反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

仙谷由人氏。ネット上に踊る情報の大半は意図的扇動。実像に迫る。

 1)仙石氏の東大在学中の学生運動は全て意図的な煽動情報。
公安警察私観の垂れ流しそのものである。こいつ等の世界観で人を選別差別すれば、世の中の中枢は右翼ゴロツキと人畜無害の体制順応主義者ばかりになる。人間に簡単、単純にレッテルをはるなかれ。
 大企業、マスコミなんかでは採用する時に身元調査をし、ふるいにかけられたものは、よく言う事を聞く人畜無害の体制順応性で「能力」の高いモノである。
 
 しかし、そんな人間ばかりが、集まって世の中を動かしていく弊害も考えなければならない。
 
 今のマスコミの偏向報道もその弊害が出ていると思う。マスコミの様な社会の事案を扱う所は基本的に様々な意見の持ち主で構成されるべきが、体制順応にたけた頭のいい人ばかりで構成されると結果、上司の命令で一方向の情報ばかりが垂れ流される。
 
その結果、大きく言えば、被害を受けるのは国民であり、日本である。
 
人間の人間による支配で一番、スマートなやり方は頭の中身を直接支配すること。
 もちろん身体的支配も今も重要なものだが。
 
 戦前の日本。大正末期成立した治安維持法によって人を差別選別し、社会的に排除し、同じような思想傾向に染め上げた結果どうなったか。馬鹿が世の中を間違った方向に動かしたのではない。選別された能力の高いモノが同じ方向を向いて、日本の進路を誤らせた。 この時期は身体的支配が根幹だった。
 
 ただ、私たちに分かりにくいのは、治安維持法は「普通選挙」の導入と引き換えに成立したことである。
 マスコミが一見いいたい事を言っていても、実質はイデオロギーの独裁になっているかもしれない。
 身体支配ではなく頭の中への支配。
 
 >>仙石氏の東大時代の学生運動の実相は当時のありきたりの左翼がかった普通の学生のあり方。
時代の雰囲気が生み出したモノで彼に強固な信念なく、日和見主義ではあったが、真面目に学生生活を送っていた一人の東大生の軌跡と理解する。
 後に国政政治家となった仙石氏は、東大時代の自分を東大闘争への団塊世代の郷愁におもねる形で脚色しすぎているように思う。ネット上の仙石氏の学生時代の情報はその意図に反して、仙石氏に拍の様なモノをつける結果となっている。今頃そんな情報に接して普通の有権者あたふたするとする、者どもの頭の中が、偏って浮世離れしている。
 右翼公安の馬鹿頭。
 
 当時の実際の彼はネットがレッテルを張る様な華々しい存在ではなかった。
 
 1946年生まれの仙石。管直人も大学紛争のときは卒業まじかだった。
彼らの世代は60年代後半の学生反乱の高揚期、第一線で活躍するにはロートル過ぎた。
党派に入っていれば学生運動の指導部の年齢で無党派なら、学生運動を側面から支援するぐらいしか、立場はなかった。
 この証左が1969年安田講堂守備隊長、今井さんだ。後の社会党から国会議員、民主党に結集。亡くなられたが、あの方は、ML派という党派の幹部であった。仙石氏と大して年齢は違わないと思うが。
 
山本東大全共闘議長はは無党派だが、仙石氏より東大闘争に踏み込んだか、闘争現場で有能だったから、無党派だから議長に選ばれた。
だから、当時の仙石氏はネットで大騒ぎされるような活動家ではなかったはず。
 
 2)仙石氏は東大時代、真面目に運動にかかわっていたと思う。
 
 だいたいが、風潮に流されて、パット運動に参加して、都合が悪くなるとすぐ消えて行く、これが普通の大学の普通の学生のスタイル。
 ところが、もうちょっと、マシになると、自分のやっている事を確認しながら、思考しながらやっている。時代に流されるのではなく、自分の問題として突き詰めて考える。本気度が高い。従って、運動の持続性もある。
 
私なりに考えると、曲りなりだけど、仙石氏はその一人だ。
 
 彼が司法試験に合格したのは、在学中の1968年。つまり駒場の教養課程を終えて法学部に進んですぐに司法試験に合格しているわけで、東大法の中でも優秀な部類だった、という事になる。
 合格した年は東大闘争の真っ最中。
 で、まさか戦いに身を投じながら、司法試験に合格できるわけがない。ここらあたりは、デマ宣伝する間抜けどもの頭にない。頭隠して尻隠さず。どこからこんな情報が流れているか解る。
 
 だから先に書いたように側面からしか、関わってないという事になる。
 ただ、似たような年代で周りで運動しているモノは指導部。東大は共産党の牙城。それに反対する左翼は互いに連携関係にある。そういう構図。
 
 救援対策を地道にやっていたという事。実相はこれだ。過激派なんてとんでもない。真面目で頭がいい人間としてはキチンとその年代の果たすべき役を果たした。よくやった、と思う。立派だよ。
 
 たぶん。駒場時代、共産党以外で久振りに委員長になったIさんなんかと親しかった、と想う。弁護士に転身しているIさんには裁判でお世話になった。物凄い素敵な方だった。颯爽としていたが、庶民的。安酒場でビール瓶に割り箸を立ててマイク代わりに気軽に率先して唄も歌われる。カリスマ性もあって同期のモノはたてていた。
法廷での弁護も、初っ端な、バチィーンとかませる、迫力あるモノだった。
 やっぱり、凄い人はいる。そう納得した。
 
仙谷なんかは、悪いけど、見栄えでかなる劣るし、能力面でもどうかな。
 でも、Iさんの様な方は政治にもう深入りしない。
 
 東大全共闘山本義隆さんも政治に完全に一線をひいている。
理論物理学者として将来を嘱望されていたが、先年予備校の教師をしながらの研究論文で賞を受けたらしい。
山本さん誠実な方だよ。
 昔の仲間も大切にしているようで、仲間の地道な戦いには賛同しているようだった。
 
東大法ではその他、全共闘運動が終わったの後も、無党派として地道な戦いを続けて、逮捕が重さなり、刑務所に収監された方も知っている。
 
 東大法の仲間のうち、現実議会政治に尤も、コミットをし続けたのが仙石だった、と思う。
 
 弁護士時代の実績としては、公安警察の一大でっち上げ事件を無罪に持っていった。
悪いけど、菅谷さんを無罪にするより、困難な戦いだった、と理解する。
被告の人数も多いし、相手は公安警察、公安検察。
 この辺に事情は全く知らないが、支援の方は集会で発言されていた。
 
当時、こういう集まりに党派の影響は強くなかった。無党派が主軸で相互連携で動いており、私もその中に入って、集会で発言させられていた。
 最初は、学生時代や現場の煽動アジ口調でやっていたが、どうも浮いているようなので、慎んだ記憶がある。
感覚としてしょぼいな、と。でも、個々人の地道な戦いの意思が底に会っての連帯である事は、わかっていた。
党派の連中はいわゆる、内ゲバをやっていて反発は広がっていた。
 
 私自身、学生時代は党派活動家の経験はあるが、その現実政治で活動を続けられるモノは、ごく少数に限られると実感していた。そこで選抜されたごく少数の政治の幅は狭い。
 
 
3)仙石氏にの過去へのレッテル張りによるためにする批判に無理がある。問題は今の彼がどうなのかだ。
 
 この点で小沢側近を自認する平野貞夫さんなんかの批判は的外れであるばかりか、有害。
 小沢氏はいいけど、周りが悪すぎるというのが率直な意見だ。
 
 ネットでのコメントでも単純思考でその場限りの気のきいた言論に終始しているモノが実に多い。
何か自分の叶えぬ夢、想念、怨念を小沢一郎に投影しているようで、現実を見ているようで、現実とかなりかけ離れている意見が多い。
 
 小沢氏の発言をよく吟味すると、新保守主義社会民主主義で持てんしているモノ。
ここらあたりをどう評価するかだ。
政策だったら、仙石らよりよっぽどましだ。 
 
4)仙石氏の基本思考はヨーロッパモデル型。理念志向が強く、日本政治の現実を踏まえていない。
 
 自民党への評価も甘すぎる。国家権力論もない。基本的指向として自分たちと連立する政党が、連合、財界を含めた政治的統治者になろうとしている。これは自民党である可能性が一番ある。上から、社会、経済の適正配置、配分を頭の中で考えているが、実際の政治力、判断力が伴っていないので、結局、旧体制の補完物、一時しのぎの欺きに甘んじるしかない。
 自民党自動崩壊論の様な言辞は甘すぎる政治の典型。
 
 強烈な財政再建論者でもある。彼の一番の政治主張がこれになっている。
多分、管政権の参院選増税路線は彼の意向も大きく反映していると思う。
EUの加盟条件を引き合いに出して、日本の財政赤字の現状を説明しているが、この面で国士気取りである。
 生きた経済の側面からの思考はない。
 
 その意向の全体は良くも悪くも東大そのもの。理屈として、小さく完成された体系で、開かれた解放感がない。
ただ唯一、政治をおしゃべりの場にするところが抜け道で、ここで反小沢指向が出てくる。
皆でワアワアしゃべる事が民主主義と思っているらしい。
 なら、おしゃべりで、格好が良く、学がある人が政治家最適となる。民主党の若手にはその手が多い。
 
でも、そんなモノは最高でないと考える層が余りにも多い事に気づいていない。だから国会の自民党席から「馬鹿が利口ぶるんじゃないよ!」のごときヤジが飛ぶのだろう。
 私もそう思う。
 
庶民の底に渦巻く、悔しさ、挫折、労苦、汗と血、憧憬に寄り添う政治。残念ながら彼は理解する機会が与えられなかったし、自分からその機会を見出さなかった。日本経済を支えてきた巨大な庶民の中のエネルギーを理解できない政治家である。全ては彼の頭の中で完結している。
 
 その彼が小沢一郎に反発するのは当たり前だ。彼には本当の日本の政治がない。
自民党やその亜流には彼のごときでは太刀打ちできるはずがない。
 
 仙谷由人を弾劾する!!
自分の事を知らないモノが、バカ呼ばわりされるのは仕方がないが、その馬鹿が政権党の一方の旗頭の参謀を務めている。
 
 彼の立場から見ると、相手を倒すために利用できるモノは利用するつもりが、完全に利用されている。
それに気づかないで仙石につき従って、小躍りをしているのは、どうしようもない、うすらバカ。
 
長妻などは大臣に就任早々、コピー紙の両面使用を省内に指示したそうだが、この報道に接 して、こりゃダメだ、と。大臣は中小企業の社長じゃないよ。官僚に馬鹿にされる。レンホーといっしょに、管直人支持の演説を新橋駅前でやったらしい。
 
 レンホーとかいうのも口先だけで政治家としての深み、情がないのはミエミエ。見て聞いただけで拒絶感がある。
 あの程度だったら、昔の学生運動時代の女性革命家の方が良かったよ。なんであんなのが大きな顔をしていられるのか。
 
     <立正佼成会PL教団がバックについているから態度がでかい>
今回の代表選でも彼らの組織票が結局、決め手になる。
それで日本がいい訳ないだろう。
 
      <真宗教連の組織票を反小沢票に動員する仙谷由人を弾劾する>
組織宗教票が日本の首相の選出の決め手になっている。
自民党創価学会と結びつて政権にしがみついている構図とそっくりだ。
 
仙石を公平に評価してきつもりだが、現在の彼に対する批判は、もっと精緻にやりたかった。
日本の政治は本当に能力のある人間を遠ざける。結果、仙石の様な奴が何時の間にやら、暗躍するようになる。