wacwac (@wacwac05690282) | Twitter
人体の細胞更新速度
(Cell update rate of the human body)
1.新陳代謝
人体は、1日で1兆個もの細胞を入れ替えています。不要になった細胞は死んで、その近辺の元気な細胞を細胞分裂させて2個にし、その一つを失った細胞に入れ替えて成長させます。人体の細胞の数は、約60兆個で、単純計算すれば、毎日1兆個の細胞が入れ替わり、1ヶ月で30兆個、2ヶ月で60兆個が新しい細胞になっていきます。
W。DNA遺伝子(二重の螺旋階段状)は一端RNAタンパクに置き換わる(下図のDNA複製の下方の無記名)新型コロナウィルスはRNA遺伝子1本。当然、構造的に変異し易く人獣共通の宿主を見つけて自らを維持する。元をただせば自然界に存在したウィルスが動物に宿り、変異を繰り返し、人間を宿主とするようになった。大量の人間無症状感染者のパンデミックは以上のような事情から自然の摂理として証明できる。
引用
「体細胞とは皮膚や内蔵、筋肉などの細胞をいい神経細胞など一部の体細胞を除き(心筋、脳神経細胞)、細胞分裂によって古い細胞が新しい細胞に置き換わる新陳代謝を繰り返して生命を維持しております。」
「人間の体細胞は23対46本の染色体(W。遺伝子)がある」
「体細胞の分裂方法は倍数分裂です。
一個の細胞がそのままコピーされて2個になります。
ところで正常な細胞はある程度分裂を繰り返していくと自然に死滅します。ある意味プログラムされた自死で、あこれをアポトーシスといいます。」
>「この細胞自死機能がが何らかの不具合により壊れてしまい、無限増殖を繰り返す細胞がガン細胞です。
しかも遺伝情報が傷つけられ狂っているため、不規則で無秩序、機能的にも正常細胞とは異なった状態で増えていってしまうのです。」
@まとめると以下のようになります。
⇒細胞には生殖細胞と体細胞が存在
⇒生殖細胞は減数分裂、体細胞は倍数分裂と、異なる方法で分裂
⇒細胞自死をしないで無限増殖するのがガン細胞
ということになると思います。」
この項の引用終わり
2.細胞
人体を構成している細胞は、約250種であり、その更新速度は、各々の組織や臓器によって、次の4つに大別されます。
速やかに更新される細胞 :表皮,角膜,消化器系上皮組織,精巣上皮,造血組織,リンパ組織など
ゆっくり更新される細胞 :呼吸器上皮,尿細管上皮,肝細胞,膵臓,結合組織細胞,胃の壁細胞,副腎皮質細胞など
生涯に一部しか更新されない細胞:平滑筋細胞,脳神経膠細胞,骨芽細胞,副腎髄質細胞,褐色脂肪細胞など
生涯更新されない細胞 :神経細胞,心筋細胞,セルトリ細胞など
「神経膠細胞(しんけいこうさいぼう)
グリア細胞 (グリアさいぼう、英: glial cell)とも呼ばれ、神経系を構成する神経細胞ではない細胞の総称であり、ヒトの脳では細胞数で神経細胞の50倍ほど存在していると見積もられている。 gliaという語は、膠(にかわ、英: glue)を意味するギリシャ語に由来する。」
W注。
アストロサイトがアルツハイマー病の病態形成に関わっていることを発見 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
引用
「大きな社会問題となっているアルツハイマー病の発症機構では、脳におけるアミロイドβ(注1)の異常凝集および蓄積が重要であると考えられています。一方、脳に存在する神経細胞以外の細胞のうち、その大部分を占めるグリア細胞(注2)の一つ、アストロサイト(注3)が、神経機能に対して様々な影響を及ぼしていることが近年注目を浴びています。」
「アミロイドβを分解する新規酵素kallikrein-related peptidase 7(KLK7)を同定し、脳内ではアストロサイトが分泌していること、またアルツハイマー病患者脳ではその発現量が低下していること、さらに遺伝子をノックアウトしたモデルマウスにおいてはアミロイドの蓄積が亢進することを明らかにしました。加えて、W⇒新薬開発の糸口アストロサイトにおけるグルタミン酸シグナル(注4)を抑制することでKLK7の発現量と分解活性を上昇させることができることを見出しました。
本研究成果はこれまでにアルツハイマー病発症機構において注目されてこなかったアストロサイトを標的とすることで新規治療・予防薬の開発につながることが期待されます。」
発表内容
「アルツハイマー病の原因として、神経細胞が分泌するアミロイドβと呼ばれるタンパク質が老人斑として蓄積し、神経細胞内に存在するタウ(注5)の異常凝集を引き起こして神経細胞死に至ることが考えられており、アミロイドβやタウを標的とした創薬が進められています。
一方近年、神経細胞以外の細胞が脳の生理機能に大きな役割を果たすことが示されつつあり、注目されています。アストロサイトは脳内の免疫や炎症を司るグリア細胞の一種であり、ヒトにおいては神経細胞よりも十倍以上存在することが知られています。アルツハイマー病患者脳においてはアストロサイトの異常活性化が認められていますが(図1)、これまでこの反応はアミロイドβやタウ蓄積、また神経細胞死に呼応して生じる、炎症性反応と理解され、アストロサイトがアルツハイマー病の病態形成そのものに深く関わっているとは考えられてきませんでした。」
用語解説
注1. アミロイドβ40個前後のアミノ酸からなる小さなペプチドで通常は水に溶けていますが、アルツハイマー病患者脳においては異常凝集し、老人斑として蓄積しています。家族性アルツハイマー病原因遺伝子変異はほぼ全てアミロイドβの産生量や凝集性を増加させること、一方で認知機能が正常な高齢長寿者において見出された遺伝子変異では産生量が低下することなどから、その脳内濃度の上昇がアルツハイマー病発症を引き起こすことが示唆されています。
注2. グリア細胞神経系を構成する細胞のうち、非神経細胞の総称W⇒アストロサイト(注3)です。ヒトの脳では神経細胞の十倍以上存在することが示唆されています。これまでは神経系における恒常性維持などに関わっていることが示されていましたが、近年グリア細胞も様々なシグナル伝達や脳機能に関わっていることが明らかとなり、注目されています。
注3. アストロサイト星状膠細胞とも呼ばれ、星型の形態をとることが知られています。神経細胞同士を構造的に支える支持細胞としての役割を果たすと同時に、神経細胞間シナプスにおいては神経細胞と協調して各種神経伝達物質の放出や取り込みに関わります。また脳の血管に対して突起を延ばし、血液脳関門を構成しています。」
|