下記の記事の視座は基本的な問題点を抱えていると考えるので批判する。
>会員資格がないので、「大和雅之氏のインサイダー疑惑」以下の記事は読めないが、敢えて言えば、それまでの論調で、記事の内容はほぼ想像できる。
大和のインサイダー疑惑などの視点について、ネットでは早い段階からイロイロな指摘があったが、派生的事態と直感し、調べていないのでなんともいえないが、全体の構造の一部を構成する事実としてあり得ることと考える。
NHKスペシャルは視聴していないし、関心は全くない。
理研よ、全容解明を急げって、理研当局は下駄を預けるようなところではないのは、騒動の出発点から現在までの経過を見ればわかる。我々自身がやらなくてはならないのである。理研当局は国民の論点ズレ、記憶喪失、責任追及の先細りに期待し一生懸命、STAP検証事件を筆頭に、策動中なである。が、このような姿勢では国民からの疑惑は止まず、笹井のような犠牲者が出た。
解説記事らしきものは毎度おなじみのハンを押したようにパターン化した、悪の政治構造の提示することで、絶対的に必要な足下にポッカリ空いた真っ暗な落とし穴の探索を蔑ろにしている。事件、事態の性質次第では、その分野独自の抱える問題点にまず限定して事実関係を徹底調査しなければならない場合がある。
この騒動では小保方晴子なる個性的な人格のあり様が、事態の推進翼になっていることは、多くの人たちの認めるところである。したがって、コレに対する各点を線で結ぶ厳密な評価は全容解明には避けては通れない。
当該においては正確には過去にそういう事態が『あった』訳だ。教訓になっていないコトがこの解説文を読むと解る。
PC誘導脅迫の片山祐輔被告事件に対する誤った報道を指しているのは言うまでもない。
本人の告白によって事件の全貌が判明した直後の、総括らしき情緒に終始する文を読むと、最終的に「人を信じる、信じない」の次元の問題に解消していた。
そういう総括らしき観点は、どうして誤報が連発されたのかという、報道主体側のワンパターン思考、取材に関わる具体的な問題点を自ら抉り出していないので、真の反省になっていなかった。
何かといえば、事件事態の政治構造的解釈をするが、肝心の身近な人間関係の覚めた視点は乏しくなった結果、商品に瑕疵が生じ、大衆的的信用に傷が付く。個人商店の泣き所である。
結論的に言えば、まず順番として最初に「事件、事態の性質次第では、その分野独自の抱える問題点にまず限定して事実関係を徹底調査しなければならない場合」がある。片山祐輔被告事件がコレに相当する。人を信用するとかしないの問題ではない。報道主体側が事実関係を独自調査して、どのように判断するかどうかの問題である。
あの場合の事実関係の説明から、部分的な複数の小さな嘘でなく、本人が「真犯人」に落としいれらている、という大嘘を前提にして自らの余りにも不自然な、点と点の不審行動の軌跡を無理やりこじつけて説明するという、構図が事件の全容だった。
小保方の各キーポイントの行為も点と点を線で結ばなければ、事件の推進翼の実態は解明できない。
足元の研究現場の不正の実態の具体的解明ということが、不思議なほど一貫して回避され、政治問題の指摘に解消されている。
どうしてなのか?
片山祐輔事件の場合はコンタクトを取ってきた担当弁護士との人間的信頼関係の形成、被告インタビューを経て、断定的な報道に突入した。
理研ー小保方騒動の報道姿勢にも似たようなところがある。
乱暴に言えば、理研ー小保方騒動は、小保方のES細胞すり替えがなければ、発生しなかった。
早稲田大学の博士論文の実験研究手順の内容では、小保方はスタファー細胞を自称する万能細胞の実験に紙の上では成功していることになっている。
博士論文の内容から類推できることは、小保方はハーバード、バカンティ研、在籍時代に、研究不正による万能細胞実証の抜け道を熟知していたと想われる。その他、方々のネットページから関連記事の要点を手際よく収集し、コピーしバカンティに手渡すことも研究助手的立ち場で熟練した。無断コピーペストは習性化し、この研究助手呈行為を研究だと思い込んだ。何ら研究者として自律することに役立っておらず、研究助手的技しか学ばなかった。しかも眼前に展開されているのは、荒唐無稽の万能細胞のマジック研究であり、そのいい加減、大胆な手法を体験した。バカンティは教えた。肝心なことは最先端の研究者として自己の存在を世間に光り輝がやかせて生きることである。
が、バカンティの本業は麻酔医師、小保方の野望は万能細胞実在の証明。このギャップは大きく、万能細胞の実在が認められていない中で、世界中探しても、そのような野望を達しようとするドクター前の研究者は小保方以外一体何人いただろう。万能細胞を正面から研究テーマに据えて博士論文を取得した研究者は、一体何人ぐらいいたであろうか?そしてそれによって博士のお墨付きを与える大学機関はどの程度あっただろうか?
アメリカでは万能細胞の研究で博士論文を請求してもなしの礫だろう。バカンティ自身は博士でない。
ココに現状日本の大きな矛盾がある。
(なお、東京女子医大、大和に関連することは調べていないので解らない。)
*他方、理研側の笹井、若山、丹羽らも、IPS細胞に対抗するような形で、万能細胞の研究に食指を動かしていたことは間違いない。理由は単純だ。ES細胞、IPS細胞に対抗する形の細胞は、2000年以降繰り返し現れては消えていった万能細胞しかなかったからだ。それを一貫して追求していたのはバカンティ研関連の連中にほぼ限られていた。理研の特定国立研究所指定構想云々の前である。
なお、副センター長の笹井の独特の個性は重要な役割を果たすことになるので3点だけ確認しておきたい。
まず第一。【細胞の自己組織化】という独自の研究理念に取り付かれていたという側面はバカンティの体細胞には増殖分化する極小の肝細胞が潜んでいるという神秘的超原理主義と理念的に共通するものがある。
したがって、研究者として理念的に共鳴する下地はあった。
その一部トレンドに棹差した論文も多く、生命科学のバカンティ、そして笹井はそういう風潮の推進者である。
学会の世界も全地球一体化して狭くなっている。IPS細胞のノーベル賞は山中とシカゴ大研究者で分け合っている。
(なお、バカンティはそれなりの内外に対する政治力があって、科学分野のジャパンハンドラーの一員と想定できる。大和等々は日本側からバカンティに呼応する人員である。若山もそれに連なるものであった可能性が強いが、離脱した。
そうとデモしなければ、理研ー小保方騒動の現時点までの推移は十分説明できない。ただし、あくまでも憶測である。)
第三。科学と政治を混交させた独特の科学に対する政治主導の急進主義的国家主義の信念の持ち主である。笹井の個性を理解するうえでの決定的キーポイントである。学会と接触者たち、という独りよがりが検証されることのない狭い空間で、特殊思想は肥大化の一途をたどって、最終的に科学者というよりも世間場馴れした急進的国家思想の持ち主となっていた。ココにおいて、その特殊思想によって科学的真理よりも政治判断を優先する人格が完成した。解りやすく言えば、テングになった。
「科学界はワールドワイドな大舞台で主要国との競争に直接さらされている、そこから当然、巨大投資がなければ、世界の学脈の形成に主体的に参加できず、日本は学脈形成から落ちこぼれしまう、それもいいのか、という切迫した政治主導の国家主義。(毎日新聞スタッフへの記者会見前の笹井のメール。~反俗日記転載済み。こういう脅かしモドキで予算を獲得できる土壌の日本政治機構であった。当局側も冷静、公平な判断力を喪失している、といわなければならない。所詮、基礎研究。聞く耳を立てれば、紛い物は解る)」
以上の3点は、今回の騒動で不正研究を承知で驀進した個人的な要因である。彼は万能細胞実在、盲信の小保方と違った意味での思い込みによる観念的な落とし穴にはまった人だった。元から、似たもの同士で、二人は共鳴し合う運命だったのだ。
これ等研究者のSTAP細胞研究あるいはそれへの関心は、それを研究の本業とするものではなく、小保方のみが万能細胞の研究に猪突猛進し、結果、そのテーマで博士論文をものした。
が、同時にそのとき、万能細胞の存在を実証するための不正研究の様々な手口を使うときでもあった。
そして、それら不正研究習熟のための一切合財が、博士授与という形で公に公認された、ときだった。
(査定者側の小保方博士論文をなぞった様な、博士授与の文章を読めば、不正研究にお墨付きを与えたとよく解る)
以上のような経過から、小保方を客員研究員で呼び寄せた時点で万能細胞のトリックが実行される可能性が強まった。
その後、小保方ー若山コンビの万能細胞の実証過程で小保方のトリックが炸裂し、目の前で発光を繰り返す事態に実験に研究者として当たりまえの疑念を抱いていた若山も「信じ込む」事態となった。
まさか実験の相方、小保方がES細胞にすりかえるなどという、後で発覚必至の自らの研究生命を棒に振る大胆な行動に出るとは、想っても見なかった。
その後は理研側に、このトリックを万能細胞の実在に実証できる条件がどの程度、そろうかが問題だった。
コレ以降、笹井の主導が始まる。2012年暮から2013年、安部政権の誕生と成長戦略の策定と理研の特定国立研究所指定と笹井主導のネイチャ論文の作成のリンクは、論者の指摘の通りであるが、不正研究現場の解明がすっぽり抜け落ちて、政治問題に横流しになっているので、足元を見ていない。
笹井はネイチャー誌側の実証要求で、胎盤胎児を形成するF1細胞の遺伝子解析を小保方に指示した時点で、小保方の研究不正の実態はほぼ掌握していたと想われる。理由は実験対象のリンパ球受容体細胞の分化の過程の逆行、TCRの再構成が認められないこと。この点に関して丹羽(医師)とも議論しあったということだが、医師である笹井が免疫細胞のリンパ球を実験対象にし、その再構成がないことの意味を重大視しないはずがない。
強引にOCT4発光だけでよいなどとしている結果、万能細胞実在の実証がSTAP現象なる細胞発光現象に矮小化された。
しかのその発光の現認者は、死にゆく細胞の発光と、区別をする訓練を全く受けていない小保方である。研究者の卵として渡り歩いてきたラボではそういう訓練は必要でなかった。そもそも主催者自身が正面から万能細胞を研究していない。
小保方の脾臓リンパ球細胞をES細胞にすり替えが、研究現場の不正の発端であり土台であった。
それを承知で嘘を嘘で塗り固めた大嘘、荒唐無稽の論文を執筆したのが笹井である。コレが研究者笹井の集大成である。なぜならば、大嘘を研究を本当のように論文で偽装することには、悪い意味での創造力がいる。
そういう事実過程を共著者全員がほぼ知っていた。理研の関連する幹部たちも程度の差こそあれ知っていた。
よって、STAP研究が理研に残した物件の足元の調査をスルーして、調査委、検証委を立ち上げた。
小保方のES細胞すり替えは偶々、間違って混入したとか、魔がさしたとか言うのではなく、実験途中から培養液に浮遊状態のES細胞に繰り返えしすり替えて、キメラ担当の若山にわたし続けており、エキスパート若山でも浮遊状態のES細胞では胚盤胞に注入できなかった。
若山が新たな方式にかえて、ようやく胎児の蛍光を見たものであり、その後繰り返しES細胞を手渡し続けている。その途中で偶々、胎盤の蛍光したような不鮮明なミス画像が発生し、小保方は胎盤も蛍光しているコトに注目し、その後、研究過程への笹井の主導(若山の後退)があって、ネイチャー論文の作成に至った。
科学実験現場の研究不正の独自の判断を終始一貫、回避し、政治問題に横流しする姿勢は片山祐輔事件と共通している。
【STAP細胞はアベノミクスの「成長戦略」の一角に位置づけられていた】の項目の結論は次のように結んでいる。(符号は論調の特徴をハッキリさせるためにW、が振った。この項目の結論めいた視点論点に誘導するためのそれ以前の項目の解説である、読めば解る。)
「STAP細胞に対する一連の疑惑は、(1)イ、純粋な科学の世界の話ではなく、ロ、予算の配分をめぐる極めて政治的な案件だったのである。もとより、(2)組織マネジメントに手腕を発揮してきた笹井氏は、こういった事態の重要性を誰よりも深く認識し、心的ストレスを感じていたに違いない。」
「STAP細胞に対する一連の疑惑は、(1)イ、純粋な科学の世界の話ではなく」と簡単に片付けているようだが、
当該はSTAP細胞のネイチャー論文、モット遡れば小保方の博士論文に関して具体的に立ち入って、論評したことが、騒動発生、以降一度でもあったのかどうか?
徹底的に回避してきた。
一貫した姿勢は研究現場の不正行為の実態解明、研究論文の内容検討を徹底的に回避して、いきなり飛躍して、事態の背景の政治問題を指摘し続けてきた。
足元にある不正研究の現場の実態を独自に調査し判断を下すという、当たり前の取材方法を一貫して回避、或いは実態の乏しい言葉の羅列だけで済まし、もっぱら政治的背景のみに感心を限定し、わぁ~わぁ~やってきた。
マスコミに例えると、社会面政治面のSTAP関連の記事とは別に科学部が科学的見地からSTAP細胞問題を記事にするのだが、当該の場合、科学部は一切存在していないの同然である。
片山祐輔事件の報道姿勢の構造はマスコミに例えると、社会面政治面、そして国際面まで手を広げたが、弁護士の視点は終始一貫、徹底していたが、刑事事件として直視する視点はきえた。
片側に重心が完全に傾いていたから、片山祐輔の一貫した虚言に騙された形になった。その状態を逐一報道すれば信用に瑕疵が生じる。キビシイ見方をしているものは、記憶に留めておく。
理研ー小保方騒動に関しても、云うところの「純科学的な話」の探査だけでも、続けていくと結構面白いものだ。<ネットの大騒ぎ>などとしているが、素人は素人なりの「純科学的な話」として、理研ー小保方騒動に興味を覚える人口はかなりいるとしなければならない。
<ネットの大騒ぎ>にもイロイロある。今回の騒動の研究現場の実態解明にはナショナルネットを超えてインターネットが大きな役割を果たした。
2ちゃんねるのなかには「純科学的な話」として、徹底探求する素晴しいものがあった。レベルも私なんかは足元にも及ばなかった。関連資料はほとんど全部網羅されている。科学領域の英文を読みこなす能力がなければ無理な資料も多々ある。
そして、コメントの応酬の結果、最終的に妥当な結論に到達しており、そこでは小保方、笹井以下のSTAP細胞の実験研究手順の不正は丸裸にされている。
コレは自分の能力では絶対に無理で、彼等に導かれて、トリックの粗筋は全てわかった。
STAP細胞の研究現場の不正を純科学的な話として探求する精神と、安部政権の実態を知ろうとする気持ちは大きく重なる部分がある。
敢えて言えば、小保方不正研究は日本の現状の一部が白日の元に晒されている時期である。
それをじっくりと見据えるためには、ワンパターンの政治構造の問題を不正研究の実態解明を覆い隠す形で持ち出すことではなく、不正研究現場の実態を解明して、政治的背景を探ることを車の両輪として立体的な視野を適時すべきである。なかなか難しいが、最低限知っておかなければならないのは、政治構造の提示だけでは、人は立ち上がらないということである。そうした啓蒙主義には大きな限界がある。モット生活現場、「動機」とリンクしなければならない。
言い添えておくが、小保方は片山祐輔のように直ぐ手が後ろに回る立場ではない。研究者としての道は閉ざされても、生活権が奪われるわけでない。コレはリアルな現状だ。
バッシングというが、本当のバッシングは行動を誘発するものである。
誰も小保方に接近し危害を加えたたものはいないし、今後そういうものが出現する可能性もない。
行き過ぎはあっても、言論の秩序は保たれているはずだ。
もとより本人が有りのままを告白すれば、済んだことは余りに多過ぎた。それが状況に対して唯一の主導権を握る方法だった。
弁護士が付いてのその方向での落としどころあったと想う。
先延ばしにしても、大きな迷惑をかけるだけで、小保方個人に出される結論は同じことだ。
理研は去らねばならない、研究者としての生命は喪失した。
が、生活権は確保されている。そのそも理系研究者に向いていない性質である。他に生きる道はある。
理研ー小保方騒動は、まずSTAP問題を科学の対象に限定して、調査し、それに沿った科学の見地に立った一定の判断を獲得して、組織的政治的背景の問題を調査して、全体像を明らかにする、コレが全うな筋道ではないのか。
【速報】小保方氏側が不服申し立ての追加資料を提出も、理研調査委「再調査せず」 ~弁護団がコメント「事実なら到底承服できない」http://iwj.co.jp/wj/open/archives/138649 W、5月7日。
STAP細胞ネイチャ論文アーティクル、レターを専門的に立ち入って吟味は素人にはできないが、研究現場、論文の疑惑の根幹程度は、その気になって調べると、誰でも結論に達することができるほど、シンプルなものである。
これは研究不正事件であり、近年の世界的三大研究不正事件と称されているそうだが、その通りだと考える。しかも組織的研究不正事件である。性質が悪過ぎる。
簡単に政治案件に横流しにするのではなく、順番として何よりもまず、科学研究現場の不正事件として、実行行為者、援助者を特定し、その不正行為の実態を明らかにする必要がある。
>そういう解説関連の解説を当該が行ったのは、次のものであり、掲載順に列記する。
W、当該の取材した関連記事の紹介記事である
日付が明記されているないが、掲載記事から、5月中旬頃である。その時点でまだこの程度の認識である。驚くべき鈍感力である。
「はたして「悪意」はあったのか――。「世紀の発見」と言われたSTAP細胞。しかし一転、ネットを中心に論文の不備を指摘する声があがり、理化学研究所は、小保方晴子ユニットリーダーがネイチャーに提出した論文を「捏造した」と認定した。
一方、小保方氏は、「悪意はない」として、理化学研究所に不服申立てをし、反論の記者会見を開いた。「STAP細胞はあります!」と自説を主張。これまでに200回以上もSTAP細胞を作製する実験に成功したことを明かした。
いまだ並行線をたどる、理研と小保方氏の主張。調査委員会委員長の論文不備までが指摘される中で、この問題は今後どのように展開するのか。」
時間がない。もう馬鹿馬鹿しいので中止。
”笹井ビル”の存在
「笹井氏の才能は学術の分野だけにとどまらなかった。組織のマネジメントや予算の獲得においても、秀でた才能を発揮していたとされる。」
そのひとつが、理研が神戸市中央区のポートアイランドにこの春に着工した、「融合連携イノベーション推進棟」、通称”笹井ビル”の存在だ。このビルにはスーパーコンピューターをはじめとする最先端の設備や、理研の研究者と製薬企業、医療機器メーカーなどがチームを組んで入る予定で、日本における再生医療の一大拠点とする計画であるという。笹井氏が国に対して積極的に働きかけ、多額の予算を獲得したことから、いつしか”笹井ビル”と呼ばれるようになった。」
W。笹井の一面的過大評価であり、先にあげた、裏面の指摘がまったくない。笹井の美化なのかヨイッショなのか。
「STAP現象は有力な仮説」と語っていたが…
「このように、研究においても、組織の運営においても、卓越した能力を発揮していた笹井氏だが、小保方晴子氏によるSTAP細胞論文に対する一連の疑惑が持ち上がると、一転して、批判の矢面に立たされることになった。」
「STAP細胞に関する研究は、小保方氏の着想に対して、山梨大学教授の若山照彦氏と米ハーバード大学教授のチャールズ・バカンティ氏が実験と解析、図表の作成の段階で協力し、笹井氏は文章を仕上げ、論文の体裁を整えるという最後の段階で関わった。」
「しかし理研の調査委員会は、4月1日に発表された最終報告において、笹井氏は画像の流用といった「捏造」には関与していないものの、「注意不足という過失により、このような不正を許すことになったと判断した。シニア研究者として、その責任は重大である」と結論づけた。
W。理研の言う捏造は電気泳動画像の張り合え、テラトーマ画像の博士論文からの転用という今では小保方の細胞すり替えやDNA解析でのTS細胞とES細胞のミックスという不正の根幹の枝葉だったことがわかる。笹井は全部熟知しており、特にTS細胞、とES細胞の解析器へのミックスは指示したに等しい。
勿論ネイチャー荒唐無稽大嘘論文を一生懸命執筆したのは彼であり、研究生活の事実上の集大成になった。
そのその調査委員会を持ち出すのならば、STAP細胞研究が理研に残した材料の調査をしていないことを付記すべきである。事実上の笹井弁護論である。
笹井氏は、4月16日の記者会見で、一連の騒動に対して謝罪しつつも、「STAP現象は有望で合理的な仮説と考える」と語り、小保方氏を中心として進められた研究の方向性に間違いはなかったと強調した。
厳しい批判にさらされながらも、STAP細胞の存在には確信を抱いていたと思われる笹井氏。では、彼はなぜ、自殺を選ばなければならなかったのだろうか。」
W。記者会見の発言の垂れ流しをマスコミがしていると常々、批判したのは何処のだれがっけ?
W。踏み込んで論じる意思が全く見出せない。ではこのこうのタイトル「STAP現象は有力な仮説」と語っていたが…」はなんなのか?普通の科論評はコレに対する踏み込んだ意見は必ず付記する。
「もとより、組織マネジメントに手腕を発揮してきた笹井氏は、こういった事態の重要性を誰よりも深く認識し、心的ストレスを感じていたに違いない。」
W。F1細胞の解析データによる実証を小保方に指示した云うところの「ノーベル賞に最も近い」研究者笹井が、どうして荒唐無稽の論文を作成するまで踏み込んだのか辻褄の合う説明が成されていない。
なお、笹井は「2011年にはマウスのES細胞(胚性幹細胞)から立体的な脳や目の組織を作り、大きな話題を呼んだ」などと持ち上げているが、書いている意味がハッキリしない。マウスのES細胞からマウスの脳や目の細胞の作成ができるのは理論的に当たり前である。話題になっても科学的に大した意味はない。人間のものができたら大変なことである。どちらなのか問題意識が全く文面で明らかでない。
W要する、笹井、小保方は政治的思惑に翻弄された犠牲者である。悪いのは理研幹部、政府及び便乗してカネ儲けをした大和等である。
わたしにはこんな話の方が却って複雑に思える。へそ曲がりなんだろうか?