反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

2020年。7月12日アップ記事(スウェーデンコロナ独自路線)のれいわ新選、命の選別発言を再考大幅加筆。問題の所在は根深く、広く浅はか、だった。。。

  連載第13回記事から抽出すべきキーポイント。

    <5.> 遠山茂樹の現代史のスタイル

重要ポイント*********************************W。閉鎖性の強い政治空間と経済グローバル化の矛盾を現状分析の基本視座に据える遠山の手法は、現状分析に使える。

>イ)ある時期から経済のグローバル化とロ)政治空間の閉塞化が世界共通現象になってきた。

1つはコレ。

>ハ)もう一つの基本視座は、経済グローバル化がもたらす経済政治覇権の急速な転換による大きな摩擦。

さらに

>ニ)以上3相互矛盾の激化を推進していくこと。

そのいみで、遠山の「なぜ私達国民が戦争にまきこまれ、おしながされたのか、なぜ国民の力でこれを防ぐことができなかったのか。」という問題意識は個人としても国民としても空虚なアドバルーンに過ぎない

世界戦争過程の推進がなければ中国、朝鮮の分断独立や日本の一定限度の「民主化」、高度経済成長甘受、国内資産累積アベノミクスはなかった。コレがあからさまな現実。

@この記事が描く遠山茂樹の歴史にはレーニン的な世界市場の再分割戦という帝国主義論の見方が欠けているように思われる。

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wacwac。

守りではなく攻め、自己保存ではなく、自己破壊の姿勢。

一日24時間では足りない。3時間ぐらい余分な時間が欲しい。

コロナ世界的大流行渦のなかで、スウェーデンの独自路線が問題を提供している。

 実際に当地の最も大きい大学病院で医師をしている日本人女性(現地人と結婚)の長い報告記事によれば、日本政府当局の自粛路線とたいした違いがないとされている

要するに都市封鎖を頂点とした政府当の関与をできるだけ少なくして、限りある医療体制維持の優先、検査制限(日本の37,5度C5日間に相当する政府当局の検査必要基準の指示文書もある)、結果的に国民規模の免疫の獲得を底流に市民の自主的な防疫に任せる。

>この女性医師の記事を糸口にスウェーデン事情の情報を収集した。

  結論。

 世界的コロナ渦は、その国、(地域)と人々のリアルな社会経済実態と統治機構の在り方を、もっと言えば国民国家形成以降の歴史を<白日の下にさらした>。~古臭い表現だがズバリだ~

それで、他国の社会経済の深部に関わる事情、実態に部外者は自分の価値判断の基準に照らし合わせて云々できるが、裁断すべきではない。

 それぞれの事情、実態を自分の世界に抱え込み消化することが肝要である。日本には日本のやり方があり、スウェーデンも同じく。

 批判し行動に移すことができるのは当事者だけである。日本政府当局のやり方を日本の人々が批判し行動に移すのは大いにやるべきだ。アメリカのBLMはその意味で素晴らしいと思う。民主政には勇気、我武者羅が必要。コロ渦中の街頭行動を嘲笑うヒトが日本では多いが、そういう時に動くのが民主政だ。

 しかし、すべての意味においてスウェーデン方式を日本の場における価値判断の基準にすべきではない。

与えられた条件や背景があまりにも違いすぎる。

 スウェーデン在住日本人女性医師はコロナ渦に対する日本当局、スウェーデン当局の対応は、似ているなどと理系にありがちな無知をさらけ出しているが、両者は全く違う。

 W流に共通点を探すと、

エマニュエルトッドの政治と社会の基本パターンを測る物差しである家族の類型において両者は距離が離れているのになぜか、似ていること。

自民党長期政権に対応するのはスウェーデン社会民主主義野党勢力社会民主主義政策の受容⇒国民的コンセンサスの成立。

経済における金融寡頭制の類似。

あまり知られていないが、スウェーデンでは、一つの巨大な金融産業財閥網がGDPの3分の1を占めている。この寡占経済支配と国民規模の社会民主主義政策受容が共存している状態に対しよくよく考えてみると、それは世界市場への依存度の高い同国にとって国内経済下部構造の安定下の社会民主主義政策推進の政治土壌ともいえる。

国家財政状態GDP4分の1の赤字国債と高負担高福祉。

大量移民流出と国内労働力不足を補う役割を果たした受け入れの歴史

日本とスウェーデンの歴史、風土は違いすぎる。

>以上やその他もろもろの資料を収集していくうちに、当初の自分の素のままの価値判断で同国のコロナ対策をジャッジしてはいけない、という結論に達した。

端的に言えば、コロナ渦の死亡者の90%が70歳以上の老人であり(その背後には多数の重篤者)、それらの死者は訪問訪問介護、老人施設の介護員の市中から持ち込まれたウィルスによって持ち込まれたものであり、政府当局の市中への各々の自主性に任せるコロナ対策(日本で言えば自粛に相当~コレも一種の自主性任せ~)による、社会経済単位におけるウィルス感染状況が社会の最弱者にしわ寄せされたという、無慈悲な状況が現出している。

事情を探究する以前は強烈な拒絶反応が生れた

そして何も書けなくなった。そして素のままに記事を書いてはいけないと思った。

 決定的だったのは、高負担高福祉の社会民主主義政策の裏面では高度医療を受けられる厳しい基準があると、記事の書き手の身内の事例(複数)で知ったことだ。

持病のある高齢者は順位が後になる。(コロナ渦に関わらず)

日本では何の問題もなくスムーズに手術の流れに乗る患者が優先基準によって待機させられている間に死んでしまう。おそらく日本では裁判になり、敗訴要件を満たしていると思う。この患者は医者の義父であり、日本では多分、手術によって命を長らえていたであろう。ただしこの辺の判断基準は医学の厳密な領域なので踏み込んで云々できない。

地位、カネの如何、名誉にかかわらず、と云う基準なので移民の入院は基準に合致すれば優先される。

それが国民の合意の下に実行されてるということは、記事作成者の日本人医師本人がスウェーデンはそういう社会なのだと淡々と書いていることからも理解できる。その場面で情緒に流されない、意識的に排除する社会習慣の浸透した世界を想像できる。

日本や韓国の東アジア世界(中国は知らないが)とは異質な個性、人間関係、慣習がそこにあると思う。おそらく、キリスト教の神と個人、自然信仰、道徳律と共同体人間の在り方によるものだとおもう。

W。参考資料①

スウェーデン新型コロナ「ソフト対策」の実態。現地の日本人医師はこう例証する | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

引用

久山:医療崩壊していなくても、死者数はこれほど増えるものなのでしょうか。

宮川:宮川絢子(みやかわあやこ)◎スウェーデン・カロリンスカ大学病院・泌尿器外科勤務。平成元年慶應義塾大学医学部卒業。日本泌尿器科学会専門医、医学博士、カロリンスカ大学およびケンブリッジ大学ポスドク。2007年スウェーデン移住。スウェーデン人の夫との間に男女の双子がいる。

繰り返しになりますが、死亡者の多くは高齢者施設で感染し、入院することもなく、あるいは入院してもICU治療を受けることなく亡くなった方です。また、高齢者の死亡率については複雑な事情もあります医療崩壊を防ぐために、従来からICU治療の適応を厳しく規定しているため、高齢者が重症化した場合には、ICU治療を受けることはできないという情け容赦ない現実があるのです。

ICUで治療してもらえるのは、年齢相応に元気な80歳以下の患者さんです。こちらの表を見ても、80歳以上のICU 治療者の数は極端に少ないですよね。

年齢別の感染者数 青=ICU内での治療 紫=ICU外での治療

f:id:redtigerkun:20200712215210p:plain

 宮川:80歳以下であっても、余病があれば80歳以上と同じように扱われます。カロリンスカ大学病院では、患者さんが入院してから24時間以内に、ICU入室の適応があるかどうかを決めて書面化しなければならないという内規がありま。社会庁の規定ではICUに空床がある場合には患者の選択をしないことなっていますが、新型コロナの発生以来、これまでICUは満床となっていなくても、このような選択は日々行われています。通常時でも同じような基準は存在しますが、今回のパンデミックに伴い、非常に厳格な線引きとなりました。

この書類は、新型コロナ発生で改めて配布されたものです。普段ならもう少しフレキシブルにやっていて、ある程度の期間の生存が見込めるのであれば高齢者であってもICUで治療します。

宮川:

少なくとも、ICU治療に熟練したスタッフではないのです。だから満床にはしたくないのだろう──と援護する気持ちもありますが、人の運命、つまりICUに入れるかどうかがいとも簡単に決定されてしまうことに、現場で心を痛めている医療従事者も多いのです

ちょうどこの状況の中で、77歳の義父が脳出血を発症したのですが、発症以前の健康状態を知らない脳外科医が、初診医からの電話一本による説明で、「余病があるため健康状態は80歳以上」と判断し、手術の適応なしと診断されてしまいました。健康状態が80歳以上という判断は間違っていると抗議しましたが、義父は治療を受けることもなく、そのままこの世を去りました。

こういったことは、残念ながらスウェーデンでは普段から起きていることですが、この時期だからこそ治療をしてもらえるハードルがより高くなったと思います。

      なぜ移民に患者が多いのか

宮川:スウェーデンでは、移民のインテグレーション(統合)がうまく進まず、近年多くの問題が起こっています。スウェーデンに住んでいてもスウェーデン語を理解しない人や、独自の文化を維持しているため多世代家族であったり、行事などの際に大勢で集まる機会が多いなど、クラスターとなる要因が複数存在したのでしょうね。

久山:確かに、移民ではないスウェーデン人で三世代で同居している世帯というのは聞いたことがありません。高齢になっても介護士の助けを借りて独りまたは夫婦で暮らしているか、高齢者施設に入っているかのどちらかですよね。

宮川:ICU入室者も、どういう訳か移民のバックグラウンドがある人が多いというのが関係者共通の印象ですね。新型コロナ対策自体の失敗ではないですが、スウェーデンの移民インテグレーション政策の脆弱性がここでネガテイブに働いたのだと思います。

 一方で、移民であってもなくても、貴賤貧富の区別等しい医療が受けられるのは、スウェーデンの凄いところですね。

久山:スウェーデンが普段から大切にしている「人間には皆同じ価値がある」という民主主義の精神が、ICU治療の選択の場でも浸透しているのですね。でもこの場合にかぎっては、高齢者は別ということになりますか。

宮川:高齢者はICUへ入室できないというと、スウェーデンは「楢山節考」などと揶揄されることがあります。しかし、そうではありません。高齢者にかかわらず、若年者でも、予後が悪いと分かっていれば、通常からICU入室を許されないことは往々にしてあることなのです。医療資源は限られていますから、それをいかに有効に使うか、分配するか判断することは、スウェーデンの医療現場では重要なことなのです

久山:なるほど。その一方で、治る見こみのある人については、経済力にかかわらず必要な治療を受けられるということですね。

宮川:スウェーデンでは、移民・難民であっても最低限の自己負担はありますが

>全ての人に負担する医療費の上限があります

外来診療では一年間の支払い最高額は1150クローネ(約1万3000円)

外来処方薬は2350クローネ(約2万7000円)

入院では日額100クローネ(約1100円)の負担になります。

>つまり、低所得者や無所得者であっても、低額の負担でICU治療を含め、最先端の医療を受けることができるのです

    6. 日本と比較して

宮川:新型コロナ政策を比べてみると、スウェーデンと日本の大きな違いは学校が休校しているかどうかという点だけだ思います。

久山:医療の面ではどうでしょうか。

宮川:スウェーデンでは病院のほとんどが公営であるのに対し、日本は大多数が私立です。また、日本では強力なリーダーシップが欠如しているため、各地方自治体や各医療機関がそれぞれ別々に知恵を絞って対応している状態です。

 一方でスウェーデンは、日本よりも強力な政府があり、諮問機関としての公衆衛生局、社会庁、学校庁などの専門家グループの意見を元に政策を決定しています。これらの諮問機関は、学術的エビデンスに基づいて方針を打ち出しており、他国に追従することはありません。

久山:確かに、ヨーロッパ諸国からの同調圧力についてはまったく意に介していないように見えます。

宮川:毎日14時に行われる政府合同記者会見では、各諮問機関の代表が出席し、データを提示した上で、データの解釈と方針を発表していますよね。国民はこの元データを常に閲覧することが可能ですし、情報の透明性も非常に高いです。各医療機関は、各機関毎の状況だけでなく、医療圏、あるいは国全体の状況を反映させて、患者や資源の移動を含めて国全体の医療機関が協力して対応しています。新型コロナ患者の入院治療に当たる病院はほとんどが公立の大病院で、新型コロナ以外の治療を新型コロナ診療を行わない病院に移動させるという対策も取っています。

エビデンスに支えられていること、強くブレないリーダーシップが存在すること、さらには情報の透明性、国全体としての協力体制があること、これがスウェーデンの強みなのではないでしょうか。   

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 ある動画発言が問題になっている。

 

自分の知るところ、彼の提出したカネの価値と時間の価値における後者の多様性の広がりを視野に入れた違いという基本視座は斬新である。

高齢者と若者の人生持ち時間を基準として比較し、命の優先順位を云々する視座は、前記の思考パターンが裏返った延長線上にあり、常日頃からの基本思考から発せられたものとみなされ、それなりの一貫性が認められる。

 スウェーデンのような社会保障福祉環境のない日本で若者に比べて高齢者の人生持ち時間が短い(短絡すると稼ぎのない高齢者)、よって命の優先順位をつけるなどという発言をすることがどういうことかわかっていない。

上記の参考資料参照。

修正文作成の前に当人の発言の詳細な書きおこしを読んだ。

MMTの雑駁円散布理屈がそういう発言に勢いを与えている。

反俗日記のMMT批判の特色はその理屈の実行に社会経済統制、規制がついて回るという点であった。

さらにその理屈は弱者を巻き込む支配層の最終政策手段であるというところにあった。

その他の技術的な問題点や認識の違いは他者のMMT批判から拝借した。

 反俗日記でMMTを批判したころに動画発言があったということは偶然の一致ではない。MMTを振りかざしてアジテーションを繰り広げると、必ず**さんのような合理主義をはき違る優生思考パターンのヒトやエモーショナルなヒト、勘違いの激しすぎるヒトが一定程度、参集する。それらのヒトたちは運動圏の生々しい運動の中で自然淘汰される機会が乏しい。

れいわの活動域である議会圏でなしえないことを運動圏の力で押し込もうとすれば、MMTのような暴論が必要になり、その中に**さんのようなと政治的投機分子が紛れ込んでくる。**さんは他の候補のように山本さんから声をかけたのではなく自分から手を挙げた候補者だった。

もとより暴論MMTやユルユル団体性を党派性にせざる得ない山本太郎さんの政治的立ち位置こそが、今後ますます議会圏に混迷要因を提供していく。 

議会圏を戦いの場にするなら山本太郎さん自らが国会議員になるべきだった。そうしないと議会圏と現場圏が連動できない。政治感覚もマヒする。

支配層の政治目線で見るとれいわの立ち位置は野党分断分裂の利用すべき対象になっていく。その意味でれいわ山本太郎は今後マスコミ場への登場回数が増えるだろう。

なお、消費税を下げると消費が増える、などとするのはあまりにセンスがなさすぎる見方である。

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 このところYOU TUBERの動画を視聴する機会が増えていたが、個人でやっているものを続けて視聴していると、大まかな考え方、背景、などがすぐわかって飽きてしまう。自分のパフォーマンスを切り売りしている、という意味ではネット私小説を毎回演じているようなもので、ばかばかしくて付き合ってられない。

私小説の世界は日本独特のモノで基本、演じられた日常性の不特定多数への垂れ流しでいくばくかのカネになるのだから、作家としてこんな楽な作業はない。

中毒性がある。

ところが、ブログ記事の世界でも、昔からそういった類のものが大量に出回っている

読んでいると飽きてくる。

 他人の日常性などまったくどうでもいいのだ。好きにやったらいいと。

よく飽きずにやるなぁ~。恥ずかしくないのか、その動機は何か。

 反俗日記も垂れ流し記事を痛感しているが、自分の知りたいことを追い求め、行動の枠組みを作っている最中と認識している。従って非公開でもよいのだ。記事を書きだした当初、あるとき、ネット検索をしているとその分野に相応しくない何か勇ましいタイトルの記事が目に飛び込んできた。自分のモノした記事だとわかったときは慌てた。削除できないか探ったが、無理だとわかったときは暗澹たる気持ちになったが、知りたいことが多すぎて記事を続けることにした。

 その後、どういうことか訪問者が増えて、ブログサイト閉鎖に伴って安易にこのサイトに移転したが、ネット上に多数散らばっていた各分野の記事と移転サイトとの連結が切れて訪問者は減った。それでも同じ調子で記事を書いているが、昔の記事を読み返してみるともうあんなフレッシュなものは出てこない。感性と記憶力の減退が大きい。

 介護のリアルなことは書く材料ではあるが、やらない。自分の核心的な悩みを公開する筋道自体を嫌悪する。自分一人のことだけならまだしも関わる人を巻き込むことは避けたい。

ただし、記事にすることで良くなることがあればとも思う。

 一番大事なのは馬力になる理念だ。ガソリンである理念構築のためには日常細部のことなどを外部表出してもどうにもならない。理念を内部に貯めこむということが大事だ。

 前に記事にしたがハレとケという領域の問題もある。

ユーチューバーにとって、動画自己演出はハレの空間なのだ。ケの空間ではない。だからネット自己演出、私小説なのだ。

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スウェーデン参考資料集

スウェーデンの介護政策と高齢者住宅~岐路に立たされる高福祉国~

https://www.dir.co.jp/report/research/economics/europe/20160301_010684.pdf

②いつからスウェーデンは移民大国になったの?

https://norr.jp/sweden-immigration/

スウェーデンで生きる 海外移住だより

2012年5月15日「福祉大国」は幻想?スウェーデンの高齢者介護事情  伊藤清

「福祉大国」は幻想? スウェーデンの高齢者介護事情 WEDGE Infinity(ウェッジ)

④「日常をできるだけ維持する」スウェーデンのコロナ対策

webronza.asahi.com

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W、参考資料

news.yahoo.co.jp

引用

 軍によるデモ鎮圧に抗議したのが、前国防長官のジェームズ・マティス氏(69)だった。国防長官辞任後、1年半の沈黙を破って、米「アトランティック」誌に寄せた「声明文」では、かつての上司を痛烈に批判している。

 〈ドナルド・トランプは、私の人生で、アメリカ人を団結させようと努力をしない、いやそのふりさえしようとしない、最初の大統領です。それどころか、彼は私たちを分断させようとさえしているそして今、私たちはトランプが意図的に分断を試みた3年間の結果を目のあたりにしているわけです。それは未熟な指導者の下で過ごした3年間の結果でもあります〉

   アメリカにおける「分断」と「団結」

 マティス氏のこの声明文の中で、繰り返し言及されるのが「分断」と「団結」というアメリカの歴史を理解するうえで欠かせない2つの言葉だ。  

 マティス氏は、建国時代の第4代大統領ジェームズ・マディソンの次の言葉も引用している。

何十万人もの熟練した兵士を擁していても、分裂していアメリカは弱い軍隊が少なくとも、あるいは兵士が1人もいなくても、団結していれば、アメリカは外国による侵略を封じることができる」(「ザ・フェデラリスト」第41編)

 人種差別がアメリ社会を分断(分裂)させることは言うまでもないマティス氏は、人種差別への抗議デモを「それは健全で、皆が求める要求であり、全員が支持することができるもの」と擁護する。そしてトランプ大統領による軍を使った弾圧に対しては、社会の分断(分裂)をもたらすものとして厳しく非難する。

 「この危機を乗り越えなければなりません」

 声明文の中でもう一つ言及されているのは、ノルマンディー上陸作戦の際の司令部から兵士たちへ発せられた激励だ。 〈第二次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦に際して、司令部は兵士たちに対して「われわれを打ち破るためのナチス党のスローガンは、分断し征服せよだ」と伝えました。それに対するアメリカの答えは、「団結すれば、そこに力が生まれる」でした〉

れいわ新選組の公認候補である大西つねき氏がナチスも顔負けの「高齢者の命を選別すべき」と発言!! しかも「生命の選別しないと駄目だ」「その選択が政治」とまで言いきる! しかし、れいわ代表の山本太郎氏は大西氏を「除名しない」と声明!! | IWJ Independent Web Journal

Youtubeにあがっている該当箇所抜粋(monbranさん)の動画はこちらです。いつ削除されるかわかりません。ご了承ください。

【字幕対応】大西つねき「命、選別しないと駄目だと思いますよ」(2020/07/03)

https://www.youtube.com/watch?v=x7DsNJBX8XY

そのかわりに、同日夜、れいわ新選組のホームページに、代表の山本太郎氏の名義で以下の声明が発表された。

大西つねき氏の動画内での発言について 2020年7月7日

大西つねき氏の動画内での発言は、
①れいわ新選組の立党の精神と反するもので看過することはできない。

一方でそのことによって、
大西氏を除名するという判断はこちらにとっても簡単なことではあるが、
それでは根本的な解決にはならない。

②多くの人々の心の中にもあるであろう何かしらかの優生思想的考えに、
光が当たったことを今回はチャンスと捉え
アジャストする責任が私たちにはあると考える。

この作業は、
④「何度でも人生をやりなおせる社会を構築する
という理念をもつ私たちにとって、重要な意味を持つ。

大西氏には、⑤命の選別の問題に生命尊重の立場から、
取り組んでいらっしゃる方々にレクチャーを受けて頂き、
命について真摯に向き合うチャンスを与えたいと思う。

⑥人は変われる。
私はその力を信じたい。

れいわ新選組 代表 山本太郎

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wacwac。

山本さんのこの文には党の結集軸になるべき政治思想が欠けている。れいわは状況対応的なネットクラウドcloud)雲状態であることが両者の声明から透けて見える。

①れいわ新選は党なのか?疑問ネットクラウド好意的に解釈すれば、イタリアの五つ星運動

問題の所在のすり替えではないのか?

>幅広い意味では優生思想ととらえることができるが

彼の動画発言は障害者への差別を直接対象としたものではなく、

>1930年代のスウェーデン社会民主党形成期に党の指導者から提起された当時のスウェーデンの生産人口の減少問題にスポットを当てた人口増加議論に通じるものである。社会ファシズム規定は、こういった側面をスターリン主義が党の拡張を自己目的に拡大解釈したものである。

>したがって**さんの議論の核心はまず1920年代のイタリアファシズム次にドイツナチズムが台頭するヨーロッパ1930年代の超反動思想を今日に日本で蘇らせる役割を果たしている。日本においては過去も現在も**さんのような考え方が支配層の外部に蔓延し国家機構のなし崩し強権支配に連結するのである。

**さん発言擁護のコメントにその証拠がはっきりと刻印されている。

>残念ながら、山本氏には彼の問題意識の所在をすくい上げて討論を深化していく知識の量が不足している。

**さんの考えの核心はあからさまに言えば

その1。今日の日本で蔓延している世代間の対立を煽るものであり、支配層エスタブリッシュメントに団結して戦う仲間のものではない。

なお、山本氏の氷河期世代を云々する言説も、そういった**さんの基本思想を看過させたと思われる。世代論などやっていると分断攻撃に与する。

その2。今の日本のリアルな社会経済情勢の中ではファシズム思想に位置づけられる

その3.ネットクラウドの中でテングになっていた側面もある。割れ鍋に~~~。

The head of a sardine can be great if you believe it.。

アジャストする責任が私たちにはあると考える。

Adjust意味】(…を)調節する,合わせる...**さん発言に対して使う言葉でない!

前後の文脈から推断すると

「山本さんのこの文には党の結集軸になるべき政治思想が欠けている。れいわは状況対応的なネットクラウドcloud)雲状態であることが両者の声明から透けて見える。」

④支配層決まり文句のようなセリフになっているがこの理念なるものの意味をよ~く再考すべきだ。揚げ足取りではなく、何度も変われない人もたくさんいる=なので亀裂をうみだす。それに端に変わればよい、というモノでもない。変節もあり得る

⑤問題の所在は。山本氏と**さんの社会に蔓延している分断分裂に対して、それを固定化したり煽ったりする具体的な政策体系=政治思想傾向の再点検なのに生命尊重にすり替えている。こういった一般論に流れるとそのレクチャーはその分野の悲惨状況の提示なるはずで、所詮情緒世界に留まる。**さんが動画で言う合理主義とはこういう場面で発揮するものである。

>山本さんの考え方の幅は狭い。もっとジェネラリストになれるように努めたほうが良い。

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  さらに、**氏本人が以下の釈明を公表した。

7月3日の動画での発言について
2020年7月7日

私の先日の動画での発言について謝罪と撤回をしたいと思います。

私は7月3日の自身の動画チャンネルにおいて、「命の選別が政治家の仕事」という

>政治家としてはあるまじき発言をしました。

>この考えそのものが、従来の障がい者や社会で苦しんでいる人々へのケアを不十分なものにする元凶であり、「命の選別をやめよう」というれいわ新選組の結党の精神とは真逆の主張であったと、自分の発言の愚かさを深く痛感しております。

今回の発言で命の選別に正面から取り組まれている船後議員、木村議員ならびに多くの当事者の方々はもとより、全ての人々に深く謝罪すると共に発言を撤回いたします。

代表からは、「命の選別」の問題に真正面から取り組んでおられる当事者の方々の声をしっかりと聞くべきとの指摘を受けました。自分の考えの浅はかさをより自覚し、新しい自分に生まれ変われるように努力したいと思います。

※なお、当該動画については、発言撤回と共に公開停止にいたしました。

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W。動画発言は日本の基礎的社会経済力の歴史的傾向における少子高齢化の進行と政府当局の政策状況に対する、

>**さんの政治家としての政策体系の中で、高齢者の命の選別を主張しているにもかかわらず、

>声明文は障碍者や社会で苦しんでいる人々への差別にすり替えている。

>踏み込んで言えばしたがって、障碍者や社会で苦しんでいる人々への差別を反省しても**さんの「政治家」としての政策体系の部分修正に過ぎない

 もっとも**さんは自称政治家に過ぎない。意図的なすり替えではないと思う。目先の困難状況のどっぷりとつかって局面打開に集中するあまり自分の展開する論理を追認できないだけだと思う。周囲が手助けする必要があるが山本さんも声明文読む限り同じような状況下にある。

日本の過去、現状と将来の基礎的社会経済状況と社会保障福祉、財政状況において、**さんが動画で言うような高齢者政策を実行すれば、高齢者ジェノサイドに等しい状況が広がっていく。

 他方で山本さんらは一知半解のMMTを振りかざして円大量散布のごとき言説を垂れ流している。その一員である**さんは高齢者切り捨てが政治家の決断という

だったら、余計にたちが悪い。

あからさまにいえば、れいわの党派性であり基本政策の大量円散布はするが、生産人口論の立場に立って、高齢者は切り捨てる、と言っているに等しい。

>大量円散布の権限を握った政治家の転倒した切り捨て排除、議論である

**さんの得意がる合理的人間の議論とは思われない。

MMT政策と高齢者切り捨て政策の整合性をつけると

**さんの政策体系はファシズム以下の生産人口身分と非生産人口身分を仕分けする封建的分断政策である。

**さんは動画パフォーマンスで忙しすぎるのか、自分の政策の筋道を辿って点検したことがあるのか疑わしい。

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