の小さな植木鉢を量販店から去年買ってきたら、花を取り巻く葉(包葉)が枯れてしま
って、2度と咲く様子が無いばかりか、樹が息も絶え絶えの状態で小さな葉っぱの周囲は黄ばんでいる。細い幹の根元から微かに草らしきものが生えてきたので、そのままにしておくとどうなるのか観察することにした。草の成長は早く、そのうちブーゲンビリアの丈の半分ほどになり、草の全貌が明らかになった。携帯のGoogleフォトで調べてみるとセンダングサ属 - Wikipedia。
同種にアメリカセンダン草があるが風貌がかなり違って明らかに前者だった。
葉っぱの様子がセンダンに似ている。そのうちセンダンソウの丈は息も絶え絶えのブーゲンビリアを追い抜いてしまった。元気も良いが風が吹くと濃い茶色の細が頼りなげにゆらゆら揺れている。この辺がさすが1年草という訳か。50cm~100cmに成長するらしい。楽しみだが、問題はいつごろ枯れてしまうかだ。むかし草を植木鉢に植えて肥料までやっていた。結果、草は草であった。冬には枯れる。そのつもりが無かったことに我ながら呆れた。
>それにしてもよくこんな高層階の小さな植木鉢まで風に吹かれて飛んできたものだ今まで感心していたが、調べてみると
引用
「種子(実際には果実、いわゆる痩果)は硬くて棒状で、先端に数本の刺状突起があって、これに逆刺が着いているので、それによって衣服に引っ掛かる。いわゆるひっつき虫のひとつである。」
物好きなわたしがウォーキング途中、道端の珍しい雑草をカットしてビールジョッキに差すよくやる行為が原因らしい。棘状のひっつき虫をナント奇跡的にブーゲンビリア小鉢まで運んできて種を「植えた」。周囲のガランとした環境からそれ以外に考えられない。
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一方、ベランダの排水溝の隙間の僅かな土に極少の草らしきものが生えているのを発見したので成長を楽しみにしていたら、その草はノゲシ - Wikipediaだった。
「和名に「ケシ」が付くが、ケシ(ケシ科)と葉が似ているだけで(W。確かに)分類上は全く別系統である。中国植物名は、苦苣菜、苦滇菜、苦菜など」別名チチグサ[2]、ウマアザミ⇒W。子供の頃、ウサギを飼っていてそのときの餌にチチクサを探しに行った。ウマアザミの別名から馬の餌にも最適だったのだろう。茎を折ると白い乳状の液がかなり出てくる。麻薬ーモルヒネの原料であるケシ(野によく咲いているのはアツミゲシでコレも麻薬成分を含んでいる)とノゲシでは草の全貌が全く違う。日本の雑草の命名の仕方はいい加減で、葉っぱが似ているとか、実の形が似ているとか、いうもので全貌を捉えて命名しない傾向がある。」
*********************************************草シンパとして以前からの疑問を解き明かしたい******************
草類の二酸化炭素の吸収量について | みんなのひろば | 日本植物生理学会
引用
草類の二酸化炭素の吸収量について
質問
道路盛土工事の際に、法面に播種工による植生工を行います。
最近、森林における二酸化炭素の吸収量に関する報告を拝見する機会は多くございますが、草類の二酸化炭素の吸収量に関しましては、検索できておりません。
草類の場合、葉の面積が小さいため、二酸化炭素の吸収量はほとんど期待できないかもしれませんが、草類の二酸化炭素の吸収(量)に関しまして、ご教授願えませんか?
回答
>固定した量から、植物体の成長、維持のために光合成産物を消費した量を差し引いた純固定量が、地球環境への影響などを評価するために用いられています。
@温帯常緑森林(0,53)kg、温帯落葉森林(0,50)kg、(自然の)温帯草原(0,23)kg、農耕地(0,28)kg。
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ご質問の中に“草本植物の葉の面積が小さいため、光合成量が少ないのではないか”とありますが、1平方メートル当りの葉の面積は温帯の常緑森林、落葉森林、温帯草原で平均してそれぞれ12, 5, 3.6平方メートルであり、森林に比べ草原の葉面積が極端に低いわけではありません。
地球環境に及ぼす二酸化炭素の影響から見て、二酸化炭素の年当りの純固定量ばかりでなく、二酸化炭素固定によって生産された有機物がどれだけの期間、植物体として、また、地中で有機物として保持されているか、についても考慮する必要があります。森林では二酸化炭素の固定産物は樹木に十年以上の単位で保持され、また樹木は草本に比べリグニンなど分解されにくい成分を多量に含んでいるため、例え樹木が台風などで倒れても簡単に微生物で分解されず、土壌有機物(腐植)として長い期間、有機物の形で保持されています。これに比べ、草本類は木本類に比べリグニン含量が低く、枯れた草は樹木と比べると微生物などで二酸化炭素に分解されやすく、土壌有機物として保持される期間が短くなります。そのた
@1年単位で考えた場合、草原の二酸化炭素の純固定量は森林の約2分の1ですが、10年以上の単位で考えた場合、大気の二酸化炭素濃度を低下させる(持続)効果は2分の1よりも低くなります
>W。エッ!だったら、樹の酸素固定量0,5kg。草はその半分の酸素固定量0,23kgではなくもっと少ない。ま、そういう観点から計測するヒトはいないだろうが、地球上の森林と草の生えている面積の比率はいったいどれぐらいなんだろうか。普通に荒地で放置しておくと、最初は草茫々だが、そのうち樹が生えてきてその勢力が草を上回る、挙句の果てに荒地は森林となり、草は隙間植物と化す。杓子定規の想定では。
道端の植生を観察によれば、樹も草も混然一体に生えている。木の種類はエノキ、センダンが多く子供の頃は、草を見かけが変わらない。アスファルト舗装道路の道端の植え込みエリアは人間が律義に最低限年1回は全カットする。
その結果、子供の樹は出生率は1、違うかな?
一方、草の出生率はひっつき虫、風媒、虫媒、地下根っこ増殖などあらゆる手練手管のゲリラ活動によって、グローバルな変異で植生を維持してきた。
しかし、コレまでの道端の草の観察によれば、世界中の草の種類って意外に少ない。雑草と一括りにされているが、雑草の種類は意外に少ない!だから、この(園芸)花の名前は?という、よりもこの草なんだっけ、と云う方が解り易い。地球規模で伝播する仕方も考えようによっては実に人間的な側面がある。人間に歴史があるように、雑草には由来があり、そこまで<注意>すると草の世界は意外に解り易い。草の名前などはどうでもよくなる。
だからなのかな?草の日本名の付け方が大雑把。が、それは良くないね。科学的でもなけらば文化的生活密着(習俗)的でもない。
Goldenrod
直訳すればこの草の様子が解り易いし、ハチミツになることも解る。
↓
「セイタカアワダチソウの花からとれるハチミツは(カナディアン)ゴールデンロッドハニーと呼ばれる。冬前に大量の蜜と花粉を集められる最後の機会となるので、ハチと養蜂家にとっては蜜源植物になるが、特有の臭いがあるので、日本ではあまり食べられない。」
w。じゃ香の香りとはよく聞きが「甘く粉っぽい」とされている。香水を長持ちさせる含有成分として使われてきたのでよく聴くのか。
どうもよく解らない。日本人は蜜源として嫌う臭い、味とはどういうものなのだろうか?
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麝香(ジャコウ)臭ってどんなにおいなんですか????
「京都にはお香やさんというのがあり、そこには麝香がおいてあります。 仏壇というか、線香というか、埃っぽいというか、それだけでは、確かに不快な香りではありませんが、別段すばらしい香りというわけでもありません。いろいろな香りを混ぜてにおい袋を作られているようです。 中には名前は忘れましたが、30cmの木片で1000万以上する物もあるそうです。 興味があるようでしたら、京都市中京区の3条堀川を東に入ったところにお香やさんがあるので、機会を作って訪ねられたらどうでしょうか。」
>W。解った。「甘くても粉っぽい」の「粉っぽい」に抹香臭い(まっこうくさい)ところがある嫌われているのだ。葬式仏教の習俗の影響でその粉っぽさは食い物としてはさすが忌避される。北アメリカは全く意に介さずだが、このハチミツ成分は下級品ハチミツにしかならない、ということか。
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日本への侵入と拡散
>W.誤解されて嫌われている側面がある。村上春樹の小説にねじまき鳥クロニクルにセイタカアワダチソウのいっぱい生えた東京郊外の新興住宅街の裏通りの抜群の描写がある。主人公の少年がセイタカアワダチソウの生えた裏通りを通って個性派の少女の住む家に向かう(安岡章太郎「ガラスの靴」の少女の雰囲気~この物語全体の構図が「ガラスの靴」を意識していることが解る)。1990年代のセイタカアワダチソウの一般的なイメージを使った描写で物語の異次元空間感を演出している。
引用
「良く花粉症の原因と間違われるセイタカアワダチソウだが虫媒花の為、花粉を飛ばすことがなく、原因はよく似た植物のブタクサという種である(W。あまり似ていない!)」
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⇒しかしブタクサは日本のいまの雑草界ではセイタカアワダチソウが主役級とすればウォーキングの道端では脇役というよりもチョイ役、注意していないとお目にかかることはない。雑草の世界にも栄華盛衰はある。
ブタクサは羽振りの良く、キレイ立ち姿。なので持って帰ってビールジョッキで観察したことがある。繁殖力が弱いのかすぐしおれた。コレは風媒花で花粉症の対象になる、というが花は見たことが無い。昔はよく名前の効いたので主役級で花も目立っていたのだろうか?
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セイタカアワダトソウの
盛衰
引用 W.面白い!弁証法的な展開である!この盛衰の展開はウォーキングの道端で観察で推察できる。最後の(現在は抵抗性が再び上昇傾向)がセイタカアワダトソウの現状だろう。
「昭和40年代の繁殖状況は、アレロパシー(後述)効果でススキ等その土地に繁殖していた植物を駆逐し、モグラやネズミが長年生息している領域で肥料となる成分(主として糞尿や死体由来の成分)が多量蓄積していた地下約50 cm の深さまで根を伸ばす生態であったので、そこにある養分を多量に取り込んだ結果背が高くなり、平屋の民家が押しつぶされそうに見えるほどの勢いがあった。⇒W。嫌われる要因満載!ほぼ除去不可能。
村上春樹さんの小説の描写はココまではいかないが相当な勢いを感じさせる。今のセイタカとは違う。
⇒W。平野が少なく居住地耕地が適度に密集した日本の土壌は養分豊富で北米渡来のセイタカアワダトソウにとって絶好の繁殖条件だった。
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しかし、平成に入る頃には、その領域に生息していたモグラやネズミが駆除されてきたことによって希少化し、土壌に肥料成分が蓄えられなくなり、また蓄積されていた肥料成分を大方使ってしまったこと[3]、
⇒W。駆除された別の要因⇒耕作放棄地にモグラ、ネズミはいない。都市の地上はコンクリートアスファルトで覆われた。
W.サイトカイン症候群みたいだ。自家中毒症状。
自らのアレロパシー効果により種子の発芽率が抑えられる等の理由により、派手な繁殖が少なくなりつつあり、それほど背の高くないものが多くなっている。
また、天敵のグンバイムシやガ、ウドンコ病が時を同じくして北米から日本に侵入し、それらへの抵抗性が低下していた日本個体群は大打撃を受けてしまった
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(現在は抵抗性が再び上昇傾向)。
「派手な繁殖が少なくなりつつあり、それほど背の高くないものが多くなっている。
W.もう昔ほどの勢いは感じさせないが、道端では目立つ存在。あまり背は高くない。
W.アメリカで嫌がられているススキが道端の主役。