反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

その後の理研ー小保方事態の考察、及び~博士論文の日本語概説の本文の検討。

   理研ー小保方事案には、これ以上関わらないとしたが、中途半端に中断した、という思いがして、その後、折りを見て情報の収集をしてきた。
その結果、遂に小保方氏の博士論文の内容を仔細に検討するところまで至った。
 
 まず、STAP細胞実存問題。
100%実存しないと言い切ることができる。
カリフォルニア大学のノフラー教授は「STAP細胞が本物である可能性はないとはいえないが、
*それはケンタッキー・ダービーで3本脚の馬が優勝する確率に、有り金全部を賭けるようなものだろう
。」という。
今日の天皇賞のダントツ一番人気の武豊騎乗のキズナが3本足で出走しなければならないとしたら、有り金全部をかけるヒトはどのくらい競馬ファンにいるだろうか。
 
 STAP細胞検証委員会はOct4、以外の3種類の指標の発現をもってTCRの再構成=STAP現象の実存ー当たり前の条件だーとしている(検証委員会記者会見の動画より)。
コレは京大の中山教授の体細胞に注入する遺伝子であり、これをもってSTAP細胞初期化(実存)の指標としている。
いくら科学の世界では常識の真逆の現象が頻繁に発生するとしても、自ら競ってした、このような高いハードルを理研検証委員会の「STAP細胞」現象実験が乗り越えられるとは絶対に思えない。
勿論、テラトーマ、キメラマウス作成など論外である。
 
 STAP現象は以前の記事で指摘したように死滅しつつある細胞の発光現象である。
ミューズ細胞が細胞に存在するとしての発現説については、ミューズは骨髄由来で、脾臓リンパ球由来とは違うから、可能性は超低い。(それともミューズ細胞が脾臓由来の細胞にも潜んでいたのか?あり得ない)
また、200回もSTAP現象を確認しているという小保方証言からもミューズ潜伏説の可能性は低い。
 
 ネイチャー論文のテラトーマ、胎盤とマウス幼児の画像は細胞抽出過程を担当したES細胞の不注意による混入、或いは意図的なすり替えであり、若山はそれとはし知らずにSTAP幹細胞、テラトーマ、胎盤と幼児を作成した。
ただし、ES細胞の混入を警戒し、怪しいと想ったこともあったが、後戻りできないがゆえに自らを納得させて、そのまま前に進んだ、とみる。
だから、人間心理の綾として、自己防衛本能から、関係者の中で大きな反応は生まれたのだろうか。
 
 既存のES細胞では胎盤形成はできないということだが、そこにはトリックがあったと見る。(後に検討してみる)
博士論文を見ても小保方は大きな仕掛けを悪気なくできる人物構成とみる。(コレも博士論文で検討する)
 
 理研のSTAP細胞問題に関する当面の対応は調査委員会とSTAP細胞検証委員会に二つに分割されているが、前者の主たる仕事は弁護士付きの小保方側との対応である。
後に詳しく挙げたネイチャー論文→ミネソタ大学ー女性教授の場合は後に挙げるようにミスという判定が下されている。)
 
 検証委員会の仕事はSTAP細胞の実験であるとしている。
 
 両者に共通する思惑は巨大研究機関の理研を維持するため、世論を動向を見据えた世論対策であり、あからさまに言えば、この事案を有耶無耶にすることである。
 
 研究コミニュティー?への発信は検証委員会が小保方の理研に残しているはずの諸々の事物の検証をないがしろにして、STAP細胞実験に集中すると断言していることから、研究不正事案防止という意味でのインパクトは薄い。
アメリカのような公的監視機関の設立については、今のところ、そのような動きはない。
 
 来年度予算の積み上げの始まる今年の秋までに、関係者の処分を含めた一定の結論を出さざる得ないとみる。
6月にブラジルで開催されるブラジル、サッカーワールドカップのドサクサを目安にする予測もあるが、絶対的な目安は組織維持のための資金供給ルートの確保であり、将来的な経済特区構想の類似の如き特定研究法人の指定である。
 そういう餌が目の前にぶら下げられていたから巨大研究機関の社会性、政治性、の乏しい研究者の統治者はSTAP細胞騒動をあり得ない演出したのである
 
 高度な研究できるヒトは特殊な人類であるが、政治的人格的に優れた?ヒトとは限らない。
大昔は専門馬鹿と嘲笑された事もあったが、何時の間にやら、高度な研究をするヒト=立派なヒトという社会通念が隅々まで流通することになってきた。
 
 野依理事長は2004年度の講演出演料の3300万円の申告を怠って、重加算税1300万円を徴収されている。
何度も繰り返しているが、理研スーパーコンピューターは実際のところ、一体、何のために使用されているのか?秘密保護法関連の情報集積じゃないのか、気にかかる。
 学びの共同体も兼ねる大学では理研STAP細胞のような騒動の発生の環境は今のところない。同じ独立行政法人でも性格の違いは大きい。


 ネット掲載の小保方博士論文日本語概要は文節の区切り、見出しのまったくない、読みにくいものとなっているので、編集(自分自身の理解促進のために文章を加工した部分あり)した。
門外漢として博士論文の<内容を理解するため>、及び<理研ー小保方事案との繋がりを意識して>注釈を多用した。
 


 

     早稲田大学大学院 先進理工学研究科  博 士 論 文 概 要     
           論 文 題 目
【三胚葉由来組織に共通した万能性体性幹細胞の探索】(WAC、題目からしてミューズ細胞の研究。)
   申 請 者Haruko Obokata 小保方晴子 生命医科学専攻 環境生命科学研究 2010年 12月
   
 <体性幹細胞>は、成体の体内に実際に存在し、<生体の恒常性を保つため老化細胞の代替となる若い細胞を生み出し>、炎症などの生体反応に応答して失われた細胞を補充する役割を担っていると考えられている。
 現在までに、<造血幹細胞、間葉系幹細胞、神経幹細胞>は多種の<分化可塑性を有する体性幹細胞として研究>が進められている。(WAC、実証研究に基く事実の提示であり、OK)


 A)また<前駆細胞との区別が難しい>が、<各種生体組織にはそれぞれの組織幹細胞が存>していると考えられており、<多くは培養系において>、その存在が認められている


(W、バカンティの【spore-like stem cell=「芽胞様、幹細胞」仮説】正当化する布石の文言を挿入しており、なかなか用意周到)
(W、下段のバカンティ仮説を紹介した部分との比較。
)『全身の生体の組織内には<三胚葉由来によらず><非常に強いストレスに耐性>を有する【spore-like stem cell】が存在し、体性幹細胞の補充に寄与している可能性』)
 
A)の<各種生体組織にそれぞれに存在する組織幹細胞>とB)<全身の生体組織内の三胚葉由来によらいない>【spore-like stem cell】「芽胞様、幹細胞」バカティ仮説の違いは
A)生命生物学で部分的に実証されている原理とすれば(多くは培養系において存在)、
B)原理の原理~究極の原理である(究極の仮説)ー「人間の想念の中でしか存在できないモノ」を<究極の体幹細胞として【実存】>しているとする頭の中での「すり替え」行為ー
故に、細胞に訳のわからない人為的なストレスを与えなければならない。
 
 このB)の究極の仮説に対して、敢えて好意的な哲学的観念の解釈を施すと、今ココにリアルに生きている我々の実存の立場から、<宇宙の究極の始まりの始原的物質を想定>し、
<想念として(インスパイア)>し、
宇宙史、太陽系史、地球史(自然史ー生物史ー人類史ー世界史<日本史>)へと遡り
再び、刻々と過ぎ行くココにリアルに生きる「実存」に立ち返ると、宇宙史(コレを解き明かすことは人類には永遠にできない)の変化の中で<永遠の今を生きる自己の「実存的最先端性」と宇宙的自由性、永遠性が獲得できるという日本発の観念哲学と同類である
ヘーゲル哲学の物質の均衡性の弁証法的世界観にも通じる。
 
 が、しかし、そのようなインスパイアー世界の立場から見ると、【spore-like stem cell=「芽胞様、幹細胞」仮説】というネーミング生身の人間の哲学的なインスパイア世界を、
あたかも身近に発生しうるような生物学の現象にすり替えたものでありこのネーミングをした時点で、カルト宗教との親近性が生じてくる。
 
 小保方の「教祖たちは」いずれもインスパイア世界以外に、研究分野の本業持つものであるが(例バカンティ麻酔医師)、
小保方だけがインスパイア世界にどっぷりと浸かって、ソレを実証しようともがいていたわけである。
 従って、小保方の「教祖たち」のインスパイア世界への関わりはあくまでも耽溺の域をでず現業復帰できるものであるが、小保方の現業は実証性の不可能なインスパイア世界であった
 
 この論法に沿って結論的を古い用語で象徴的にいえば、「教祖たち」は小保方を<かどわかし>小保方は「教祖たち」を<たぶらかした>、という共鳴関係が成立する。
 さらに言えば日本の政治的経済的現状が、山間の木霊のような役割を果たし、当初の大発見の狂騒とその後の手のひらを返したような小保方たたきを招いた。
 付け加えておくと、アメリカではSTAP万能細胞的事案は10年以上、前に2001年バカンティ2002年ミネソタ大学女性教授と引き起こされているが、理研ー小保方事案ほどの国民的喧騒に至っていない。
 2002年のミネソタ大学ー女性教授の事案は今回の理研ー小保方の事案とそっくりであり、前記に示した問題意識を含めた関係機構の対応(関係者の公開実験)、当人のミスという処分、その後の推移も含めて、非常に参考になる。
  詳しい事情は、注釈4、に挙げておいた。  
 
 >W、小保方博士論文の概要を辿って総括すると、小保方はまず前提として、
バカンティの「芽胞様幹細胞」=【spore-like stem cellの仮説を証明】する【第一歩】、としている。
、【仮説を証明】する【第一歩】、にも拘らず、論文はキメラマウスの作成まで含めた実証研究の成功としか受け取れない、論文構成になっている。

ただし、解読すると大きなからくりと架空が在る。


 小保方博士論文の粗筋はまず第一段階は、(後に論文に沿って、自分の用意した情報を駆使して詳しく立ち入って検討していくが、)
バカンティの【spore-like stem cell=「芽胞様、幹細胞」仮説】を立証するための、ミューズ細胞による研究と実験結果の追認報告書である。

 小保方は論文作成時点で、東北大学の女性教授のミューズ細胞の発見の内容を十分発表を知っていたことは、博士論文の中の記述で明らかであるにも拘らず
敢えて、脊髄由来のミューズ細胞をスタファー細胞と呼ぶなどと論文中で宣言し、
バカンティ仮説を立証するため、ミューズ細胞の初期化ー増殖過程に本来、不必要なバカンティ流ストレス耐性の加工を施している。
 
 以上の博士論文の実証過程は理研ー小保方事案を通過中の現時点のウォチャーの立場から、異様に思えてしかたがない。
   
 言い過ぎかもしれないが、ミューズ細胞実験の研究をスタファー細胞実験の研究とする、教祖たちへの信者の忠誠とみなすこともできるが、大仕掛けの嘘とみなすこともできる。 
言い換えると、博士論文の時点で理研ー小保方事案に繋がるものを認める。
 がしかし、以前の記事で情報誤認として否定した小保方バカンティ研、再渡米の本人の希望は、福島原発事故による就労ビザが下りず
アメリカの避難区域は70キロ圏で松戸は圏外だから、ホットスポット松戸在住とするほかない)、叶わなかった、という報告もその後、ネット上で散見することから、
仮に原発事故が発生しないで、再渡米が実現し、バカンティの下で研究活動を実現できていればアメリカではバカンティの万能細胞研究は眉唾物とされているのだから、
このような騒動には巻き込まれることはなかったといえよう。

 小保方は、原発事故と、現状日本の政府系研究機関の理研の特殊環境という二重の不幸に見舞われた頃になる。
 ただし、ブログ記事で私が訂正に至った小保方ーハーバード大小島→若山ー理研の無給研究員就任の時系列関係からすると、この推測には無理がある。この判断から訂正したが、まだ判然としない。
間違いなく、小保方は理研に行ったことで、騒動の主人公になったが、周囲のものも助けようと手を差し伸べられない状況が生まれている。
理研の調査委員会、検証委員会の現状の方針が組織防衛ではあるけれども、唯一の小保方救済にも実質的になっている。


 第二段階は、ミューズ幹細胞をマウスの皮膚に注入して、かの有名なバカンティ、マウスのようなものを作成している。


 第三の実験は、何を立証しようとしているのか不明であるが、
ミューズ幹細胞をES細胞の核に植え付け、メスマウスの子宮に注入して、子供マウスを作成している。素人で断定できないが、コレは事実上のES細胞の成長過程であり、スタファー細胞の万能性の実証過程ではない!
 以上の実験過程は英文の博士論文に詳しい説明と画像として提示されていると想われるが(英文博士論文はネット上で見つからず)概説から想定すると、
実際の研究、実験は日本では行われておらず
全部、バカンティ研に留学時代の自身と周囲、ネット世界から、「研究」採取したものをPC操作によって博士論文として復元したものであると想定できるが、
論文の査読者は全面的に小保方論文の内容をコピペの如き同じ文章内容で追認している。(論文審査報告書)。
ということは博士論文は査読を主導したモノの指導の下に執筆された?ものとしても何ら不自然でない。
   
 現時点の部外者には、この博士論文はバーチャル世界にみえるが、リアリティーはまったく感じない!
だから、科学の実証性の論理で展開されているはずの博士論文を異様な感触を持つ。
   
 どうしてそうなっているのかと問い詰めると、小保方の個性の果たす役割は大きい。
小保方のような結構、緻密で強力な実行力と足元のあっけらかんとした杜撰さが共存している人物像を知っている。育った家庭環境も似ているようだ。
   
 が、博士論文の時点から、理研ー小保方事案には「教祖たち」や各種の機構との共鳴関係も多大な影響を及ぼしている、と読み取れる。一貫した繋がりが認められる。

ミネソタ大学と女性教授の件も考慮すると、捨てる神があれば、拾う神あり、日本がダメでも世界あり、科学研究に拘る必要もナシ、ハッキリ言えば個性として科学研究には不向きな政治的芸術的体質で、別の分野に転進したほういいのではなかろうか。

 ま、そういう立場からみると、時間をかけてうやむやにするという現状の理研小保方双方の関係者が深手の傷を負わない実に日本的なベターな<当面の選択>であったが、中期以降の選択しとしては大きな課題は残る。
 
 それにこの事案は日本の上澄み同士の争いである。
小保方には失敗しても再チャレンジできる生活環境が備わっているのは、事件へのマスコミの対応を検討するとよくわかる。
 小保方が遺跡捏造の「藤村」のような庶民階層そのものヒトであれば、マスコミや世間にもっと別の角度から執拗な叩かれ方をされていただろう。
小保方はその後の藤村のような事態は本人次第だが、回避できる。
 
 小保方のSTAP細胞関連のキーポイントにおける行為は遺跡捏造の「藤村」の行為と同類であると考える。
回数と経年の違いだけだろう。
 
 ネイチャー投稿論文の全貌はネット上で点検できるが、ソレは明らかに意図的な研究不正行為があったとしなければ、解釈できない一貫性が認められる。もちろん、没になった第一稿を含めてー
だから初動捜査、証拠保全の不十分性から、状況証拠の積み重ねにも大きな限界を弁えなければならない、としてきた。
が、科学者の自治能力を尊重するが、時間が解決する、などと早々と処世術を開陳するのは、どうであろうか。
 
 理研ー小保方事案の源流は博士論文の本文にも噴出している。
小保方の頭の中では、研究者見習い時代も理研時代も芽胞様幹細胞」=【spore-like stem cellの実存への信仰というカオス的モチベーションで、繋がっている
そうとでもしなければ、成熟した年齢の女性が引いて眺めると、無益で希望ない実験研究に専業で没頭できないはずである。自問自答の日々だったという声は真実である。
が、信仰と自問自答の声は、若山の指摘するような研究条件の相違という高いハードルを肝心な場面で飛び越えらさせた。
唯一の解決法は理研から逃げ出すしかなかったのではないだろうか?
その選択が真の勇気であった。背負う荷は無限的な不可能性へのチャレンジであった
 
 そもそも、博士論文の画像自体がどこから採取されたのかわからない代物であり、調査委員会への追加資料で提出したミーティング用のPCパワーポイントの本物の画像自体、どこから来たものか説明できないものであり、それをもって、ミスとすることはできない。
後だしジャンケンにもなっていない。


        <博士論文本文> 
間葉系幹細胞研究に代表されるように、体性幹細胞の研究は発生学的な観察に基づき展開されている。
 哺乳類の発生において三胚葉分化は決定的な過程(W。胚発生 →‎外胚葉 - ‎内胚葉 - ‎中胚葉)であり、体性幹細胞の多くも三胚葉分化の後に存在が確認されることから、
<三胚葉分化が起こった後>は、いわゆる<胚葉を超えた分化は起こりえない>と考えられている。
>例えば外胚葉系組織に存在している幹細胞が中胚葉や内胚葉由来組織の細胞に分化。
>中胚葉系に存在している細胞が外胚葉・内胚葉由来組織の細胞に分化。

 しかし近年、分子生物学的解析手法の発展により間葉系幹細胞の一部は外胚葉系の細胞から構成されることや、間葉系幹細胞が生体内で神経形成に関与するなどといった、
いわゆる<胚葉を越えた分化が三胚葉形成の後にも起こっている>ことが報告されている。
これらの報告により、体性幹細胞の起源や分化能の限界についての大前提に疑問がもたれるようになってきている。
 【Vacantiらは2000年】に、全身の生体の組織内には三胚葉由来によらず非常に強いストレスに耐性を有する【spore-like stem cell】が存在し体性幹細胞の補充に寄与している可能性を提唱してきた。
(W。注3バカンティ事情、ノフラー教授)

 その後、他の研究グループからも同様な概念に基づいた研究報告が相次いでいる。
2002年には骨髄中に万能性幹細胞MAPCが存在することが報告され、(W注4、注3関連)
2004年には間葉系幹細胞の一部に分化万能性を有するMIAMI cellが存在することが報告され、
2006年には造血幹細胞の小さいサイズの分画の中にVSELS cellsが存在することが報告され、
2010年には間葉系細胞の一部にストレス耐性のmuse cellsが存在することが報告されている。
(Wミューズ細胞 (Muse cell; Multi-lineage differentiating Stress Enduring cell)の概要と小保方博士論文の本文の内容を比較、検討する必要がある)
 
>本研究では、【spore-like stem cellの仮説を証明】する第一歩として、全身の組織に共通の性質を持つ幹細胞が存在することを証明することを目標とし、
幹細胞の採取、解析、再生医療研究応用への可能性を検討した。


 W、【spore-like stem cellの仮説を証明】には少なくとも2種類以上の万能細胞を使い分けている。
その1。小保方の命名したスフィアー細胞=ミューズ細胞である
その2。ES細胞にスフィアー幹細胞を移植している。
    
>一つの仮説を証明するために本来不必要な、その2の実験をしていることに強い疑問を抱く。
本文には小保方は一体何の実験、研究をしているのかリアルに解明できる肝心な箇所がある。
ところが、日本語の概説だけでは十分、把握できない。
英文の本文を検討してみたいが、ネットでは見つけることができなかった。
 今回の記事の限界はここにあるが、本文をキチンとよめば、小保方博士論文の異様な全貌が浮かび上がってくることだけは確かである。


      <博士論文の本文>
 第一章では、生体組織由来のpluripotent stem cellに関する研究の動向を概説し、本研究の背景をまとめると共に、本研究の意義及び目的を明らかにした。
 第二章では、A)spore-like stem cellの採取法を検討すると共に、B)幹細胞マーカーの発現を解析した。
>Spore-like stem cellsは細胞直径が非常に小さいという特徴を有しているため、小さい細胞を採取する方法を施行した。
 
   解りやすくするためにWの編集多し。【STAP細胞作成→STAP幹細胞作成の実験手順】 
1)まず、<cell sorter>、を用いてBlack6 マウスの骨髄細胞から、直径6μm以下の細胞のみを回収した。
(W、「ミューズ細胞の採集方法ミューズ細胞はいくつかの異なる方法で得ることができる」。ウィキペディア引用)
(W、その1。セル、ローター装置を使用。「細胞の大きさや表面構造、内部構造などを一瞬にして解析し、特定の細胞を生きたまま高速に分離・回収」。~理研セル、ローター案内ホームページより引用)
     
2)続いて<低浸透の溶液で細胞を短時間処理>することによって、大きな細胞の細胞膜を破壊し小さな細胞のみを回収した。
 (W、日本語概説では曖昧な表現。一旦、細胞を塊にして、細胞膜を破壊した、と想定。
英文の本文でなければ、この辺は詳細にわからないが、 
ミューズ細胞の特筆すべき特徴の一つは、懸濁状態<低浸透溶液は該当する>で単独の細胞から細胞塊を形成できることである(懸濁状態でのES細胞胚様体様集塊の形成)ーウィキペデアー)   
 
W、ES細胞(胚性幹細胞)の作成法<受精卵が胚盤胞と呼ばれる段階にまで発生したところで取り出して>、フィーダー細胞 という下敷きとなる細胞と一緒に培養をすると、内部細胞塊が増殖を始める。
この内部細胞塊は、胎盤などの胚体外組織以外の、全ての身体の組織に分化してゆく細胞集団である。
増殖した内部細胞塊由来の細胞をばらばらにしてフィーダー細胞に植え継ぐ操作を繰り返し、最終的に「ES細胞株」を樹立する。~ウィキペディア
*W、ES細胞の作成方法ではセルローターは使用できない、と想定する。
ミューズ細胞の作成に一般的に用いられているのはセルローター。小保方の採取した細胞はES細胞でない。
 
3)また先端を10μmほどまで細めたガラスピペットで細胞を粉砕することによって小さい細胞を回収した。
W、バカンティ方式ー超極細ガラス管通過と同じことーで細分化する?
ミューズ細胞としたら、こういう一種のストレス耐性の実験は全く不必要ではないのか。
 
4)それぞれの方法で回収した細胞群を<無血清培地で培養>を行うと<浸透圧処理または粉砕処>によって回収された細胞群から
  *<浮遊した球形のコロニー形成>【以降sphereと呼ぶ】が確認された。
W、sphereと呼ぶ??物語の主人公は覆面をして正体不明!その名をsphere仮面と呼ぶ、ということか。
(W、無血清培地は血清入りの培地と比べ、不要なタンパク質の混入を避けることができる。血清のロット差を気にせず安定した性能が得られる。~薬品会社ホームページ~
(W、単一のミューズ細胞由来の細胞塊がゼラチンコートされた培養皿上で自発的に三胚葉性の細胞を生成することが、ミューズ細胞の多能性の証拠のひとつである。~ウィキペディア

    
   小保方使用のsphere仮面の素顔はほぼミューズ細胞に当てはまる。
イ、粉砕処理を行った場合、高頻度にsphere形成が観察された。
  (W、バカンティ方式)
ロ、sphere形成の数は年齢依存的であり、生後4週齢のマウスからは生後8週齢のマウスの約二倍の数が観察された。
 
 5)【Sphere形成は幹細胞の強い自己複製増殖能】の結果として現れる現象であると考えられているため、【免
疫染色により、幹細胞マーカーの発現解析】を行った。
イ、まず間葉系幹細胞や造血幹細胞など広範な体性幹細胞に発現が報告されている【c-kitとSca-1の発現】を調べた結果、多くのsphereに発現が確認された。
W、~末端細胞への増殖が信仰している証拠~
W、心臓幹細胞のマーカーとなるのは、c-Kit (Beltrami et al. 2003)、Sca-1 (Matsuura etal. 2004)、MDR-1 (Beltrami et al. 2003) などである。ーネット解説記事の引用ー
ー続くー