反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

雑草物語~鉢植えした雑草たち~

     雑草を植木鉢に植える。
ムラサキカタバミ   小さな園芸館 > 植物 > ムラサキカタバミ〔紫片喰〕> ムラサキカタバミの特徴
 意外にひ弱なところがある。鉢に植え替えると、日を追うごとにぐったりしてきた。鉢植えにすべきでない。そのまま地上に。
日当たりの良いところを好む性質がある。紫の可憐な花は日光が当たらないと開かない。ぐったりしている様に見える
イメージ 3
 
 
 
 
 
カタバミムラサキカタバミの大きな違いは、画像では花の色だけのように見えるが、(共に可憐な花を咲かせる小さな雑草だが、)大きさがまるっきり違う。ムラサキカタバミの方が大きい。
カタバミは地面を注視しなければ、見落とすほどの大きさであり、群生する名前は知られているが、名前と実物の一致する人はをほとんどいない、とおもう
 
イメージ 2
 
 
 
左の画像がカタバミの全体像(特にサイズ)を一番よく表している。
ネットにアップされている綺麗な花を咲かせる植物の画像に共通の欠点は花のアップの画像が多過ぎて、全体像を写したものが少ないことである。サイズ、葉の形、生え具合などで総合的に判断しないと、特定できない場合が多い。
 
カタバミは非常に小さな雑草で一面に密生する。近寄ってよく葉の形を確かめると、小さい葉がくっきりと逆ハート型をしているのが確認できる。 ココがカタバミの面白いところだ。


ススキ?オギ?一見、見分けが付かない。特定できないが、とりあえず、採取して鉢植えにした。
決定的な違いは、地下の株の状態あるが、まさか一々掘り返して調べることはできない。
イメージ 4*左の説明図。
「葉は細くて中央に白い筋」ということから、鉢植えのものは、ススキORオギに限定される。
 
ススキとオギの穂の違い。左ススキ、右オギ
イメージ 5
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
次のような見分け方も、近頃では当てはまらない場合がでてきている。環境変化への対応か?
発生場所がちがい、オギは湿地帯に発生し、ススキは水辺より乾燥した地帯を好む」。
この画像を参考にすると、自分の採取したのは、オギである。しかし、水辺ではあるが、湿地帯ではない
但馬情報特急さんの記事より
「近年、放棄水田や道路の法面などにオギが増えています。これは人の管理が行き届かなくなってきていることを表しています。」
W。採取場所は公園。確かに管理といっても、初夏の草刈、偶に簡単な掃除、後は放置状態。近所の人たち、公園仲間のゴミ集め。
鉢植えのオギORススキは物凄く成長が早い。一日1cm以上は伸びていいるようだ。
画像は秋の穂を出した状態だからよく解るが、穂のない今頃は区別が付かないが、感触として、最近はオギが街中の放置された空き地、余り管理されていない公園に進出している、と想う。
*なので、みんながススキと呼んでいるのは、オギのことであろう。→荻(オギ)原サンという苗字は多い。海辺、大きな河川に近くに育ったものが、ススキと呼んでいた雑草はほとんどオギ(荻)だった可能性が強い。穂から判断して、ススキの場合は少なかったようにおもう。
株の繁殖状態の絵図からも、オギの方が、雑草としての繁殖力が強いようだ。
イメージ 6
 
 
   へクソカズラ 
つる性雑草の代表格のような雑草だが群生しなければ、余り目立たない。
くさい臭いがするのでその名がつけられたというが
ちぎって、揉まなければ、匂いはしない、と想うのだが~。何かにつけて人間と草の距離が近かった時代、やはり臭気はめだったのだろう。
花をつけた画像が多過ぎる。花期は短いと想う。
 
引用。樹の散歩道 ヘクソカズラのにおいを堪能するには。
「 改めて、どこが臭いのかを復習してみよう。手近な図鑑類を調べてみると、全体が臭いとするものと、葉が臭いとしているものがある。また、近づいただけでも臭いとするものと、葉を揉むと臭いとしているものがある。記述内容には随分幅がある
W。数回試したけど、「葉を揉むと~」のケースで臭気もそれほどではなかった。都市部では、臭気による抵抗力は余り必要でなくなり、減退していった、のかもしれない。
*前回の記事にあるようにその特性から植物には、動物にはない、自己再生力、環境適応力があり、変種も多い。その分、人間を頂点とした哺乳類のように突然変異による種の大枠から、ハミでるようなことはなかった。
*よって、へクソカズラの独特の臭気も環境によって大きく変わってくる。臭気でこのつる性雑草を識別できないようになってきた。
鉢植えにしたら、意外に丈夫でなく、へたり気味で全体に元気が感じられない。根深いつる状の根っこを断ち切った影響があるのかもしれない。
つる性雑草はクズに典型的なように、根は地中深く、つる状に張っている。完全に取り出すためにはシャベルなどの道具が必要。
イメージ 7イメージ 8花は識別の目安にならない。
大体こんな感じで何処にでもはえていおり、つる状に巻きついていく。