反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

「その時マウスは緑色に光った!」若山教授から直接聞いた真実のストーリー2014年4月10日。参考資料、人間の作った産物なので、利用できない発見に意味がない。

         日経BiZアカデミー
 もう一つの小保方問題を勝手に採点。「Vivienne Westwood」「ムーミン」「割烹着」 2014年3月28日
                                         福光恵(ふくみつめぐみ)
「日替わりのように、新たな疑惑が発覚する「STAP細胞」問題。今になって、「最初から、ES細胞じゃないかという疑いを持つ専門家は多かった」とか「最初から、どこか怪しいと思ってた」とか、手のひら返しの「最初から」コメントがあちこちから挙がっている。
 ネイチャー掲載前後の小保方フィーバーで、テレビやネットに小保方絶賛コメントを寄せちゃった人たちは、「だったら最初から言え!」なわけで。
だいたい後出しじゃんけんは昔から、ズルいことの代名詞なんだって……なのだけど、実は自分のまわりの口うるさい女友達の間でも「最初から」小保方さんに対する「できすぎてて、なんか裏ありそう」というツッコミが入ってたもんね、というのが今回のテーマだ。」
 
「まず、STAP細胞と呼ばれる万能細胞を作製したことを理化学研究所が発表したのは1月28日のこと。iPS細胞に並ぶノーベル賞クラスの研究がまたまた誕生したかもしれないことに日本中が沸いたが、それよりもっと日本を沸かせたのは、記者会見にあらわれたユニットリーダー、小保方晴子さんの存在だった。」
 
「ミニスカに巻き髪というゆるふわファッションに身を包んだ彼女は、「世紀の研究」を牽引したうら若きアラサー女子。しかも、ぼさぼさヘアにメガネという、昔の女子研究者のステレオタイプからすると、かなりキレイ。」
    (省略)
最後に割烹着
ただし、あまりに母性アピールが強烈なため、ともすると「あざとい女」に見られる懸念もぬぐえない。
そのせいかどうか知らないけど、割烹着復活はずいぶん前から言われつつ、少なくとも私のまわりでは「お通夜のお手伝い」のときくらいしか、若い女子が着ているのを見たことがない。ましてや研究室でマスコミを前に得意げに着るってどうなのよ。
 確かに「最初から」彼女に違和感は感じていたけれど、最初のどこかと言われると、「割烹着が出てきたあたりから」と言う女性は多い。
 さらに「今どきの理想のリケジョ像といっても、これっておやじが考える理想のリケジョじゃない?」と、小保方さんの完璧なイメージに、オヤジ目線を発見するきっかけにもなったりしている。
 まあ、言われているように誰かが小保方さんのイメージ作りのお膳立てをしたとしたら、最大の失敗ポイントと言えるのが割烹着。もし手練手管の広告代理店が彼女の「スター誕生」を請け負ったとしたら、たぶん許されなかった小道具だと思う。演出効果30点。
 
 そんなわけで、「理想の働く女子像」をめぐり、女子目線とオヤジ目線の攻防なんかも見えてくる小保方さんのSTAP細胞問題。うすうす「最初からヘンだとは思ってた」としても、「最初から」ここまで大きな話に発展すると思っていた人はそういないはず。割烹着さえ着なければ……な、わけないか。」 


  「その時マウスは緑色に光った!」若山教授が語った幻のSTAP細胞誕生秘話   2014年4月10日
                                    梶原 しげる(かじわら・しげる
 若山教授から直接聞いた真実のストーリー
「~4月9日、論文に「改ざん」や「ねつ造」があったと、所属する「理研」から不正認定された事に不服を申し立てた小保方さんの記者会見があった。
「「…このたびは私の不勉強・不注意・未熟さ故、論文にたくさんの疑義が生じてしまい…」。そして6分間。反省と悔恨と釈明を述べた。その間3回頭を低く下げ謝罪の意を表した。晴れやかな割烹着の「リケ女」の姿はそこに無かった。
 私は格別な思いでその光景をテレビで見ていた。というのも「疑義発覚」の直前、小保方さんの共同研究者、山梨大学若山照彦教授の研究室で先生から「STAP細胞」発見に至る苦労話とともに、小保方ユニットリーダーの熱心な研究ぶりを伺っていたからだ。
(W,サスペンス小説の定番のストーリーだとこういった場合、真犯人は若山!と最後に暴き立てられる。関係者のうちで関与度が最も強く、その割りに被害がもっとも軽微、なおかつ告げ口。
そういったにごった目で見ると、以下の若山発現は処世術の匂いプンプン。最初から個別事例の再確認のから怪しいと睨んでいたが、理研CDB組織ぐるみの流れに身を任せた。職人研究者の限界
 
 若山教授はとても誠実なお人柄で、世界一科学に疎いアナウンサーのために超多忙なさなか、貴重な時間を割いて下さった。
そして滅多に聞けない感動的なエピソードの数々を是非本コラムの読者に伝えようと原稿を書き上げたその日に、若山教授と、そして小保方さんにとてつもない事態が発生していた事を知った。
W。アメリカの科学論文審査ネットでは2月13日の時点で不正研究の騒ぎが持ち上がっている、同時にカリフォルニア大デービス校のノフラー教授も問題点を指摘して研究仲間に再現実験を呼びかけている小保方ー笹井はそれを察知して、2月17日に自ら間違いを申し出た。
若山は多分、この取材を受けた時点で、そういった動きは承知していたものと想われる。
STAP信心から逃亡する複線が発言の中に用意されている、と見ると面白い
 
理研の「調査委員会の最終報告」も出た今、小保方さん、若山教授、及び理研バッシングの嵐が吹き荒れ、小保方さんの記者会見を見終わった今、あえて、当時書き上げたが掲載しなかった原稿を公開しようと考えた。
 小保方さんや若山教授がSTAP細胞とどう取り組んだのか。その「事実の一端」をご紹介しておきたいと思ったからだ。 」
    ー共同研究はこうして始まったー
  以下は、疑惑発覚の直前、若山教授から直接伺ったSTAP細胞研究の真実のストーリーである。
「二人の接点は4年ほど前。小保方さんはハーバード大学留学中の4年も前。既にSTAP細胞の着想を得てはいた。(W、バカンティの機械的ストレスを与えて取り出した、細胞は既に幹細胞である、というお手軽理が小保方のバカンティ理論に付け加えた着想であり、そういう意味でバカンティ理論をもっと単純化したものが小保方STAP細胞の着想である。
着想は博士論文でほぼ実現しているのではないか?実際に実験が行われたとすれば<この点で後に出てくる若山発言がいかにオオバカであるか証明できる若山がショックを受けたのは、博士論文のテラトーマ画像の貼り付けだけでない。博士論文の実験内容のウソに気づいたからだ。
ここに今回のSTAP細胞騒動の小保方主導の要因があり、巨大組織VS弱者の構図だけでは全貌がわからないところがある。
この案件は小保方の特異な個性を抜きに語れないものである)
 
 しかし実験での証明にはことごとく失敗を重ねていた。世界的研究者達も彼女の頑張りは評価しながら「そもそもあり得ない」「常識はずれの研究」と距離を置く。
そんな中、世界で初めてクローンネズミ作製に成功していた世界的研究者で、当時神戸の理化学研究所の研究員だった若山教授は、彼女の「めげない情熱」に共感し注目していた。
そして「もし困ったことがあったらいつでも連絡してね」と伝えていた。
 
 それから2年。失敗の山を富士山より高く積み上げたすえ小保方さんは若山教授に救いを求めた。
(W、梶原しげるは博士論文の実験内容を知らないで思い入れで書いている。博士論文通りだと、小保方は、テラトーマとキメラマウスの作成ー理研共同研究の若山の担当分野だが、胚盤胞への多能性幹細胞の注入ではなく、もう一つの凝縮方を選択したと書いているーは自力にできたことになる、そういう論文内容で審査に通った。)
 
奇跡のコンビ誕生だ。二人の理化学研究所での共同研究が本格的にスタートする。
 実験では小保方さんが細胞を作り若山教授がマウスの受精卵を移植する。
実験の正否判定の方法は、ネズミのお腹を開いて、緑色に光るマウスの子供が生まれて来るかどうかで決まるのだと言う。
実は当初から若山教授もハーバード大学の研究者と同じく「常識的にみてこれはうまく行かない。緑色が見える可能性は無いだろう」と思ったそうだ。
(W、ハーバードの研究者とは誰?バカンティ、小島?彼等は本業の片手間で体細胞先祖がえりの研究をしている。小保方だけが、鵜呑みにして信じ込んでいる、そういう構図である。コレをすれていない純情と見るか、カルト指向とみるか。両方、相まってだろう。)
 
梶原「じゃあどうして引き受けたんですか?」
若山教授「来るものは拒まず、が僕の主義。それに彼女は、失敗すればするほどさらに膨大な実験を積み重ね失敗の原因を突き詰め、次の作戦を持って来た。
W、その場その場の思いつき。本人はがんばっているつもりでも、事実としては単純作業を真面目に繰り返していただけにぎず、泣けてくるが、研究現場の実態は食品会社が新発売の商品開発よりもいい加減でなかったか?)
 
 若い男性の研究者ならとっくにあきらめる。成果の出ない実験にいつまでもこだわっていると、次の就職先とか新しい研究テーマに乗り遅れる。時代に取り残される。研究者としての将来が危うくなるとあきらめるケースが多い」
 
そりゃあ、研究には機材、薬品、人件費など多くの経費がかかっているから研究機関に迷惑もかかる。いい加減にしたら?という<空気>を察知することだって必要だ。ところが彼女は<次は絶対いけますので、実験、御願いします!>。普通ではあり得ない熱意にほだされたのかなあ
(W。この発言は、真面目なものでない。既に逃げを打っている、既に逃げを打っていると、想われても仕方がない。この時点でSTAP進行は揺らいでいたと見る。先端分野の研究者は世界情報を察知するのは早い)
 
 ーどんな言葉で慰めようと想っていたら、そのとき光ったんですよ!ー
「来る日も来る日も、失敗が続いた。
 若山教授は淡々と検体を顕微鏡で覗き続けた。
梶原「小保方さんの情熱を目の当たりにしながら先生も<できっこ無い>から<もしかして成功するかも・・>と期待する方向に傾いて行ったんですね?」
若山教授いえいえ、全く。ずっと無理だと思っていました」 (W。この研究者としての判断をどうして曲げたのか?まず第一に、忠実であるべき対象は科学的真理でなかったか)
梶原「じゃあ、なぜ、そろそろ終わりにしようかって言わなかったんですか?」
若山教授「普通の若い研究者相手ならとっくにそういっていたでしょうね。しかし、彼女の失敗とその後の戦略の立て直しぶりを見ていると、例えこの件で芽が出なくても彼女にとってこの体験はムダにならない。後々役に立つ失敗を続けていると感じられたから、わたしも真剣勝負で続けました」
(W。う~ん。ココまで踏み込むと、いくところまでいくしかないが、大事をしでかす、とは見抜けなかったのか。カルトは究極のところ目的のためには手段を選ばない一瞬が多々出現する。本人とっては決断の一瞬である。繰り返していると、歯止めがなくなってきて、政治的に常態化する。小保方にとってSTAP細胞は政治になった。この感覚を一般のヒトは解っていない。)
 
梶原「で、成功した瞬間はどうだったんですか?」
若山教授「いつもと同じように、彼女と一緒に研究室でマウスのお腹を見て、ライトを当てて、また何にも変化が起きないんだろうな、と思っていた。わたしも失敗には慣れていますが、彼女は失敗する度、毎回強いショックを受けているのが痛いほど分かる。さあ、今日はどんな言葉で慰めようか、と思っていたら、光ったんですよ! 緑色に!!」
 
    手順ミスがあったのかどうか不安がよぎるー
梶原「やった!!大成功って、さすがの先生も興奮したでしょう」
若山教授小保方さんは涙を浮かべて喜んでいました。でもわたしは何かの間違え、何かの手順をミスして光っちゃったのかと不安に思いました。
我々はこれまでの失敗について、すべての行程を記録しています。記憶もしています。どこで何をどうやったら反応が出なかった。それをいつでも振り返られるように行うのが実験ですから。
 瞬時に今回の手順と過去の場面と比較してどの段階で何を間違えてしまったのか? 万が一のケアレスミスがあるとすれば、いつの何だろうか? 頭の中でぐるぐる考えていました。だって、万が一、緑の光が成功じゃなくて大失敗の結果だったとすると
小保方さんをぬか喜びさせたことになる。当りが大きかっただけに酷く落胆させる。残酷でしょう?
(W,科学者として本末転倒。狭い閉鎖空間のなせる業なのかもしれない人間の弱さか、良いところなのか。山の天辺に登らせて地面に突き落とすようなことはしたくありません。小保方さんが<やった!やった!>と感涙にむせぶすぐ横で、わたしは<あそこでこうなって、ここはこうで>とまるで喜んでいない。ところがどう考えてもミスがない。でもあるかもしれない。私はまだ喜ぶのは控えておこうと思ったんでしょうね
W.ココ、自分の担当領域の万が一のケアレスミスがあるとすれば、いつの何だろうか? 頭の中でぐるぐる考え」としか考えていなかったのではないか。小保方のミスを何処まで想定したのか。文脈からすると、そのように読み取れる。
 
 本格的に喜べたのは翌日でした。実験が正しく成功するとは、同じ状況で行うすべての実験が成功するということなんです。その通りそこから先はすべてのマウスが緑に輝きました。そこで初めて<やった!>と思いましたね」
 W。この部分は、細胞すり替えの状況証拠とできる物凄い重大発言!
最初はミス科も知れないがその後はミスではないということだ!
 
    -ネイチャー誌に論文2本同時掲載の喜びー     
梶原「そこから世界で最も権威ある科学雑誌イギリスのネイチャー誌に投稿するんですよね」
 
若山教授「そうです。ネイチャーが認めれば誰も否定できません。ところが、そのネイチャーの審査がすんなり通らない。提出する度にここはどうだ? あれはどうだ? と全部で4回かな? 突き返されたんです」
W、コレは初耳。笹井の関与深まる、ということか。
 
梶原「<地道に築き上げて来た世界の偉大な科学者を愚弄する、とんでも論文>みたいな言われ方だったって新聞に出ていましたね。ビビりましたでしょう?」
 
若山教授「いや、それがわたしも小保方さんもこれにはさほど揺さぶられませんでした。だって、実際に実験で確実に証明できているわけですから。後は審査員の方達の注文に一つひとつ応える。時にはキッチリ反論する。この作業を1年ぐらいやりましたかねえ。
 普通はネイチャーできつくダメ出しされるとあきらめて、もっと論文の通りやすい学会誌に提出して、そこで通ればそれで満足、という人もいるんです。考え方は人様々です。でも我々にとっては、これまでの実験検証の過程に比べればこの審査に答えるのは何でもない。
 疑問→答え。これを繰り返すうち、ありがたいことに論文の質も量もグッと高まってきました。
結果的には異例のネイチャーに論文2本同時掲載という、研究者冥利に尽きることとなり、注目度も増したというわけです」
W。このヒト、結構政治的立ち周りをするヒトだと、この発現から解る。笹井やその他のお偉方が共著者に名前を連ねて、審査にパスした事情は全くに一言も語らない。あくまでも苦労話に終始。
 
     ー無限の可能性が広がるはずだったー
梶原「これで、小保方さんと一緒に若山先生もノーベル賞ですねえ?」
若山教授ノーベル賞? そりゃあどうでしょう。おそらく、この理論がさらに進んでマウスだけでなく再生医療の現場で人に使えるレベルまで広がりを見せてからそういう話が出るかもしれませんね。
この研究にだってこれからいくつもの超えるべき壁がある。1カ月後に超えられるかもしれないが、それが5年後かもしれない。10年後かもしれない。
 私はこの技術を私の本来の研究テーマ、畜産技術で生かしてみたいと考えています。
例えば梶原さんがレストランで美味しいステーキを食べた。こういうお肉をもっと多くの人に食べさせてやりたいなあと思ってお肉の切れ端をそっとハンカチに包んでバッグに入れて持ち帰る。
 その一片のお肉からそれと同じおいしいお肉になる牛がドンドン生産される。今後深刻になる世界の食料問題がこれで解決できる。STAP細胞とはそういう可能性につながる研究でもあるんです。みんながそれぞれの分野でこの研究を活用できればいいんです。
W。大した作家だ。さすがクローン作成の第一人者。
 
 STAP細胞のアイデアを出したのは小保方さんです。万が一ノーベル賞を受賞するとすれば、まずは彼女。わたしは共同研究者。実は、我々だけでなく、この実験にはハーバードの先生はじめ、理研の研究者、関係者、色々な方々の理解と応援があってこそ身を結んだんです。私達は本当に運がよかった
 わたしも、相手が小保方さんだから一緒にできた。先ほども言いましたが、彼女のような失敗を力にできる、将来に活かせるタイプでなければ「止めた方がいい」と私はきっぱり言っていたはずです。
 <世紀の大発見>なんてばくちです。宝くじかな? いや宝くじだと戦略の立てようが無い。競馬の大穴かな?少しは研究する余地がないでもないし。しかし大穴ばかりねらって、人生棒に振るような生き方は科学者にだって勧められないことです。後輩の研究者が食うや食わずで一生を終えるのは心苦しい。それなりの研究環境が確保されないといい研究だってできないものです。
 小保方さんのように世紀の大発見をするなんて、普通はあり得ない。あり得ないことに人生のすべてを捧げるトライなんて、並大抵の人にはできない。だから「やめろ」というほうが上司としては正解なんです」
W。小保方と同次元の人間だと良くわかる。類が友を呼んだんだ。
 
(以上のやり取りは、梶原が伺った真実のストーリーである)
 
    「世紀の大どんでん返し」を待ち望む人は多いー
「その後まもなく論文の一部に「引用者を明記していないコピペ」や「博士論文で使用した映像(実際にはパワポで使った別の画像と小保方さんは説明)を条件の違う実験にそのまま使用した形跡」が見つかるなど、次々「疑惑」が浮かび上がって来た。
W、疑惑の本線は細胞すり替えだ!これ以上ない、実験条件の捏造である。何を寝ぼけたことを
状況証拠の積み重ねと供述がないから、2点の捏造が問題にされているわけで、コレは日本にまだ民主政がある証拠であり、大切にしなければならないところである。
ただし、小保方は研究者失格だ。
 誰よりも小保方さんをサポートして来た若山教授は早い段階から「誰にも疑われることのない、しっかりした内容の論文を書き上げるため、一旦、これは取り下げよう」との声を上げた。共同研究者としては苦しみ抜いた決断だろう。私には小保方さんの傷を大きく広げないための若山教授の「親心」だと感じた。
 先日、小保方さんの論文は、「理研調査委員会の最終報告」で、一部「改ざん」、一部「ねつ造」にあたる不正が行われた、と厳しい判断が下された。
 同時に若山教授達共同研究者も「ねつ造、改ざんなど不正に加担したとまでは言えないが、シニア研究者として、データの正当性・正確性などについて注意を払わなかった過失はあり責任は重大」と断ぜられた。
 「小保方論文」についての理研の裁定は下された。しかし「世紀の発見・STAP細胞の真相」はいまだ明らかになったとはいえない。「世紀の大どんでん返し」を待ち望んでいる人たちも少なくない。 」
 
      ー「失敗に懲りない小保方さん」のエネルギーと言葉を信じたいー
「昨日の記者会見では「難病を抱えこの細胞に期待を寄せた人にどういう言葉をかけるのだ!」というような厳しい声が小保方さんに投げかけられた。若山教授になぜ間違ったマウスを送ってしまったのかについての明確な答えも聞けなかった。
 経験や力不足によるミスで、若山教授はじめ多くの方に迷惑をかけた事について詫びる言葉を繰り返し口にしたが、STAP細胞の存在その物については「存在する!細胞作製に200回も成功した」と語った小保方さん。しかし第三者の再現無くしては真実も薮の中だ。
 できる事ならば、実験に関わった関係者や、何よりも夢の再生医療に期待を寄せた現に病と闘っている人たちに報いるため、今一度「失敗に懲りない小保方さん」のエネルギーを爆発させてほしい。そして彼女が会見で涙を流しながら語った言葉を信じたい。
 「もし私に研究者としての未来があるならSTAP細胞への思いを貫いて、研究を続けたい」
W。過去の取材をボツにせず、この期に及んで(4月9日)、公表した意義を梶原しげる、さんはかみ締めているのではないか。これによって、事件の不透明な背景は幾分か明らかにされたのではないか。
ココにジャーナリストの精神を見る。


          参考資料   
質問> 胞胚が分かれて胚体外組織と胎児になるのですか?また胚体外組織とは何ですか?
   
<回答> 受精した卵子は分割し,分化しながら胞胚となり子宮に到達するが、
その過程のなかで胞胚から分化したトロホブラスト芽層(trophecto- derm)から発生したトロホブラストは子宮内膜上皮細胞層と密接な位置に向き合い(対 位:apposition),
その後子宮内膜と胚の双方から多様な機構が作用して接着(attach- ment)し,そして子宮内膜間質層に浸潤(invasion)する.
>トロホプラストは【絨毛性】(villous)および【絨毛外性】(extravillous)の 2つの経路に分かれて分化を遂げてゆくが
   
【絨毛性】トロホブラストはすべての絨毛組織を完全に被うようになり,【合胚体栄養細胞を形成】し子宮内膜上皮の間に急速に進展してゆく。
そしてやがて<母児間の酸素や栄養の運搬に関与>するようになる.
その一方で,【絨毛外性】トロホブラストは子宮内膜上皮深くに侵入し,血管や間質に接するトロホブラストとして【胎盤床を形成】する。
1、つまり胞胚からトロホプラスト芽層と呼ばれるものが発達し、それが酵素を産生して子宮内膜の一部を融解すると同時に組織を再構築して着床する。
2、トロホプラストは分化してやがて臍帯(へそのお)や胎盤を形成する、という事になるので、胞胚が分化して胎児と胚体外組織になるので正しいと思います。
なお胚体外組織とは臍帯(へそのお)や胎盤などを指します。
   反俗日記5,16記事受精卵の絵図参照
  http://blogs.yahoo.co.jp/xhhfr149/GALLERY/show_image.html?id=25743008&no=0  
  *W、ES細胞の作成方法ではセルローターは使用できない。ミューズ細胞の作成に一般的に用いられているのはセルローター。小保方の採取した細胞はES細胞でない。
<質問>ES細胞やiPS細胞は胚体外組織には分化できないと聞きましたが、そもそも胚体外組織って何なのですか?
 また、なぜ胚体外組織には分化できないのでしょうか?教えて下さい。
<回答> 胚体外組織とは、へその緒や胎盤など、胎児と同じ受精卵からできる胎児にならない組織のことです。
 人を作っているいろいろな細胞が持っているDNA配列は基本的におなじですが、細胞の種類によって違う遺伝子が働いています。
>その中でも、胚体外組織は特殊な遺伝子の使い方をしており、【一部の遺伝子は母親由来の遺伝子しか使われない】そうです。
この機構は、ゲノムインプリンティング【遺伝子刷り込みという作用】によってもたらされています。
 
*以上を考えると、iPS細胞が胚体外組織に分化できないのは、iPS細胞が体細胞由来であるために、
父親由来と母親由来の区別をつけるゲノムインプリンティングができないためであろうと考えられます。
W、体細胞由来でないES細胞の胚性外組織に分化できない理由については、説明していない。


 この資料が今回の記事の眼目→理研ー小保方、騒動で得た教訓の一つ、小保方は身を挺して研CDBサティアンに事を起こし、STAP細胞政治=先端生命科学の虚構の真実の在り処を指し示してくれた。
 
 2014-03-09 16:00:00
STAP細胞についての雑感     W。こういう意見もある。基本的に理研CDB検証委の見解に近い。
「[追記1]
コメント欄に書きましたが、一応ここにもSTAP幹細胞におけるTCR rearrangementについての考察を補足しておきます。
1週齢のCD45陽性細胞をソートしてきたとして、その中に含まれるrearrangementが起こったT細胞はほんの一部分だけ、大半はB細胞でしょう。
そういう雑多な集団のうち、酸処理後生き残った細胞の数十%がOct3/4-GFP陽性の細胞になるわけです。
つまりこの時点でrearrangementが起こったT細胞由来のSTAP細胞はごく一部だけということが想定されます。
一方、Oct3/4陽性のSTAP細胞のサンプルにおいてTCR rearrangementが見られたことから、少なくとも一部分は確かに終末分化細胞がリプログラミングを受けてOct3/4陽性に変化したことが示唆されます。
 批判の対象となっている「STAP幹細胞ではTCR rearrangementが見られなかった」という点につきましては、調べたのが8ラインということですので、上記のようにSTAP細胞そのものがT細胞由来のものがごく一部であることからすると、確率的に言ってT細胞由来のものが含まれないということは全然あり得る話だと思います。
もっと数を増やしていけばT細胞由来のものが取れる可能性もありますし、万一取れなかったとしてもT細胞由来STAP細胞からのSTAP幹細胞への変化は難しいという結論になるだけで、STAP細胞自体がT細胞由来のものが含まれるという結果を覆すものにはならないと思います。
同様に、STAP細胞由来のキメラにおいてTCR rearrangementが見られなかったとしても、インジェクションしたSTAP細胞の一部のみがキメラに寄与するであろうことを考えると、起こりえないことではないことだと思います。
厳密に言うと、終末分化細胞由来のものはキメラにならないという可能性は完全に消えるわけではないのですが、感覚的にもはや屁理屈に近い気もします。
B細胞由来のものが含まれるか調べたり、調べる数を増やせば解決するのではないでしょうか。

[追記2]
テラトーマ免染写真の件ですが、このような記事を書いた直後にそのような話が出てきて、正直かなり衝撃を受けています。。
科学的なことは批評できますが、こういう問題については何とも言えませんので結論が出るまで静観したいと思います。

[追記3]
朝日新聞に出ていたのでコメント欄ではなくこちらに堂々と書きます。
変な噂が流れていますが、Natureの論文について日本勢はみんな撤回に同意しているのですが、バカンティとNature誌が撤回を渋っていて撤回できないみたいです。
朝日新聞には明確に書かれていませんがNature誌も渋っています。
ちなみにテラトーマ写真については極々一部の人は知っていた可能性は否定できませんが、プロトコールを出した時点ではN先生を始めみんな知らなかったようです
一気に空気が変わりましたし。
まぁ今日の会見で明らかになるのを期待しています。

[追記4]
忘れてましたが、もう一つ、気になる噂にも回答すると、N先生が胎盤にもなるES細胞を持っているとのことですが、Cdx2強制発現によりTS細胞になるES細胞であって、それ自体が胎盤にもなるES細胞はなくて、見たこともありません。
胎盤に寄与しているように見える写真があったとすれば、それはExtraembryonic mesoderm由来の組織ではないでしょうか。
 
ReprodWiki  ~ここは京都大学農学研究科生殖生物学分野のWikiです~
W、目から鱗の見解が述べられている。また、問題意識に共感する。<マーカーした部分>
  ES細胞/Enbryonic Stem Cell
「胚性幹細胞のこと。
幹細胞とは、未分化な細胞であって、未分化な状態で増殖でき、外界からの刺激によって特定の機能を有する細胞に分化できる細胞のことをいう。
胚性幹細胞【ES細胞)は、初期胚から得られた幹細胞である。分裂寿命のない不死細胞であり、個体を形成するあらゆる組織、器官に分化できる能力を有する。
胚性幹細胞はPluripotency(多能性)と呼ばれる能力を持つ。
胚性幹細胞(ES細胞)は自然状態では胚体外組織(胎盤など)に分化することができないため、Pluripotencyとは胚体外組織以外のすべての組織を形成できる能力であると解釈されてきたが、ある遺伝子を強制的に発現させることで胚体外組織へも分化できることが確認されたため
最近では、潜在的にあらゆる組織に分化できるが、それ自体だけでは個体になり得ない細胞が持つ能力とされている
一方、受精卵・胚はそれ自体で個体になるのでtotipotency(全能性)を持つと区別される。
  • マウスでは生殖キメラが得られないとES細胞とは認められないのに、他の動物種では生殖キメラを作らなくてもES細胞と呼ばれる。このへんの定義をもっとしっかり決めてください。
       ES細胞の定義について
ES細胞という名前からすれば、胚に由来する幹細胞であれば条件は満たされるように思われますが、マウスのES細胞には、キメラにした時に生殖系列に寄与できること、つまり精子(あるいは卵子)に分化できることが求められています。
 キメラを利用して遺伝子改変マウスを作出しようとする場合、遺伝子改変したES細胞のゲノムが次世代に伝わる必要があります。
つまり、ES細胞キメラ生殖細胞に分化できなければならない。逆に、生殖細胞になれないES細胞は研究ツールとしての意味がなかったのです
 
 現在では、様々な動物種においてES細胞の確立が試みられています。
これらのES細胞は、キメラ形成能力があって殖系列に寄与できるのか、検討されていません。
ヒトES細胞が話題ですが、実際にキメラヒトを作って確かめるわけにもいきません。
 
 これらがES細胞と認められている背景には、ES細胞の目的が変わってきたことがあると思います
現在ならキメラを介さなくても、遺伝子改変したES細胞からクローン個体を作ることができます。
ここではES細胞の高い増殖能力と不死性が重要となります
 
 ヒトES細胞再生医療の研究に用いられていますが、この研究で必要とされるのはES細胞の全能性です。
これらの用途にはES細胞の基本的性質が必要とされますが、キメラ形成能力は必ずしも必要ではありませんクローン技術にまだ多くの課題がある現在、キメラは既に確立された技術として有効であり、決して古いものではありません。
 
 しかし、ES細胞の定義としての「キメラの生殖系列への寄与」は、ES細胞の活用法としてキメラが主流だった時代の遺物のように思えます。だんだんなし崩し的に消えていくのではないでしょうか
 
 ところで、実際にES細胞の定義を「キメラの生殖系列への寄与」としたリファレンスはあるんでしょうか?
「全ての組織・器官に分化することができる」というES細胞の定義からすれば、生殖系列へも分化しなければならないということになります。
 しかし、この定義は他の幹細胞には当てはまりません。
例えば造血幹細胞は血液系へ分化する幹細胞であって、生殖細胞にはなりません。
つまり、他の幹細胞と同じ基準で考えれば、胚由来で多能性を持つ細胞であれば、生殖細胞へ分化しなくてもES細胞と呼んでいいわけです。
 
しかし、ES細胞は全ての組織・器官へ分化しなければならない
 
ということは、ES細胞は特別なのか?僕は特別だと思います。
なぜなら、ES細胞は自然界には存在しないからです
人間が作ったものなので、その目的に応じた定義を勝手に作ることができます。
作った人間が「これが定義や!」と言ってしまえばそうなってしまう、みたいなところもあるはずです
     kurosaka
僕は性格がすねているので、「自然界に存在しない体外培養胚やES細胞クローン動物(一卵性双生児とかを除く)の研究は『自然』科学に分類していいのか?」なんてことを考えてしまいます
体外培養胚、ES細胞クローン、これらは人間の産物なので、基本的に利用できない発見は意味がない。
もちろんこれらの実験から自然界で起こっているメカニズムが見つかることもあります。
でもそれはin vivoで証明しない限り、『生命の真理』じゃないよな。
利用できるところまでいけば立派な生物工学。
in vivoで証明できれば立派な自然科学。
in vitro止まりでしかも誰も利用してくれないようなら、研究方針の見直しが必要。
 なんてことを考えて賢いふりをしながら研究してますが、ボスにはあほだということがばれてます。
     kurosaka
 
☆はじめまして。生物学に興味を持っている主婦です。一つ質問があります。ES細胞が胚の内部細胞という細胞から作られることを新聞で知りました。内部細胞とES細胞はどう違うのですか?それとも同じものですか?教えてください。よろしくお願いします。
 
簡単に言うと、内部細胞塊は原料、ES細胞は製品です。
倫理面での議論が続いているものに対して『原料』だの『製品』だのという言い方は適当ではないかもしれませんが、理屈ではそうですし、そう言った方がわかりやすいはずです。
内部細胞塊というのは、胚盤胞とよばれる段階の胚に含まれる細胞で、将来胎児になります。
内部細胞塊は、いろんな組織や器官のもとになる細胞ですが、子宮の中で胎児になってどんどん育つ運命なので、凍結保存しない限りは内部細胞塊のまま『いろんな組織や器官のもとになる』という性質を維持し続けることはできません
ES細胞は、内部細胞塊を特別な条件下で培養することによって作られる細胞で、『体の全ての組織や器官のもとになる』という内部細胞塊の性質を維持したまま培養液の中で増殖を続けていくことができるので、様々な分野(特に再生医療)での応用が期待されています。
内部細胞塊はそのままでは食えないコンニャクイモ、ES細胞はいろんな料理に使えるコンニャクです。
kurosaka
ES細胞内部細胞塊(塊をつけるのですね)の違について分かりやすく教えていただき、大変ありがとうございました。
どちらも未分化ということなので、何か両方とも同じ「白紙」みたいなイメージでいましたが、コンニャクとコンニャクイモの例えで違いがすっきりわかりました。これからも研究がんばって下さい。」


 W.小保方博士論文 
早稲田大学大学院 先進理工学研究科  博 士 論 文 概 要     
          論 文 題 目
      【三胚葉由来組織に共通した万能性体性幹細胞の探索】
   申 請 者Haruko Obokata 小保方晴子 生命医科学専攻 環境生命科学研究 2010年 12月
   
 第三章 【STAP幹細胞をNOD/SCIDマウスの皮下に移植】  
ES細胞から三胚葉由来の細胞へ分化させるための培養条件を参考に(W。?)、培養条件を設定し分化誘導実験を行った。
その結果、sphere由来の細胞は神経・筋肉・肝実質細胞などの代表的な三胚葉由来組織細胞へ分化できることが確認された。
>生体内での分化能と増殖能を検討するために移植実験を行った。W、テラトーマ実験
Sphereの細胞はPGA上に播種され、2-3日PGA(poliglycolic acid)上に細胞を接着させるために培養した後、NOD/SCIDマウスの皮下に移植した。
4-6週間後に移植片を採取し、組織学的、免疫組織化学的に解析を行った。
>移植後直径3mmほどのカプセル化した塊を形成した
内部には上皮、神経、筋肉、管といった三胚葉由来すべての組織形成が確認された。
以上の結果から、粉砕処理後にsphereを形成する細胞は、無血清条件下で培養すると、非常に幼弱なタンパク質・遺伝子を発現し、
培養系、生体内双方において三胚葉系由来組織への分化能を有することが示された。
 
第四章では同様の細胞群がその他の組織にも存在しているかを確認するため三胚葉由来組織の代表的な組織である。
脊髄(外胚葉)、筋肉(中胚葉)、肺(内胚葉)から細胞を単離し、粉砕処理後、無血清培養条件下で浮遊培養を行った。
タンパク質マーカーの発現は骨髄で行ったときと同様にc-kit, Sca-1, SSEA-1, E-cadherin陽性の細胞が確認された。
【遺伝子発現解析の結果】、【骨髄のときと同様、ES細胞に特異的な遺伝子の発現が多数確認
された。
>特に肺由来のsphereからは高頻度にOct4陽性のsphere細胞塊が確認された。
>一方、脊髄からは多くのsphere形成が確認されるが、Oct4などのES細胞特異的な遺伝子マーカーを発現したsphereの割合は骨髄由来のsphereと比較して低い値を示した。
<培養系での分化誘導実験>を行うと、骨髄のときと同様に、各特異的なマーカーで陽性を示す三胚葉由来組織の細胞へと分化した。
さらにPGAに播種しNOD/SCIDマウスの皮下に移植すると、骨髄のときと同様に上皮、神経、筋肉、軟骨、腺といった三胚葉系の組織へと分化した。
以上のことから、骨髄中から発見された広範な分化能を有する細胞群は、脊髄、筋肉、肺といったすべての三胚葉由来組織からも単離され得ることが確認された
 
 第五章では、幹細胞の万能性を証明するための最も重要な証明方法であるキメラマウスの作成を幼弱神経幹細胞培養条件である。
bFGF, LIF依存浮遊培養系によって培養したsphereを用いて試みた。
*ICRマウスの受精卵とsphereを用いた凝集法によってキメラ卵を作成し24時間培養した後、子宮に移植した
20日後に産まれた新生児の毛皮にはsphere由来の毛が観察されなかった。
また産まれてきた新生児の数は移植した受精卵の数よりも少なかった。
*キメラの胎生致死、もしくは特定の組織への貢献、もしくは低頻度での貢献の可能性が考えられたため、胎生12.5日目の胎児の解析を行った。
*その結果全身にsphere由来の細胞が散在していることが確認された。
*このことから、sphere由来の細胞は全身の組織形成に寄与できる能力を有していることが明らかとなった
 
 第六章では本研究の総括と展望について述べた。
本研究ではこれまでの常識を超えた体性幹細胞の起源と分化可能性についての新しい学説をもとに、体性幹細胞の創生の可能性を探る実験を試みた。
本研究で得られた幹細胞が実際に【生体内に存在するかどうかは、これから明確にすべき大きな課題】である。
しかしながら培養法をさらに効率化することによって大量培養を可能とし、組織工学をはじめとする再生医療研究の新たな細胞ソースとして期待できる。
>また、これまで【iPS細胞を始めとした万能性幹細胞の創生の研究】が盛んに行われているが、【再生医療研究に必要なのは安全に機能する体性幹細胞】であり、
>万能性幹細胞からの体性幹細胞の分化誘導は難しい。
*そこで本研究の第四章で検討したような体性幹細胞を体細胞から創出する試みが成功すれば細胞生物学的にも発生学的にも非常にインパクトのある研究成果となり、
再生医療応用に最も適した細胞ソースを提供できるようになるものと期待される。