■ 阪神ドラ1佐藤輝明が仮契約 背番号は福留の「8」(日刊) 20/11/12
近大・佐藤輝明内野手が12日、大阪市内のホテルで仮契約交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円で合意した。背番号は「8」に決定。今季限りで阪神を退団した球界最年長の福留孝介外野手がつけていた背番号だ。担当の渡辺スカウトも、背番号「8」について「それだけ期待している選手。それにふさわしい番号を球団が用意していただけた」と期待を込めた。
■ 大学時代成績
17春: 11 .270 37 10 1 2 0 4 10 2 0 .308 .405
17秋: 11 .267 45 12 2 1 2 12 12 0 0 .267 .489
18春: 12 .333 51 17 3 1 2 12 7 4 1 .382 .549(9位)
18秋: 12 .354 48 17 2 0 3 9 7 5 1 .415 .583(4位)
19春: 12 .333 42 14 4 2 2 12 9 8 1 .440 .667(7位)
19秋: 13 .188 48 9 3 0 2 9 9 5 2 .264 .375
20春: 開催中止
20秋: 10 .257 35 9 3 1 3 11 15 11 3 .435 .657
通算: 81 .288 306 88 18 7 14 69 69 35 8 .361 .529
※ 18秋20秋:MVP 18春:ベストナイン(外野) 18秋19春:ベストナイン(三塁)
【 全国大会 】
試合 打率 打 安 二 三 本 点 振 球 盗 出塁率 長打率
17選: 1 .000 3 0 0 0 0 0 1 1 0 .250 .000(5番/指)
18神: 3 .273 11 3 0 0 1 1 3 0 0 .273 .545(4番/三)
通算: 4 .214 14 3 0 0 1 1 4 1 0 .267 .429
【 国際大会 】
試合 打率 打 安 二 三 本 点 振 球 盗 出塁率 長打率
18日米: 2 .143 7 1 1 0 0 1 0 1 0 .250 .286
18ハーレム: 3 .000 6 0 0 0 0 0 3 0 0 .000 .000
通 算: 5 .077 13 1 1 0 0 1 3 1 0 .143 .154
1号:仲野 芳文(同志社) 17/ 9/24 右越え2ラン
2号:山本 隆広(関西大) 17/10/ 6 2ラン本塁打
3号:神野 靖大(関学大) 18/ 4/17 右越え満塁弾
4号:福島 孝輔(同志社) 18/ 5/ 5 右越え2ラン
5号:黒原 拓未(関学大) 18/ 9/28 右越えソロ弾
6号:有村 大誠(立命大) 18/10/ 1 右越えソロ弾
7号:坂本 裕哉(立命大) 18/10/ 2 右越え2ラン
8号:原 暁(関学大) 19/ 4/14 右越え2ラン
9号:巻 大地(関西大) 19/ 5/26 右越えソロ弾
10号:坂下 諒(京都大) 19/ 9/24 左中間3ラン
11号:森 翔平(関西大) 19/10/13 右越えソロ弾
12号:黒原 拓未(関学大) 20/ 9/12 中越えソロ弾
13号:村上 大芽(立命大) 20/10/12 右越え2ラン
14号:桃尾 岳宜(関西大) 20/10/18 右越え3ラン
プロフィール
兵庫県西宮市生まれ。佐藤 輝明(さとう・てるあき)サード兼レフト。
甲東小1年から軟式野球を始め、甲陵中では軟式野球部に所属。
小学6年時に阪神タイガースJr.入りを果たした。
仁川学院では旧チーム時代から4番としてプレー。
2年時夏の予選全3戦に4番レフトとして出場し、12の6、本0点3の活躍で4回戦まで勝ち進んだ。
3回戦・村野工戦(8対1)で適時打2本を含む5打数5安打の固め打ちを披露。
3年時夏の予選は明石清水に5回1-11(4番サードで3打数2安打)で敗れ初戦で敗退となった。
県大会4回戦が最高成績。甲子園出場経験は無し。
近畿大学では1年時春からベンチ入り。
飛距離を評価されて5番・左翼手の座をつかみ、打率.270本0点4で規定打席数到達を果たす。
第5節・関学1回戦で右中間タイムリー三塁打2本を含む3長打の活躍を披露。
以降、主軸(4番44戦、5番22戦)に座り、通算88安打、打率.288本14点69の実績を残した。
計81試合(三39、左29)の先発を務め、6季中3季(外2、三1)でベスト9を獲得。
自己最多3発の活躍で優勝を飾った2・4年時秋に最優秀選手賞のタイトルを受賞している。
2年時春の関学大1回戦(満塁弾)及び同志社1回戦でライト中段弾を記録。
2年生で大学日本代表メンバー入りを果たし、紅白戦で上茶谷大河から中越え弾を放った。
大学NO1野手としてプロから注目され、4年時秋に連盟新の通算14発を達成。
関学・黒原の150㌔直球を中堅に叩き込み、関大1回戦で延長11回決勝3ランをマークした。
全国大会には1年時春の大学選手権、及び2年時秋の神宮(ベスト4)に出場。
5番DH(17春)、4番3B(18秋)で先発を担い、14打数で3安打、打率.214本1点1を記録した。
1年時春の大学選手権で全国デビューをはたすも3の0と目立てず初戦で敗退。
2年時秋の神宮1回戦・筑波大戦で先制の左ソロ(村木の外高め144㌔直球)を放っている。⇒W.前掲の動画の打席。高くほぼトップの位置に構えたままのバットをヒッチさせてタイミングをとっている。このタイミングをとるヒッチがプロ入り後、公式戦では小さくなった。多分、3年秋、19年春シーズンコロナ開催中止⇒19年秋不調シーズン打率157。⇒4年秋ホームラン新記録狙い。打率258
国際大会には2年時7月の日米野球、及びハーレム国際大会(優勝)に出場。
全12戦中3試合(指2、左1)のスタメンを務め、日米野球第4戦で右中間適時二塁打を放った。
通算81試合、打率.288、88安打、14本塁打、69打点。
この打ち方の特徴としては、背中を使ってパワーを生み出しますので、前捌きよりも後ろ体重でスイングする方が力が入るだろうと思われます。速いストレートに対して強さを見せるスイングです。差し込まれ気味でも、逆方向に角度よく飛ばせているのも、この打ち方の特徴に思います。
逆に、低めの変化球には脆さを感じます。特に、プロの世界はアマチュアに比べて変化球は多種多彩。そのキレや精度も比べ物にならないと言われています。おそらく佐藤もこの点はプロ入り後も大きく苦労すると思われます。
ドラフト1位は確実ということで1年目から1軍で起用しながらの育成が期待されます。1年目としては打率は2割付近で二桁本塁打を目指すくらいでしょう。プロの変化球を打てるようになるかどうか…そこはコーチとの巡り合わせかもしれません。
走力について、糸井2世と呼ばれていることもあり、それなりにあると思いますが、走力で銭を稼ぐタイプではないと思います。盗塁数も少ないので盗塁意識は低いかもしれません。
プロ入り後を見据えても、サードないし外野の一角を守れるというオプションは起用のしやすさにも繋がっていますね。
1位指名は固いでしょうが、プロの変化球対応が彼の今後の課題と思っています。そのためにどう工夫するか…。同リーグとの対戦成績でも三振の多さは気になるところで、プロは佐藤がストレートに強いとわかれば徹底して変化球で攻めてくるでしょうから、そこをどうクリアするか。
プロ入りに向けて、あるいはプロ入り後、彼のフォームに変化があるかは要チェックです。