反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

読売新聞、日テレとアメリカCIAの関係。

 以前、何かを読んでいたらスポーツライタープロ野球のパ、リーグが開幕という時に何で東京ドームでヤンキースVSデビルレイズの開幕試合をやるのだ、非常識も甚だしいと噛みついていた。
例年、パはセントラルよりも早く開幕する。その開幕に日本テレビは全国中継でヤンキース戦を放映しているのだから日本プロ野球の発展のためを思うならこの非常識を非難するのは当然のことである。

 ところがこのライターの話はそこから先が途切れてしまう。
なぜ?よりによってアメリカ野球の宣伝と日本プロ野球の人気後退を画策してしまうのかという、当然の疑問には応えていない。
 
 正確には答えようがない。
承知のように読売新聞の戦前戦後に渡るトップ、正力松太郎は敗戦後戦犯として追放になっていたがGHQの冷戦構造への対応のため追放解除となって再び読売のトップに返り咲いた。
その後正力はプロ野球の再興に突き進んでいく。
 
 ところがアメリカ側の情報公開によってこの正力がアメリカCIAの情報機関員であり、暗号名がPODAMということまであきらかになっている。
ちょうどこの時代、産経新聞が創刊されているはずだが、その代表者の水野成夫は有名な戦前の共産党員であり、転向者であった。この新聞は創刊当初から偏向報道を義務ずけられた新聞である。

 さて正力を引き継いだのが務台でそのあとが現在の渡辺恒雄だが、この二人もCIAに繋がる人間と見て間違いないであろう。

 渡辺恒雄共産党からの転向者であり、本人もそのことを何ら隠すことがない。
しかしこの男は出世した転向者の例外にもれず、転向後、わが身の恭順を示すために、日テレの氏家と反共団体を結成し政治活動をしている。それで身の潔白を証明し読売にもぐり込んだ。

 渡辺、氏家が読売と日テレの最高幹部への昇進にはCIA人脈が大きく役立ったに違いない。

読売新聞、日テレの幹部がCIA関係者だから日本プロ野球の人気低迷に繋がることを承知で大リーグの対日攻勢への要求を受け入れたのである。

 すでに大リーグ側は銀座に日本事務所を開設しており、年々、有力な日本プロ野球選手のフリーエージェント後の選択肢として大リーグの重みが増していくばかりである。

 さらに昨年の高校生ドラフトの超目玉。花巻北の投手などは記者会見で泣きじゃくって大リーグ側の勧誘を断ったことをわびている始末である。彼は断ったが、今後、大学生や社会人の選手、さらには高校生選手までも日本を飛び越えて直接大リーグ入りする選手が後を絶たなくなるであろう。

 こうした流れを作るのが日本側の対米協力者の役割である。アメリカは対日工作として文化戦略を明確に位置付けている。

 なお、頼みもしないのにNHKも年間40億円もの放映料を大リーグに支払っている。

なるほど、こうしたスポーツ「交流」は世界に向けて開かれている、としても可笑しなことは、どうしてテレビ新聞が外国に渡った彼らの毎日の動向をフォローし続けなければならないのか?
 
 これこそ不思議といわなければならない。行くのが自由ならこんなにたくさんの選手が当地でどうあろうが、国民が関心を払わなくてはならない理由など薄れているはずである。

そんな報道の仕方が真の「国際化」なのか。単なるせこい島国根性丸出しではないのか。
 海外に渡った選手は本人の意思、野望でそうしているだけで別段彼らが日の丸を背負ってプレーしているわけでないのだから、そっとしておく、というのが普通の感覚だと思うが。