W。反俗日記でダラダラ書くよりも、要点を絞った発言。
【宮台真司】利権至上主義の菅政権が日本をぶち壊す 2021/8【字幕あり】
W。アフガン米軍撤退の最新情報はコレ
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W。在アフガン米国民一日5000人を空輸退避させても8月末までに退避は完了しない、とはアフガン国内に5万人以上の米国民(軍属?)が在住していたのか?あり得ない!
長期傀儡政権によって欧米化し米軍や傀儡政府繋がりのアフガン人を米民間人に数えて退避させるつもりならば話は分かる。
しかし、ベトナム戦争最終局面でも米要人、関係者と共に退避したベトナム人は政府要人に限られていた。その他の人々はボートピープルなど自力で難民となりベトナムを脱出した。
今回のアフガン米軍撤退の事態の進行にもかかわらず、米軍はガニ大統領さえも撤退行動に同行させなかった。ガニ大統領は、早々と空路ウズベキスタンに逃亡した。
ということで、結論は一つしかない。
当初の米軍完全撤退の方針は大きく方針転換されたのだ。
アフガン米軍基地と一定の兵力を残したまま、タリバン政権との「共存」を模索するアメリカ政府VSタリバン新政権の政治交渉が始まったのだ。
タリバン新政権が米軍駐留アフガン基地を容認し、影響下にあるアフガン人の権限を認めることがアメリカ政府側の要求となった。この方針転換は、タリバン側の内部事情や政権奪取過程の軍事行動、言説によって決定された。タリバンは話し合いに応じる余地ありと。
結局、タリバン政権はガニ大統領らの勢力がいなくなったが、アメリカ軍事力と直接対峙しながら政治取引をする立場になった。
民族「解放」を一段階でやろうと目論むならば、米軍基地は力で一掃する必要がある。
もう一つの道は、交渉によって残留基地と一定の兵力を容認し一方でタリバン政権の基盤を強化する選択肢。二段階の民族「解放」戦略である。タリバン政権は岐路に立たされたとみる。
冷戦時代であれば、中ソの軍事力がバックに控えるので、撤退する米軍が方針転換をして居座り残留の政治交渉することなどなかったが、グローバル資本制の今は傀儡を倒してもさらに自力で米軍を追い出す力が必要となっている。