反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

新コロナ元年、連載6回。新コロナ病を疫学的臨床的に直視した最適ビデオ。キモはここ→新型コロナウイルスは無症状者が感染能力を持つから恐い・川名明彦氏(防衛医科大学校教授)

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新型コロナウイルスは無症状者が感染能力を持つから恐い・川名明彦氏(防衛医科大学校教授)×迫田朋子
35,231 回視聴•2020/04/22

 W。最後のほうで今の現場の実態(埼玉県、コロナ重症患者受け入れ病院)を率直に語っている。日本の現場対応(もちろんコロナ患者を含めた一般患者も)は厳しい条件下で我慢を強いられる。

 この方は専門家会議所属の呼吸器内科、疫学の専門家でもあり、2009年の新型インフルの際の特別措置法の制定にも携わっている制度、臨床現場、疫学の経験豊富な方で、話の進め方は学的厳密性があり、誠実な人柄が伺える。

 ビデオ内で語っている対処戦略は、できる限り現場が対応できるキャパ内に、患者数を押さえていく努力を医療側(←もちろん政府及び当局~この方の発言ではないが~)、患者側がつづけること、一気に患者数が増えると医療崩壊が起こり、救える人も救えないようになってくる、とにかく今かからないこと、できるだけ遅くかかったほうが良い。←W.遅れて感染すると、とんでもない医療状態になっている場合も想定できるのだが。日本的世間は複雑だ。

  Wの疑問。

重症患者を預かる防衛医大の臨床現場では、現状、保健所経由検査の患者に限定されている。民間検査の導入はこれからの課題としている。

 重症者が入院する病院としては、追加して民間検査の患者を抱え込むことはできないはずで仕方がないが、

>軽症者、中等症の患者を受け入れる病院が今までのように保健所経由の患者を受け入れる体制のままだと、今以上に市中感染が蔓延し(リアルな感染状況の段階を区切って普通に考えるとそうなる!)、ある時期からコロナ患者の病院からの排除が現実化するのではないか。~具体的事例がマスコミに報じられるようになってきたが、これからは隠蔽傾向になるだろう~

 自宅、当該施設<コロナ野垂れ死化>が顕在化する。今稼働できるキャパに拘っていると将来はそういう方向に進む。先手を打って今あるキャパを超えた野戦病院化が必要である。感染先進国ではどこでもやっている。

 もっとも、この方も手元にある市中感染状況の実数に近い情報入手手段である大量検査からワザと目をそらして長期戦略を立てる感が素人目にはする。

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この若いタレント?の女性は一人ぼっちの自宅待機で耐え抜いた。やっと検査にたどり着き陽性が確定した後症状が軽くなった。若くて自然治癒力に恵まれていたから深刻な症状から脱するのが早かったのであって、それ以外のケースだと重症化する可能性も十分あった。

ここまでの記事の文脈に直接関係のある発言は14分40秒以降。公式発表の感染者数は氷山の一角、軽症と分類されても厳しい状況が続く、と言っている。冒頭で検査までたどり着く困難性を語っている。病院保健所は今大変な状況と、理解を示しているが、もちろんそれだけで済ますことはできない。

>コロナにかかったら、社会的立ち位置、本人の意識性によって受けられる手当ては変わってくる、事は肝に銘ずるべきだろう。日常生活において免疫力をつける、のは微妙な課題。人は十人十色。自分の与えられた環境で自分らしく生きること。楽しみは作り出すもの。これ以外にない。

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 大量PCR検査以外の方法としてコロナウィルスにすでに感染し抗体ができているかどうか調べる血液検査をやれば市中感染の実数に近づけるはずなのだが(イギリス、アメリカで実施されている~ニューヨークでPCR陽性感染者の約10倍のひとがすでに新型コロナウィルスに感染し抗体ができているという結果が判明している~もっともその抗体の持続性は証明されていない~)

>日本でこれから実行する抗体血液検査は、

>何と!赤十字献血の中から抽出する、とTV報道されている。

赤十字献血に応じるような人は、コロナに感染するような環境にいない人が多い→抗体率は低くなる

>コレは誰でもわかる誤魔化しである

>安易な発想なのか、どうしても市中感染状況を調べたくないのか。いづれにしても市中感染状況を把握しないで事を進めたい<自粛一辺倒>、という当局の姿勢は一貫している!

>そもそも、保健所経由>検査に拘っていると、市中感染の実態把握ができず、実際の患者数の増加新型コロナウイルスは無症状者が感染能力を持つから恐い川名明彦氏)にともなった、フレキシブルで機動的な対処が絶えず遅れがちになり、いつまでたっても国民規模の自粛自粛の要請やその亜流戦略しか取れないまま、時が過ぎていく。

>何よりも、中世以降近世、近代への歴史的「進歩」には(直接的な可否は別として)科学的真理への探究心が寄与してきたのではなかったか!科学的真理への探究から目を背けてきた方向には挫折が待っていた。コレが世界史の真実だ。

検査数制限や抗体検査赤十字献血使用などは、真実を知ろうとせず、形而上学的日本方式に拘る根本姿勢から発している。

以下の動画の発言内容をメモっているので、時間を見つけて今回の反俗日記に追加して公開する。

Wにはそれだけの価値がある。科学に対して誠実でち密な姿勢が随所にでている。やっぱり、専門家の凄さが解る。

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 次の動画は何も新しい情報を得ることはできなかった。

分かり易い、などと評価がたくさんあるが、タイトルから想像できる対コロナの具体策が何も述べられておらず、基本中の基本知識でお茶を濁している、義務教育レベルの講座。

何も言わないために何か言う程度で感心しているから、疑問が生れない、政府当局の云われままに自粛頑張ります、それ以上のことは出てこない。

  新型コロナウイルス感染症対策講座「感染症の時代を生きる」

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既に食料供給網に混乱が生じると関連する複数の世界機構が警告を発している。

コロナ世界流行が続くと当然にも自給率の低い日本では食料品の価格高騰が発生する。

欧米では農業部門の労働力不足、供給網の分断が顕著になってきてフランスでは失業者などの農業部門への労働力移動が政府によって提唱されている。

日本でも実習生名目で導入されている中国東南アジアの農業労働力ストップの影響がこれから出てくる。感染状況長期化によって生鮮食料品の価格上昇は避けられない。

端的に言えば、日本政府が一括輸入している小麦粉の備蓄は2,3か月分(コレも米価との関係で不思議なことだ。なぜ政府小麦一括輸入で安く放出。調べる必要がある!)。アメリカの穀物相場はすでに上昇局面なので、日本では夏ごろから今まで安すぎたパン、麺類の価格が上昇するが、米価と比較する選択肢がある。

コロナ後、世界経済におけるこれまで曲りなりに維持してきた日本の地位が失陥する気配が出始めている。コロナ最中、コロナ後にこれまでの生活を変える、あるいは変えざる得ない人が多くなるだろう。

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原油価格暴落の異常性について久米宏が説明している。

近い将来の食料価格の高騰の反面に原油価格暴落がある。

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