反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

#政党、団体

白井聡「永続敗戦論」~「戦後デモクラシーをごっこ」に対置する極限状態における真面目、一所懸命、命がけは個々人の戦いの根拠、価値判断の基準になるのか~混乱を極める中東は、その類に満ち溢れている。

白井聡「永続敗戦論~戦後日本の核心~」を読みこんだ。 意見の隔たりはある。 戦後民主主義に対する評価の違い。コレが決定的な相違である。 戦後民主主義とは、日本国憲法状況と言い換えてもよい。このように云いかえるのは、ドイツ革命を敗北させた主要…

白井聡「永続敗戦論~戦後日本の核心~」のヨーロッパ哲学の系譜をひく論述方法とアメリカ手法の違い。フランス人権思想と無宗原則(ライシテ)国家の関係から、ムハマッド風刺漫画のフランス的精神を探る。

今、ちらっと「永続敗戦論~戦後日本の核心~」の一節に目を通してみた。なかなかのものである。独特の文脈の流れを駆使できる、ここがこの書を他の<時事的政論>ときっぱりと区別できるところである。 文体の中に、読者を<一種の直接的に実践的義務感や切…

白井聡、「『「物質」の蜂起をめざして――レーニン、「力」の思想』作品社、2010年をめぐって。

修正追加した。一番大切なことを記事にできなかった。 自粛という名の翼賛体制構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/230556 個々人は世界のすべてを認識できるはずはないのに、世界はその全てから成り立っている。 …

節分の豆巻きに代わって、バレンタインデーにチョコレートではないが、セブンイレブンのキャンペーンによって2000年以降、新登場の恵方(えほう)巻きを食する新習俗ついて。若者に神棚が浸透。

2月3日、節分の日。スーパーの食品売り場がやけに混雑していた。人だかりのする弁当やすし類を売っている陳列棚には、すべて<巻きずし>、横たわっていた。異様な光景であった。 巻きずしに目線を移すと、普通の巻きずしと、デパ地下なんかでいつも売っ…

第1回。書評「永続敗戦論~戦後日本の核心~」。社会思想の<王道を行く>予言的書であるが、戦後民主主義の評価には大きな疑問。

前回もまたまた、最後の詰めの部分がアップされなかった。余計な画像や記事のコピペがあったことも事実。 そういうことで、前回の記事の末尾に白井聡「永続敗戦論」のエピローグで、彼がたまたま、コペンハーゲンのムスリム系の青年の運転するタクシーに乗っ…

歴史の解釈はイロイロあるが、あったことをなかったことにできない。前回の記事の続編。

前回の記事の連合国軍最高司令官総司令部GHQの歴史は、詳しく調べた肝心なところがアップされていなかった。 1951年(昭和26年) 1月 マッカーサー、日本政府に再軍備の必要性を説く 9月8日 サンフランシスコ講和会議で日本国との平和条約を調印(ソ連は…

私設近現代史略年表の作成と、関心ある事案への解説。国際的地位と国内経済力の大きすぎるギャップに今も無自覚なワシントン軍縮会議のグーグル解説の実例。TPP交渉と日米安保体制を同じテーブルにのせる大嘘。

参考年表資料 1、井上寿一「政友会と民政党」中公新書 2、http://www.geocities.co.jp/since7903/index.html <追記>~末尾追加~ アラブ紙「死刑囚の釈放を決断」 日本人人質事件 TBS系(JNN) 1月28日(水)18時14分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/vi…

「政友会と民政党~戦前の二大政党制に何を学ぶか~」はじめに(著者の総論)への意見。参考資料。白井聡、「永続敗戦論~日本の戦後史の核心~」自筆内容紹介文。出演動画。

大正14年(1914年)の大隈重信内閣の成立<注1>から昭和初期にかけてのデモクラシー風潮の期間を通じて、昭和7年(1932年。5,15事件。)までを政党政治の台頭と、帝国憲法状況の中での「自立化」=<帝国>憲法体制に本質的にはらまれた機…

第3回。〔資料〕1。大蔵省「決算書」 国家財政に占める軍事費の比率。2、農村過剰人口の流失と都市労働力の形成。3、政治システムと財政パフォーマンス: 日本の歴史的経験。4戦争は儲かるという大きな誤解」

前回、軍事費(第1期~昭和20年) 〔資料〕大蔵省「決算書」 帝国書院 (単位 1000円)期又は年度軍事費総額国家財政に占める 軍事費の比率 の数値を全部コピーして、国家財政に占める軍事費の特徴的な増減を、「政友会と民政党~戦前の二大政党制に何を学ぶ…

続き。現生人類単一起源説と言語の系統について 弘前大学人文学部教授 山本秀樹。参考資料、 細胞の構造など多数掲載。

現生人類単一起源説と言語の系統について 弘前大学人文学部教授 山本秀樹 千葉大学文学部講演会(2013 年 11 月 21 日) 8.言語の遠い類縁関係の研究 言語学者の間でさらに遠い過去における系統関係を探究する試みが、これまで皆無であったわけではありま…

現生人類単一起源説と言語の系統について 弘前大学人文学部教授 山本秀樹。

現生人類単一起源説と言語の系統について 弘前大学人文学部教授 山本秀樹 千葉大学文学部講演会(2013 年 11 月 21 日) この講演を取り上げるWの<問題意識> 前回の記事の参考資料の注釈の中で次のような大きな疑問符を挙げておいた。 <言語学に関連す…

漢字検定試験などの日本語の現状は世界の流れに逆行。重箱の隅をつつく様な散文スタイルは日本発の政治論を韓国、中国と比較すれば、わかる。<言語学参考資料集>

言語学の方面を調べている。全体像の半分程度も見えていない感がある。手こずっている。「ことばは変わる~初めての言語学~」の黒田龍之介に寄れば、日本の言語学の研究者の多い分野は次の五つであるという。 1音声学 2、生成文法(チョムスキー言語学) …

伝説の名選手の勇姿。ワールドシリーズをYou Tubeより、ピックアップ。52年、ヤンキース、ドジャーズ。60年パイレーツ、ヤンキース。71年パイレーツ、オリオールズ。68年タイガース、カージナルス。

NO1。 1952 World Series, Game 6: Yankees @ Dodgers https://www.youtube.com/watch?v=iN2VxjMMwf4 New York Yankees 3 at Brooklyn Dodgers 2, F -- A classic "Subway Series," ヤンキュース→ビリー、マーチン(2塁手)(W。注) ブルックリン、ド…

1、「初めての比較言語学」黒田龍太郎。2、チョムスキー言語学は説得力があり斬新。3、「日本語千夜一夜」小林昭美(あきよし)~日本語の座標軸~。

2014/12/15(月) 午後 2:17以降の2回の記事を抹消した。其々確たる理由はある。 その1は言語学らしきものに全く不案内だった。 その2は、モット、スマートにやれないものか。到達する結果が同じならば。しかし、根っからの不条理人間。 昨日は、朝からPCの…

引き続き、大前研一著「さらば アメリカ So long America」~W、感想変わった国だなぁ~。がしかし、日、英、仏、独、一体「普通の国」ってどこに?付録ボリビアのチェ、ゲバラ。

<さらば アメリカ~So Long America~>大前研一著 抜書き 第3章 拡大する「反米 謙米」包囲網 <NOといったフランスへの陰湿なパッシング> 要するにべう国は国内政治が外国を罰しているわけだが、そのヨーロッパの友好国に対しても容赦はない。 東西…

内田樹「街場のアメリカ論」の大テーマ<自立>と<依存>は大間違いの問題設定を掲げ心ある人々を無抵抗脱力に導く書。

大前研一「さらば アメリカ」2009年小学館刊行を書き写したいが、各章のトピックスを順番に列記することは一端、中止する。 この本の結論めいた第7章 属国か独立ー日本の選択 を先に取り上げる。 それと内田樹「街場のアメリカ論」の問題意識の重なる部…

第2回、選挙参考資料。安部解散は18ヶ月増税延期によって消費税論議に限定する土俵設定。スーパーの商品はアベノミクスのインフレGOサインで、内税表示から外税表示のドサクサに紛れて8%値上がりした。

選挙を考える参考資料を掲載する前に、前回の参考資料の気になるところを、自分なりに噛み砕きたい。 次に挙げる資料は直近のアベノミクスへの的を射た判断である。 上野泰也氏(みずほ証券チーフマーケットエコノミスト)にきく 「上がらない長期金利が意味…

第2回。ハート、 ネグリ「叛逆~マルチチュードの民主主義宣言~4つの主体形象、その3、メディアに縛り付けられた者。その4、セキュリティーに縛り付けられた者。

病弊した4つの主体とその反転(W,メインテーマ) 2011年に勃発したrぷ総サイクルが孕む欲望とその成果~(について)~それらの運動が立ち上がった一般的な社会的政治的諸条件を吟味することから始める。 >ここでの議論のポイントは、現在の社会的…

マイケル、ハート、 アントニオネグリ「叛逆~マルチチュードの民主主義宣言~NHKブックス2013年3月25日刊、を引用し検討する。

叛逆~マルチチュードの民主主義宣言。 解説より、引用。 「Declaration(宣言) Argo Navis(イタリア語?ラテン語の宣言?) Author Services(自主出版) 2012 本書は~~の全訳である。原書は、アマゾン、キャンドル用の電子書籍として2012年5月に…

永田町の政治がきな臭くなった頃、「叛逆」~マルチチュードの民主主義宣言~マイケルハート、アントニオネグリ著(NHK出版2013年3月25日刊行)を批評する。

よく通う歯医者さん。日常のクセで、ブッスとして、診療台に座り、コミニュケーションは取れていないのだが、歯医者さんまでたどり着く道すがら、ぼけっとして動物次元で、学習能力皆無の大失敗から、同じ箇所での二度目の自損「事故」にあって、痛いけれど…

カモたちの飛来する季節がやってきた。(スズガモとキンクロハジロ)。雑草を植栽にすると。金融緩和80兆円とレイモンドカヴァー。

離れた公園は100羽くらいのカラスのねぐらになっているのだが、カルガモの子育ての隙を伺っているようである。おっちゃんが「おかしいなぁ~、コガモの数が減っている」などといっている。カラスの中には、栄養状態がすこぶるいいのか、巨大なものを時折…

<戦後・50年間の文学の展望>・小田切秀雄を整理して引用~戦後文学史のパノラマ。実例→小田実全集、評論9 「鎖国」の文学より引用。

W。以下の小田実の論点は自己の文学観(文学ではなく、文芸と呼びたい)を披瀝したものであるが、エンタメに徹した文芸は論外として、そもそも小説類は、コレでなくちゃ、こうであらねば、などという縛り的なものは不必要だと考える。要は、小説家が小説を…

引用 小田実評論30 隋論、日本人の精神。「葉隠」→著者、山本常朝(1959年~1719年)と戦陣訓。

小田実評論30 隋論、日本人の精神 2014/10/29(水) 午前 10:22 [ wacwac ] 返信コメント ウィキ引用。 「戦陣訓。特に1941年1月8日に陸軍大臣東條英機が示達した訓令(陸訓一号)。行動規範を示した文書で、このなかの「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(は…

第三回。EUまとめ。詩 出征。刑死直前の国定忠治の啖呵。近世大阪に遡って、橋下政治批判、都構想批判。未だに旧石器時代の寒冷で過酷な環境に基本設計~。【IWJブログ】「第3次アーミテージレポート全文。

EU関連記事をまとめる グレートブリテン及び北アイルランド連合王国英: United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)のグレートブリテンのウェールズと並ぶ構成員スコットランドの「独立」投票 資料1。最近の記事2014/9/16(火) 午後 9:18の中…

第二回。~ウクライナ情勢とEUの関係、一視点~。過去の記事に遡り、気になる箇所をコピーして、参考資料を作成。

文学(文芸)作品を取り上げるまでに、人々の思考と生活の細目にまで分け入って考えていこう、としている現状から、過去の記事を振り返って、「総括」する意味で、記事の中で自分で作った骨組みを改めて、確認したい、捜し求めたいと何となく考えていた。 情…

野坂昭如著「火垂(ほた)るの墓」~ポイント抜書き続編~<追記>は野坂「アドリブ自叙伝」とA判B判の規格と日本語小説単行本の利点について。

(W、疎開先の小母さん)「よろし、ご飯別々にしましょ。それやったら文句ないでしょ。それで清太さん、あんたとこ東京に親戚いているんでしょ、おかあさんの実家で~」 野坂昭如著「火垂(ほた)るの墓」続編 朝夕七輪借りて飯を炊き、お菜はタコ草の茎の…

野坂昭如著「火垂(ほた)るの墓」~文体の解説とポイント抜書き~直近、9月2日にYue Tubeに野坂昭如 『火垂るの墓』 (朗読:橋爪功)【1/8】 アップ。

トルストイ 『アンナ・カレーニナ』 「幸福な家庭はすべてよく似たものであるが、不幸な家庭は皆それぞれに不幸である」。 「英訳(1901年)“Happy families are all alike; every unhappy family is unhappy in its own way.” 「中国語の訳、幸福的家庭都…

私小説作家、川崎長太郎「徴用行」引用。フト、那智勝浦のブルースギタリスト濱口祐自さんのトークとギターを想い浮かべた

【MBS1179】おとなの駄菓子屋 2014.8.3 ゲスト:濱口祐自(ギタリスト) ※生演奏あり!店主、角淳一 https://www.youtube.com/watch?v=N-i_98EYsIU 途中から、店主、角淳一との一種の掛け合い漫才の雰囲気風に。快調、濱口祐自節にトークのプロ、角淳一、あ…

2014年08月31日、読売新聞社説「STAP検証 実験を続ける意味があるのか」を材料にSTAP細胞問題の背景に勝手な想いをめぐらせると~。

STAP検証 実験を続ける意味があるのか 2014年08月31日 01時17分 この記事の基本的な視座に問題がある。 A)STAP細胞大発見→理研-小保方騒動は実証性を不可欠な条件とする科学の研究現場で発生した決定的な不正研究事案である。 >世界三大研究不正…

1950年代の邦画の中の戦後日本の原風景をみる。勝新太郎、田村高広主演「兵隊やくざ」が描くもの。

なぜ、映画を見たり小説を読むのか? 難しい方向に考えていくと切りがないから、一つだけ簡単なコトを~。 レンタルビデオのシステムがまだ展開されていなかったころ、「ぴあ」などに現在上映中の映画案内の一覧が載っていて、その中から、面白そうな映画の…