反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

ヤンキースタジアム。ヤンキースVSオリオールズ、3連戦を振り返り、セイバーメトリックス数値、実効為替レート、民主主義を俎上に挙げる。

   Orioles vs. Yankees Game Highlights (6/20/24) | MLB Highlights

www.youtube.com

 ヤンキース5 ー17オリオールズ

コメント

Omfg i love this team most runs scored in Yankee's stadium by the Orioles in 35yrs Most runs scored in Yankee's stadium in 3 yrs Giving them boys emotional damage seeing them Yankee's fans behind the batters box throwing up their hands getting pissed after every hit made my month

 

>W。最後は捕手がマウンドに上がっている。

I'm 36 and have been a die hard o's fan my whole life and this team our front office has put together over these past few years is just what we have all been waiting for. This team is full of just Dawgs flat(W、意訳すると生え抜き almost every position.

昨年の新人王の

ガナー・ヘンダーソン - Wikipedia

の成長著しい。物凄いポテンシャルがあった。

 

去年はサードが多かったが今年は満を持してショートに専念(この使い方が良い。ショートの若手有望選手は2対1でローテ2番手ぐらいの投手とトレードされた)身体能力は高い(高校時代はバスケとフットボール兼用)、守備範囲は広く華麗な魅せるプレーをする。走力があり盗塁もできる12盗塁(昨年10)。相手の隙を常に狙った頭脳的プレーができる(死球で出塁し盗塁敢行)。ファイトが表面に出る選手でもある。今年は左打席の逆方向に狙って打って長打にしている打率279。HRは現時点で22本、ジャッジに次いで2位。OPS965(基本は引っ張りライトにHRの打法なので三振が多く四球が少ないのでOPSは見た目ほど高くない~1番を打っている)。

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アドリー・ラッチマン - Wikipedia

2019年MLBドラフト1巡目(全体1位)でボルチモア・オリオールズから指名され[4]、6月24日に契約金810万ドルで契約。023年オールスター選出。

>今から振り返るとオリオールズに移籍した藤浪晋太郎投手がナントかメジャーでやりきれたのも捕手ラッチマンの力があったのかもしれない。

オリオールズの投手陣は球威で押し込める者は他球団に比べて少なく見えるが、試合が終わってみると何となく勝ち投手になっている。

打率293。HR14.打点53(得点圏36打点)。OPS814。得点圏打率362。

勝負強い。三振率低い。勝負に関係の無いところでは打たない印象がある。

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Povich, Suarez, and Irvin (W裏ローテ)against Cortez(負け), Cole(勝ち) and Gil(勝ち)~表ローテ in Yankee Stadium and still win the series? No small feat.

 

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     ヤンキースタジアム3連戦 

 第1戦 6月18日

ヤンキース 4 ー  2オリオールズ

 勝コルテス(制球力、球威、変化球の切れ、3拍子揃っている)撃てない!この投手に匹敵する投手はオリオールズにいない。       

アルバート・スアレス - Wikipedia

 スアレス ウィキ引用

実弟は同じくプロ野球選手のロベルト・スアレス」(ソフバン⇒阪神パドレス

ヤクルト時代

2020年は12試合に先発登板し、4勝4敗、防御率2.67という成績を残した。また10月19日の対阪神タイガース戦(阪神甲子園球場)に弟のロベルト・スアレスが登板。プロ野球史上初の「外国人兄弟投手が同一試合に登板」を実現した 。11月16日に、推定年俸5200万円+出来高払いで残留。

2021年はシーズン途中からリリーフに配置転換。⇒W。先発で何とかQSを維持するタイプでリリーフは不向きだった。MLBオリの投球を見ていると粘り強い投球をする。

ヤクルトは日本シリーズに進出し、スアレスも2試合に登板して合計2.2回を無失点に抑えた。最終的にヤクルトが4勝2敗で20年ぶり6度目の日本シリーズ優勝を決め スアレス自身初めてとなる日本シリーズ優勝を経験した。

>12月2日、ヤクルトの保留者名簿から漏れ退団が決まった。

@この厳しい姿勢がヤクルトが外国人選手に恵まれる要因だろう。

              ↓

            サムスン時代

2022年30試合(うち先発29試合)に登板し、

チームの得点力不足やリリーフ投手が逆転されるなどの不運が重なり

勝ち星こそ6勝に終わったものの、

防御率はリーグ4位(2.49)、投球回数はリーグ8位(チーム最多の173.2回)、

奪三振はリーグ6位(159)WHIPはリーグ9位(1.16)クオリティ・スタートはリーグ7位(19回)と、先発としての役割を十分に果たした。⇒W.セイバーメトリックス数値に「チームの得点力不足やリリーフ投手が逆転されるなどの不運が重なり~」は現れる。

横浜時代の023年、今永投手の数値を見てびっくりした。MLBが評価する数値が並んでいたチーム力依存度の低い成績、被安打率、K/BB。WHIPが並んでいた

チームは内容を評価し、2023年も再契約することが決まった。

2023年は19試合に先発登板して4勝を挙げていたが、8月6日LGツインズ戦の試合中に左ふくらはぎの筋損傷の怪我を負い途中降板

>回復まで約1ヶ月かかることから、チームは新外国人投手を探す方向性を固め、8月10日にウェーバー公示されて退団した

↓ マイク・エリアス - WikipediaオリオールズGM兼副社長。選手を見る目がある。

オリオールズ時代

「2023年12月31日、ボルティモア・オリオールズマイナー契約を結んだ

2024年は4月中旬からメジャーに昇格し、4月22日には先発として5.2回を投げて4安打無失点、5奪三振を記録し、トラビス・ブラックリーに次ぎ史上2位の間隔が空いて大リーグで2860日ぶりに勝利を記録。」

アルバート・スアレス - ボルティモア・オリオールズ - MLB - スポーツナビ

反俗日記⇒024年オリオールズ投手陣。期待していた先発投手が故障。枚数足りない。

>そこでスアレス兄を起用し15登板、8先発。

   ~~~防御率では投球の中身は推し量れない~~

@3勝1敗。勝率750。防御率2,05(NPBではこの数値で投手能力を代表する傾向がある)。⇒W注

QS率0⇒生え抜きの選手で構成する強力打線と試合運びのうまさで何とかここまでローテを守ってきたが、相手打線を抑え組むタイプでは全くない。監督の使い方が上手い、ともいえる。

>HR1=少ない!与四球も投球回の半分未満

しかし、K/BB=奪三振÷与四球スアレス2,21。三振数が少なく完全に打たせて折るタイプ。

Walks plus Hits per Inning Pitched」の略3.5を超えると優秀と言われる

被打率220。高いな!

>WHIP1,20(Walks plus Hits per Inning Pitched、「投球回あたり与四球・被安打数合計」)1.20~1.40程度平均的で、値が低いほど出塁を許さず安全な投球をしていると評価することができる。まとまっている投手。過酷スケジュールで疲れてくると通用しない可能性がある。結局、東地区の強豪の成績次第だが、接戦になるとトレードで投手陣を維持するしかない。若手中堅のポテンシャル発揮によって打線は去年よりも上昇しているが先発投手陣の枚数が足りない。抑えが手薄なので今年も地区優勝止まりかな。それでもオリオールズは面白くて納得できるチームである。

ファンは球団フロントを支持している。GM兼副社長がその都度、記者会見をして透明性を維持しているので憶測が飛び交う余地が無い。NPB球団は監督にげたを預け過ぎだ。責任回避とも受け取れる。

経済的背景が弱いボルチモアでよくやっている

魅力的な若い将来ある選手が多く、球場でファンがリラックスして野球を楽しめるチームである。

>監督の采配をどうこう云うコメントもほとんどない。

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W注

  スアレス兄。

防御率2,05。(監督が上手く使っているということ)3勝1敗。1ホールド。の中身は濃くない。

平均レベル以下の先発投手である(5番手6番手)、が粘り強い投球で打線の援護待ちの投球スタイル。ヤンキースのような強力打線とこの日対戦した好投手の場合は負け投手になる確率が非常に高くなる。

K/BB=奪三振÷与四球スアレス2,21

3.5を超えると優秀

被打率220。⇒この数字大切。安打に四球、長打、犠牲フライ、エラーなどの要素が被打率に絡み相手投手が好投した場合、ビハインドを埋めることができずチームの敗色は濃厚になる。

>WHIP1,20(Walks plus Hits per Inning Pitched、「投球回あたり与四球・被安打数合計」)1.20~1.40程度平均的で、値が低いほど出塁を許さず安全な投球をしていると評価⇒W。1イニングに走者を出すことが多いと、イニング数を投げられない。ディフェンスの時間が多くなり試合の流れが悪くなる。得点される可能性も多くなる。

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 6月19日 第2戦

ヤンキース 6 ー7 オリオールズ

W。リードしていたが終盤、走者と貯めてヤンキースのHRで1点差に詰め寄られ、昨年の快進撃の立役者守護神バティスタのTJ手術による1年休養(契約内容をマイクエリアスGMは公表。バティスタ抜きで024年は戦うと宣言)の穴埋めとしてフィリーズから獲得した往年の名ストッパー、クレイグ・キンブレル - Wikipedia

が同点とされたが(ファンの間では一貫して物凄く評判が悪いが、他に適任者がいないジレンマ)、延長タイブレーク10回の表2点を取って裏の攻撃を1点で抑え、第2戦の勝利を決めた。

hochi.news

W。下記の1年契約の年棒1300万ドルは米ドルに対する円の実質実効為替レートでは約19億円ではない(この数字はあくまでも為替市場における交換レート、米ドルに対する現地の実効為替レートは4割増し程度だから

>25億円ほど用意しなければNPB球団はキンブレルを獲得できない

繰り返し主張しているように、米国選手の獲得条件が厳しくなっているのは一般に言われいる円安のため、というよりも米国の物価高による円の実質実効為替レート1ドル=220円ぐらいになっているからだ1ドル≒160円弱ではない。

ココに日本マスコミはふれたがらない。

それから、日本で活躍する米国選手をNPB球団が獲得できる条件が悪化している要因は、MLB各球団がマイナーも含めた選手評価を実力が浮き彫りになるセイバーメトリックスの各数値で行っているからだ。

前述の韓国リーグ時代のスアレスの数値も日本式の出し方(報知スポーツ)。

オリ球団側はセイバーメトリックスの数値と実物を見てマイナー契約をしたはず。

もっともNPBの大方のファンのように韓国リーグをNPBの下に見ることを結論としていない。韓国リーグにも使える選手はいる。スカウティングが下手なことを棚上げにしてリーグ全体の比較をしていては取れる選手も逃してしまう。誰でも分かっているkBリーグの有棒選手は結局MLBとの獲得競争になる。キムハソン内野手は20億円だ。

もっとも日本円に対するウォンの実質価値も上がっている。広島のデビッドソン8000万円はKBで1億2000万円で契約。

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大谷恭平の10年1000億円報道も眉唾物。

この数字はあくまでもドルと円の市場為替レートに換算しマスコミが解りやすく伝えているだけで、

ドジャースは大谷に支払っている10年契約の給料感覚(現地米ドル実感)では600億円から700億円の間。腕を故障しリハビリ中の大谷にいくら何でも1000億円も出す訳が無い。常識で考えると解る。宣伝費セットにしても出さない。MLBは全米メジャースポーツの一位ではない。日本の野球の立ち位置と混同している人が多い。

しかも大半の契約金は契約終了後に支払われる

サラリーキャップ制への逃げ道である。

そうすると州の徴税当局は大谷が例えば引退者などに対する税制優遇措置のあるコロラド州で契約金の残余を受け取った場合、徴税の機会を逃すことになる。高額給与者、富裕層は税率の低い南部に住居を移すものが多い。

>そういう姑息な抜け道を駆使して強くなる道を選ぶ球団は忌避するのはNPBであろうがMLBであろうが変わりはないはずなのだが、なぜか大谷のことになると満場一致を迫る雰囲気がマスコミにはある。たかが野球、そこまでして強くなってどうするのだ。Wはに日本人選手のいないチームでアメリカ野球を昔から楽しんできた。

何で応援しなくてはならないのか心情的に理解し難い(理屈では判る)。彼らは自分の目的達成のために渡米しているのであって日本人及び日本国民を代表して海を渡っているわけではない。

 その彼等の中に最近、急に批判が噴出している投手がいる。

要はポスティング移籍を巡っての見解なのだろうが、MLB選手会WBC主催を媒介にNPBMLBの選手の狩場のようにしている状況が顕著になってあの投手に批判が噴出する。

(無理をして腕を壊したくないというのはNPBMLBの流失の流れからして自然な利己的感情)、事は簡単。まだ体ができていないということが本質。その壁を一時の精神力で乗り越えようとして若くして投手生命を縮めて投手がアマを含めて何人いるというのか?もっともMLBもマイナー時代にTJ手術をする投手は多い。しかもTJ手術をした投手は良くなっても活躍期間は手術しない投手よりも短い。

体ができたときが海外FA権取得のときなのか?その前のポスティングで値上がりした状況にもっていけるのか。出所怪しげな批判に基本的に他人事のファンが文言を並べるのは、どうかと思う。あくまでも本人と所属球団の課題であり問題である。ファンの立場は第3者どころか第4者に過ぎない。前提が間違っている。MLBにいった日本人選手を闇雲に応援するという同調意識が。個人の事だよ。

 

ボルチモアオリオールズは、ヤンキースドジャースのようなことはやらない。

@やりたくてもできない、というのが正解かもしれないが、NPBにもお手本にすべき球団がある。広島カープ。ココはファン以外(ファンは3流おぞましい集団応援スタイルはココが先駆け)、本当に知恵を働かせている。現場と運営、経営が分離できている。

 

 マイナーから育て上げた選手や、GMの腕でトレードで集めた選手が主力を張るチームで地元のファンもその意味で応援する人が多い(広島カープと共通)。

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 大谷通訳の水原の使い込みも税務当局は脱税の線で非合法トバクを調査していたところ、大谷ー水原事案が発覚して大騒ぎになった。

日本側の大谷に対する報道や国民感情と米国側のソレとは違いがある。(プロ野球チームオンリーのファン気質は日米に大差はないので~コメントを読む限り~、そこまで目くばせすするのは、一部かもしれないが)

 

 バウアーの米兵乗用車過失致死事件における刑期途中での帰国放免事案に対する「お帰りなさい」ツィート外国に対する政治的な配慮に乏しい米国民の極一般的な感情を吐露したまでだが(戦争国家の国民一般的感情とはそういうもの~だからその都度、身内の民主主義の外部に<敵>をこしらえる<米国式民主主義>に大方の国民が不感症になる。~~共和党トランプも民主党バイデンも同根だ~~)、

>その一方で日本国民が反発するのも当たり前

国民感情、安易なナショナリズムってその次元に渦巻いているものだ。

さらにもっと突っ込んで言えば民主主義の初源性はそういうところにある。

トランプ、バイデン、EUも民主主義と云えば民主主義をやっているが本体は帝国の覇権主義グローバル資本主義を全世界に拡張し、そのスタンダードを押し付け利益を得ようとしていることに変わりはない

 コレに対して歴史的経緯からタイプの違う資本制(上部構造は政治独裁)は世界市場の再分割を巡って争うことになるのも20世紀の歴史が明示している。

第二次世界大戦は民主主義VS独裁、軍国主義の世界戦争である、と図式化すれば

当時の世界の金融寡頭制経済の先発資本制と後発資本制の第一次世界大戦の矛盾を引き継ぐ分裂はスルーされる。

 この日米の「一般的な」国民感情の行き違いは例えば海外警備に当たっていた自衛隊員が刑事罰を受ける事案で拘留されたケースを想定すると解り易い。

不可抗力があった、取り調べが不当だったと本人が拘束されている現地から訴えると、大方の日本国民は現地には現地の事情があり法律もあるので刑に服しなさいと、突き放すことはないだろう

この度合いが戦勝国覇権国家の米国では日本を上回る、ということに尽きる。

トレバーバウアーの政治感覚は陰謀論に傾くなどと云われているが、米国民の普通の対外意識に留まっていただけだろう。それでは駄目だと解る機会は今、メキシカンリーグで活躍しながら動画を配信しているバウアーの方がある。彼の動画はフラットな心境で有りのままを伝えている。この点では米国民は素朴で許容範囲が広い、と動画を見て感じる。逆にあれ程バウアーを称賛した人々が今になって態度を急変させているのはどうかと思う。諦めず現地の野球に溶け込んでしかも持論を駆使して成長しようとする、その場その場をひり開き頑張る姿が良い。バウアー動画は今でも視聴している。もっともメキシカンリーグの野球はまさしくMLBの小型版で退屈な面があるが。サッカーの方が人気がある、と球場施設と観客席を見ればわかる。

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もっと言えば中国絡み案件であればそうなるのか?民主党政権時代の尖閣中国船と船長拿捕裁判寸前事態を想定すればよく解る。今でいえばいわゆる台湾有事。感情が先つのではなかろうか?

民主主義を相対化しなければ<反戦>と<平和>は日本国民の奥深いところに届かない。