反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

新型コロナの真実~長期戦を闘うために【新型コロナと闘う 児玉龍彦×金子勝】

新型コロナの真実~長期戦を闘うために【新型コロナと闘う 児玉龍彦×金子勝】  20200428  デモクラシータイムズ

引用

児玉龍彦先生(東大先端研がん・代謝PT)と金子勝先生(立教大学特任教授)にうかがう「コロナと闘うシリーズ」。今のコロナの状況は、感染から検査、治療まで、社会の格差を反映しています。

>引きこもりを支え感染機会が多い中働き続けなければならない人たちが大勢いる

>検査を早く受けてアビガンを飲めるのは、一部の人で、皆が平等に取り扱われているわけではないのではないか。

今回は、長期戦となりつつあるコロナとの戦いに向けて、もう一度その特徴をおさらいし、そこから見えてきたステージ別治療法長く続く外出自粛を支えるライフラインの維持経済活動再開の前提となる感染集積回避の方法までうかがいました。
高校の生物の知識を総動員しても難しい専門的な話もありますが、ぜひ、おしまいまでご覧ください。
収録は2020年4月28日」

W。論旨をまとめた23のスレッドは後程、時間を見つけて静止画像で公開する。

>スレッドはかなりのレベルの事象を含み、分かり易くまとめられており、現時点の一般向け解説としては最高級のモノだ。

W参考資料 

この資料は、児玉先生の遺伝子、免疫細胞の話を理解する手助けになる。

特に、このウィルスに対抗する際の免疫細胞は本来、本人を攻撃しない性質を持っているにもかかわらず、対抗する過程で、本人の免疫性をかく乱し、本人を傷つけてしまうこういう症状に至ると、とりあえず今あるクスリで対抗していくしかない。

無症状、「軽症者」には

アビガン錠に関する情報 | 富士フイルム富山化学株式会社

>W,注目 

アビガン投与1100施設2194人、拡大へ厚労省が参加方法 - CBnewsマネジメント

コピペできない。時間不足で要点だけ

引用

現時点で厚労省労働科学研究班に参加する必要。

4,28に点で1100機関参加、投与患者数2194人

研究班には

国立国際医療研究センター重症者に対する臨床額的治療法の開発

アビガン、カレトラ、オルベスコ、フサン、フォイパンの4剤を対象

藤田医科大学病院無症状軽症患者に関するウィルス最低減効果の検討

アビガン、オルベスコ、フサン、フォイパン。

>W。一種の人体実験?

>患者にアビガンを投与する場合、研究班による研究観察に参加することが必要となっている。

>そのうえで患者本人の同意を得て、医師の判断で使用~。」

                引用終わり

 厚労省報告文書より。引用

「基礎研究において、コロナウイルス感染症に対する
効果が示唆されており、現在、観察研究をはじめ、臨床研究や治験においても、有効
性等の検証を行っています。一方で、動物実験で催奇形性が確認されており、通常の
インフルエンザウイルス感染症に使用されることのないよう厳格な流通管理及び十分
に安全対策を実施すること等が承認条件とされています。
このためコロナウイルス感染症に対するアビガンの使用については、医療機関が研究班による観察研究※に参加し、患者本人の同意があり、医師の判断によって使用が
必要となった場合に限り可能となっているため、アビガンを利用するためには、本研究班に参加していただく必要があります。

下記の薬は児玉先生によると検査結果で陽性が判明した無症状者、軽症者向き

bio.nikkeibp.co.jp

下記の薬は児玉先生によると、中等症、重症患者向き。

toyokeizai.net

だから、検査はぜひとも必要なのだと思うが、検査を受けられない膨大な人たちが市中にいる。

 

素人考えだが、新型コロナウィルス(SARSⅡ)の遺伝子情報の配列がDNAらせん状対配列ではなく(リンパ球だけは特殊)たんぱく単体RNAに遺伝情報が組み込まれている、所にこのウィルスがそれ自身の遺伝情報を間違って伝えやすく、したがって変異し易く、人為的な抗体製造する場合の難易性がある、と思う。

DNA対遺伝子が対RNAに変換されて遺伝情報が正確に伝わるというのが、動物その他の遺伝子の形態で、単独RNAに遺伝情報が組み込まれしかもその生命力が強いとなれば、変異に対応する混合型ワクチン開発に手間取る。ワクチン製造まで年月を覚悟しなければならない

また、たとえワクチンができても、このウィルスを抑え込むことは困難で、流行性のインフルエンザとして残っていく。サーズ1のように抑え込めない!

 私たちの体を守る免疫システム  その良い面と悪い面

東京医科歯科大学難治疾患研究所 市民講座
第5回 知っておきたいゲノムと免疫システムの話

http://www.tmd.ac.jp/mri/koushimi/shimin/ouchi.pdf

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www.youtube.com

      wacwac

42分30秒以降に対コロナ戦略が語られいる。

>基幹病院、福祉施設ライフライン維持労働に携わる人々に集中検査を実施する

 この先生の主張を当初からフォローしている身としては、

感染状況の市中拡大によって、当初は検査量の拡大と個別追跡に重点を置いていたが(もちろん基幹病院の院内感染による医療崩壊に焦点を当てていたが市中感染に注目していた)、上記のライフライン、セフティーネットの分野への集中検査に重心を移す発言に替わってきている、と理解する。

限りある対抗資源のライフラインへの集中投下、「クリーンアップ」作戦と理解するが、他方で、冒頭のコロナ格差というこれから拡大する問題はどうなってしまうのだろうか?この事態にボランティアに頼るわけにはいくまい。

社会経済の歪みが集中した地域、団体、職業、家族、家庭、個々人がコロナ長期戦を踏まえると、最もダメージを受けることは間違いのない事実。

言い換えると、

対コロナ感染「安全地帯(階層)」「非安全地帯(階層)」危険地帯(階層)に区分けされる(アメリカの現実がまさにコレ!)とすれば、

>各々の地帯、階層、個別事情を踏まえた形振り構わない、対処法の実行が想定できる。

国民全体がホッブス的状況以下的事にならないようにするのが政治権力の課題だが、このコロナ事態において一気に日本的状況という特殊性が露になっている。過去から現在まで溜まり溜まった状況が、ぐちゃぐちゃに混合されて垂れ流しになっている状況。これから先ももっとそうなる。

Wにできるのは眼前とその裏側をしかと目を開いて瞼と脳裏に焼き付けておくことと、記すこと。

コロナに感染する、しないは、運だ。

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生きたミクロ以下のヤドリギ的ウィルス世界で、新型コロナウィルスはおのれの生き様自体が不安定であるがゆえに、現生人類にとって捉えどころがない、宿主寄生のパワーを発揮する

でもその寄生パワーは現生人類の免疫抵抗力を前提に体外伝播する感染した本人の抵抗力がなければ、ヤドリギウイルスはその一代で死滅し子孫を残すことができない

 だったら、2018年、スペイン風邪がイギリスからUSAへの世界覇権のメルクマールになり、対独講和のブレストリトウスク条約からロシア内戦勝利のボリシエビキ政権をもたらしたように、

世界の歴史をさかのぼって

中世ヨーロッパのペスト大流行によって、ヨーロッパ人口の4分の一が死滅し、ヨーロッパ中世の領主支配体制が後退し、農奴の立場が強くなり、市民革命を準備したように、

このコロナによる世界大殲滅の過程で、

フランスのジャックリーの乱 - Wikipedia

イギリスのワット=タイラーの乱

ボヘミアフス戦争 - Wikipedia

16世紀の

ドイツ農民戦争 - Wikipedia

や、日本の一揆 - Wikipedia

18世紀ロシアの

プガチョフの乱 - Wikipedia

など、のように決然と決起すれば

>世界は変わる!

news.yahoo.co.jp

    歴史的に見た日本の人口と家族 

引用

「平均寿命(出生時平均余命)
について言えば、江戸時代中・後期が 30 歳代にとどまっていたと推測されるのに対し、
大正 10(1921)年~14(1925)年の全国の平均寿命は 42.06 歳、大正 15(1926)年~昭和5
(1930)年で 44.82 歳、昭和 10(1935)年~11(1936)年で 46.92 歳と着実に伸びている15。そ
の一方で死亡率が依然として高いのは、予防接種等医療の進歩があった反面、結核の流行
大正7(1918)年から9(1920)年にかけてのスペイン風邪の流行等16、

>都市化・工業化・国際化に伴う新たな疾病が生じたためと考えられる。 」

    表6 明治から現代にかけての普通出生率等 

1873   1880   1890   1900   1910   1920   1930   1940  1947

出生率

 23.1   24.1    28.7   32.4   34.8    <36.2>   32.4    29.4  34.3

死亡率

18.9   16.5    20.6   20.8   21.6     25.4   18.2   16.5   14.6

W。1920年大正9年出生率の高さに注目

W。死亡率はスペンイン風邪によるものである。

18年から19年かけてのスペンイン風邪大流行にもかかわらず20年の出生率はダントツ、36,2。

反面死亡率は、25,4。

ここから読み取れるのは、スペイン風邪による死者40万人にもかかわらず伸びゆく日本縮む日本の最中でのコロナ直撃である。

欧米はコロナによって経済を含めて大打撃を受けた。

途上国、新興国は大正時代のスペイン風邪にもかかわらず上昇傾向にある日本と類似できる。

現時点の世界の工場化している中国は

先進技術の取り込みを含めて欧米との比較で相対的な経済地位を高める可能性があるが、このような転換点における日本欧米旧体制の反発も強まるだろう。

しかし、中国への反発があっても、このコロナ事態以降、相対的な地位が高まるだろう。