反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

バンクーバー冬季五輪。よくやるよな~。映像で一秒たりとも見たことがない。

 昔、体育の単位が足りないものが信州のとある高原駅に現地集合させられて、大勢が小汚い旅館に引率され、さっそくゲレンデに出てスキーの講習を受けることになった。
  
 ほとんどの学生はいい加減な奴ばかりで貸しスキーでこんなもの早く終わらんかなという感じだった。しかし中にはキチンとした新品の高価そうスキーを持参するのがいて華僑の息子らしかった。カネが余っていたのだろう。

 夜が大変だった。飯はまずかったのか一切記憶にないが、確か100人ぐらいが旅館の宴会場に雑魚寝だという。
 大部屋ではいくらもたたないうちに数ヵ所でマージャン大会が始まって、宴会場の舞台の上までマージャン卓が上がっていく始末でポンチーの大騒ぎ。別のところでは何を勘違いしているのかギターを持ってきているのもいた。
 さすが酒盛りの絶対厳禁はいい渡されていたが、大騒ぎは夜中まで続いて寝れやしない。騒ぎはやがて収まったが、みんな、100人一度に寝た経験はなく、寝ているような振りをしているだけだったと思う。全員、寝不足で夜が明けた。 
 
 まったくガキの頃の修学旅行以下だし、震災いで避難所生活を強いられているのなら納得済みだが何でこんな目に会わなきゃならんのだ。といっても体育の授業なんて一回参加しただけでさぼりどうしだったから、懲罰が下ったのだろう。
 そもそも大学生になってまで体育の授業があるとは知らなかった。

 翌日はいよいよ実践綬業が始まったが、これがまた最低だった。ほとんどの連中が一回も滑ったことがなかったし、本心は何でこんなことをやらなきゃなんないんだよ、ってな感じだがゴソゴソ練習段階すぎてうち最後は麓の方まで滑って行って、終わりと言う。

 適当にやり過ごしていたから直滑降の様なものしかできない。ええい!ままよとばかり何とか滑っていったたはよかったが、そのうち加速がついて、右サイドにぶれて、前を見たら深い谷底への傾斜だった。ギョとして慌てて後ろに倒れ込んでことなきを得た。
あのまま谷底に直滑降して行ったら、翌日の新聞の三面記事に「OO大生、体育の授業中、誤って谷底に転落」と載っていただろう。
 旅館だけでなくゲレンデさえもいい加減で未整備常態、リフトも見かけなかったように思う。

 ところが、そんなところで呆然としていたら下の集合地点に間に合わない。とにかく出欠をとってもらってなんぼ。団体行動からはぐれるわけにはいかない。必死の思いでどこをどう辿り着いたのかわからないがみんなのところまで行った。

 それでもいない人間がいるなんて騒いでいたっけ。私の様な気の小さい人間ではなく、もっと適当にやる奴が何人もいて下の集合地点に慌てて行かなかっただけで、みんなが騒ぎ終えた頃、全く悪びれた様子はなく平然と現れた。全く我関せずの態度に大したものだなあ~と感心していた。 
 今頃、出世しているのではないか。

当時の感想。スキー場は意外に暖かかった。夜は眠れなかった。いいことは何もなかった。男ばかりだった。

 いい思い出がウインタースポーツにはない。冬季五輪には昔から全く関心がない。いやそもそも日の丸がどうのこうのという感覚が理解できないから、そういう鬱陶しさを撥ね退けて観戦できるのは夏のオリンピックの陸上競技ぐらい。

 マラソンは苦手。時間が長すぎるし、人が苦しそうに長時間走って順位をつけるのは見てて楽しくない。
 女子選手なんかが走っているのを見てもなんだか不自然な気がして女にあんなことをやらせてはいけないと感覚的に思ってしまう。まるっきり体脂肪を抜いているから見ていて痛々しい体つきになっている。

 昔、オリンピックにセックス、チェックというのが女性選手にはあった。毎回これによって失格者が出ていたが差別の視点から止めたようだが、それはそれで正しい、と思うが
女性選手には42、195KMを走らせるのは生理的に無理がある。
 
 変な例えだが競馬でも秋の天皇賞3200Mは牝馬にも開放されているが出場する牝馬はいない。牝馬ではその距離で牡馬と戦うことができないこともあるが、馬体を仕上げていく過程で将来の母馬となる機能を破壊してしまうからだろう。
 
 野球の国際大会もしらける。すぐ日の丸に結び付ける。
そもそも、ボールや球場の大きさがまちまちのスポーツに国際大会は似合わない。ひいきのチームを素直に応援する段階にとどめておいた方がいい。
 普段野球に興味がない者や一つ一つのプレーの内容も大して知らない人が日本チームを訳も分かたず応援しているを見ると滑稽に思う。

 今回の冬季五輪。出場選手の服装が話題になっているらしいが、どの時点の服装が問題になっているのさえ知らない。
 
 そんなことどうでもいいじゃないかと思う。マスコミがまた例によって先頭になって騒ぎだしたのだろうがある種、病的なところがある。

 マスコミは上は腐っているが、真ん中と下は病気だな。
幹部になれば政治的に利権癒着の利害を体現せざる得ない。真ん中と下は優等生の理屈丸出し。縁故採用がゴッソリいるらしい。縁故採用がどれほどの割合になるのか。
 ミノモンタのところの息子二人もキー局勤めだという。

 巷では不況、就職難で苦労している方が大勢いる。60社の面接を受けていまだに就職先が決まらない方がいるらしい。能力があっても希望先に入社できなかった方もいるだろう。

 政治家の世襲はクローズアップされているが民間企業の縁故入社が問題になったことはない。

しかし、格差社会の一番の問題点は頂点で人的癒着が完成し、多くの人にとって機会がまるっきり均等でなくなることだ。ある種のカースト社会の様なものが完成していくことである。