反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

2015-03-08から1日間の記事一覧

第7回、レーニン「帝国主義論」~★  一〇 帝国主義の歴史的地位~

★ 一〇 帝国主義の歴史的地位 その経済的本質からすれば、帝国主義は独占資本主義である。 独占資本主義の主要な現れの、四つの主要な種類を指摘しなければならない。 第一に、独占は、生産の集積の非常に高度の発展段階で、生産の集積から生じた。これは資…

第6回レーニン「帝国主義論」~★  九 帝国主義の批判~

★ 九 帝国主義の批判 少数の者の手に集積されていて、もろもろの関係や結びつきの異常にひろく張りめぐらされている細かな網の目――中小資本家ばかりでなく、極小の資本家や経営主までも大量に金融資本に従属させている網の目――をつくりだしている、巨大な規…

第5回、レーニン「帝国主義論」~★  八 資本主義の寄生性と腐朽~

★ 八 資本主義の寄生性と腐朽 W? 帝国主義の最も奥深い経済的基礎は独占である。これは資本主義的独占であり、すなわち、資本主義から成長してきて、資本主義、商品生産、競争という一般的環境のうちにある、そしてこの一般的環境とのたえまない、活路のな…

第4回レーニン帝国主義論

「半植民地」国家についていえば、それらは、自然と社会のすべての分野に見うけられるあの過渡的形態の一例をしめしている。 金融資本は、あらゆる経済関係とあらゆる国際関係において、きわめて大きな、決定的ともいえるほどの力であるから、それは、完全な…

第3回、レーニン「帝国主義論」~★ 五 資本家団体のあいだでの世界の分割~

★ 五 資本家団体のあいだでの世界の分割 再分割の試みの、再分割のための闘争の、教訓に富んだ実例を、石油産業がしめしている。 ヤイデルスは一九〇五年につぎのように書いた。「世界の石油市場はいまでもなお二つの大きな金融グループのあいだで、すなわ…

第2回レーニン「帝国主義論」

そしてただにこのような計算がおこなわれるだけでなく、これらの資源が巨大な独占団体によって一手に掌握されてゆきつつある。市場の大きさの概算がおこなわれ、その市場をこれらの団体は協定によって相互のあいだで「分割」する。それは資本家たちを、彼ら…