反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

wacwac、key論集

2012年衆院総選挙の感想。日本人の国家意識、民族意識は暴走すると歯止めなく、赤札付き取扱要注意。暴走させた責任はマスコミ政治家、総体にある。

<2012年衆院総選挙結果> 大震災、原発事故、領土問題焦点化などの政治過程の醒めた観察から国民政治意識の暴走。 早い段階から、「イロイロ余計な心配をしなくても、国民政治意識の暴走の実態は来る衆院選の結果に置いて明らかになる」と何度も指摘し…

英、米、独、仏、日の経済(生活)関連指標の比較。及び<カンタンな~答え>さん記事より、「低成長、高インフレに向かう欧米経済」元英中銀政策委員記事の翻訳。

実質経済成長率、失業率、消費者物価指数、経常収支、基礎的財政収支(対GDP比)の推移(1980年~2012年)によって、明らかにする。 <世界統計作成ツール>を用いた英、米、仏、独、日の各指標を比較。 日本経済の現状を東アジアの近隣国の、つい最…

11月29日付け「反俗日記」の結論部分よりより引用。「日本人は肝心な時、寄らば大樹の陰と云う<習性が濃厚にでる>」

嗤える師走衆院選挙の途中経過が、お得意の世論調査と云う作法を持って、各マスコミ媒体から、刷り込み中だ。 総選挙公示後、まだ二日しか経過していない現時点における、世論調査を発表する政治手法はアメリカが最も進化させている。 >この手法は<アメリ…

民族主義とは個人は属する民族の血液と歴史に規定され、民族を偏愛する自然的衝動を有する、と云う<一つの事実>の承認を求めるモノだが、コレら事実の承認は我等の<生活にいかなる規範>を与えるか。阿部次郎。

1920年は大正9年。大正デモクラシーまっ盛りの頃で、大正デモクラシーの代表的論客、阿部次郎は「自らを理想的な国家主義者と位置付け」、国家を「我等にとって、その中に生まれ落ちたる運命の一種」として、民族主義を「日本人<個々人は属する民族の…

色川大吉「若者が主役だった頃」岩波書店刊。ー1925年生まれの戦中派、民衆史観の歴史学者の自分史ー

PC画面ディスプレーがどうも寿命を迎えた様だ。仮面がチラチラする。蛍光灯が寿命を迎えたようなもの。 >今回、色川大吉「若者が主役だった頃」を取り上げる。 色川さんは、1925年生まれ、東大国史科卒、関東の田舎の中学教師、1949年共産党入党、…

未だに旧石器時代の寒冷で過酷な環境に基本設計が定まった身体構造を引きずった人類はその後の気候温暖化、急激な社会変動、価値観多様化などの周辺環境変化に対応するには基本設計が余りに古過ぎる。

ある郷土史を読んでいると、タイトルにある様な斬新な視点に出会った。 この研究者はそういう記述をした後、さらに興味深い先史時代へのユニークな史観を提示している。 一般的に稲作と稲作文化は、狩猟、漁労、採集を生活手段とした縄文人の住まう日本列島…

日銀白川総裁。日本の人口動態の変化が成長率に影響、と発言。が、単なる出生率の低下ではなく近代以降の皆婚社会の終焉。近世以降の日本庶民の原型の表面化ではないのか?

前回の記事を改めて読み直す機会があった。粗製乱造の典型の乱文である。 やっぱり、運動強化と記事の製造は両立し難いと改めて想う。 今日もキツイ。 が、書かねばならない。 一応、現実の政治過程から、パラレルな距離間を持って、理屈の体系をまとめる作…

日銀、白川総裁の「グローバルインバランスと経常収支不均衡」仏、中銀誌、寄稿文邦訳の検討。圧巻は日本のバブル政策はブレントンウッズ体制(米英)による敗戦後、復活の日、西独への圧迫。日本の全面受け入れ。

金融政策のテクニック面に属する事柄に関して<ど>、が三つぐらい重なる素人の自分がどうこう言う事はできない。 今から、金融政策の残された最後の手段である、通貨供給率をどの程度にしたらいいかなんてのは、その方面のテクノクラートの得ている情報や提…

花言葉<威厳、荘厳>のシャクナゲの華麗な大輪は不気味に周囲の空間を威圧する。北野武「hanabi」から欧州金融危機600億ドル大盤振る舞いの日本政府を論じる。

散歩途中で薄暗くなりかけたが、4月22日(日)シャクナゲを詳しく記事にした以上、何か気になって、あの鮮やかな大輪の赤い花が咲く小さな事務所の庭に行ってみた。 花言葉は<威厳、荘厳>。 確かにそうだ!低木の幹の先端に咲く大輪は赤いバラ状だが、…

春の明るい日差し、桜の蕾は開花寸前。が、「日本という不幸なシステム」は闇に向かって作動中。

手前味噌になるが、3月27日(火)の記事は、戦前の1920~30年代日本の世界に類を見ない歪な軍事的システムとその結末(侵略と帝国主義戦争敗北の歴史的必然性)と、今に至る戦後日本の公共セクターを蔑にした会社社会日本に特化した歪な発展過程を…

「公務員制度の研究」ー日米英幹部職の代表性と政策役割ー読了。政治主導を保障する改革は米>英>日だが、米官僚制は優秀な人材の民間指向、政治的中立性破壊など問題点多い。

今、「公務員制度の研究」を何とか読み終えた。 中身そのものは、難しく理解し難いものとは思わないが、何しろ学者センセイの論文形式なので、緻密な事実を積み重ねていく形式をとっているので、読んでいて、イライラしてくる。いつまで読んでも、結論という…

支配層の画策する全国民的リストラ=道州制は政権交代の民主党政府への国民的不平不満を官僚、公務員批判へと集約し、水面下で実行の途にある。その主導軸は東電など電力会社から橋下的政治詐欺に変化。

昨夜、ラジオで拝聴した、フォーク歌手、新党大地名誉顧問の松山千春センセイの「千春ラジオ」をとっかかりに、フォークソングについて書こうかと、予定し、イロイロ調べていたが、急きょ変更。 固くいくことにした。 昨日、ようやく、<広島大学公開講座「…

民主党、内山晃議員らの離党届提出、新党結成。日本政治経済の歴史的曲がり角を背景に、政治路線の混迷から、政治の流動化は避けられないが、最大の関心事は、総選挙後の着地点。

民主党内山議員らの民主党議員10人が離党届提出、先に離党した松木議員との連携で年明け早々の新党結成を視野に入れている、とYAHOOニュースで知った。 小沢さんの政治力に信頼を置き、希望を託す人たちからすると、民主党内に留まって、発言力と数の力を…

大震災、原発事故、増税問題からTPPへ。日本史の歩みは圧縮され、歩を速め、日本人にとってここが正念場。再度「帝国以後と日本の選択」に学ぶ。

「帝国以後と日本の選択」2006年刊行エマニュエル、トッドと日本の有識者はTPP事態に引き付けて読むと実に面白い。 フランス人で、ヨーロッパEUと云う大きな岩盤に立って、日本、アメリカ、中国、を論じているトッドと、 冷戦体制の残存が残っている東ア…

11月中旬なのに新卒者の就職内定率60%未満。それでもTPPによる超市場原理主義でアメリカの様な完全失業率9%、上位数%が富を占有する国に日本をするという。無定見、経済発展の行き着いた先はここだった。

11月中旬、現在の新卒者の就職内定率60%未満。将来TPPを解禁すると、こういう状態が毎年繰り返され、資本の拡大に対して、賃金部分は相対的に少なくなっていくのは目に見えている。 現状の就職市場は完全な買い手市場になっている。 一方に、就職希望者…

今の日本国民の最大の欠陥点は年収200万円しかないモノに年収2000万円の思考が刷り込まれている事である。マスコミ報道に毎日ぼんやり接していると、そういうことになる。

今、「ドル終焉」なる本を読み終えた。その前は「国際過剰資本と世界金融危機」 どちらのもスイスイ読める。なるほどなと思うが、イマイチ、ピンとこない。 これらの本の主旨はアメリカを巡るモノとカネの世界的循環とアメリカの基軸通貨国特権を利用した世…

日本の国民的ナショナリズムの今度の在り方によって、日本国民の多数の命運は決する。これが結論。

前日の記事の要点である、 <<日本の旧ナショナリズムも最も目覚ましい役割は一切の社会対立を隠ぺいもしくは抑圧し、大衆の自主組織の成長を押しとどめ、その不満を一定の国内外のスケープゴートに対する憎悪に転換することにあった>> の丸山真男195…

関東大震災と東日本大震災、原発事故。丸山真男対談集(1946年)を参考に比較してみた。

関東大震災発生時に(後のファッショのひな型)と東日本大震災、福島原発事故 高見順発言。 「震災さえなければ、日本は違った道をたどっていたわけだと想いますね。あの震災で軍部が民衆を力で抑えられると自信を持つと同時に、労働者階級の台頭にしはいか…

表層雪崩の如き政権交代時の変革拒否の岩盤層自公票38%は民主政権下で反動的拡張し、どこへ?好きなところに行くがよい!

問題意識としては 1)政権交代時の38%の自公票の保守岩盤の意味とは? 基本的に民主主義先進国?では戦後ほぼ、一貫して一つの保守政党が政権を担当することなどあり得ない。 しかもこの保守政党は単なる保守ではない。国家基本法=憲法を改変することを…

保守論客の福田アリツネ、近代化主義者の丸山真男支持者、在日コリアンのカンサンジュン、等の明治近代化論を資本の原始的蓄積論を適応し、批判する。

昨日の記事の内容。 織田信長の桶狭間出陣前の舞唄「平敦盛」、当時の庶民の小唄「閑吟集」まで挙げて、戦国時代の武士と庶民の、この世、夢幻=永遠の時空、天上界への転生という、捨て身の虚無的行動主義の心魂を、今を生きるモノの立場から、とらえかえそ…

背伸びし、国民に無理をさせてきた日本支配層は大儲けの内外環境が厳しくなって国民をイデオロギー幻想で絡め取ろうと画策。

想えば、国民にとって、民主党が政権政党になってから、イロイロな事がありすぎた。短い期間に政治経済軍事の課題、問題が凝縮したように集約され、終いには大災害まで立ち至っている。 以上を一括して一連のリアルな厳しい政治過程の進行とみると、そのただ…

櫻井よしこ「何があっても大丈夫」新潮社。アジアで従属覇権の道歩む日本帝国主義の欲望に応えただけの従軍慰安婦。

櫻井よしこを検索すると保守主義者と規定しているようだが、甘い、間違っている。 正確には国家主義者であり、戦前の日本帝国主義の歴史的歩みに何の批判もなく肯定し、敗戦後の日本資本主義の歩みが日本人民全体に少なくとも平和と物的安定をもたらしたこと…

大震災、原発事故を契機に一気に加速された国民吸血、対米隷属、排外主義のベルトコンベアー。その1。

政権交代の裏側で重大な政治メニューのベルトコンベヤーが加速度を増して動いていた。 「革命」の進行は「反革命」の密集、突撃を引き出す。 これが、古今東西の歴史的事実によって証明されている普遍的な政治力学。 もっとも、あの政権交代は古今東西の歴史…

大震災、原発事故を契機にした政治と国民の液状化の上に正常な建物(日本)は屹立せず。

「分離して然る後に結合せよ」という原則がある。 主に政治分野に適応される。 緊急事態に何でもかんでもひと塊になったら、一見、強いパワーを発揮するように思えるが、実際のところ、フレキシブルさを欠いた、かたい塊は長い目で見たら危機的状況への対応…

電力不足の想定される東電への非常時、電力融通100万KWだけ。周波数混在の国は日本以外にアプガン、パキスタン、インド、スリナム、アフリカ諸国だけ。この国は電力インフラもいい加減にやり過ごしてきた。

周波数は手っ取り早く言えば、交流電流の1秒間に+-交互の振動回数である。直流電流は+からーに流れるが、交流は+-交互に振動して流れる。 タイトル通り、世界中で周波数の混在している国は先ごろ、ビィンラーディンが殺害されたパキスタン、内戦中のア…

原発大災害。情報ゴマカシ、隠し、小出しの当局の責任がまず第一だが、情報の受け手の側の国民も初歩的知識不足との謙虚さが必要。

当方、日常生活で新聞テレビから、情報を得る習慣がない。ネットから情報を得るということになるが、ネットはこちらから操作しなければ、情報を得られないため、どうしても自分好みの偏った情報を蓄積しがちになる。 この点を気をつけているが、どうしても独…

天災と人災が一挙に目の前の非常事態だからこそ、自分の意見を云いきる。これが大切。今まで欠けていたんじゃなかったか?

平時にわぁ~わぁ~わぁ~あらん限りの言葉を尽くして罵っている癖に、一旦、戦時が到来するや、その勢いも何処へやら、ひと塊りの一員を指向する。 これじゃ国家的戦争事態になったら反対はできない。戦争反対の中身の問題だ。平時のおしゃべりの範囲なら戦…

国民自己催眠の技術、経済神話は崩壊途上。官民総ぐるみの成長市場へのインフラ売り込み路線は厳しい局面にある。国民の生活が第一に戻れ!

今回の大災害によって、今後、複合的な大問題が被災地の方々だけでなく全国民を覆い尽くすだろう。 この6月ごろまでの政局いかんによって、日本の進路が大きく左右されるだろう、予測していたが、まさか、こういう事態が決定的転換点の局面に加味されるとは…

日本国民の敗北。当ブログの基本モチーフだが、今回の激甚災害は残念ながら、その大きな一階梯と歴史的に位置づけられるであろう。

関西に住んでいるが、巷では今回の激甚災害の話題をよく耳にする。 いい気なモノだと思う。 そういう気質や諸々の条件を含めて、日本国民敗北説に到達している。 いつも主張しているように国家や企業は敗北しない、敗北するのはリアルに生きるしか術のない多…

検察審査会起訴の福知山脱線事故裁判。論証に無理のある業務上過失致死罪に問われている元JR西日本社長は情緒裁判を受けている。

時間不足のため、調査、論証に不備がある、と断っておきます。 福知山線脱線事故で当時のJR西日本社長を業務上過失致死罪に問えるのかどうか? 検察は起訴できないと判断したが、兵庫の検察審査会は起訴相当とした。 私の記憶間違いでなければ、同審査会はず…