反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

阪神ファンとして昔のような喜びが戻ってこない理由。CSシリーズはドラフトウェバー制などのない日本では必要悪。ボールの大きさなど日米野球の違い。金子千尋の投球動画みて~。

  元々このブログ開設当初の趣旨は、趣味を中心に綴っていくつもりだった。時の流れと共に政治ブログになってきているが、自分の主たる関心がその方向に移行したということであって、一端そうなれば、止め処なく次から次へと想念が渦巻いてきて、抑えることができない。
しかし、自分では趣味は幅広いつもりである。時間は足りない。
 
 阪神タイガースファンとして、日本シリーズに進出できたことはやはり、うれしいが、もう昔のようなよろこびは、戻ってこない。
大きな理由はいくつかある。
A、鳴尾浜の虎風荘(若手の寮)の数十メートル先は阪神間の物流の動脈、湾岸高速道路で、夜間の騒音公害が想定される。
B、関西では「こってっちゃん」の名で親しまれている贓物煮込みの製造工場の煙突から、強い臭気が漂っている。
>虎風荘は不動産物件としての不良物件である。その前の寮は甲子園球場から道一本しか隔てていない。このときもナイトゲームの騒音公害の環境であった。
 
C寮隣接の球場に夜間照明施設さえない。
>以上、A,B,Cの3点より、若手選手の育成環境を整えない球団に対して強い不信感がある。
 
D、バブルに踊らず健全経営を貫いた阪神電鉄村上ファンドの株の買占め、株価吊り上げに対抗する、電鉄株公開買戻しの際に、銀行団の意向に基づき1兆円近くの有利子負債を抱える阪急グループと、阪急、阪神ホールディングスとして資本合併を余儀なくされた。
>結果、阪急、阪神資本の経営は銀行団の介入、吸血の様相を呈していると想われ、そういった歪な経営実態は、かつての阪神タイガースのイメージをぶち壊すものである。
傍目、字面では資金力がありそうに見えるが、実態は不健全、経営の主体性を喪失した大借金経営である。
したがって、そのような巨大自転車操業のような球団親会社の状態は、かつての阪神電鉄のものではなく価値観の根本的相違から、是認できるものでない。
 
E、大改修した甲子園球場に激しい違和感を覚える。
場全体の屋内には所狭しと売店が配置されて、通路が極端に狭められているこの情景を始めてみた時、球場施設をファンからカネを搾り取る器、ファンは金を搾り取る対象としてしかみなしていないサモシイ経営方に、怒りを覚えた。
また、屋内通路は激しい降雨のときの大勢のファンの避難場所、地震などの緊急避難通路でもあるが、あのような狭苦しくなった通路は問題である。消防法に抵触しないといっても、他のフランチャイズ球場には、あんな狭い通路のところは、経験上一つもない。
 
F、和田豊監督をあくまでも拒絶する。


 今回のCSシリーズで、タイガースが勝ち進んだことにたいして、一部の方がよくいうCS制度への疑問に理由があるわけでない。
ま、全体の改革を拒否して、なし崩し的、有耶無耶に欠陥を修正するという日本人特有の知恵を絞った企画である。
このようなズル賢い修正方法は日本人にしかできない。
 また、CS制度に問題がある、或いは違和感があるといいつつ、現行の、ドラフト制度、フリーエージェント制度問題点やセリーグの関東圏のへの偏在(半分の3球団、+交流戦パ2球団はシーズンを通して、選手の肉体疲労度に影響する)を問題にしないことは、これまた純粋に日本人的思考パターンで、一種の政治的欠陥、政治的視野狭窄症である。


 今年のセリーグは巨人がペナントレース、三連覇を達成した年だった。
自分の一方的判断かもしれないが、CSFIの阪神巨人のブルペン登録投手と、菅野投手を含めた先発投手陣を比較すると、長丁場のペナントレースの巨人の優勝はもっともなことだと想った。
繰り返しになるが、阪神の登録したブルペン投手の中の二人は二軍の投手である。
阪神の先発5番で投手は一軍半の投手である。
阪神の先発4本柱が貯金を積み重ねない限り、この大きな穴は埋められない。阪神はこの大きな弱点で落とした試合がたくさんあるはだ。
また、こういった穴は先発、中継ぎ投手にシーズンを通してじりじりと負担をかける。


 結局どうして巨人の三連覇が達成されたかというプロ野球制度の問題に行きつく。
仮に、完全、ウェーバー制が導入されていたら、菅野投手の巨人入りは、ほぼ絶望的ある。巨人を逆指名したとか言う沢村投手の逆指名は何の意味もない。
 阪神の広島、金本、新井の獲得にも、大リーグ流では、それなりのロスを覚悟しなければならない。
選手をカネでかき集めて戦力不均衡を作り、結果的に勝ち星を積み重ねていく、団体競技に対する単純な対策には歯止めが必要なのは当たり前だ。
経営主体としては、資本力を剥き出しにすれば、ソレができるところは、巨人、ソフトバンク阪神以外のもたくさんあるのは、会社の財務内容を一目するとはっきり解ることである。各親会社は、カネがないのではなく、そういうことにメリットを見出せないからやらない、株主が許してくれない、だけだ。あくまでも経営判断である。
 巨人、ソフトバンク阪神は球団経営が経営戦略のなかで重要な位置を占めているというだけだ。
特に阪神球団の親会社筋の経営状態を見るとマネーゲームに参戦できる状態ではなく、補強に走って、二軍選手の環境整備もできず、手詰まりになっているのは哀れを催す。


 そこで、この際、改めて、日本プロ野球の制度的問題点をハッキリさせておきたい。
 
  日本のドラフトの参考になる? 下克上が可能なメジャーリーグのドラフト制度  
引用 Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―
http://full-count.jp/2013/10/23/post392/2/       
  
          <日米ドラフトの主な相違点>
 (1)米国の制度で最も特徴的と言えるのは、全30球団の最低勝率チームから指名することができる「完全ウエーバー方式」であることだろう。
このシステムのおかげで、メジャーリーグは戦力の均衡化を図ることが可能というわけだ。
事実、“お荷物球団”と言われ続けたタンパベイ・レイズワシントン・ナショナルズは全米1位で獲得したデビット・プライスやブライス・ハーパーらの活躍により、地区の上位に進出できるチームとなった。
 
 (2)さらに興味深いのはMLBでは1位指名ができないケースがあるという点だ。
それはフリーエージェント(FA)となった選手を獲得した際に適用されるルールで、FA選手を獲得した球団はその補償として、場合によって、その翌年のドラフト会議での1位の指名権を前所属先の球団に譲渡しなくてはならないのである
             
         <巨人が1位指名できなくなる?>
 日本で置き換えるならば、たとえば、杉内俊哉が巨人に移籍した時杉内の所属先だったホークスに巨人の1位指名権が渡り、ホークスは1位指名を2度行うことができる。
つまり、巨人は1位を指名ができないということにもなる。
  
      <昨オフから新しい規定となる「クオリファイング・オファー」が適用>
 クオリファイング・オファーとは、
球団側がその年の年俸上位125人の平均額(昨年は1330万ドル=約13億1000万円)での1年契約をFA選手に提示するもので、選手は1週間以内に結論を出す必要がある。
 もしオファーを拒否して他球団に移籍した場合は、放出した球団に対して獲得した球団からドラフト指名権(獲得球団がドラフト指名順位10位以内なら2巡目、その他の球団は1巡目の指名権)が補償されることになる
     <■ぜいたく税> 引用 http://baseballmonster.nobody.jp/major/difference.html
 チームの総年俸が一定額を超えると、課徴金が課せられます。これをぜいたく税といいます。ぜいたく税は選手の福利厚生や野球界発展に利用されます。
また収入の多い球団の課税額が低いチームへ分配されます。
W。この大リーグの精度を日本に適応すれば、かりそめの金満球団が翼をもがれた鳥の如くなる。
どうしてここまでするか?
フランチャイズ制を確立し、各球団が共存共栄をしなければ、アメフトなどのプロスポーツの盛んなアメリカでは、野球にマスコミと観衆を引き付けられないからである。
大都市ニューヨークはア、リーグ、ヤンキュースとナ、リーグ、メッツの二球団。シカゴは二球団。それ以外は全部、一都市一球団。
仮に、日本のプロ志望選手で特定球団入りに固執する有力選手は、こういった制度のていおうを覚悟しなければならない。
そこまでしてアメリカに渡りたい選手は行けばいいのであって、日本でアメリカ的制度が導入されると、日本プロ野球に就職せざる得なくなる。
阪神ファンであると同時に野球ファンであるので(厳密に言えば、阪神ファンである前に野球が好き)、CS制度の知恵を搾り出せる日本プロ野球機構は、ナントカしてもらいたい。
ソレができないのであれば、現行のCS制度のそっくりそのまま存続だ。
>究極のところ、こういった歪な制度がまかり通るのは、昨日の長い引用記事ではないが、日本人の、どうにもできない特性が生み出したものとするしかない。
自分で自分の特性を把握しておいて、その上に立って、工夫をしたら良い。
制度上で、やる前に結果の予測の簡単にできる、団体競技はスタートラインにハンデをつけたようなもので、そういったものを面白がる者がたくさんいるということじしんが、特殊日本的な社会観察の対象である。
相撲で言えば、一方の仕切り線が土俵の真ん中あたりにあったら興ざめだろう。
>なお、巨人選手及び巨人ファンのよさは十分承知しているつもりだ。野球をやっているガキのころは巨人ファンだった。野球の好きなヒトが多い、詳しいヒトも多い。紳士的であることは間違いない(阪神ファンとしか比較できないが)。
しかし、自分たちに有利な制度があるという認識は最低限、自覚しておくのが大人じゃないだろうか?


  <日本のFAにおける金銭や選手の譲渡などの補償制度>
選手譲渡の場合は、FA選手を獲得した球団はまず、手放せない支配下選手28人をプロテクトにかける。そこに漏れた選手が相手チームへの移籍対象となるというわけだ。
  <結局、MLBは戦力の均衡を図り、資金的に優位な球団の独走に歯止めをかける仕組みができている>
アメリカには、下位に低迷し、資金繰りが苦しい球団が高額年俸のFA選手を放出し、翌年のドラフトで有望な新人を指名してチームを再建するという選択肢がある。
翌年のドラフトに有望株が多いと判断すれば、これは大いに活用できる制度だ。


   次に、日米野球の違いについて、この際はっきりと確認しておきたい。~要点だけ引用する~
       道具の違い
ボールの違い

メジャーリーグ約148.8g約23.5cm
日本約141.7g約22.9cm

規則には重量が141.7~148.8g、大きさ(円周)が22.9~23.5cmと決められています。日本はこの規定内の最小の値となっており、メジャーリーグはこの規定の最大の値となっています。また質感も違い、メジャーリーグのボールは滑りやすくなっています。縫い目の高さもメジャーリーグのほうが高く作られていますが、日米とも牛皮が使用されています。また日本では反発係数が決められていますが、メジャーリーグでは決められていないためばらばらになります。
>W。重さ、大きさの違い、縫い目の高さの違いは大きい。
 
     ルールの違い
ストライクゾーンの違い
イメージ 1
 
大リーグでは高めのボールはほとんどストライクとならず低めはなりやすくなります。また、内角にもほとんどストライクとはならず、外角は比較的ストライクになりやすくなります。審判によってもまちまちです。
W。日本の野球解説者のよくいう内角攻めは、有効に機能しない場合が出てくる。死球(W。アメリカでは死球<デッドボール>とは呼ばない。キリスト教文化ではゲームに<死>は無理。Hit by pitch、そのものズバリの表現だが、適当な日本語訳がない)の危険性が減る。
      その他の違い
■応援の違い
日本プロ野球では楽器を使った応援、旗を振った応援が目立ちますが、メジャーリーグではこれらの応援は禁止となっています。メジャーリーグ中継をみてわかるように楽器や旗などなく、応援するには拍手・声援しかないのです。
W.個人の野球を見る権限重視か、団体行動を個性と見るか
野球という間の多いスポーツ(プレー上、間が大切ともいえる。考える時間、空間がおおい)の特性を踏まえると、どういった楽しみ方が最適なのか、考えてみるものも良いのではないか。

■出場登録選手数の違い
通常は出場選手登録は25人までですが、9月1日から40人まで拡大されます。これをセプテンバーコールアップと呼びます。
W.このルールはアメフト的ではないだろうか。40人に枠があると、総力戦になりやすい。

審判への対応
日本では審判への抗議が目立ちますが、メジャーリーグではご法度です。その代わりメジャーリーグの審判は、審判中にクエステックシステムというストライク判定機で審判の精度が測られており、より正確なジャッジとなるように審判も審査されています。判定機と90%以上ジャッジが合わないとペナルティが与えられます。
W。下手な審判は排除される。阪神のマット、マートンの度重なる審判への抗議は、ジャッジへの客観的評価の導入にあるといえなくもない。

先発投手の役割
日本では先発投手は完投することもありますが、メジャーリーグでは通常完投はしません。試合では100球前後までしか投げません。メジャーリーグでは消耗品である肩を大事に扱い、練習でも日本とは違い数十球しか投げません。先発は完投では評価せず、クオリティスタート(QS)という投手評価指標で評価します。クオリティスタートは先発投手が6イニング以上で3失点以内に抑えたときに記録されます。計算はクオリティスタート数÷先発登板数でだします。メジャーでは試合が多く、休みがない為このようになります。
W。スケジュール上、登板間隔4日でローテーションを回さなければ無理なので、投球数制限の習慣を確立している。
細胞蘇生の日数は医学的に解明されている。心臓の筋肉細胞は生まれたままだ。骨格は10年。胃腸の外皮細胞は2~3日。
 筋力細胞の蘇生をネットで調べようとしたが、スポーツ医学の分野の細かい情報しか短時間で見当たらず、理会に時間がかかるので諦めたが、そんなに短くないことは確かだと想像する。筋肉の張りを直すのに3日、元通りの調整するのに2~3日。したがって、日本の先発投手の登板間隔、5~6日は適切と想われる。
メジャーでは日程、試合数、球団数の関係上、それでは先発ローテを回せないので、100球、中4日が目途となる。
そうすると、ホールドとストッパー投手は固定されているけれども、その他の投手は、マイナーとの入れ替えで、工面して使っていくしかないと想われる。(想像)。メジャーリーグと日本野球ではペナントレースの戦い方が違う。日本のような勝負重視のバント野球は、普段の野球ではない。魅せる野球重視だ。

連続出場の難しさ
日本では連続出場記録が1000を超えるような選手もいるが、メジャーではほとんど達成不可能な記録です。なぜならメジャーではどんな優秀な選手でも休養が与えられるからです。メジャーでは投手の肩を心配して完投させないように野手も疲労を軽減してケガを防ぐために定期的な休養日が与えられるのです。

暗黙のルール
メジャーでよくみる乱闘騒動ですが、参加しないと逆にペナルティがあるのです。だから危ない死球を投げようものなら乱闘に参加しなければなりません。また大量リードしている場合での送りバントや盗塁もせず、相手を思いやってプレー?します。また頭の後ろをかすめるようなボールを投げられれば、もちろん報復として投げ返します。これができないと一人前のメジャーリーガーとは認めてもらえず、チームの信頼も得られないようです。

 
さて、次のような情報がある。
オリ金子 極秘渡米!今オフメジャーも…フィリーズ、Rソックス興味
スポニチアネックス 10月23日(木)6時2分配信
近年プロ野球を余りフォローしていない。金子千尋の投球は見たことがないので動画で調べる。
      ↓
プロ野球パ】さすがエース!金子千尋、序盤から芸術的投球を披露 2014/09/17 Bs-H
 
「自由枠での入団が決定的になった後に肘の故障が明らかになりオリックスが獲得を撤回するという報道が流れ、プロ野球の厳しさを肌で感じたことがプロ入り後役に立っているという。」
プロ野球再編問題の渦中にあったため、ドラフト会議の参加すら危ぶまれていたが、直前に参加が認められたものである。その不安定な立場の球団の状態では、いわゆるドラフトの目玉選手を指名しても入団までこぎつけられるかが大きな悩みの種であったが、スカウトの熊野輝光(現阪神タイガーススカウト)が恩師であったトヨタ自動車の野球部を訪れた際に、金子の「キャッチャーがいなければ果てしなく伸びるようなストレート」に魅せられ、球団首脳部に「(今は肘を故障しているが)治れば大活躍して来年のドラフト会議では複数球団の上位指名は確実です。今なら(一本釣りで)獲れます」と力説し、自由枠指名にこぎつける。」
 
W、オリックスとしては鈴木一郎獲得に継ぐ、大ヒット、というか超特大場外ホームラン。
たしかに同じ腕の振りから、打者の手元で変化する変化球や落差大大きいカーブ(普通のカーブの握りではなく、挟む投げ方をしているのが動画にはっきりと写っている。落差は大きいが所謂、ブレーキングボールではない)を操るが、動画では伸びのあるストレートの球筋がはっきりと確認できる。
肘から手首の使った、しなりは天性のもの。多彩な変化球が其々一級品なのはこのためだ。コレがなければ、どちらかといいえば、一流投手として、ボディアクションはちいさく、ダイナミックとはいえないフォームから、普通だと、あのような球威のある球を投げられない。見かけによらず、地肩は非常に強い。全盛期の江夏豊もボディーアクションの少ない割に物凄い球が来ていた。腕の凄い筋肉のつき方からも、ソレは解る。若いときの、肘の故障は肘を使う投球フォームため負担過重と想われる。
投球の際に軸がぶれていないので、投球は安定する。肘から先の腕が遅れて出てくる理想的な腕のしなりで、球もちがよく、速球はのびる、変化球の細工はしやすい。打つタイミングが外れる。日本人投手にしかできない投球フォームじゃないのか?
2005年
前述の故障もあり、医師や理学療法士を加えた回復カリキュラムをこなす事が中心となり、その影響で一軍登板はなかったが、故障が癒えた後ウエスタン・リーグ防御率0点台の好成績を残した。
主に中継ぎで登板しプロ初勝利も挙げた。7月には先発も試されたがその後は再び中継ぎに落ち着き、9試合連続無失点救援も記録した。
 
オリックス】金子千尋 唯一無二の変化球
W.動画に出ているイチロー選手の異次元禅問答発言と似ている。
しかし、中、4日のメジャー先発ローテションは金子にとってきついのじゃなかろうか?
肘を特殊に使う投球フォーム、ボールの重さ、大きさも負担になる。縫い目が高いので変化球は曲がりが大きくなり、ストレートの球筋と見分けがつきやすくなり、悪いほうの作用する。
性格的にも神経質だという。環境適応力に疑問がある。
日本人メージャーで成功したヒトは全部、身体が金子よりも大きい。→松坂はパンクした。
イチローのアドバイスを受けた方がいい。
 
 以上から、今年の金子はオリックス残留は濃厚と報じられてきたが、オリックス系列会社のカネの儲けシステムが確立した現状、宮内オーナーにとってオリックス球団所有は何の宣伝効果も、経営戦略的効果もなく、個人的趣味で球団経営をしている次元に達しており、金子千尋残留マネーゲームをトコトン推し進める熱情はない。
金子側も、自らの特性、不安点を把握していおり、大リーグ挑戦には不安を抱いている。もう、田中投手球の大型契約には制度的に制限がかかっているのではないか。そうするとリスクが生じて日本球界残留が金銭的に得だという判断が生まれる。
結局はプロ野球選手は金と環境で動く、と判断していい。ソレが現在に若者かたぎである。カネの多寡が正しさと、正義、美しさの焦点にさえなってきているのだ。そういう風潮に歯止め、制約をかける環は人のこころというよりも制度的縛りである。コレは紛れもない事実である。
日本プロ野球機構は、未だにそれを心底自覚し実行する段階に達してないから、やらないだけだ。ファンにしても、いまだそういう要望が出ない生活環境を保持している家のように錯覚しているだけと思えるが、これから先、そんな鈍い政治感覚では、大半の人々がグローバル支配層に良い様にむしりとられる。
 
 したがって、巨人入りも十分あり得る。オリックス残留か、巨人で迷っている。メジャー挑戦は意図するしない、に関わらず、フェイントだ。コレけは確かのことだ。日本シリーズの結果如何ではソフトバンクの介入もあり得る。
 巨人の野球環境は彼にとって適切だろう。工藤との対話を視聴する限り、自分が判断したら、外野の騒ぎは無視して挑戦する、ムシロ向きになるタイプと見た。アメリカ的個人主義者である。大リーグ挑戦は、巨人入団へのフェイントに見えなくもない。
阪神は関西のオリックスVSタイガースの空気から選択すれば、阪神入団は強烈な逆風となり、彼にとって、メリットは限りなく0に近い。阪神球団もそれを知らないほど馬鹿ではない。