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2020年12月9日編集
KKRジャパン 平野 博文Hirofumi Hirano 企業情報
>2020年12月10日。調査結果の中間的結論はTwitterに挙げた。本体松下の有利子負債総額1兆円の穴埋めに、傘下(独立性が強い。~四国拠点、創業者は赤外線こたつの発明者~)⇒黒字のヘルスケアメーカーを売却すると決断し、米ユダヤ系プライベートファンドのLOBを受諾せざる得なかった(1800億円)。コツコツ、特殊分野のメーカは大きな儲けはできないが、ファンダメンタルズとして大切な企業である。日本の強みでもあった。それを本体の大赤字で手放すのは大局的見地に立てば愚策である。
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W参考資料
>②パナソニック、ヘルスケア事業の全株を1650億円でKKRに売却 | ロイター
③https://www.vorkers.com/one_answer.php?vid=a0A1000001eVgAx&qco=9
「リストラを3度やって優秀な人材は去っていった。中国人労働者やインドネシア労働者が頼り」
④パナとシャープ、明暗の分かれ目は…リストラ、投資決断、何より社長の経営能力 (4/5ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
引用
「迅速なリストラと明確なビジョン-
クは普通の会社ではない」。こう考えた津賀社長は就任早々に荒療治に乗り出した。不振が続いていたプラズマテレビや個人向けスマートフォンから相次ぎ撤退。半導体は北陸の主力3工場と東南アジアの工場をイスラエルやシンガポール企業に売却、約7千人を削減した。黒字だったヘルスケア事業も成長分野との相乗効果がないと判断し外資系ファンドに売却した。」
>⑤パナソニックヘルスケア事業、東芝などが応札検討 - 産経WEST
@2013.5.25 06:00
W。結局、東芝はその後、経営危機を迎え、松下も多額の有利子負債を抱え、傘下のメディカル機器メーカーを投資ファンドKKRに売却した。LOBである。受け皿会社がphフォールディングス。増資分の負担は受け皿会社の負債に計上されている。パナソニックへの分株による利益も取得。ということで、1650億円の買収額のもとは取ったのではないか?
引用
「関係者によると、1次入札終了後、来月中にも2~3社に絞り込み、7月に2次入札を実施する見通し。売却額は1千億円超となる見込み~。
>東芝は、コンピューター断層撮影装置(CT)などの画像診断機器を手掛ける「東芝メディカルシステムズ」(栃木県大田原市)を傘下に持ち、売り上げ規模は3738億円(平成25年3月期)にのぼる。
~~「東芝でのシナジーは薄れていた」キヤノンが買収した医療機器トップの本音 | 『週刊ダイヤモンド』特別レポート | ダイヤモンド・オンライン~~
W.業界の実態がわかる記事
引用
「東芝の中でね、当社は長年に渡って「自己完結的ビジネス」でした。エレクトロニクスがどんどん進化した70年代、80年代はシナジーがあり、総合電機メーカーだからこそできたビジネスだった。エレクトロニクス技術を医療機器用に改良あるいは進化させて作るっていう部分に、われわれの寄って立つものがあった。コモディティ化したエレクトロニクスが医療機器にすぐ活用できるようになってくるとシナジーは薄れていきました。
――というと?
マイクロコンピュータで言えば、ワンチップのマイコンがあった時代でも、医療機器に使うためにはマザーボードから作り、ソフトウェアのOSだって自分で作っていた。でも今はデファクトができあがり、アプリケーションに集中して開発できるようになった。そこからは東芝の中でも割と独立した運営がなされるようになりました。故に切り出し(東芝メディカルシステムズの売却)がしやすかったんでしょう。」←W。結局、松下だけでなく、東芝も傘下のメディカル機器メーカーを売却した。
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「パナソニックは、血糖値測定センサーや補聴器、電子カルテ作成システムなどを手掛ける。だが競争環境が厳しく、多額の研究開発投資が必要となることから、パナソニックヘルスケア社の株式の一部を売却する方針を発表していた。」
⑥東芝だけじゃない! 大手電機メーカー8社後退の原因となった、裏の「本業」を暴く! | ダ・ヴィンチニュース
⑦
どこで間違ってしまったの? 日本の家電が競争力を失ったのはなぜ?(THE PAGE) - Yahoo!ニュース
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<タイトル記事の書きだしはここから>
行き成り時間不足のため、タイトル関連事項のURLを貼り付けておいて、後に時間が
でき次第、全体像をまとめることにした。
この記事作成の取っ掛かりはコレだった。
新型コロナワクチン世界初承認。来年夏には「日常が戻る」?
「4万人の治験者の半数にワクチン、残り半数にはプラセボ(疑似薬)を投与したテストの結果の承認という。BBCによれば、このコロナウィルスワクチンの世界初承認機関となった英国の医薬品・医療製品規制庁(MHRA)責任者レイン長官は、「われわれが準じたプロセスは国際的なもので、絶対的に信頼のおけるものである」と述べている。英国は今後、個人病院や薬局などを含めた国内数千カ所でワクチンを入手可能にする予定だ。 」←W。mRNAワクチン
「同じく開発中だったアストラゼネカおよびオックスフォード大学が開発したワクチンについては、数千人の治験者のうち1名の死亡理由が「ワクチン由来であるかどうか不明」との理由で延期されている。」←W。アデノイド(無害)のウィルスなどを運び屋として利用する手法。
「子供の接種は当初は控えるべき」
「米国の疾病対策センター(CDC)は、これまで世界219カ国と合衆国全州で行われた35万9682件のテストの治験者が「妊婦以外の成人のみ」であることを理由に、少なくとも接種開始時は子供への接種は控えるべきであると発表」←W.モデルナワクチンやアストラルゼネカワクチンは人体実験の数が足りていないようで、この点においてもファイザーバイオエヌテックが先行している。なお、ロシアでも独自のワクチン開発と接種が始まっている。
>ファイザーワクチンとモデルノワクチンの効能その他が同等であるとすると、インフラにかかる負担が大幅に少ないモデルノワクチンが世界基準となるはずなのだが、人体実験数の少ないモデルノワクチンが果たして肩を並べるほどのモノか、今後の推移を見なければわからない。
参考資料NHK
モデルナは、ワクチンの接種を受けた人に重大な安全上の懸念は報告されていないとしていますが、2度目の接種後に9.7%の人にけん怠感、8.9%の人に筋肉の痛み、5.2%の人に関節痛、4.5%の人に頭痛がみられたなどとしています。
モデルナは、効果についての評価は試験が進むにつれて変わる可能性があるとしているほか、今後、臨床試験の結果を審査が必要な科学雑誌に投稿するとしています。
またモデルナは、近くFDA=アメリカ食品医薬品局に対し、緊急使用の許可を申請するとしていて、供給の見通しについては、ことし中にアメリカ国内向けにおよそ2000万回分を出荷できるとしているほか、来年には全世界に向けて5億回から10億回分を生産できるとしています。
>英 製薬大手開発中のコロナワクチン 信頼性疑問視で追加試験も(11/28)
>なお、大阪発アンジェスワクチンは森下とかいう大阪大学教授のプレゼン内容にざっと目を通した限り大きな疑問を抱かざる得なかった。その趣旨は国産ワクチン開発の重要性を訴えながら、海外ワクチン開発に対する政府の巨額投資を論う政治的発言に終始しているものだった。スタップ細胞騒動の時の笹井(自死の道を選んだ)の先端研究に対する政治発言に実によく似たものである。研究内容のリアル性を説明するよりも当該分野の国際構造を指摘し危機感を煽ることに終始している。その発言は裏返すと予算獲得運動が突出するものである。
米国は2021年末までに「4000万人分確保」の予定
「米国でも12月中旬にはファイザーとバイオエヌテック製ワクチンの国民への接種を始めるとのことだ。ワクチンはアメリカ国民には、少なくとも初期段階では無償で提供される。
医療従事者、長期滞在型ナーシングホームの高齢者、エッセンシャルワーカー、ハウスケアワーカーらに優先的に接種する。接種は3週間置いて2回が必須である。」
>「ファイザー製ワクチンはマイナス70度という低音での保存が必要だ。そのため、GPSと温度センサーがついた極めて特殊な専用箱で移送される。病院、薬局などはこの専用箱で受理後、特殊冷凍庫でワクチンを保管できれば6カ月保存が可能で、移送された箱に入れたまま、ドライアイスの交換を怠らなければ15日保存が可能だ。冷蔵庫保管の場合は5日以内に使用しなければならない。」
「ファイザー製をはじめとする、現在までに開発が進んでいる数種のワクチンはいずれも、発症予防には70%以上の効果が期待されるものが多いものの、ワクチン接種した人がすでに陽性だった場合、感染を「他に広めない」上で効果があるかどうかは明らかになっていないのである。」←W。赤色マーカー部分は当たり前のこと。
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NHK
新型コロナウイルスのワクチン 保存用冷凍庫の確保が課題(12/2)
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国内メーカーも安定供給に向けた対応進める
「神奈川県相模原市の「カノウ冷機」では、アメリカの製薬大手、ファイザーが、新型コロナウイルスのワクチンの有効性に関する暫定的な結果を発表した、11月9日ごろからマイナス80度に対応できる冷凍庫に関する問い合わせが通常の倍以上に増えました。」
>「この会社では、マイナス80度に対応できる冷凍庫の生産をデンマークにある会社に受注生産で依頼しています。」
>「また、デンマークのメーカーには、各国から同様の生産の依頼が入るため、日頃から現地と緊密に連絡を取り、生産に必要な部品の在庫が足りているかどうかなど状況の把握に努めているということです。」
◆予約受付中◆ -85℃ Haier Biomedical製品
>
現段階で新型コロナウイルスのワクチンの保管に欠かせない超低温冷凍庫。
従来の弊社製品「LABシリーズ」に加え、世界的メーカー「Haier Biomedical(ハイアールバイオメディカル)」、100L、579L、729L容量の製品をラインナップしました。
2021年初、発売 ◆予約受付中◆
詳細は弊社営業部までお気軽にご連絡ください。
カノウ推奨は中国メーカーの製品。
カノウは販売代理店でありメーカーではない。デンマーク製も販売していますよ、ということ。
なお、この販売会社の取引先を見るとホシザキがあった。業務用冷蔵庫、冷凍庫の有名メーカーである。ここもワクチン用の冷凍庫は生産設備を変更すると増産体制をとれる。
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国内の医薬品冷蔵保存機のメーカーは(NHK、Web解説による)ここである。
調べてみると面白いことが分かった。
PHCグループの沿革
1969 松下寿電子工業株式会社として設立
歴史を詳しく見る
2005 パナソニック四国エレクトロニクス株式会社に社名変更
2007 松下電器産業株式会社ヘルスケア社をパナソニック四国エレクトロニクス株式会社へ移管
2010 パナソニック ヘルスケア株式会社に社名変更
2012 三洋電機株式会社のヘルスケア事業部門をパナソニック ヘルスケア株式会社に統合
2014 パナソニックグループよりカーブアウトし、パナソニック ヘルスケアホールディングス株式会社を設立
2016 Bayer AGより糖尿病ケア事業を買収し、アセンシア ダイアベティスケアホールディングス株式会社として、統合
2018 PHCホールディングス株式会社に社名変更
2019 Thermo Fisher Scientific, Inc. より病理事業を買収し、Eprediaとして統合
2019 株式会社生命科学インスティテュートとの戦略的資本提携合意に基づき、株式会社lSIメディエンスの全株式を取得
会社概要
事業内容 | 各種ヘルスケア機器・サービスの開発・製造・販売 (糖尿病マネジメント、診断、ライフサイエンス、ヘルスケアサービス) |
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資本金 | 313億円(2020年3月31日現在) |
株主 | KKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ・アンド・カンパニー・エルピー)、三井物産株式会社、株式会社生命科学インスティテュート、パナソニック株式会社 |
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役員 |
取締役会長 代表取締役社長 | 最高経営責任者(CEO) | 診断・ライフサイエンス共同ドメイン長 代表取締役副社長 | 最高執行責任者(COO) | リスク担当 取締役 |
引用
「アメリカ合衆国、ニューヨークを拠点とするバイアウト・ファンドである。1976年に三人のユダヤ系アメリカ人であるジェローム・コールバーグ・ジュニア、ヘンリー・クラビス、ジョージ・ロバーツによって設立された。」
- PPGインダストリーズ
- 蓑田秀策 - 日本法人元会長
- 平野博文[3] - 日本法人社長
- マレリ(旧:カルソニックカンセイ)
- 工機ホールディングス(旧:日立工機)
- 日立国際電気
- PHCホールディングス(旧:パナソニックヘルスケア)
- 西友
会社概要 | 企業情報 | 株式会社生命科学インスティテュート
>三菱ケミカルホールディングスグループ
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@
自己株式取得決定のお知らせ | 2019年 | ニュース | PHCホールディングス株式会社
引用
「
PHCホールディングス株式会社(本社:東京都、以下「PHCHD」)は、2019年5月14日の取締役会において、2019年7月末までに開催予定の臨時株主総会の決議を条件として、コールバーグ・クラビス・ロバーツアンド・カンパニー・エルピー(PHCHD以外の関連企業その他の関連組織を含めて、以下「KKR」)およびパナソニック株式会社(以下「パナソニック」)から、15,348,237株の自己株式の取得(発行済株式総数の13.7%に相当)を行う旨、合意しましたのでお知らせいたします。
なお、先に公表いたしました株式会社生命科学インスティテュート(以下「LSII」))との戦略的資本提携が実現された場合、かつ本自己株式取得が実行された後は、PHCHDの株主構成はKKR 52.0%、三井物産株式会社 22.0%、LSII13.7%、パナソニック 12.3%となる見込みです。」
W。結論
会社沿革を参照すると、松下系のヘルスケア特化企業がバイアウトファンドに主導権を奪われたということに尽きる。上記に列記した企業と同じ事態がここでも発生した、というべきだ。