<別れの一本杉> 唄 春日八郎
泣けた泣けた、こらえきれずに、泣けたっけ
あの子と別れた、寂しさに、山のカケスも泣いている
一本杉の、石の地蔵さんのョ、村はずれ
<錆びたナイフ> 唄 石原裕次郎
砂山の砂を、指で掘ってたら
真っ赤に錆びた、ジャックナイフが出てきたょ
何処のどいつが、埋めたか
胸にジンとくる、小島の秋だ
薄情な奴を、思い切ろうと
ここまで来たか、男泣きしたマドロスが
恋のなきがら、埋めたか
そんな気がする、小島の磯だ
海なりはしても、何も言わない
真っ赤に錆びた、ジャックナイフが愛しいょ
俺もここまで泣きに来た
同じ思いの旅路の果てだ
断固反対する!
>地方自治は住民の命と健康、生活、労働にとって最も身近な課題。
住民にとって、課題の設定の仕方が間違ったら、自ずから間違った結論が導き出される。
大阪ダブル選挙はマスコミ誘導で大阪都構想という間違った争点になった。
身近な命と健康、労働を左右する地方自治はリアリズムの下、現実的に考えていかねばならぬ。
根拠乏しい、おしゃべり、熱狂は住民にとっていいことはない。
>ヒト、モノ、カネの公共空間をキチンと確保することが住民多数にとってプラスになる。
今の資本主義は行き過ぎた世界金融資本主義。
これ以上、暴走させたら、多数派住民にとって良い事はない。
>が、問題はどこでその規制をするかと云う事に尽きる。
支配層は世界中どの国においても規制を弱め、その金儲け環境を保障することが、多数の住民の物的精神的幸福につながる様な幻想を手を変え品を変え振りまいている。
実際に各国で起こっている事はその逆である。
先進国の経済停滞、中進国の経済発展を根拠に富と民主主義の偏在、不均等発展は明白だ。
支配層は使用人どもを使って、多数派国民の攻撃が自分たちに向かわない様に、盛んにその時々のスケープゴートを仕立て上げている。
支配層の中でドジで間抜けな奴が100億円もカジノ賭博ですっている。
早速、東京地検がアカラサマニなった支配層の実態を隠ぺいするために保護=起訴した。
>巨額のカネを自由にできるモノが、それをどう使おうが、自由じゃないのか!
羨む庶民も自分の精神構造を顧みたほうがいい。これが金融資本主義の実態なのだと。
が、悪い奴ほどよく眠る。
支配層はもっと巧妙に立ち回っている。カネはある処の奴に集まっていく。そのカネに使用人が群がっていく。
ほとんどの政治家は所詮、使用人にすぎない。
>野田が云っているではないか!「増税、TPP実現のために捨て石になる」と。
一体、誰のための捨て石なのか明らかだ。
一口に日本人と云ってもイロイロナ立場のモノがいるが、野田が捨て石を目指しているのは、世界中の特に日米の極一部のモノのためだ。
ああいう、大学を出ても、就職の道を選ばず、松下政経塾などという、突飛な選択をし、以後、県会議員など、まともに世間に出た経験のない、純粋培養された奴が支配層の手代として、捨て石とヌケヌケト言い放つのだ。
捨て石とは本来、制度、政策、経済が日米双方で重大案件になっている時に使う言葉でなかろう!
>あんな突飛な奴に政治の世界の最高権力者の地位が回ってきた事が国民にとって不幸である。
頂点への出世の階段を苦吟する多数派国民の政治選択によってヘリコプターの様に省略して上がっていったのだ。
盗人猛々しい、と云ってよい。
中央の政府の力でコントロールしなければならぬ。その為の国家権力である。
世界中の「国のかたち=中央ー地方ー国民、住民のかたち、関係関係」を見渡すと、この視点は間違っていない。
アメリカ流の民主制度の混交した制度は敗戦を節目とする戦前戦後の日本政治のリアルな進展経過から、形作られ今日に至っている。
>日本が行き詰っているのは、高度に発展した日本の金融資本主義と世界市場の多極化、先進国経済の停滞という経済の必然性に究極の問題がある。
中央ー地方行政の問題点は完全な副次的要因である。ここをどう弄っても、結果は多数派国民にとって悪く出るばかりだろう。
というのは、「改革」を進める側の最終着地点はハッキリしているからだ。市場原理主義によって、金儲けの最適環境を国内で創出したい、と。
一方、住民側に明確なビジョンはあるか?所詮、中央地方の行政に今風、経済合理主義を貫くことぐらいだろう。両方同じ地平の議論だから、、経済下部構造に根を張った、根拠鋭い金儲け論理が勝つに決まっている。
住民側のビジョンなどは所詮、金儲け論理の助太刀に過ぎない。
戦後史の中で総じて、日本の中央ー地方の行政機構は優秀だった。
日本経済発展には冷戦体制、地政などイロイロ恵まれた特殊環境が作用したが、統治行政機構の健全さ、優秀性もあった。
行政ー統治機構に金儲け第一の民間企業の論理を持ち込む支配層の手先に同調していては、自分の首を絞めることになる。
ヒトはいつまでも若くない。病気にもなる。不慮の事故に遭遇することもある。
多数派日本国民の一生は労働力商品の再生産に終える。
で、あるならば、できるだけ良き環境の労働力商品の再生産を望むのが当たり前の考えだ。
>国内的にはもうこれ以上、パイは大きくならないのである。関西、大阪経済の長期停滞=地盤沈下は明日の日本を象徴してる、と云う意味から、橋下ダブル選挙問題を全国問題として執拗に取り上げてきた。
>支配層の大きな政治方向として、この国内経済停滞を克服する道として二つの政治改悪を画策している。
その一。
日本社会を韓国体制の様な市場原理に徹底させたモノにしていく道。
その意味で、キチンとした韓国批判は不可欠。それは差別排外ではない。
その場合、日本支配層は日本国民多数派をアメリカの餌食にさし出し、共同で収奪する。
その二。
これ以上、大きくならない国内パイと云う前提で、
<できるだけ大きな取り分を勝ち取るために、その思惑を制度として固定>しようとしている。
いまさら、日本がその道をたどることはあり得ない。
(TPPの本質はアメリカ制度の日本への完全移植による日米支配層の共同の日本国民収奪)
戦前戦後史の日本的特徴から
<中央政府、官僚支配の後退ではなく、支配の実質的強化>に展開せざる得ない。
権限委譲された地方官僚と中央官僚が癒着関係を深める。
他方、住民側は今まであった権利を地方分権の名の下に実質的に取り上げられて、公共サービスの低下に苦吟する。
これまでの日本国民は制度として経済発展に相応しい分配を受け取ってこなかった。
分配を制度的に十分保障しなかったから、企業への資本蓄積が膨らんだともいえる。
こういう経済構造は必ず、国内的に行き詰る。対外的にも競争相手は増えこそすれ経ることはない。
TPPは独占寡占企業の権益を守ろうとするTPP支配層の世界市場への閉鎖的打開策といえよう。
だから、ブリッグスなどの巨大中進国経済発展の中で世界自由貿易の先進国的限界点が生まれた中での市場の閉鎖なのである。
よって、TPP締結は世界市場におけるより大きな反動を呼び起こすであろう。政治的軍事的衝突は不可避と見る
<制度として、支配層が大きくならない国内パイから、できるだけ大きな取り分を勝ち取る>方向の制度化である。
付加価値を大きく生み出している大企業の税負担を少なくすれば、税収が増える、という程、今の高度発展し、グローバル化した金融資本主義は甘くない。
<追記>
「別れの一本杉」の唄にあるカケス。
野鳥としては、一度もお目にかかったことがない。
ある機会に鳥かごの中でカケスを見たような記憶がある。
勿論、鳥かごに閉じ込めるのは違法行為であるが、一体この鳥は?と不思議に思った記憶がある。
日本の留鳥とは、何んとなく気配で察知した。
物凄く、野生の美しさを持った野鳥。
鳥かごの小鳥の美しさは何度でも拝めるが、ハトより大きい、森林の野鳥の野生の美しさはカケスに止めを指すのではないだろうか?
大きさから云えば、他にはキツツキの仲間の大きなモノしか日本には生息していないような気がする。
動物園行きは昔からの趣味。
動物園は、ぜひ、日本の野山に貴重な野鳥が生息している事を真っ先に記録して欲しい。そして繁殖して欲しい!
例えば、宮沢賢治の幻想的な詩にある「夜鷹」!
現実世界の在り様を越えようとする夜鷹の意志とその挫折的昇華、その果てにある宇宙的な広がりへの止揚。
そこに、個的志による一点突破の全面展開の広がりをみる。
賢治の詩とともに動物園に夜鷹があったら、子供たちは現実と幻想の世界を行き来することができる。
動物園に学校行事として連れていかられる子供たちにとって、何かを感じ取る切っ掛けにならないだろうか?
そういう方向の教育を受けた日本人が東アジアの片隅で付加価値を創造して生き残っていくしかないのではないか?
日本人はアメリカ人や中国人、まして韓国人に成る必要はない。
重ねて日本破壊のTPPに断固反対する!