反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

原子力発電事故

ヒトとヒトの戦いの究極=戦争は降伏、停戦で終わりにできるが、原発事故は人と原子力の暴走との戦い。ヒトの側に停戦や降伏の選択肢はない。打ち勝たねば収束はない。

柄にもなく高尚なことを考えようとしてきたが、やはり、無知ゆえ後が続かない。 今日はおまけに寝不足で頭が余計にボッーとしている。 調理をやらず、料理を出す様なものになる。 福島原発事故ってなんだろうかと考える時がある。 火事にたとえてみると、ま…

工事、難易度Aの水棺(冷却循環)ができなくて、超A難易度の汚染水冷却循環がどうしてできるのか?教えてほしい。

今日も引き続き、昨日の記事の一番の焦点について、書かなければならない。 もう書きたくなかったが、 要約するとこういうことだ。 前の収束工程の最大の眼目。「水棺」は水浸しだけで、冷温停止に持っていくことではない。 ダダ漏れ承知で新鮮水の注入しな…

暫定結論。危機はチァイナシンドローム型。再臨界はない。新収束法(汚染水循環冷却)は実現可能性低い。

いつまでも事故現場情報に集中しているわけにいかない。 そのためには今までの情報をもとに暫定的に結論を出す必要がある。 この事故の受け止め方は、個々人によって違う。従って究極的には個々人が判断することだ。 再臨界になる要素が乏しい。燃料棒が溶け…

原発事故現場。「底に穴のあいた沸騰するヤカンに水を注ぎこんでいる」状態との表現では不十分。ヤカンの中には2000度以上の高温の溶けた燃料棒の火が燃え盛り、消し止められない。

相変わらずの、原発関連記事になる。仕方ない。何よりも知りたいという、欲望がある。 自分のために書いている様な所がある。 日記は他人に見せるモノではないが、これは半日記の様なモノである。 調べていて、そんなにたくさん勉強になる所はないが、少しだ…

5、14(土)保安院記者会見、記者質問から事故現場の全体像と対策への私見。

岩上さんのサイトで保安院の西山保安官会見質疑応答をメモを取りながら、じっくり確認した。 同日の技術的な面での情報収集という意味では東電会見の方を優先すべきだったと想う。勿論両方から情報をとった方がいいが、時間がない。 今日の朝はストレッチ軽…

突然の1号機メルトダウン発表。これまで作業進捗状況のリアルな全貌を公開しないで、突然の異常事態発表では人心が動揺する。

>>>5月12日、深夜の読売新聞配信ニュースによれば当局は1号機において「典型的なメルトダウン症状」が発生ていることを公表した。まさに絵にかいたようなメルトダウンが発生している。 情報源はヤフーニュースとビッグローブニュースだけという限界を…

キチンと原発事故調査委員会を立ち上げ議論し、責任の所在を明らかにしてから、賠償機構問題に着手するのが筋。完全な国民負担による東電救済だ。

まず、日本の様な最悪立地条件の所に全国54基も原発を林立させてきた、という責任問題がある。 中性子を減速する触媒に水を使う軽水炉原発は山の中に作れるわけがない。 日本は山ばっかりで平地はごく限られ、そこに人が密集して暮らしている。現状の原発…

福島原発1~4号機事故の作業現場のこう着状態は日本の現状、未来の究極の象徴。結局、多数派国民洗脳と強制力に頼るしかない支配層。

福島原発事故作業現場の状況を一口でいえば、Aという事態の対処にはBという難問が避けられない。付随してCという難問も発生する。全部が出口のない円環構造になっている。唯一の出口は多大な犠牲を伴う。 今現在、マスコミが一時ほど仰々しく報じないから、…

5、4「たねまきジャーナル」。京大小出、元安全委員長代理、住田の発言の肝を技術問題への理解足りない水野晶子アナで話上滑り。突っ込めたら、いい話が引き出せたのに残念。

前日のブログ記事は本当の所、時間をかけて調べていた、東電の原発事故初動対応の問題を掘り下げて書くつもりだった。 大きな視点として、今現在の事故現場の東電、政府その他の作業体制への漠とした疑問があり、特に現場を任されている東電への不信感がある…

学童放射線量基準値引き上げは学童疎開の問題。縁故疎開、集団疎開、根こそぎ疎開の各段階や家庭崩壊、教育問題など様々な角度から考えてみる必要あり。

東大の政府参与が自分の意見が聞き入れないと、涙の辞任をしたそうである。みのもんたのバラエティー番組を早朝から、じっくりと見る様な元、外務省官僚の方がブログで報じている。 私は、その記事においてしか事情を知らないので、そういう報道がマスコミに…

原発事故現場の東電最高責任者、執行役員「ヨシダ」を英雄に仕立て上げる週刊現代。温いことやるなよ!

いつもの散歩コースになっている公園にいた3羽のツグミが忽然と姿を消した。 最後に見たのは4月23日。 雨の中、いつもの場所でいつものように、トボケタ姿であたりを見回していた。 でも、今から思うと、何処か悄然とした所があった。 彼らはシベリアへ…

原発事故現場全貌。圧力容器、冷却装置、電気系統、緊急時対応の末端、元技術者として、解っている事、解らない事。

実は圧力容器、冷却装置、電気系統については資格を持っているし、現場作業に従事していた経験がある。 緊急時の対応も責任を持ってやった経験がある。 連日の執拗な原発関連記事。 そのためもあって、福島原発事故現場の生の作業状況には引き込まれるような…

東電、政府は原発事故の核心点=最大の爆発と破壊があったプルトニウム、ウラン混合燃料使用3号機の情報を隠している。

これまで書いてきた福島原発事故に関する記事には情報収集力のなさから、多数の誤りがあった。 能力の問題と時間不足があった。 大災害が発生してから、早朝起床して、ストレッチと軽い筋トレを毎日やってきた。 小さな港を見下ろす橋の階段を一回、1000…

福島原発事故。素朴疑問。海岸線立地。原発の熱交換率、追従負荷運転。日本での本当のコストパフォーマンス。ETC。

ネットで調べても、福島原発事故の現状で解ることと解らないことがある。 その方面の基礎知識がないので解説されている内容の字面を追っているだけの部分が多い。 物凄く込み入った解説は理解不能だった。 でも、そこが理解できていないと、現状を自己判断で…

冷却作業年単位で、圧力容器破損か、との29日原子力安全委員会記者会見が今現在の最も妥当な見解と判断する。

原子力安全員会の29日の記者会見はこう云っている。 2、3号機の圧力容器について「圧力が上がらないということは何処からか漏れ出ていると見るのが自然だ」 ところが同じ圧力容器内の状態に関して東電の29日記者会見はこうなっている。 「各パラメータ…

原発建設現場を指揮してきた故平井憲夫さんは緊急炉心冷却装置は原発の安全を守る最後の砦。これが効かなかったら終わりです、と断言している。

続けてこう書いている。 緊急炉心冷却装置が自動的に作動せず、手動で動かした美浜原発の事故というのは、一億数千万人を乗せたバスが高速道路を100キロのスピードで走っているのに、ブレーキも利かない、サイドブレーキも利かない、崖にぶつけてやっと止…