反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

2016年度の阪神タイガース新首脳陣に、野球環境偏差値のマイナスを克服するサバイバル戦略=<大人の野球>を希望する。

阪神タイガース1軍には<大人の野球>を希望する。
<超変革>などと云うおどろおどろしいスローガンを拒否する。

コレは、新自由主義大衆の心得を巧妙にくすぐり(既成の体制への本人たちの実力行使の裏づけのない軽信にすぎない破壊願望がある)、実現できない絵空事を掲げて、日本プロ野球セントラルリーグの野球環境偏差値を蔑にしたキャッチコピー野球版にすぎないにすぎない。
 
>さっそく、阪神新首脳陣の門出に自らと同じ政治体質をかぎつけたのか橋下徹は、大阪府知事、市長ダブル選挙を前に、自分は子供時代に東京生活が長かったせいもあって、巨人ファンであったが、金本阪神を応援するなどと云いだしている。今に至って、巨人ファンで知れていた橋下の変身には政治的動機がある。
超変革に橋下徹政治と同じ匂いを嗅ぎつけているのだ。
 
また、新自由主義大衆の心得の特性は、
熟考なき表面的なその場その場の情報を勝手に総合し、舞いあがり、根拠乏しき対象を一時的に、持ち上げ(OR貶め)、事実が判明した直後、手のひら返しでバッシングし(OR称賛)、ソレで気持ちはすっきりすれば、新たなアイテムに関心を向けるというものである。
 
そういう新自由主義大衆の心得を検証する作業が2016年の阪神タイガースを今から語ることで得られる、と考える。その意味でも、グラウンドの勝負で結果のはっきりする、元々の得意な野球記事で実行でき機会が与えられたと思っている。

ポイントゲッターの5番打者ゴメスが相手の虚を突いて盗塁するのは良い。ストップウォッチでクイックに要する時間を測っているので盗塁成功の根拠はあるが、勝ち星が計算できる先発投手陣の2枚看板投手メッセンジャー(この投手は勤続疲労発症で貯金期待できず)、藤波(先発投手陣で唯一貯金4~14勝9敗~の投手)がダイヤモンドを走り回る野球は、常識外である。ペナントレース序盤に相手を撹乱しアドバンテージを確保する、と云う意味しか見いだせす草野球は止めよ!と「日記」で忠告済みだ
 
こんなセオリー無視のトーナメント方式の野球をずっとやって行くと、先発投手陣に疲労が蓄積する。故障の原因にもなり兼ねない。
>現に、走り回った試合のメッセは、ダイアモンドを3塁まで激走した~バスターによるダブルプレー回避1塁激走、2塁盗塁企画→相手捕手暴投3塁激走←草野球~直後のイニングに一気に撃ち込まれた。激走、藤波も中盤までに大量援護得点をもらいながら、8回に球威が落ちて9回に交代した
 
パリーグ野球はセリーグよりもレベルが高いといわれているが、投手が投げることに専念できるDHが好循環生んでいることも大きい。日ハム大谷は、DH兼任を選択することで自身、投手としての無理使いを回避できても、大リーグの投手としてプレーする最終目標から逆算した野球人生を歩んでいない。
打者大谷は松井秀樹、イチロークラスではない。
大リーグのナショナルリーグでは、ジャイアンツのバンガーナーのように打てる投手はいるが、彼らはくるくるくるダイヤモンドを走らない。
 
セリーグ野球環境偏差値のもっとも低い(ドームなし、高校野球開催がらみの遠征多すぎ。開幕後、関東3連戦3カードなど異常スケジュール!)、阪神<大人の野球を心がけることによって、体力を温存し、最後の最後まで見せ場を作ることが大切である。
ソレがファンを喜ばせ、個人事業主である選手の糧になる。
 
和田豊監督の残した唯一の教訓は、
捨てゲーム>を作ることで、選手たちの体力を温存し、ペナント争いの終盤まで、生き残るという、野球環境偏差値の低さを補うサバイバル戦略であった。
 
>失点が得点を置きく上回っているなど(100点ぐらい開きがある)、チーム成績の各項目に見られる奇妙な数値にもかかわらず、阪神は3位を確保した。(なおAクラス入りをかけた対広島最終戦のレフトポール際のHRのミスジャッジ~映像判定で、ファウルは覆らなかった~によって3位。実質は4位であり、チームの戦力に対する錯覚を生んでいる。)
 
>2015年の阪神は大敗のゲームが他チームよりも圧倒的に多い。
得点力、チーム打率は~さすが優勝したチームには数字上の根拠がある~他チームの攻撃力と比較して、大きな問題がないという数字上の根拠もある。~数字のマジックのようにも思うが~要は勝ち試合に貢献する攻撃力の視点から算出した数値。)
 
ネット上の記事の孫引きだが、その典型をショート鳥谷選手のチーム内、ダントツの大きな攻撃力に反する守備力の悪さを挙げている。得点に絡む出塁率、打撃力と失点に繋がる記録に表れないエラーも累計しているのだろう。
 
>逆に防御率、守備率の2点の弱点は納得する。
打線の得点力不足は、よく指摘されているが、デフェンス面に隠れた弱点があることは、注目されているないだけで、はっきりしている。
 
藤波以外の先発投手陣は、負け数が先行するタイプで、貯金のプラスが計算できない
ペナントレースを予想する場合、普通はチームの先発投手陣の星勘定から入る。
阪神先発投手陣は負け数の方が多かったはずで、中継ぎ投手陣のコマ不足を、福原のセットアッパー賞、オースンファンのセーブ王で補って、ようやく勝率5割をキープしたというのが真相だ。
 
他チームのエース級と投げ合って相手打線を抑え込んで勝てる先発投手陣の複数の柱の不在と
中継ぎ投手陣のコマ不足~活きの良い球威のある投手不在~
ショート、セカン、レフトの守備率が悪すぎるなどのデフェンス力を他チームと比較すると5位中日6位DNAとのゲーム差はもっと接近していてもおかしくなかった。
 
言い換えると、4位広島、5位中日、6位DENA、は阪神に比べて各々、長いペナントレースを戦う上で、本来の力を発揮できない単純な人為的ミスがあった、と見た方が正しい
 
>4位広島は、優勝候補との盛り上がりは行きすぎにしても、戦力から云って、いくらなんでも4位はありえず、新首脳陣の単純な人為的ミスが多すぎた
 
>5位中日にも事実関係から首脳陣の単純な人為的ミスが伺える。
 
>6位、最下位まで失速したDENAのチーム事情は正直よくわからない。
 
>3チームの異変が何らかの形で是正されると、阪神の上記のデフェンス面の弱点が修正されない限り、順位は下方に引っ張られる
冷静に判断すると、デフェンス面の補強は、プラスマイナスでほとんどなく、情緒的な超変革のムードに乗った攻撃力が表面化しているが、ソレを1年を通じて押し通せる保障はありえず、ネット記事の論法を使うと、デフェンス面の補強強化を疎かにした間違った戦略で2016年ペナントレースに臨んでいると判断できる。

以上が2016年ペナントレース阪神6位予想の一大根拠である。
整理すると、
1、サバイバル戦略を採用していたにもかかわらず、G前で失速した。
しかし、和田監督の采配には問題があったが~超変革などという情緒的で空疎なスローガンの掲げられた根拠でもある~、自軍戦力と他チームの戦力分析をした結果のサバイバル戦略は間違いではなかった
 
2、2015年の阪神は、3位ではなく、4位である
サバイバル戦略と幸運によるAクラスを、Aクラスの実力保持と勘違いした、順位予想の基準は間違っている
ファン、一部スポーツマスコミ側も超変革のためには、最下位も良しとする、との当初の覚悟もあったが、開幕以降、草野球や精神野球で貴重な勝ち星を落としたが、相手に恵まれて、適当に貯金ができているうちに、浮かれてどこかへ行った。今からでも、批判すべきはキチンと批判する事が大切。
誤った情報を単純に信じ、手のひら返しのような持ちあげて、バッシングのように落としめ、別のアイテムに去るは、新自由主義大衆の心得の特性でもある。
 
3、昨年のBクラス各球団は、次年度に比較的修正し易い人為的ミスで潜在能力が発揮できなかった
 
2016年のシーズンの阪神の上位進出の条件は、
昨年潜在能力を発揮できなかった4位広島、5位中日、6位DENAの人為的ミスに起因する弱点の是正を前提にすると、
>和田監督時代の阪神の先行逃げ切りのレース展開の条件は、厳しくなっている
 
阪神ペナントレースは、競馬に例えると4コーナーを回って、直線の各馬のたたき合いから、ゴール間際のしのぎ合いに力尽きて失速し、4位入線になり、馬券圏内に絡まなかった、と見なすことができる。
 
和田豊監督時代の2014年のクライマックスシリーズで首位巨人を退けて日本シリーズに進出したのがピークで、この年は野手投手部門のタイトルを総なめにしたが、巨人に大きく離され2位で、毎年ほぼ同じゴール間際失速というペナントレースの展開を繰り返していた。
 
やはり、阪神の2016年のレース展開も、ゴール前のつばぜり合いで我慢できる事が最大のキーポイントになる、とみる
>先行なだれ込み上位入線の可能性は少なくなっている
 
チームの打つ、投げる、走る、守るの基幹総合力は、外部からよほど強力な補強(FA、外国人)や、潜在能力を発揮できなかった点の是正(広島、中日、DNAは潜在能力を発揮できない人為的ミスがあった)がない限り、前年度の力が継承する。
 
阪神の新首脳陣は上記の事実を直視し、
①どうしたら克服できるかを研究し、具体的に実行に移すことよりも、
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デフェンス面の弱さは克服の明るい材料は、藤川球児投手の復帰と左腕岩貞投手の台頭。同じく二軍調整中の左腕の横山投手の潜在能力~去年一度見ただけだが~は、岩貞投手以上とみる。
*マイナス要因も多い。メッセンジャー投手のピークは最多賞2014年度で、パワーピッチングをする同投手の勤続疲労はあまりにもはっきりしている
また、言動を冷静に観察すると、マットマートンのようにシーズン途中で気持ちが途切れる危険性もはらんでいる。
 
*その他、先発投手陣の岩田投は、キャンプのためのキャンプである超変革キャンプの疲れが残っているのか早くもへばっているようだ
野手キャプテン鳥谷選手は、責任感から意にそわない不合理不条理キャンプ率先し、大不調に陥っている。
この左腕は登板した2回、全て中盤までのスタミナ切れで敗戦投手となり、本人のキャンプの疲れがとれない、と発言もある。
 
ディフェンス面で問題なる2投手、1選手に勝負に臨む気迫を妨げる妙な達成感が見受けられる。
 
*メッセは勤続疲労と7年間の日本野球での能力の減退自覚と達成感。
*岩田、鳥谷両名は、ともに2016年に本を出版しており、このような個人的事情を公表するのは、勝負師としてはマイナス要因なのは明らかであるが、能力の減退自覚と達成感から、今年をメモリアルイヤーとしているように思える。
 
超変革などというありえない偽りの絵空事を自ら打ち出すことによって覆い隠し、
キャンプのためのキャンプをして、OP戦になだれ込んみ
 
④その経過で台頭した一軍レギュラーの能力の足りない横田中堅手岡崎太一捕手を使い続
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横田選手はじっくりとフォームを固める時間が必要。ソレがチームのためでもあり彼自身のためでもある。公式戦の日程が進めば進むほど、この根本問題ははっきりするだろう。
 
しかし、入団当初よりも今のめちゃくちゃなフォームでもはるかに進歩したとも考えられるわけで、当初、余りにも低いレベルの打撃術であれば、鍛錬してもその後の最高到達点に大きな限界がある
打撃術の修正の効かない選手はいる。いや打撃術に関しては、先天的要素が強く、ほとんどが修正が効かない。努力には大きな限界がある。
 
現状の打率、0、23台。
横田選手のようなハチャメチャ打撃フォームのレギュラーはセリーグでは見たことがない。
以上が事実。
 
例、守備のヒト、前田大和選手は新人時代、大根切り打法そのものの低いレベルから、大進歩したが、元々のスタートラインがマイナス過ぎ打てない大和の現状に至る。
入団当初の打撃を目の当たりにしたものとして、彼の努力と進歩を称える。プロ野球は厳しい世界である。
 
>ドラフト自由枠入団した岡崎太一捕手の2軍11年間、突然の1軍抜擢は謎に包まれているとしてきたが、選抜高校野球請支援大会秀岳館高校監督スポーツメディアがヨイショする秀岳館監督の“嫌な感じ” | 日刊ゲンダイ ...【高校野球】秀岳館監督の鍛治舎巧、パナソニック勤務時代に1万人クビ ...社会人野球関西連盟会長、松下電器監督、部長、ボーイズリーグ枚方監督の経歴を調べることで、全貌が明らかになった(憶測の部分が多いが)。
岡崎太一捕手の経歴は、グラウンド外の条件に恵まれて2016年、1軍捕手の座を手にしている事を示唆する。
 
自由枠で松下電器から取った岡崎に関西社会人野球連盟のドン、鍛治舎巧の威光が働き、毎年の関西社会人野球からのドラフト指名の供給ルートを大切にしたい事情から、無碍な扱いはできなかった
 
奈良県出身松下電器出身者の岡崎のインタビューは関西弁でしゃべらない。
関西弁のまかり通る野球選手の世界では稀有なことである。テレビ芸人の世界でも同じである。
従って、このヒトは、なぜか、野球人以外の場で、野球と別世界の他人と接する機会を多くもってきた、複数の他人の前で公的にしゃべる機会が多かった、と想定できる。
 
プロ野球選手としては、規格外の口達者な人である。
なぜか純関西弁の矢野作戦バッテリーコーチの解説者時代と同じような口調になるが、なぜか関西弁は使わない。
その場の空気を読み、一社会人としても一野球選手としても外面的言動を整えるのが巧みである。
 
矢野評価では、捕手としての総合力は岡崎が一番という。
だったら、自由枠入団11年間の2軍生活は、大した怪我は皆無だったのだから、(ありえないが)運に恵まれていなかったのか、1軍を含めた首脳陣の評価がクルッテいたと云うことになる。
 
矢野コーチの岡崎高評価の基準には、配球のチャート表を書かせて採点した結果も含まれているというのだから、驚く。学生じゃあるまいに
今の阪神のチーム内の雰囲気をあるアナウンサーが次のように表現しているのを聴いた。
まずきちんとした挨拶が肝心とチーム内に徹底させる。
同じ能力なら、きちんと挨拶できる選手を使う。
 
こう云う新首脳陣の醸し出すムードも手伝って(本人が意味不明な言葉を使う岡田監督時代とは真逆のチーム内のムード)、捕手としては、如何にも風で見てくれが良く、中身とのかい離は、使ううちにしかわからない岡崎太一捕手の台頭があったとみる。
 
2軍で11年間恵まれなかった原因は使っているうちにメッキがはがれ中身が露出する所にあるとみる。2軍首脳陣は、繰り返し使っているうちに、コレでは使えないと学習能力がついたのだ。岡崎側に同じ失敗を繰り返し、進歩がなかったともいえる。
最大の弱点は打てないことであり、捕手としての能力も打力不足をカバーするに至らなかった。その結果、1軍では投手が二人打線に並んでいるような状態になるので敬遠され、2軍で疎んじられた結果になったのも事実。
新たな首脳陣の打撃指導によって、改善されたと伝えられるが、OP戦終盤、開幕以降のマスクをかぶった試合をみる限り、打撃指導によって塗ったメッキははがれてきており、打線に二人の投手が並んでいる状態に近づいている。
>ということは6番7番打者が出塁しても2アウトが計算できるということで、相手投手は物凄く楽になる
しかもバント作戦に出ることは、和田野球を拒否する手前できないので強硬策になるが、投手並みの打撃なのだから、肝心な時の三振の確率も高い。
監督、担当コーチはこの実態を重く見るべきだ。
岡崎太一捕手のスタメンを押し通す限り、捕手2人制を取っていると特殊事情も手伝って、捕手岡崎が直接間接に負けゲームに絡む可能性が高まっている。
 
このヒトは普通の2軍野球選手にはない野球以外のもう一つの生活を送ってきた来たことが伺える。
自らの置かれた条件を巧みに利用できる資質が備わっている。いわば、野球選手には珍しい社会的存在である。ココにこの選手の特異性がある。
阪神を取材してきたベテランアナウンサーによれば「結構、複雑な性格なのですが~~」
 
⑤未だにセオリーから外れた情緒最優先の勘違い野球から脱しきれていない。
ペナントレースの途中で燃料切れになることは明白である。
 
阪神の2軍の球場のバックスリーンにも、超変革~Fighting Spirit~なる文言を記した垂れ幕がかかっているが、2軍戦を2試合、動画で見た限り、阪神タイガース2軍には超変革の具体的事実は見いだせなかった。例年と変わらない2軍の野球をやっていた掛布監督効果は関係なかった。
今にして振り返ると、岡田2軍監督時代の逸材がそろった2軍(2名は1軍現在コーチ、1名は解説者)とは、様相が違って、今の阪神2軍育ちに1軍で活躍する若い人材は見当たらず(いつも4番の陽川はポイント前過ぎ、鋭さのないで、一軍では苦しい)、有力選手は1軍半の選手で占められており、動画2試合の阪神2軍選手からは、2軍独特の独特の人性の哀愁を感じた。

 
>1軍だけが2、3の新加入選手の波及効果もあって、一時的に活況を呈しているように見えるが、長いペナントレースの長丁場を見越した試合運びではなく、目先の勝利を追い求める情緒優先の野球を続けている。
事の成り行きで現時点で多少勝ち越しているが、
特に作戦参謀格のコーチは、元々、その職責の不適格者である。