時間もなく、ホビーでもあるのでどんどん先にすすむ。
先日、阪神タイガースの2軍戦が偶々、甲子園球場で開催されると知って、天気も良いのでたいしてわくわく感もなく(コレといって注目する選手はいない!全部1軍に吸い上げられて層が薄い。)、阪神電車にのって球場前に到着した。
当日入場券売り場にたどり着くとどうも様子がおかしい。
入場券は売り切れではなかった。予約が必要だった。
だったらその場で予約すれば良い、と普段放置しっぱなしのなれないスマホの操作をしていると、どこからともなく中年前の男女が目の前に現れていきなり「**県からわざわざやってきました。入場券を買ってくれませんか」などという。
一瞬、手の込んだダフ屋だと思ったが、その次を聞くと、遠方からきているのに当日入場券が買えなくて困っている阪神ファンが目の前にいると解った。
「私が買ってあげましょう」などとその気になってでやり方の見当もつかないまま3人分の入場券の予約操作をつづけた。
そこに球場の案内係と思しき綺麗なお姉さんがやってきて「アンドロイド」ですかなどと尋ねて操作を手伝ってくれることになった。
お姉さんの云うがままに操作を続けると妙ことを言い出した。
「タイガースファンクラブに入ってください。」
2軍試合の当日券を予約するためにはファンクラブ入会しなければならない流れと解った。
「なんでそんなものに入らなければならないの?」と当方は文句をいった。
ファンクラブなどに入らなければ2軍の試合を観戦できないのであれば、その場で踵を返してあっさりUターンする。コレが当方の阪神タイガース球団に対する絶対的スタンスだ。
ところがそばに遠方からきて入場できずに困っている阪神ファンの二人がいる。
仕方がないファンクラブに入ろう!
次の操作で決定的なことを言う。
「キャッシュカードは今お持ちですか?」
どうやらファンクラブ入会はキャッシュカードと紐づけされている、とみた。
カチ~ン!
物凄い理不尽感が沸き起こってきた。
落として慌てるようなものは必要以外に持ち歩かない主義だから2軍戦観戦にキャッシュカード携帯は無い。スマホさえ持ち歩かず安置している。スマホを持ち歩いているのは出先で自分の「反俗日記」を読んで時間をつぶすため、街中で目的地を探すため。それと短期間だが入院したとき、地デジ、衛星放送の無内容さは経験している。読書も大きな限界がある、そもそも普段、日本の野球(NHKのMLB中継無視)と競馬以外にTVを見る機会がない。
お姉さんはさらに付け加えて、折り返しのメール受信も必要という。
いつも使っているメールアプリはスマホから削除している。電池が消耗する(充電が面倒)などという理由で、できる限りアプリは停止か削除している。
他に登録しているメールはある。使っているメールの復活もできるが、ファンクラブ入会に紐づけされたキャッシュカードの新規登録は手元になければ無理と解る。
遠方からきている阪神ファンに「申し訳ない、やってあげることはできない」といってさっさと帰ることにした。
「阪神タイガースと富士山は遠くから眺めるものですよ」とはこのときのお姉さんへの捨て台詞になってしまったが、阪神球団を長年みてきたものとして、この境地に至ったのは<反俗日記>で阪神タイガースの記事を書いてきたおかげである。
阪神タイガース球団は裏切りの刻印がおされている不条理球団である。それでも、いやだからこそ興味が尽きない。
阪神球団と自分の縁と所縁をいいあらわすと<不条理>と<反逆>である。
イロイロな人が世の中にはいる、だから面白い、と他人事のように言いたい。
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「才木、青柳、西の各先発投手の調子落ちが偶々重なっていることも想定される一方で、梅野捕手の初回序盤の配球パターンがトラッキングシステムの解析でチャート化され、梅野はそれにぴったりはまった配球をしているとも考えられる。
横浜の
の立ち上がりの投球は参考になる。豊富な持ち球の全球種のサインを順番に出させて首を振って自分の投げたい球を投げている感がした。コンピュータ解析の進んでいるMLBの最先端の技巧派投手は立ち上がり、それぐらい慎重に入っているということ。
坂本が梅野が、という以前に情報戦に後手を踏んでいる、とすれば、その解決が先だ。対処法を間違うとチームに混乱を呼び込む。バッテリーコーチの藤井さんの広島新井監督の参謀格に転身による情報漏洩も想定できる。」
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ボールは円周22.9cm〜23.5cm、重さは141.7g〜148.8gとなっており、MLBはこの最大値を採用し、日本はこの最小値を採用したようです。 日本が独自のサイズを作ったというわけではなさそうです。 直径でいうと72.9mmと74.8mm(W.1,9センチに違いは大きい)という違いになります。
W。「 日本が独自のサイズを作ったというわけではなさそうです」などとボールの大きさ、重さの違いに関してこれ以上深堀したくない、ようだが、実際にしらべても、いつごろから最小値を使うと決定したのか、解らなかった。ただ想像はできるし、多分コレが正解だろう。
日本に野球が導入されて以降、職業野球誕生(戦前である)まで日本の野球の花形はアマチュア中等学校野球であり(全国中等学校全国野球大会)、大学野球だった。隆盛を誇った順番から言えば中等学校野球大会⇒大学野球リーグ。
ということで当時の少年の体格の合わせて最小サイズの硬球が採用されたものと思われる。
ちなみに阪神甲子園球場建設以前の中等学校全国野球大会の開催地は鳴尾浜球場(阪神2軍の本拠地とは無関係)であり、阪神電鉄の所有する球場だった。
その後、阪神電鉄は中等野球全国大会開催を目論む名社長小林一三の阪急電鉄に対抗して一念発起して甲子園球場という当時では最新鋭の巨大球場を建設した。
当時の阪神間を結ぶ私鉄電鉄の力関係は、日銀大阪支店の元トップなど官界とのつながりから、国家的な法的保護の下にある国鉄に対抗して設立され、大工場地帯の沿岸部の乗降客を輸送する優位にあった阪神と新興住宅地を開発しながら、参入してきた阪急という構図だった。
時を経て両者の資本の発展スピードは新開拓地の余地が大きく商売の上手い阪急と市場飽和地域の沿線を抱え官界的堅実経営の阪神の立場が急速に逆転した。
それから半世紀以上経って、例の村上ファンドによって、阪神電鉄株が買い占められ電鉄株の急上昇と経営介入の話題(阪神球団の電鉄からの分離市民球団化などで脅かしていた)がマスコミを賑わす一方で、現阪神タイガース岡田監督がセリーグ優勝を果たさんとしていた年でもあった。この年の日本シリーズでセリーグ優勝の阪神はロッテに何の抵抗する術もなく敗れ去った。球団の屋台骨が騒動でグラついていたときに野球どころではなかった、とみていたがこうした見方をする人は少なかったのは残念だった。
結局、一種の仕手戦の行方はバブル経済に踊り借金まみれ(1兆円以上有利子負債)阪急があろうことかホワイトナイト(白馬の騎士)の役割を担い(実質は銀行団の意思)公開株式買い付けで阪神電鉄株を村上ファンドから買った。
この際に阪急電鉄と阪神電鉄は対等の形で阪急阪神持ち株会社に統合されたが実質的に、「名門」阪神電鉄は阪急傘下の非公開株式会社となった。
ということで阪神電鉄傘下の子会社であった阪神球団は阪急阪神HD傘下の孫会社の位置づけとなる。
さらに年月が経過し、両グループの統合は新入社員の一括採用をするまで一体化が進み、ついに2023年度をもって、阪急電鉄社長がその職を辞し、阪神球団のオーナー職に
専念するようになった。コレはNPBブレーブスを手放した阪急が再参入=ご法度のような形をとることにたいして両リーグオーナーサイドの拒絶(筋から言えばパオーナー側に拒絶観強し)を懸念した措置だった。
阪急阪神HD傘下の阪神球団誕生の際に十数億のペナルティーを科せられたものを阪神側の懇願によって数億に減額してもらった経緯もあり、阪急サイドは阪神球団の運営に直接強くかかわることができず、オーナー専任で妥協したものと思われる。
阪急側に球団身売り過去がなければ、阪神球団の阪急色はもっと強まり、いろいろ言われている負の球団経営体質(人事面で同じような傾向の人が球団に残る~無能ゴマすり体質=)は一掃された可能性がある。
私見では阪神電鉄のような保守的経営伝統ある資本が全国的な市場価値のある阪神タイガースを運営するとき、様々な無理、弊害が必然的に生まれる。鳴尾浜の2軍野球場(社会人野球の球場設備)をみれば阪神電鉄や訳の分かっていないファンが口先ではどういおうが野球への設備投資を怠って、目先の選手の出入りで事足れりとしてきたかが解る。」
甲子園改修工事よりもドーム球場建設が先だった。実際に日本ハムは実行している。
しかも関東にセリーグ3球団集結のリーグ。春夏甲子園本拠地高校野球への明け渡し、など現場選手の仕事環境を大改善しないで、どうやって優勝できるのか、子供でも解る。タイガースファンは球団に厳しい姿勢で臨むべきだ、というのがモットウである。ぶつぶつ文句は言うがその持っていく方向が違う。
なお、<裏切り云々>は1リーグからセパ2リーグ分裂の際、関西西日本電鉄球団側から一本釣りのような形で読売に引き抜かれ、電鉄親会社の球団としては唯一セリーグに参加したことによる。
承知のように元警察官僚、関東大震災便乗大虐殺事態にかかわりがあり、戦後戦犯、釈放、GHQ密着の正力松太郎は米国との関係が深い人物である。
もっとも昨今のMLBの日本市場進出ぶりは上記のような事態を飛び越えて進行している。グローバル資本制の時代にはMLB主導の新世界野球市場の現出には、構造主義者の目で見なければ俯瞰できないことが多すぎる。
日米野球事情はウイン、ウインの事態なのか、ということはそのうち解る。
大谷の活躍に諸手を挙げて歓喜するその様は敗戦直後、マッカーサーがいう日本人の精神年齢からさほど変わってないといえば邪推かひねくれものか。集団催眠にかかっているようにみえる。プロスポーツ選手個人と民族的属性は別次元の熱量の問題だよ。もっともヨーロッパでもフットボールに熱中が民族属性は切り離している。自分とのあまりの感性の違いに唖然とする。
もっと本質的なことを言えば野球ってそんなに面白い団体競技なのか?かなり前から疑問に思っている。TVで見るものではなく野球はやって楽しむもの。子供頃、少年の頃の記憶が蘇ってくる。先日、ふと立ち止まった少年野球のフィールドを何気なく眺めているとマウンドから投げ下ろす左腕投手の球筋が二弾とロケットのようにホップして加速しているのを見た。あの少年はこれからも野球を続けるのだろうか。
出典
プロ野球統一球とMLB公式球の徹底比較 - 新宿店 野球ブログ | セレクションブログ
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W.別の機会にじっくりと考えてみたい。
初歩的な疑問。
>ヤクルトスワローズの本拠地、神宮球場のNPB公式戦にだけここでいう
「ソニーのグループの「Hawk-Eye Innovations」が開発し、テニスのイン・アウト判定やサッカーのVARなど、スポーツにおける判定サポートサービスが25種類以上の競技、世界90カ国以上、年間30,000回を越える試合やイベントで使われているトラッキングシステム」
が起動しているとしたら大変な不公平が生じる。
それは無いと、かんがえているが。ただし練習に使用すると効果があることは間違いない。
レーダーからハイフレームレートカメラへ
「これまでのトラッキングシステムはレーダーを利用し、測定する場所に電波を照射し反射波をキャッチすることでボールの位置、速度、回転などを測定。
ホークアイのシステムは
>ハイフレームレートカメラで撮影された映像をもとにトラッキングをおこなう。
より正確でブレの少ないデータが取得できるのだ。
現在は4台のカメラで投手と捕手間をトラッキングしているが、今後カメラを8台に増やすことでフィールド全体をトラッキングできるようになるという。」
「ーホークアイのシステムと従来のシステムとの違いは?
まずはデータの正確性。あわせて結果だけでなく過程の部分をトラッキングできるようになった。
例えばこれくらいの回転数で、何センチホップして、何センチシュートするボールが数値的に良いとする。そういったボールを投げたいと考えても、従来のシステムでは結果のデータしか示せなかった。
ホークアイのシステムでは良いボールを投げたフォームとそうでないときのフォームを映像と数値の両面から比較でき、まずはデータの正確性。あわせて結果だけでなく過程どういうフォームで投げれば良いボールに近づけるのかが分かる。
こういった過程の部分をトラッキングできるのが従来のシステムとの大きな違い。
試合中の映像を解析し確認できるところも良い点です。」
W。横浜に入団し5月3日に初勝利を挙げたトレバー・バウアー - Wikipedia
の横浜のトレーニングルームのYOU TUBE動画でもそれらしきシステムで練習している画像がアップされていた。
ー実際にどのような発見がありましたか?
リリースポイントが自分の感覚とそこまでずれているとは思わなかったという投手だとか、変化球の変化が小さくなった原因が投げ方が少し変わったことだと気づいた投手もいます。
投球フォームの小さな変更で球質が大きく変わるということを映像とデーターを並べて示すことで理解してもらえることもありました。
ープロ野球におけるデータ分析のポイントは?
データ分析では「いかに平均値から外れるか」ということが大事とされていて、バッターはこれまでの経験を元に投球をイメージしているので、抑えるためにはリリースポイントであったり、握りであったり、プレート位置であったりを日々観察しながら何が最善なのかを探っていく。
バッターのイメージから外れるボールが抑えられるボールだと考えています。」
W。このカメラで撮影した映像によって相手投手の癖やキャチャーの癖、配球を解析する手段としても使えるかどうかが問題になる。モバイルできるかどうかの問題だ。
阪神ファンはこれまでの主戦捕手の配球面での問題性をクローズアップしているが、先発投手の配球、癖などの情報がこのシステムによって解析され、試合で利用されている可能性もある。
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W.今のMLBのジェネラルマネジャークラスはほとんど野球経験者ではなく、この見方によってチーム編成をしている。ゲームでも打者の打球方向を特定しゾーンディフェンスのような極端な守備体系をとって成功を収めてきたが、野球が面白くなくなる問う理由で今年から禁止されているらしい。
W。リアル野球を知らないファンがこの見方による数値を振り回して云々しているのはどうかと思うが、NPBはまだこの野球の見方が足らなすぎる。