反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

第3回、その後の理研ー小保方事態。未必の故意という法律概念。理研STAP検証プロジェクトへの疑問。

     カリフォルニアの青い空/It Never Rains In Southern CaliforniaーAlbert Hammond ー
 
Got on board a westbound 747
Didn't think before deciding what to do
All that talk of opportunities
, TV breaks and movies
Rang true, sure rang true.

Seems it never rains in Southern California
Seems I've often heard that kind of talk before
It never rains in California
But girl, don't they warn ya
It pours, man it pours.
Out of work
, I'm out of my head
Out of self respect I'm out of bread
I'm underloved, I'm underfed

I wanna go home
It never rains in California
But girl don't they warn ya,
It pours, man it pours.

Will you tell the folks back home I nearly made it
Had offers but don't know which one to take
Please don't tell them how you found me
Don't tell them how you found me
Give me a break
Give me a break

Seems it never rains in Southern California
Seems I've often heard that kind of talk before
It never rains in California
But girl, don't they warn ya
It pours, man it pours
 
 いい音が出ているバージョンを探したけど、この日本語版が一番いい。
日本語のコメントにあたると面白い。真逆の世界。


 まず、前回の記事の、キーポイント→主要文献(ホ、ニ)に突込みが足りなかった。勘違いミスもあった。
『ホ、理化学研究所理研)は、STAP現象の検証作業を、理事長主導の下、実施する
                                                  2014 年4 月1
検証実施計画の粗筋が記載されているが次のようなオカシナ事を言い出している』
 
『ヘ、STAP現象の検証の実施について  2014年4月7日   
 
 結局のところ、検証委員会は調査委員会の事態を含めて、科学的検証の領域を内側に取り込んだ、広い意味での政治領域の課題を設定している。
課題の設定の仕方によって、解決は違ってくる。質問の仕方によって、回答は限定される
小保方ー笹井ー検証委員会はSTAP細胞現象の在る無しという課題を、今に至って設定している。
それじゃ、当初の自らの大はしゃぎはなんだったのか。キチンと裏は取ってありますから(by笹井STAP大発見ヤァ~記者会見より)。
ネイチャー論文にはキッチリとSTAP細胞実存の必要十分条件のSTAP由来のマウス胎盤と胎児鮮明画像が残されている。
 
 現時点のこの問題に注目している部外者や専門家の焦点はES細胞混入問題に絞られている
故意か、うっかりミス(コンタミって専門用語?)
ただし、第三の状況設定として、法律概念では<未必の故意というものある。
大体こんな状況。
 
理研の研究者の方で、今回の事案に専門家として当該の材料を解析(数値も用語内容もまるっきり解らない)をした<かほ>さんのブログ。
 Oct4発現にも専門解析のデータ分析からチョッと待ったという。イロイロな細胞の兆候が見られるという。
ES混入は断定している。
 
 その<かほ>さんのブログに微妙な表現が載っている。
研究者の間でも自分のような見解は主流派だが、政治的にはどうなのかなーと。
劣勢になる場合もあると示唆しているということか?
 
 STAP現象で検証委員会がAのネイチャー論文手順の工程、Bの新STAP細胞研究の工程のタイムラグの在るスケジュール表からは前回記事の繰り返しになるが、以下の大きな結節点がある。
同時に、前回の記事で指摘できなかったのは
BのSTAP現象新研究の工程の<分化細胞特異的に発現するT細胞Creマウスの入手と交配>
 
A)小保方論文に沿った工程。
小保方論文方式の検証(STAP様細胞の誘導)→6月中旬まで、としている。
その他の小保方論文に沿った工程はSTAP細胞作成成功を前提にしたもので、7月中旬に中間報告
一番遅れる工程は、やはり来年度、予算積み上げの始まる9月中旬。
 
今回、問題にするのはこの工程の<分化細胞特異的に発現するT細胞Creマウスの入手と交配>
      ↓    ↓     ↓         ↓           ↓
、【分化細胞特異的にを発現するT細Creマウスの入手と交配】てSTAP細胞を誘導するSTAP研究の工程。
 
 ところが小保方論文と違った方法で(分化細胞特異的にを発現するT細Creマウスの入手と交配)実施する実験は4月1日に公表されたSTAP現象の検証作業ではなく、実質的にSTAP細胞研究である
 
 A、の小保方論文方式でSTAP細胞を誘導する期限リミットの6月」中旬ごろまで
【分化細胞特異的にを発現するT細Creマウスの入手と交配】を遂行した後
6月中旬に実質的な新STAP研究であるSTAP細胞誘導の二段ロケットが発射される仕組みになっている
その期限は、ヤッパリ、来年度予算積み上げの始まる9月中旬まで、だった。
 あとは、STAP作成を前提としたテラトーマ、キメラマウス関係で、実現不可能だが、2015年3月の最終報告まで引っ張るつもりだ。
 
、【分化細胞特異的にを発現するT細Creマウスの入手と交配】てSTAP細胞を誘導』に関する検証委員会の説明文書は次のような簡単なものでしかない。内容が素人にはさっぱりわからない。
 
イ)理研検証委員会の記者会見はコレ。と通までしか聞いていない。この点について質問があるかもしれない。
     2ちゃんねる
理研「残ったキメラマウス等は調べない」←調べろよ
 
相澤「いま一番大事なのはSTAP現象があるかないか。キメラマウスも残っているが、それを調べてもSTAP現象があったかどうかの検証にはならない」
https://www.youtube.com/watch?v=83LKlS8h8vI
(ロ)説明文書→、【分化細胞特異的にを発現するT細Creマウスの入手と交配】
「2) 分化細胞からの多能性細胞の誘導の可否についての厳密な検証(マウス実験)
① 分化細胞特異的にCre 組み換え酵素を発現するトランスジェニックマウスと、
Cre 組み換え酵素を発現した細胞を恒常的に標識するための遺伝子を持つトランスジェニックマウスを交配し、これらを併せ持つ新生児~1週令のトランスジェニックマウスを得る
                                            (Cre-loxP システム)
② ①のマウスから標識された分化細胞を含む臓器を摘出し、酵素処理により単一細胞に解離するとともに、
これらを酸処理し、7日間培養して得られたSTAP 様細胞塊について、分化細胞由来である事を示す蛍光標識遺伝子の発現を検証する。
 
その後の工程は理研STAP現象無理やり発現研究(別名、実験用特殊ネズミの研究)と関係ないからカット。
 
一体何やってんの?コレ。

 しかし、疑問を抱くハッキリとした根拠は在る
以前は難波先生で、今度は京都大学iPS細胞研究所 山中伸弥
この分野ばかりは、自分にできることは政治的判断のみ。カンで専門家の意見をえらぶだけ。
該当箇所に絞って引用する。
 
            京都大学iPS細胞研究所 山中伸弥   2014.02.12
ーSTAPへのバランス感覚の在る肯定的評価は記事の流れから意味がないのでWが削除したー
     http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/common/list.gifiPS細胞とSTAP幹細胞に関する考察
「STAP幹細胞においては、半数以上の細胞が死滅するようなストレスが細胞にかかることもあり、細胞内における遺伝子の状態がどうなっているか、まだ十分にはわかっていません。そのため、安全性については、人間の細胞でSTAP幹細胞が樹立された後に、動物実験等で十分に検証される必要があります。」
 
2. iPS細胞の誘導効率の大幅改善とSTAP幹細胞の誘導効率の現状
(A)W、ココ基礎、重要→STAP細胞とSTAP幹細胞の違い
STAP細胞とSTAP幹細胞の違いについても正確にご理解ください。
細胞にストレスをかけてまずできるのはSTAP細胞です
「幹細胞」というものは、1、多様な細胞へと分化する能力(多能性と、2、自らと同じ能力の細胞へと分裂し続けられる能力(増殖能)を持たなければなりません。」
 
(B)W、ココがSTAP細胞と称するもの最大の欠陥=ミューズ細胞も増殖力は脆弱(小保方が博士論文でスタファー細胞と呼ぶ、などと勝手に宣言していたのは、骨髄からの採取や抽出過程から、素人でもミューズ細胞と完全に見破れるシロモノ。万能細胞の各指標はクリアーしても増殖力の脆弱さゆえに、ナント、ES細胞の核に植えつけている。よって、作成されたのはクローンマウス。
従って、博士論文作成の実験からもSTAP細胞実験へのES混入は「未必の故意」までミスはない。
そもそも、当該分野の研究者にとってES細胞混入への警戒はイロハのイのそのまたイではないのか。
 
1、STAP細胞は多能性を持ちますが、2、増殖できない細胞です。
基礎科学の観点では極めて興味深い細胞ですが、再生医療創薬という医療応用の観点からは、そのままでは活用しにくいものです】
 
W、当事者も含めてハシャギすぎ、だった。私は小説、映画的観点で眺めている。その対象として興味深い。
今日も未必の故意を説明する時につい名画「陽のあたる場所」を持ち出すところだった。
アメリカでは実験手順を参加者に公開で教え、処分はミスということで済ませている。無駄、遊びは大事。
 
(C)W。強烈な皮肉。STAP細胞、相手せず、ということだ。ハードル超低過ぎ、次元が低過ぎ、なんじゃないですかといっているも同然!ということは、素人は素直に検証委員会のSTAP細胞現象の研究とは何ぞや!ということ行きつく。基礎科学に貢献?
 
STAP細胞を特殊な培地で培養することで一部の細胞が増殖する能力を獲得し、多能性と2、増殖能を併せ持つSTAP幹細胞へと変化しますアメリカのホームページ論文の瑕疵が指摘されだした段階の2月12日のコメントだから一応論文の文言、画像を一応、礼儀として肯定せざるえないが、上記の基本認識ではSTAPは増殖できないと断言している。)
が、ヤッパリきつい一発!
 iPS細胞やES細胞は多能性と増殖能を持つ「幹細胞」ですので比較すべきはSTAP細胞ではなく、STAP幹細胞です】←笹井のSTAP細胞検証工程表で言えば、ステップ4以降で、何も記されていないが、ココからが幹細胞樹立の工程。STAP実験では若山が担当した。
 
(E)W。検証委員会の実験は良くて、ミューズ細胞の析出止まりだろう。
<かほ>さんのいうイロイロな細胞の存在が解析された、という、そのイロイロも限られてくる。
論文の記載によると分化細胞からSTAP細胞へ誘導すると、およそ8割の細胞が死滅し、生き残った細胞のうちの3分の1から2分の1が、つまり元の分化細胞の約10%がSTAP細胞と考えられます。
さらに、STAP細胞からSTAP幹細胞への変換効率は10回に1、2回とあります」
 
3. iPS細胞が世界中に普及した背景とSTAP幹細胞の普及に向けた課題
【iPS細胞は互換性の高い技術です。ES細胞と同じ方法で培養や分化誘導ができるため、30年を越える伝統があり、世界中に大勢いるES細胞の研究者が、すぐにiPS細胞の研究を開始できました。
iPS細胞に高い再現性と互換性があることは、この技術が世界中で急速に普及した原動力となりました。
 
他の多能性幹細胞技術(例えば、MAPC細胞; Jiang et al., Nature 2002)は、当時、大きなニュースとなりましたが、再現性と互換性が十分ではなく普及しませんでした。
STAP幹細胞についても、広く普及するには再現性や互換性の検証が重要な課題になります
 特に、互換性は重要で、ES細胞やiPS細胞でこれまでに積み重ねられた研究成果を利用することができず、臨床研究や治験で必要なプロトコールをすべて作り直すことになった場合は、大変な労力と費用がかかります。】(W。小保方博士論文の実験の本線はES細胞の核に増殖力の脆弱なミューズ多能性細胞を注入。早い話がクローンマウスの作成。ミューズ細胞を切り刻んだりバカンティ仕込の工作を施し、スタファー細胞作成としている

            理研検証プロジェクト
①→わざわざ細胞の自己増殖力の強いネズミと細胞が発光しやすいネズミを掛け合わせて、STAP現象的な状態を無理やりこしらえようとしているとしか思えない。(後に実験を厳密化するためのと判明した。)
 
②→(アルブミン遺伝子発現を指標とした肝細胞の標識化)
肝細胞でのみGFPを発現するマウスを交配によって作成→恒常的にGFPを発現する肝細胞を含む肝臓を採取→STAP細胞
W.*GFPとは特定の分子が、何時何処で、どのような分子と、どう関連して機能しているかが可視化する技術のことで生命科学者にとって必要不可欠な技術。
実験対象を研究者が観察しやすくするする実験用材かな。
「検証計画では、刺激による分化細胞の多能性誘導現象が存在するか否かを、科学的に
厳密性の高い方法で検証する」理研検証委員会STAP 現象の検証の実施について4月1日より
 
「200回STAP現象確認した」、などと口走るヒトがいたから厳密にということ。
大変だよなぁ~。
 
 だだし、GFPマウスの肝臓から細胞を抽出すると云うことなる。
肝臓以外に、心筋など他の細胞からの誘導実験の絵図がネイチャー論文から引用されているところを見ると、
実験するようだ。
 小保方博士論文でも骨髄以外の細胞の検査報告が実際に実験しかは別として記載されているから、1年かけてやるとなるとコレがだけならアレという方向に行く。
でも、小保方がやるぐらいだから、今までその手のデータは出尽くしているのじゃないかな。
 
 それにしても、記者会見の記者も気にかけて質問しているように、参加する研究者たちは、本来の研究の時間を大幅に割いてのSTAP現象の研究になってしまった。
モチベーションを保つためにも、イロイロやったほうがいいような気もするが、繰り返しになるが発現しやすい部位のデータ、傾向はコレまでの研究の積み重ねで出尽くしているのじゃないかな。
 
 何でこんな馬鹿馬鹿しいことになってしまったの?という疑問が単純割り切り型の人間でも頭の中で20%程度は沈殿している。
人間と社会の共鳴、不協和音は奥深い。
閉鎖的な特殊空間って事の影響は大きい。ここが一般人の理解の妨げになっている。
 
 例えば、若松孝ニ監督「実録、連合赤軍」。