反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

コメ不足の本当の理由(動画)。コメ流通ルートは二つに大別、約50%中下級米兼業農家⇒農協⇒米穀問屋⇒実需者は外食チェーン飲食店(コメ不足無し)。その2、中高級米志向、専業農家法人農家⇒米穀卸⇒スーパーや米穀店(一般家庭はコメ無し)。

 反俗日記⇒小売店頭からコメが消えた件について前回の記事の本旨から外れてはわき道にそれて未消化な情報を偶々取り上げることになってしまった。

>ただし前回記事のタイトルにあった「サバイバルに無縁のれいわの米騒動。主要食材のコメ、小麦、牛乳を総覧する簡素な流通、価格決定過程の総合情報が少なすぎる唯一の経団連情報はグローバルぼけ軸足は最早日本にない。」⇒コレが反俗日記の基本的立場である。

その後、情報収集してきて、一番反俗日記の立場に近い見解に出会ったので紹介する。

  誰も言わないお米不足の本当の理由を大公開

1,922,203 回視聴  2024/08/25  #不足 #名古屋 #お米 

 農家の米 わりでんや 

www.youtube.com

 店頭コメ、フェイドアウトの件に関してこの動画は一番視聴率を稼いでいる、良いねクリックも1,3万に及ぶ。多くの人に支持されているのにはハッキリとした理由がある。

問題の立て方に問題の深部に貫通する姿勢がある。

しかし後段の解り易い話には問題点もある(後述)。

 

  コメ不足の要因は

1,2023年度の猛暑でも無い!

⇒2023年度の天候はコメが店頭から消えるほどではなかった、と大方のヒトは記憶している。

なのでTV出演のコメ流通の専門家(普段は日本農業新聞などの専門誌に登場しているのだろうが、この人物の所属先はコメ問屋という胡散臭さ、利益共同体の中のヒト。ツッカエ棒は有名私大卒という無意味さ加減~TVの見識、公平性を疑う!)と称するヒトの猛暑による下級米~~作況指数の勘定外という~~不足自衛隊などが大量購入~~Wは自衛隊駐屯地の大食堂で隊員たちに交じって数日間にわたって昼飯を食った経験があるがそんなに悪米<落ちこぼれ米>は食っていなかった、スーパーの安価米程度だ~~悪食で戦争できるわけがない!皆さん栄養状態の良い素朴な町のあんちゃん風だった。)が本来店頭に並ぶコメを吸収した、などと一般には解り難い話をする。⇒苗の分株が少なかったとも。

>この見解も良く考えると増えたインバウンドがコメ食った説とあまり変わらない細部の問題に過ぎない。

2,インバウンドでも無い!⇒W。誰がこんな子供だましのようなことを言い出したのか?算数次元で解る。TV局が制作会社に丸投げして情報ワイドショーを作るからこういう真実とは違う即物的見方がまかり通る。

そもそも訪日インバウンドは良い意味でも悪い意味でも外国人に敏感すぎる日本人にとって気になる存在だが、インバウンドの多い国々に比べると少ない方だ

しかも欧米から遠く離れた極東に位置する日本列島に海を渡って来るインバウンドには渡航費用と時間の負担がかかる。従って立地上に日本は観光立国には向かない

 さらに次のような冷めた見解が識者の中にはある。自己中にはわかるまい。

「佐伯 

観光で行くとすればヨーロッパの方がはるかに面白い。⇒W。ヨーロッパの歴史は暴かれた。

またインド中国だって面白いもの素晴らしいものが山ほどある。⇒W。訪日インバウンドの中国人風はほとんど本土からの中国人ではなく<香港>台湾、シンガポールマレーシアの華僑。

日本の観光地と云えば京都しかないじゃないですか⇒W。歴史的建造物は市街陣地戦の応仁の乱で焼失し再建され古のモノは少ない。鎌倉のアジサイ寺通じる石段の角が磨いたようにつるっぱげになっているのを見て衝撃を受けた。鎌倉は海に臨む海岸があり周囲は低い山系にぐるっと囲まれた歴史あるコンパクトな心安らぐ地。

本当に面白いところはそんなにないでしょう。

それは地域活性化になれば良いでしょうけど正直言えば所詮知れている

日本の良さはそうではないです~~日本文化全体の質を上げるということの方が本当に大事なのです。

例えば食べている者はそんなに量は多くないけれど、なかなか質の良いものをソコソコの値段でたべている。

ちょっと気の利いた安心しては入れるレストランが一杯あるとか。⇒W京都の一般的な食い物はマズイ。

町も小ぎれいで安心だとか~。

そういうことを全部含めた観光文化ということならよく解ります。

>ソレと良い社会、良い国家という話でアリストテレスがいっているのは

良い国家とは立派な市民が作る国家だ。煎じ詰めるとそういうことなのです。

ただ徳をもった市民がいる国家が良い国家で従ってよい国をつくるためには徳を持った市民を作ることです。

例えば経済成長しているとか、平和愛好的であるとか、ものすごく、福祉が充実しているとか、そんな国はいい国だといっているのではなくて一人一人の市民が立派な国が立派な国だと結局は云っているのです。

 だから人なのですよ。それは文化ということに関わるわけで

結局文化とは最終的にはヒトの日常的な営みなのです。

ある国の国民性は後々まで残るものなのですね。

⇒w。反俗日記。関口知宏、ヨーロッパ鉄道の旅、ポルトガル編を参照。そこで高倉健さんがポルトガルのタクシーに乗って運転手と意気投合し興味本位で彼ら(ポルトガル庶民)の日常生活を知りたくなって夕食について行ったところ、普段の素朴な立ち振る舞いと形から想像できないほどの質の良い夕食をしていた、という逸話が紹介されている。

その話を紹介した後、関口は小さな国ポルトガルが世界を股に活躍した歴史と文化が庶民生活に息づいていると今のポルトガルを評して自分も年老いたらポルトガルに住みたい、とかたっている。Wは子供の頃、なぜかナザレの海岸の写真に魅せられた。砂浜でおばさんはイワシを焼いていた。あそこで最期を迎えたい、という想いが湧いてきた。」

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 反俗日記

日本の一般家庭でもコメ2食でもどうかな?という現状なのに、ましてやインバウンド、の次元をや。しかも高齢化による衰弱と超過死亡でインバウンド増食分は相当、相殺され増加分は0,数%にすぎない。

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 2023年度の作況指数は100を超えていた、1993年のタイ米緊急輸入騒動のときは前年エルニューニョ現象当年のインドネシア火山の歴史的大噴火のための圧倒的な日照不足(稲作地帯を歴史上幾度となく襲い凶作となった<やませ>1936年2,26事態の背景。=結果のときの寒さに強い品種、コシヒカリのような品種は無かった。なお動画作者は温暖化により西日本はコシヒカリ栽培に不適になり味が落ちてきた指摘しており反俗日記のコシヒカリ忌避を証明)で作況指数は73であった~~2年間も歴史的不作が続くと民間備蓄は底をつく~。しかもこの年まで政府備蓄米5年の制度はなかった。)

 2024年度のコメ無しで

マスコミ政府はコメは収穫され備蓄されていると報じる(しばらくの辛抱で新米が店頭に出回る、と必ず振れ捲くっている。

外食産業、飲食店のコメ不足の情報は無い、

>だったら、店頭から消えたコメはどこに行ったの?

また飲食店などはコメ有、スーパーコメ無しは他の理由があるの?ということだ。

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@9月1日のコンビニ新聞棚の朝日新聞朝刊1面のタイトル。

政府は8月の南海トラフ地震緊急情報の発信の仕方を検討中、~コメなどの買い控えを受けて~とあった。

 @結論てきにいえば、

2024年1月1日の能登半島地震をうけて8月の南海トラフ地震緊急情報<注意レベル>よるサバイバルの観点から不適切なコメ備蓄衝動の一袋余計が合計されると大変な過剰購入になり、新米との入れ替わりで例年、流通ルートの細くなる端境期 にさらに膨大な追加分が圧力をかけた)。

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       @しかし要因はそれだけではない。

 動画作者は公式発表された問屋の集荷と出荷の数値の差から、意図的な 売り惜しみが南海トラフ地震情報発信のずっと前から続いていたと指摘している。

なお、今回の記事では米穀卸業界の体質まで調べた。結論的に言えばコメ流通に関して巨大集荷者JAの体質も問題だが、旧態依然たる米穀卸業界も今のグローバル資本制に相応していない。200社も乱立していれば業界はアナーキー状態に堕することもある。

中低級米Okのルート。50%を占める兼業農家零細農家の生産者⇒JA⇒問屋⇒実需者、飲食店、各種施設、団体に売り惜しみは無かった。

集荷業者(農薬、種、金融など特殊業務はこの際言及しない政官業のゴールデントライアングルは<後述>)

なお兼業農家は貧困者という間違ったイメージを持っていると政官業のトライアングルはリアルに理解できない。彼らは階層的に生産手段と不動産を私有する小ブルジョアである。従っていまだに変わらず自民党の票田のままだ。

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>問題の売り惜しみがあったのは高級米志向の

生産者⇒問屋⇒小売り、スーパー。町の米屋さん、実需者家庭ルートであり、

>生産者はJAに出荷しない法人大規模農家やJAルート回避一部専業農家である。

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このルートの米穀卸は諸物価値上げ攻勢を受けて2024年度の表面的な作況数値に現れない作況実態に鑑み

>例年よりも多くコメを貯蔵し、少なく川下にコメを流し続けて、  卸価格の上昇を狙った。旧態依然たる体質の業態で200社乱立するが利幅薄く横の連携もある。

@以上、今回の家庭用コメ無しは二つの流通ルートが業者用のコメ不足から家庭用のコメが後回しにされた可能性があるが、それはあくまで小さな流れで、家庭用のコメルートの目詰まりは卸業者の販売調整によるものだろう。

その証拠にスーパー店頭のコメの値上がり南海トラフ地震前から続いていた。

2023年度の生産者からの買取価格アップした分の価格転嫁ではなく、卸の出荷調整が生み出した小売り段階の価格上昇である。

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@もちろん、経済の教科書が示す需要と供給曲線のモデル図は実際の市場の実態ではない。

市場原理に基づく経済効率実現は実態とかけ離れすぎている(人間と人間関係、社会関係に対して破壊的に作用する!)市場原理主義というイデオロギーに過ぎない。このイデオロギーが利益をもたらすのは上層上澄みだけであるのは事実が示している。さらに階級格差大拡大の趨勢を覆い隠すために地球環境の持続的保護しながらの経済成長、ポリコレなどのイデオロギー装置が動員されている。

https://www.youtube.com/watch?v=cVJ06jbZ_e0

 茨木県1区選出の衆議院議員福島さん(無所属)とのズーム対談形式の動画。

概要欄が対談相手に一切言及していないのは問題である。主にしゃべっているのは安富氏ではなく福島さんだ。

農業市場の特殊性、もっと原理的に言えば需給曲線と実際の市場は違う(たとえばアップルのIHONEの原価は需給曲線で決まっていない~携帯利用頻度の低いヒトは使用権取らない安いアンドロイド携帯でいい。世界のユーザーと日本は比率が逆転)

>農家と農協JA(ニッセイに次ぐ巨大な金融機関、農林中金自民党農水省の利権と票田のゴールデントライアングルの栄華「盛衰」。

@長い学問的原理論で全体構造と問題点を表面的に知ることができる

①地方選出の自民党の議員の実態は都市型議員に変わり地元に根付いていない

江戸時代の参勤交代の大名は少なくとも半年は領地在住し、名大名は地元の殖産に励んだ。今様大名議員は場合によれば3代大続きの都会っ子だ。例を見ない議会制民主主義である。

②会員準会員農地売買金兼業収入の貯蓄、土地貸付金<百姓貴族を自称>は右肩上がりに増加してきた農林中金の国内投資なき米国債投資による1兆数千億円の赤字<高金利転換国債の含み損。>の動画の話は腑に落ちない。信用買いしたならこの赤字は農林中金を苦しめる。預貯金の流用なら、単なる含み損である。この違いは大きい。動画はこの辺がはっきりしていない。

 途中で話が前に進まないのはなぜなのか?

政治権力の大転換によるトライアングルの解体以外に改革の道はないのは承知に事実だからだ。それができなければなし崩しでどうにかなるか、破局的事態出現で解体されるかだ。

大規模の農業に土地を集約すれば理屈では長い年月が経てば、地代を受けとる者の小ブルジョア性は削ぎ落され労働階層化し、自民党の票田の階級基盤がなくなる

ゆえに新自由主義的農地大規模集約論者は自民党の票田を食い荒らす理屈な成り立つ。自民党支配には兼業農家零細農家相手のJAを通じた囲い込みが必要であり、

新自由主義者の農業農地大規模化とは矛盾する。

事実、新自由主義的の農業改革を夢想する者はJAシステムを嫌う。

もっとも収益率低く資本の投資の対象になり難く農業労働者の枯渇の問題もある。

ココが壁になってそれ以上先に話が進まない。W的に言えば戦争と革命次元の問題。今の選挙制度では農村農業のなし崩し変革か、破局的事態に至らない限り、トライアングルの基本構造が変わらない。

W。2018年で減反政策廃止などと勘違いしているヒト多数いるが、~~生産数値目標の廃止であり、コメから大豆小麦飼料用コメへの転作に補助金をだす減反政策は続いている。コメどころ新潟でさえ半分は転作に当てている農家がある。

新自由主義者のコメ農業改革は農地の大規模集約⇒生産性向上⇒コメ価格低下(大量販売)海外輸出まで目論む。

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>読み込むと1点の欠落点がある

大規模法人農家への就労者(結局労働集約産業になる)は少子高齢化の今の若者気質から日本のどこから連れてくる?職業訓練に名を借りた外国人就労形態には限界がある~円の実質実効為替レートの異常な低下傾向も外国人就労の壁になる。~儲けを出している農業法人は外国人労働力をかりている。結局、移民の権利を認めるしかない。日本だけが例外。海外出稼ぎはカネのためにやっているわけで自分たちに都合のいいことは相手の有る事で無理筋。

@そもそも、大規模法人農業の収益性は海外資本輸出による超過利潤よりも大幅に薄く資本投入の魅力が無い収益性が高ければもっと農業法人は増えているはずで、<法>の壁の問題は解消されていたはずだ。

圧倒的な耕作放棄地があるのに大規模農地に集約できないのは<法>の壁ではない。儲からないからだ。もちろん自民党は地代取得者は票田層からいずれ脱落すると政治嗅覚で知っている。

@農家JAー自民党ー役人組織のトライアングルが未だに自民党の票田になっているのは

JAの会員の兼業農家準会員の総収入から生活費を差し引いた額がサラリーマン程度はあり

(割合の問題で収入の薄い人もかなりいる)が

⇒土地という生産手段を私有する兼業農家

生産手段から切り離され己の身体を労働力商品として企業に売ってようやく家庭を再生産するサラリーマンよりも精神的に優位な立場に立っているからだ。(生活の余裕の問題)

>煎じ詰めると物的精神的小ブルジョア的立ち位置を根拠にしている

ゆえに農林中金が1兆数千億円の赤字を出そうが参勤交代大名以下の世襲議員ブルジョアジー)と

JAが囲い込む兼業農家(小ブルジョアジー)との利害は基本的に一致してきた。この利害一致関係が崩れるケースは政治権力による強制転換が出現する条件が無い限り、①なし崩しの泥沼状況進行か、②外部条件を主とする破局事態外の招来しかない。

ヒットラーの出現した地盤は小農家の多いドイツ南部でありユンカー大土地所有者の東部ではなかった。この事態は前者①と後者②の重層だった。

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参考資料。新自由主義者の情報もそこに事実がある限り参考になる。元農水官僚である。

  ↓

ついに「農協崩壊」がはじまった…農林中金「1兆5000億円の巨大赤字」報道が示す"JAと農業"の歪んだ関係 | キヤノングローバル戦略研究所

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https://www.youtube.com/watch?v=ZtWx6_0V0fk

       動画を視聴する

 コメ不足の本当の理由①

ア)コメ関係業者出荷調整

>言い切ってしまえる確かなデータ。

   7月頭民間コメ在庫156万トン日本全土のメ消費量60万トン以下

                     ↓

                7月と8月の両月で120万トン以上の消費は不可能

>8月22日に新米が出回り始めている。

(156万トン+新米)ー120万トン⇒コメのショートは有り得ない!

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 @さらに在庫はあるというデータがある。

     農林水産省ホームページより

大手業者の産地別契約=(集荷)と販売量=(販売)を記したデータ。

>全国平均で6月まで、集荷より販売が圧倒的に少ない月が続いている。

⇒W、スーパーのコメ価格の上昇を確認、近所で話題にもした。

その後、農民のノイローゼ~~の記事を書いた

農機具投資、典型的な集約型の労働、産品低価格の負担。

野菜を店頭に品ぞろえするための作業が生産性を阻害している、と個人的には思った。集荷問屋から仲買問屋経由したときに細かいパック詰め野菜が店頭に並ぶ

中小スーパーパック詰め野菜多い。

生産者にたいして主導権握っている巨大スーパーは仲買いのパックの手間省ける(同じ野菜売っても利幅大きい)。生産者と市場に対する支配力の問題に尽きる。

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「お米がただ市場に流れていないだけ⇒「難しい問題ではない」

>>「なぜ出荷しないのか私の口からは残念ですが申し上げられない」⇒W米屋さんです。動画消される可能性もある。

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消費税が内税5%表示から8%外税に表示の大転換が起こったとき、記事で何で以前100円内税の商品が110円のなるの?とアップした。

イロイロな説明がネットの上がっていたが、スーパー関係者のものが面白かった。

確かに消費税の値上がりと表示法の転換に際して110円は過分だが、その一時的儲けはいずれ市場競争によってチャラになる、小売り業態とはそういうものだ、と。

@要するに薄利多売業態は常に値上げの機会をうかがっている

確かに、合理化や設備投資、仕入れ先の開拓よりも便乗値上げで一時的に儲ける方が手間と経費がかからない。

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 コメ不足の本当の理由② 減反政策

コメ農家は自由にコメを生産できない⇒国がコメの生産量を調整している(W国のコメ買い上げの食管制度~~鉢巻巻いて農協の農業議員の立てた農林省(政府)との米価闘争の時代が懐かしい~~よりも易く付く)。

>家畜の餌米、米粉用、加工用コメ、大豆、小麦などに米作地を転用するように補助金を出している。減反政策は続いている!

減反政策で耕作放棄地が増えるとのうちに再転用するには時間と労力が必要という理由らしい。ただしWには転作減反地の面積よりも耕作放棄地の面積の方が大きいという情報がある。農地大規模集約化が進まない事情は先に示した。

減反転作の場合は主食用コメと同等かそれ以上の価格が農家に支払われる。⇒W。手続きは農協が噛んでいる、と思う、原則的に農家は農協に加盟している。農協にはそれ以上の準会員がいる。地方の役所では個別農家は手当てできない。⇔農家、JA、自民党政府機関のトライアングルは減反政策でも自民党の票田になる。

 

戦前から引き継いだ(全員加盟、戦時食糧自給体制)戦後既得権、利益共同体構造なのだ。寄生地主制度解体は(高度経済成長のための農山魚村の過剰流動労働人口供給~改革開放後の中国ではこの過程がもっと巨大短期間に進行した。⇒東アジアの圧縮された近代の各態様)こういう既得権の頭上を通り過ぎた、といってよい。)

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  減反政策の弊害 食料の安全保障問題

W.グローバリズム国民国家の原初的ナショナリズムを対置する。

Wそうしたナショナリズムは次第にエキセントリック.偏狭に流れ(新帝国主義の時代の実際の政治というもの。確固とした実体的歯止めが必要。)、」ブーメランになって自分たちに跳ね返ってきたソレが20世紀の第2次世界大戦までの歴史の教訓だった。

植民地が独立して時代は変わったという見解がある。目下の研究テーマにしている。植民地はなくなったが途上国からの超過利潤は帝国主義の時代よりも大きくG7本国の資本を肥え太らせ、対称して住民に貧困と不安をもたらしている。

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>生産額ベース60%どころかカロリーベース38%は実際はもっと低い。

@エネルギー自給率18%

@野菜のタネ自給率10%以下⇒生産額ベースで測ってはダメ

@日本独自で食料を自給するのはほぼ不可能。

@@なのに国はなぜコメの消費を支援しないのだ!⇒W、食文化は好みの問題になり多様化した。時代の進歩であるアベ政権の云うJAPAN iS BACKの思想だ。戦前の政治軍人のバックボーンとなった農本主義というのがあった。

>今回の騒動でコメの価格は上がる⇒消費量減少に行きつく!⇒W。ほぼ間違っていない。

小麦国家一括輸入格安放出制度が(未だに100円食パンが店頭に)健在である限り、新米の値上がりはその切っ掛けになってしまう。懐に余裕ある国民ばかりではない。労働層の半数は派遣労働者

自国の主食を増産しない国は日本以外にどこにもない故安倍首相は「美しい国の日本」でこれからの日本の理想はシンガポールだと記していたシンガポールって国なのか!都市国家だ。国の体裁を整えていない。

>近未来に人口爆発が起こるのは明白。

減反政策を廃止して余剰分は輸出すれば良い。

@コメは安くなれば日本人はコメを食べる

⇒W以下は思い込み違うかな?食文化はそのように短絡できない!

お米は世界一美味しい⇒日本的な食材も食べるようになる。

W。70年もかけて食文化を欧米化させてきた。折衷はしたけど、抵抗しなかった。

>お米版ロマネコンティにして世界に売る。←コメ農家に若者が殺到する。⇔日本の経済爆上がり。

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  反俗日記結論

その1.経済的見地において無理がある。

グローバル資本制の世界市場を前提に収益率の低い国内米法人への資本投下よりも海外超過利潤、金融市場投機狙い。カネ余り農林中金テリトリーに資本投下して儲かるならわざわざ米国債で大損しない。

その2。農業法人就労の若者は極少、

現場体験をすればするほど有能は若者離職率高い。農業労働者の悲哀を知って自分で営農する、または他業種転職するはずだ。

その3.じっくりこの動画を視聴していなかったので最初の卸業者の売り惜しみをもっと深堀するものと勘違いしていた。

その4.環境保護、農業と産業の保護、異民族(異国)への排外、財政拡張はナチスの手口。

ドイツ緑の党は今やドイツ拡張主義とアメリカの手先と化している。日本では農本主義というのが軍国主義イデオロギーの一つの柱になっていた。

東アジアで騒乱を巻き起こす政治ベクトルを解放すればすれば、

立派なファシズムイデオロギーである。

その政治過程をよ~くリアルに考える必要がある。

日本人の精神性は根強いものが有り今の時代だからこそ相対化する必要がある。若者壮年はそこに政治フラストレーションのはけ口を東アジアで騒乱を巻き起こす政治ベクトルを察知すれば冷静な立ち位置に引き返すべきだ。国情が沈滞し有能なヒトの活躍の場が無くなれば政治山師に転じる。そういうヒトは後先を考えず群集を扇動することに快感を覚える。

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         米穀卸売業界の動向

 2017年6月 W以下西暦で表記している
            株式会社 三井住友銀行
               コーポレートアドバイザリー本部 企業調査部

https://www.smbc.co.jp/hojin/report/investigationlecture/resources/pdf/3_00_CRSDReport017.pdf

1.コメの需給動向 ~一人当たり消費・需要動向

食生活の多様化が進む中、国民一人当たりの年間コメ消費量は62年をピークに減少が続いており、15年にはピーク時の半分以下の水準まで減少しています。これに伴ってコメの需要量も減少しており、15年の需要量は9百万トン弱(W.2023年は600数十万トンに縮小)となっています。 ⇒w。高度経済成長とは農村から都市部や工業団地への人口移動を伴う。日本版圧縮された近代化。

 

  2,減反政策は1969年から始まった。

W.田んぼの面積が2015年まで半分に減った。3万平方キロ【「たったそれだけしかなかったのか。水田は目立った。⇔1,5万平方キロへ!コメの人口扶養率は高い。

  1.コメの需給動向 ~価格動向

コメの価格(全農の卸売価格)は 民間在庫量の減少時に上昇する傾向があります。足元をみれば、在庫の減少に加えて業務用米の不足(P14参照)等もあり、価格が上昇しています。ぐらふあっぷできず

*****以下大事な項目*****

   2.米穀卸売業界の現況~業界構造

 米穀卸売業界では、需要縮小に伴う事業者数の減少が続いているものの、在でも200社超が存在しています。

上位企業による寡占化は進んでおらずシェア上位10社の販売数量を合算しても全体の4割弱に止まっています。

 

  2.米穀卸売業界の現況~収益性

近年の米卸の仕入量は安定的に確保できているものの、収益力は小売業者等のバイイングパワー W,BUYING おかしいな。スーパーの力が強かったら、コメ売り惜しみに圧力がかけれるはずだが回転率の悪い個々の家庭が実需者だが高級米志向なのでJAではなく卸が扱う~~が強くなっていることや小体卸事業者による安価販売の常態化等から低収益体質となっています。⇒W。言い換えるとアナーキーにここぞとばかり売り惜しみで目先の利益を追い求める業態体質。

 

  3.農業改革の概要と業界への影響~米卸への影響 

 農業改革では、生産者・JAの実需者・消費者宛直販強化、全農による直販・買取販売の拡大、米卸等中間流通事業者の抜本的合理化(W米卸業界は旧態依然たる体質があるということ)等により、生産者の所得向上を図っていく⇒W中抜き体質でコメ生産者の下戸を見て低価格取引常態化、資本力と利幅薄く生産者に分配できない。ことが示されました。

 このため、米卸は、仕入・販売両面での競合激化にさらされるほか仕入量減少による精米・物流効率の低下、特定契約増加による【W.大口需要の業務用米は特定契約。スーパーは個別の家庭相手で回転率悪いく特定契約しなくてよい)手数料収入の低下等により、採算が悪化する可能性があるとみられます。 

 

 3.農業改革の概要と業界への影響~米卸に求められる施策

米卸は、①新規仕入先・販売先の獲得・囲い込みのほか、

②大規模化の推進による精米・物流効率の改善⇒W最新の精米貯蔵施設を目指した結果、売り惜しみが可能になる。業界1位のS(完全な一族経営)は全国3か所に貯蔵施設。青果業界に参入を目ざし株式公開を目標としている。

③全農から「パートナー卸」として認められるだけの卸機能の発揮、等が求められ、

これら施策を実行に当っては、

>同業者間や販売先・仕入とのアライアンス(W連携)による補完も選択肢の一つとみられています。W。200社乱立から談合体質を目指すという見方もできる。

  ****重要情報*******

(ご参考資料)業務用米の供給不足(WJAルート低価格米のこと)と価格上昇

コメの需要は

新潟県コシヒカリ等の高価格ブランド米を含む家庭向けと、

②主に外食や弁当・惣菜に用いられる低価格の業務用に大されます。

中食市場の拡大に伴って

>業務用米の需要が拡大している一方、

>農家は家庭用ブランド米の生産に力を入れている

(W大規模農家はカネになるのでスーパー実需者家庭向け高級米志向)ため、W.反俗日記なら高級白米食うなら玄米に凝る。大昔仲間に玄米食と針治療に凝るヒトがいて玄米を食わされたが下手な炊き方でまずかった。白米麦混合の親戚の茶碗は茶の色がついていた。子供のころからごはんはあまり食べなかった、給食のパンは吐き気がした。
>需給のミスマッチが発生、足元でコメの価格が上昇しています。⇒wコメ生産の地力の脆弱な兼業農家【「低価格米)⇒JA⇒卸⇒実需者ルートは品薄傾向。

⇒W。高級米志向の生産力のある専業農家、法人ルートのスーパー町の米屋は個別家庭用でこコメ余りになりやすく、上記が足りないときにスーパーコメ屋ルートの低級米を卸が買います。結果スーパーに品薄感。やはり冒頭のコメ流通専門家の見解も一部正しい。ただソレでスパーからコメが消えるわけがない!

 

 (ご参考資料)農業改革の概要① ~日本再興戦略における位置付け

政府は、13/6月に策定した『日本再興戦略 JAPAN is BACK』⇒W、完全な和製英語。このネーミング頭がどうかしている。グレイトアメリカ アゲインのまねか?

の中で、農林水産業を成長産業にすることを主要施策の一つに掲げ
います。農業改革が進められる中、『日本再興戦略2016』では、生産者に有利な条件での安定取引を実現する目的で、米卸を含めた流通構造改革を進めることが打ち出されました。⇒W。2024年夏。真反対の事が起こっている。アベノミクスの出口が無いのと同じ。円の毀損と階級格差進行、経済立ち位置の後退が起こっただけ。

 

 (ご参考資料)農業改革の概要② ~農業競争力強化プログラム

16/11月には与党自民党が『農業競争力強化プログラム』を決定、具体策として、米卸の抜本的な合理化の推進農産物流通の中核を担ってきた全農(全国農業協同組合連合会)の改革等が打ち出されました。⇒w悪い方に出ている。

 

  (ご参考資料)農業改革の概要③ ~強化支援法と全農の米穀関連プラン

農業競争力強化支援法には、 農家及びJAによる消費者宛直販促進が明示された他、

米卸等が流通合理化に資する事業再編を進めた場合の支援措置(借入保証や貸付)が織り込まれました。売り惜しみの談合ができるようにアライアンスされた。

全農の農林水産業・地域の活力創造プランでは、小売・外食宛直販拡大やJA等からの買取拡大が打ち出されています

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わりでんやは米農家さんから直接お米を仕入れるようになり15年ほど経ちましたが、もともとはお米は通常流通しているJAさん→米問屋(W.①米穀卸売業界の動向反俗日記では卸会社と呼んでいる。)→小売店と流通するお米を扱っておりました

⇒ただしこのルートから脱却し第2ルートを選択したおかげで2024年コメ不足になり、新米価格高騰で今後売れ行きに不安を残すことになった。

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しかし、米問屋さんから仕入れたお米の質が新米1回目にいれたときより、確実に米質が落ちてお客様からクレームをいただく回数が増えたことから、その業界の常識を疑うようになりました。⇒JAルートの生産者は兼業農家零細農家なので生産の際に品質に拘る手間と時間が無い。クレームは価格とおいしさの不釣り合いから起こった、とみる。安ければクレームは無い

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 結果、問屋さんでの混ぜ米はもちろんのこと、JAさんでも米質の調整がよく行われていることが見えてくるようになりました。⇒W.貯蔵する際に混ぜる。ココをはっきりしていないブランド米は意味が無い。結果的に損をさせられている。

ありがたいことに、米農家さんと直接お会いする機会が増え、真剣に米作りをされている農家さんほど、一般流通には出荷はしないという事実も把握でき、本当に美味しいお米は、本気の農家さんから仕入れないと話にならないということがよく理解できるようになりました。 安心安全で美味しいお米を見つけるために、全国を飛び回り、現在、農家の米わりでんや全国に20件ほどの農家さんとのお付き合いができるようになりました。今後も日本の食を守る新たな米農家さんの発掘を続けていきたいと思っています。⇒W。小麦のパンにコメのご飯程、拘りがあるのかなぁ~。こういった感性はいつごろ出現したのか気になる。戦前の大正デモクラシーにころなのか、高度経済成長に伴ってなのか。コメを等級化したのは食管制度1942年1995年

「等級は見た目を重視した評価が付けられますが、見た目は味にも影響を及ぼすと考えられています。味を重視して選びたいなら食味ランキングを参考に~。お米の等級は、見た目よりも味、農薬の量などの安全性を重視する傾向に移行しつつあり⇒Wナルホド。手間を掛けたくなければ農薬を大量使用する。農家で自家消費の食材はなるべく農薬を使わず別途に作るという話を聴いた。安い米を食ってきたWは確かに見た目が悪いコメを食ったことがあった。JAは法的に農家が持ってきたコメの集荷を余程の事が無い限り拒否できないはずだ。記事を書いていて参考になる!悪米は回避だ!ただし自然食のヒトが長生きするかと云えば違う。麦白米混合の女医さんの夫は退職よりずっと前に癌で亡くなった。ヒトに死ぬ。

やはり特殊日本的感性、思い入れに普遍性は無い、とおもうがコメの味、農薬の使用程度がもろに出る米食をやるならこだわりはわかる

ついでにいえば精米度が過ぎて日本酒性が殺された吟醸酒というのも旨いとは思わない。味はワインの猿真似だ。日本酒は土佐鶴1升瓶が一番旨かった。ワインは冷やしたドライワインの白だ。ウィスキーはスコッチ系よりもバーボン。酒はその国の文化の在り様が解る。アルコール度の高い酒を造るにはそれなりの技術と手間がいる。

コメへの過剰な拘りは日本だけに通用ということになる。