範疇にはマスメディアも。 「A)それは価値を創造し、強化する力を持っている。 B)<知的受動性…

参考資料。フィンリー「民主主義ー古代と現代」の重要点抜粋。13/5/3記事、の<民主制と寡頭制の選択>の結論部分の問題意識を引き継いで引用開始。フランス最新人権思想における個人の自律と国家。

第二章 アテナイのデマゴーグたち、P109 「(W。「直接民主制の下での陶片追放や違法提案に対する告発などの手段を用いての対立)という全面戦争が参加者たちに疑いもなく厳しいもので、時には不公正で誤っていたりしたことさえあったが、 だからといって…

フィンリー「民主主義ー古代と現代」より、抜粋。今と将来の日本。フィンリーが生き生きと描く、アテナイ民主政のリアルな実態は政治原理として参考になる。

アテナイ民会における討論と決定の<自発性>ー2章アテナイのデマゴーグー P90~「それは今日の議会制民主主義に少なくとも、欠けているものである。 発言者も聴衆もみんな、夜が訪れる前に問題が解決されていなければならないこと、かつ{自由に}目的的…

<第15回>フィンリー「民主主義ー古代と現代ー」講談社学術文庫と池上彰の「民主主義とは国民が<選挙によって>政治家に独裁的な権力を与えること」

第1章。指導者と追随者より。ー以下は章の総括であるー 1)P57。<民主主義のエリート理論>が論拠とするアテナイ民主政の衆愚政治に堕した、という<時と場所を踏まえない形而上学、得手勝手な想いこみ>への批判。 「アテナイは政治的リーダーシップと…

A、カミュが「シューシュポスの神話」において描く、神々の怒りに触れて、無益で希望のない永遠の地獄の苦役の罰を受けた人間神シューシュポはコロントス都市国家共同体の実像をホメーロスが伝承したもの。

アルベール、カミユの「シューシュポスの神話」は高校生のときから、愛読している。 今でも文庫本を開いて読み返すことがある。 前々回のブログで再度ミルを取り上げた時点で、その直後に愛読書のカミュ「シューシュポスの神話」を続けるつもりだったが、や…