普天間基地を海外、県外に移設させる、対米交渉の窓口は政府であり、官僚なのだが、それをキチンとやらせるためには国民の強力な力の後押しがいる。
この問題は日米に渡る戦後の支配構造とまともにぶつかる問題であり、そこに巣くう利権癒着集団との正面衝突は避けられない。
だから、やってもダメ、ではないとしたら、国民が力で持って、やらすしかない。
以上の様な考えに近い、投稿者はたった一人だった。
それ以前にも疑問を持っていた。
逮捕前の石川さんが特捜検察の再三の事情聴取で精神的に追い詰められて最後に、頼りにしたのは、ナント佐藤優さんのところだった、という現実にリアルタイムで唖然としていた。
特捜検察の様な純粋の権力機関はそうやって狙った相手を不安に陥れ、グラグラにしておいて、逮捕していくこれに対して、キチンと彼を守らなくてはならない。
ところが、ともすれば、こんな時に周りの人間関係は、当事者を孤立させがちになる。
そういうことが、もろに小沢さんサイドで起こっているとみていた。
もっと、戦う体制をとらなくては大変なことになりますよ、事情聴取の石川さんの逮捕が身近に迫っていますよ、という意見だったが、石川さんの動揺は事実上放置されたまま。
小沢さんサイドの聞き役は平野貞文さんだったが、結局、逮捕後の戦う弁護士選任にとどまった。
佐藤優さんの様な中途半端な対検察の意見を逮捕前聴かされているの石川さんのグラグラはそのままで、逮捕後は当然にも、取り調べ検事と人間関係をいとも簡単に作ってしまう。
そこから先はきのう書いたような状況が展開される。
仮に、石川さんがもう少し、検事の前で毅然としていたら、小沢さんの状況も変わっていただろう。
私はここが正念場とみていたから、連日応援ブログを連載した。
これから先、小沢さんを取り巻く状況は厳しい。
が、デモが半ば自然発生的に起こって、主催者の縁の下の力によって、継続していることは、ようやくだったけど、政権交代後、市民の間に新たなモノが生まれている。集会や学習会?も生まれている。
普天間問題が騒がれているとき、実はデモに参加しようにも、行き場がなかった。
みんなの想いの受け皿が少しずつできてきている。一人ひとりが意思を持って継続していったら、自分のためにもなる。
ネットの情報交換と選挙だけでは人間的リアリティが不足している。集まらなくては話にならなということもある。人間は元々、類に生きるようにできているのに、現代社会は阻害要因が増加している。
特に日本は個々人、家族、家庭の横のつながりが希薄すぎる様な気がする。
政治は人が集まることで発生するとしたら、今の日本には政治的環境が保障されていないことになる。
マスコミの魔手が簡単に市民のところに降りてくるのも、個々が最小限生きていく単位にバラバラに解体され横の繋がりがないからだ。横につながりがあれば、オカシイヨネ、オカシイヨネと言い合ってその連鎖は力になってマスコミの洗脳を跳ね返せる
昔は横の連鎖をマスコミが無視できないから、向こうがこちらに迎合していた側面がある。
今は堂々と正面切って、洗脳している。
マスコミ批判程度ならだれでもできる。仕事に必要な人は新聞を止める必要はないのだから新聞止めたぐらいで偉そうなことを言ってもらっては困る。
ネット上だけを頼りにして言論だけで偉そうなことを言っている人はやることやってから、能書きを言えと言いたい。勿論、諸々の事情のある方は除外する。
エジプト、などの大衆の動向も、急に突発した様に見えるが、イスラム社会の横の具体的な人間的つながりが根底にあるのではないか。
庶民が本当に自分たちの望む社会に近づけようと思えば、連鎖、ネットワークして行くしかない。
>小沢一郎さんの政治はこれからが大切ではないのか。小沢さんなりの原理原則と国民多数派形成への強い意志がある。
それができてきた政治家は日本には小沢さんを置いてほかなかった。歴史の逆流に抗して戦ってきた現実政治で力を行使した大衆政治家は小沢さんだけだった。
たぶん、今後、小沢さんがどういう政治選択を具体的にするかで利権癒着層の決定した消費税増税、TTP参加、利権癒着層による政治の日本の将来の方向性は決定される。
現実政治の中で力を発揮できない諸党派の反対は大きな限界がある。
小沢さんには力がある。
この意味で頑張ってほしいと願う。
今後とも応援しなければならないと考える。
イロイロな指摘は、だからダメなんだじゃなくて、少しでも戦いのすそ野を広げてほしい、力強くあってほしと願って、発している。
前日のブログで批判することになってしまったDさんの立ち位置も普通の小沢熱烈支持者とは違うところから、今後に関して厳しい見方をしている。それは正しい。
支持者が同じような傾向の人間ばかりの塊なら、政治的限界はあり、周りを反発させる。