反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

4月12日(火)神 vs. D。新首脳は9回表まで、野手全員を使いきり、9名のベンチ登録投手の内、5名を使い、残り4名の内、2名は先発ローテの見学要員、2名は榎田投手と歳内。フォークソング、ドナドナ。

       <追記> 2016年3月14日
 参考資料
      打数 安打
(三二)北條 3    1  ←それなりの力をつけているとみる
(二)上本   2    0
 
(右)横田   3    0  1←盗塁 四球なしだから、相手エラー出塁か?
横田選手は2軍でも打てない可能性があるから、指導法、難しい。
 
(指)ペレス 3  2  1 ←HR!広島、堂林と首位打者争い。いつもDH起用?1塁、荒木を起用。
DH起用をみると2軍野手の員数は足りている。
 
(捕)清水  4  3 ←この前の試合の動画しかみていないが、捕手の動作が落ち着き払っているのか、投げやりになっているのか判断できなかった。頭を使っていることだけはわかった。
>以前の清水と別人のようだった。  
この日の成績をみると、自信たっぷりで、落ち着き払っていたのだ
>元々、そこそこ撃てさえすれば、頭のほうに一切問題のない人だから。 
 
 
勝 筒井 1回 14球  3打者 打数3 0四球 1三振 
     ↑
ヤッパリな。前回の動画で、リリーフで活躍していたころに復調。2軍においておくのは勿体ない、とみたが本当だった。1軍リリーフ左、過多。
 
ドリス 2 1/3回 30球 9打者 8打数 1安打 1HR 3三振 1四球 2失点 2自責点
     ↑
四球でだしたランナーを置いてHRを撃たれた。
2軍の回跨ぎをさせている使い方をみると、1軍の要請では当面、ストッパーではなくタフなリリーバー
当面は正解だと思う。
四球で出したランナーを必要以上に警戒しすぎる。完ぺき主義者なのか?
>気が優しく、考える人~考えすぎる!~でもある。顔つきに実にそれが出ている。カリブの海賊顔のゴメスや、ふてぶてしい面構えのマテオとは表情が違う。
>頭がつかえる人は、マートンのように、日本の環境に適応できて、成績が昇る可能性を秘めている
 
金田 0/3回 11球数 3打者 2四球 1死球←どうしのだろうか?可哀想になる。メンタル面に原因があるのか。急にストライクが入らなくなる病もある。
大リーグでは投手がイップスにかかることを1970年代にパイレーツのエースとして活躍したものの突如極度の制球難に苦しみ引退を余儀なくされたティーブラスに因み、ティーブラス病と呼ぶこともある。
 
 
*YOU TUBE 動画 1971年ワールドシリーズ オリオールズVSパイレーツ←見どころ満載!傑作動画!
1971 World Series, Game 7: Pirates @ Orioles
~カムデン球場の雰囲気が良い。オリオールズの専属アナウンサーの粋な服装。
 
1、スティーブ、ブラスは次のシーズンのスプリングキャンプから突如、制球難発症。そのまま、修正できなかった。
 
2、<ミスター>~選手紹介で、<ミスター>と呼ばれた。ロベルト、クレメンテ(右翼)の勇姿は、コレが最後。たのしそうに野球をやっている感がする。パナマ地震救援物資の貨物機に同乗し墜落死。HRと華麗なポケットキャッチ。
 
3、アールウィバー名監督、生きたルールブック。「セットの軸足がプレートのラバーの前過ぎるのでは?」執拗な抗議でブラスを揺さぶるが、その姿は格好良い!
 
4、デーブジョンソン セカンド 元巨人、監督として成功
 
5、ブルックロビンソン 長嶋茂雄をマネをしたという掃除機のあだ名がつく名三塁手の華麗な守備 
**
**
島本  5回 91球数 21打者 18打数 2安打 1HR 8三振 2四球 
    ↑
広島と対戦した時よりも良かったのか?ソフトバンク打線が広島(2軍も層が厚い)よりも撃てないのか?長いイニングを投げるにしては球種が少なすぎるような気がする。

「反俗日記」本文
ナニを考えているンかなぁ~?頭の血の巡りが悪い粗暴系の自分が云うのもなんだけど、もしかして阪神首脳陣は**!?
<替わったプロ「野球」>を見せてくれていることは確かだ。
 
①開幕第1戦、京セラドーム大阪の中日との試合をみて、試合後の監督談話で、「今年の野球の原点」などと糊塗しているが、コレって「草野球」なんじゃないかと疑念が生まれた。
 
②開幕2カード目の神宮球場、ヤクルト戦の延長戦、新ストッパー マテオ3イニングまたぎ投入の異常事態を見て疑念は、膨らむ一方で、徹底批判の記事を書いた。
  ↑
この時点で、「反俗日記」は、日本と世界を主導する国家ーグローバル資本複合体と迎合する新自由主義大衆の心得を嗅ぎつけ~←コレを修正しない限り国選選挙をやる度に政治状況悪化~、従来の主張の格好の検証材料を獲得した。
 
③開幕3カード目の横浜第1戦の敗戦は、阪神打線では打ちこめない相手投手との比較で、ストッパーがつかえない以上、負け方如何にかかわらず、水が高いところから低いところに流れるように予め、<解っていた>。
ただし、9回、DENAの劇的な逆転劇は、ものの見事に、ストッパー不在と超変革の一駒の劣悪さ(同点、サヨナラ得点圏走者で期待の若手中継ぎ歳内投手投入)をさらけ出した。
>この日の敗戦は、新首脳陣自らが演出したようなものある←~大反省~と同時に、野球には、<神>的次元が存在し、ソレに適応するためには、やはりセオリーは重視しなければならいと、わかったはずなのだが。
**
サラリーマン経営者サイドとその配下の阪神球団及び広告代理店(電通博報堂?)が台本を作り~新首脳陣人事と複数の新スローガン提示~、未熟新人首脳陣が訳の分からずその気になって台本に沿って、稚拙に演出し、利権マスコミがファン向けに宣伝扇動する2016年スローガン<超変革>の呼号に対して、
阪神ファンの総意を自称する輩が、その中身を吟味するとなく迎合するばかりか、あり得ぬ共同幻想を共有することで、積極的に賛美する事態を目の当たりにして、確信は深まった。
コレは一過性であっても、今風の社会現象である。
橋下徹大阪維新の会を躍進させ、定着させた基底的社会構造の一端が、阪神タイガース<超変革>にバブルのように浮かび上がっているのだ。
が、しかし、このバブルは、そのうちに尻すぼみになり、消えていく。
ナノで、まだバブル発生中の今、その実体を具体的に示すことが、政治経済社会分析における現在ー過去ー未来の視座を心がける「反俗日記」にとって肝心なこととなっている。
国家ーグロ資本複合体の主導する世界においては、スポーツ文化も極めて政治的な現象として、立ち現われてくる。
**
DeNA阪神
100000200360
30001000X4111

 

5回裏 阪神の攻撃
1:藤浪 ライトへの三塁打 3塁W。自主トレを一緒にやる間柄のドジャース前田健太のHRに刺激され、メジャーと米国文化に憧れを抱く藤波は、この試合の後先考えずダイヤモンドを全速で走り回った
2:高山 0アウト3塁からセンターへの犠牲フライを放つ 神4-1D 1アウト

7回表 DeNAの攻撃 W。6回は何とか投げ切ったが、この回に5回ダイアモンド全力疾走と6回の投球の付けが来た。動物のスタミナ源は、エンジンじゃない。限界点を使いきると、一気に低下する。
            ↓                     ↓  
1:ロペス 鳥谷(遊)の後逸により出塁する 1塁←W。鉄人ブートキャンプを「こんなことやっていて、チームは1年まともに戦えるのかな」と納得いかなまま、キャプテンの立場で、率先した結果、消耗激しい状態。新首脳陣に福留(最終クール免除)、西岡並み(さぼり魔王の特別待遇)の配慮がほしかった。
2:倉本 外角のカットボールを打つもファーストゴロ 1アウト1塁
3:柴田 一度もバットを振ることなくストレートのフォアボールを選ぶ 1,2塁
4:戸柱 ランナー1,2塁からライトへのヒット 満塁
5:ペトリック→代打:下園
6:下園 1アウト満塁の1-2からライトへのタイムリーヒット 神4-3D 1,2塁
>7:ピッチャー藤浪に代わって高宮がマウンドにあがる←W。中継ぎ投手①投入
8:荒波 外角の変化球を打つもレフトフライ 2アウト
9:石川 2アウト1,2塁からレフトへのヒットで出塁 満塁←
10:ピッチャー高宮に代わって安藤がマウンドにあがる←W。中継ぎ②投入、人選は一種の博打。
11:井手 一打逆転の場面で外角のスライダーを打つもファーストゴロ 3アウトチェンジ←W。人選は一種の博打。しかし、9回までの投手リレーを考えると適任者がいないのも事実。初球打ちごろの直球見送り。打ちとれたのはDENAの拙攻であり、マグレとみる。この試合のキーポイント
 得点: 2、 ヒット:3、 四死球:1
 
8回表 DeNAの攻撃
1ピッチャー安藤に代わって高橋がマウンドにあがる←W。中継ぎ③投入。二番目のキーポイント。
2:筒香 外角のフォークに見逃し三振 1アウト←二番目のキーポイント。高宮=打者2人対戦。FA高橋筒香ワンポイント踏襲
3:ピッチャー高橋に代わって福原がマウンドにあがる←W。中継ぎ④投入
4:ロペス センターへのヒット 1塁←W。福原は必ず走者を出すセットアッパー!僅差得点圏走者では危ない
5:倉本 高めのつり球に空振り三振 2アウト
6:柴田 外角低めのストレートを打つもセンターフライ 3アウトチェンジ
 
9回表 DeNAの攻撃
1:ピッチャー福原に代わって力で打者を黙らせるマテオW?がマウンドにあがる 守備交代:キャッチャー岡崎 守備変更:荒木→ファースト 守備変更:大和→セカンド 守備変更:今成→サード
W。守護神投入⑤時点の、ベンチ入りしたの投手枠=残存2名、一人はこの間の投球内容から使い物にならないことが明らかになっている
なぜか、次の先発ローテ2名がベンチ入り。一1名ならば、この間の方針通りだが、
>もう一人の見学要員2名追加で総勢9人~実質今まで通りのベンチ入り7人~の筋の通った説明を新首脳陣はできるのか
>なおかつ9回表の時点の野手枠は全部使い切る

>仮に、ストッパーマテオが同点にされた場合
>9人の攻撃要員の内、キャッチャー岡崎 守備変更:荒木→ファースト 守備変更:大和→セカンド は守備のヒト。
>投手を含めて打線の4人は機能しないと想定するとオフェンス力は極端に低下し、<相手次第だが>またまた、延長12回。
*他方、ブルペンに、×歳内 宏明、  ○?×の榎田 大樹しか残していない。
残りの3回、×××の歳内 宏明、  ○?×の榎田 大樹の二人でしのげる確率は非常に低い!
>この間の投手起用の傾向から、新首脳陣に×××の歳内投入の度胸はなく、 ○?×の榎田 大樹の3イニングまたぎのロングリリーフの線が濃厚である。
>DENAの逆転逃げ切りも十分あり得る。

*一方、DENA投手陣のベンチは9回表まで、9名ベンチ入りのうち4名投入し、力のある若いストッパーを温存して、その他に、4人の投手がいるので、一応12回延長した場合の目処は立っている
野手は、ベンチ入り13名全部使い切った阪神よりも、2名すくない11名を使っている。
DENA投手陣のメンバー表は省略。(W確認済み)
 

阪神のベンチ入り投手、総勢9名2名見学要員の次回先発ローテ)=結局、いつも通りの7名(9回表まで5名投入済み。残り2名~1名使い物にならない。~)
■投手
歳内 宏明、<未使用>←W。力不足露呈の期待の若手中継ぎ
榎田 大樹 <未使用>←W。前々日、中継ぎ失敗で敗戦投手。ロングリリーフ可能で、ブルペン陣では球威ある方。

*******
<見学要員>
(岩貞 祐太)←次のローテの先発投手=見学要員①
(能見 篤史)←W。次のローテの見学要員②
*******
    <投入済み>
マテオ <投入済み>
福原 忍  <投入済み>
安藤 優也 <同上>
髙橋 聡文←<同じく>W。相手4番左強打者へのワンポイント
 高宮 和也 <同じく>
***
●ベンチ入り野手
>全員用済み!!

9回表
2:戸柱 つまった打球はセカンドへの平凡なゴロとなる 1アウト
3:下園 高めのストレートを打つもセンターフライ 2アウト
4:荒波 一発出れば同点の場面で内角のスライダーを打つもセカンドフライ ゲームセット
5:試合終了

結論は冒頭のこの試合の感想に戻る。
「ナニを考えているンかなぁ~?頭の血の巡りが悪い粗暴系の自分が云うのもなんだけど、もしかして阪神首脳陣は**!?
<替わったプロ「野球」>を見せてくれていることは確かだ。」
 
>こんな野球の直接間接の影響で1シーズン負ける試合は、かなり出てくる想定する。
修正は効かないと思う。
枝葉の問題でなく、頭脳を含めた幹の問題だから。
 
>おかしなブルペン枠の使用、ヘンな投手交代などをみると、
阪神投手陣の事情に疎いと思われる香田投手コーチは職人的感覚で目の前の事態に対応しているだけであり
監督の右腕、参謀、投手陣の起用方法の主導権を握っていると思われる矢野作戦バッテリーコーチの功罪について正面から論じるときが早くも到来している
ミレミアム21リーグの則本投手を引っ張って撃沈させた事例と、阪神投手陣でこの間発生している事態は同じ次元の臭いする。一応小久保が全責任を被った形で、矢野の存在と役割は陰に隠れていた。
 
>矢野氏は、試合に入り込み過ぎての優柔不断と
>突飛な事をやることが同居している。
いわゆる良いヒトであることは間違く、人気はあった。
 
*が、解説者時代の言説に?が多い。多言を要するが、説得力に欠き、ちっとも理論的でなかった。
具体的な成果を求められる仕事において、仕事のできないパートナーは、良い人が悪い人に替わる。
金本監督によって矢野コーチは、仕事のできないパートナーなので、良い人が悪い人に変身中なのである。
が、前回にも示したように、両人の関係は、アンビバレントな関係。離れられないのである。
 

阪神・陽川、プロ入り初の1軍昇格!2軍でリーグ1位の5本塁打
 サンケイスポーツ 4月13日(水)13時54分配信
これらの叛乱するコメントに新自由主義大衆の<今だけ、自分だけ、カネだけの>の乾ききったあざとい心得をみる
どういう形であっても愛着あるものの弱さを直視する哀愁の心根がなく、あり得ない一過性のアイテムとしての幻想で置き換えている。
 
 かかる輩を覚醒する方途はない
なぜならば、こう云った新自由主義大衆の無知と大きな勘違いで<今だけ>ほめそやす対象(一アイテムにすぎない)の選手北條をショートで、陽川を、あり得ないが仮にサードで仮に使い続けた結果、をこう云った輩の前に提示すると、今度は使い続けたものの責任を問う、のだ。
 
 だから、現実サード陽川や、ショート北條の2軍的起用は、1軍では永遠に実現できないのだから、永遠の幻想であり続けられる。
>結局こう云った輩は、骨の髄まで、<今だけ自分だけカネだけ>の価値観に人生を捧げ、「面白おかしく」そして<まじめに生きていく>術を身につけるよう学校教育課程と社会で躾けられたのだ。
 
自分の外にある客観対象に対して踏み込んで、考えることを放棄するように躾けられたのだ
だから、本人たちは正当と感じる対象にその場限りの想いを<本気でツブヤける>。
 
彼等にとって陽川らは選手としての結果が出る生きた実体ではなく、彼らの幻想的ゲームの想定人物であり、本質は記号物なのである。
 ソレで必然化する齟齬を埋め合わせるのは、<今だけ、自分だけ、カネだけの>の新自由主義大衆として躾けられた心得でしかない!消費した一アイテムは振り返らない、情報のごみ箱行きである。
 
このような今風人間的動物、動物的人間の一生は、逆らう対象の実体は支配層にでっちあげられた希薄的な弱いものなのだから、常に「楽」である。
これら新自由主義大衆が歴史の基底を形成してきたのも事実であるが、経済関係の停滞する社会においては、巨大な閉そく感を生むのも確かなことであり、その解消のお手軽な方途も、国家ーグロバル資本複合体の国体政治は恒常的に用意したいのである。
<超変革>野球もそのためにに見あると云って過言でない。
 
   <追記>
参考資料
 
多数のコメントの中で気になるのは、和田前監督(打倒すべき悪)と金本監督(善~悪を一掃する超変革~)の>単純な対抗軸を作り上げて後者のリーダーシップを賛美しているが
>藤川契約には金本の意向があったので、(両者は契約前に会談している)事実関係とは違う。
 
こうした単純な二項対抗軸をでっちあげるためには、悪玉、打倒すべき対象が常に解り易いワンセットで目の前に提示されるづけなければならない!
<超変革>幻想が未だに有効に機能するためには、悪を一掃する善玉を際立たせるバッシングの対象が不可欠になる。
 
>なぜならば、解り易い悪を一掃するために「戦うの善」の中身は実質的なものなく、ソレを直視されると困るからだ。
戦う善によって、バッシング対象の悪はわかり易く提示され続けなけらばならない。
 
なお、藤川球児は、高卒ドラ1、2軍から試行錯誤を経て球界トップレベルに上り詰めた神タイガースのレジェンドの一人あり、それなりの野球理論の持ち主。将来コーチなどの職責を任せられる人でもある
バッシングの行き過ぎは、野球における人間的要素の積み重ね、継承の大切さを理解していない。
 
>又経営者側からみると、どのピースであろうと働いてもらななければ、投資は回収できない。
 
2016年4月13日(水) 対ソフトバンク 5回戦 鳴尾浜

Joan Baez ~ Donna, Donna 
 
引用 
■ドナドナの歌詞について 
W。安井かづみの翻訳は正確ではない!
ジョーンバエズが、唄うのは原詩に忠実な英訳の歌詞 。 ドナドナとは子牛の名前ではなかった。市場へ売られていく子牛たちに農夫がドナドナと声をかける。
ウクライナ出身のユダヤ画家シャガールの絵の世界が思わず浮かんでくる。
昔よく耳にしたフォークソングだったが、事情によって歌どころではなく、歌詞の内容も知らなかったが、深夜放送でかかっていたとき、訳もわからないまま集中して聴いていると、
>思い出のグリーングラス系の歌詞だとピンと来たので、改めて事情を検索してもいた。
*ま、しかし、自分は根っからの阪神ファンなので、ハードボイルドを旨として批判しているが、この唄と重なり合う感情になる。
 
 W。シャガール抽象絵画の世界を想像する

On a wagon bound for market
There's a calf with a mournful eye.
High above him there's a swallow
Winging swiftly through the sky.

How the winds are laughing
They laugh with all their might
Laugh and laugh the whole day through
And half the summer's night.

Dona dona dona dona
Dona dona dona down
Dona dona dona dona
Dona dona dona down

W。日本語歌詞はこの存在論に達する歌詞をスルーしている。政治的読み込みも過ぎるとどうかな?

"Stop complaining," said the farmer,
"Who told you a calf to be"
Why don't you have wings to fly away
Like the swallow so proud and free?"

Calves are easily bound and slaughtered
Never knowing the reason why.
But whoever treasures freedom,
Like the swallow must learn to fly

 

歌詞(イディッシュ語の発音表記)・日本語訳(意訳)
引用先 世界の民謡、童謡、 ワールド、フォークソング、COM ←面白い! 
 
1.
Oyfn furl ligt a kelbl
Ligt gebundn mit a shtrik
Hoykh in himl flit a shvelbl
Freyt zikh dreyt zikh hin un krik
荷馬車の上に 子牛が一頭
ロープにつながれ 横たわる
高い空 ツバメが一羽
楽しそうに 飛び回る
Lakht der vint in korn
Lakht un lakht un lakht
Lakht er op a tog a gantsn
Mit a halbe nacht
<コーラス>
笑い声が麦畑を吹き抜ける
笑って 笑って 笑って
一日中笑っていた
夜の間でさえも
Dona, dona, dona, dona,
Dona, dona, dona, do.
Dona, dona, dona, dona,
Dona, dona, dona, do.
ダナダナダナ(ドナドナドナ)…
2.
Shrayt dos kelbl, zogt der poyer,
Ver zhe heyst dikh zayn a kalb ?
Volst gekert tsu zayn a foygl
Volst gekert tsu zayn a shvalb
牛は泣いている 農夫が言った
牛になれと誰が言った?
鳥になれなかったのか?
ツバメになれなかったのか?
<コーラス>
3.
Bidne kelber tut men bindn
Un men shlept zey un men shekht
Ver s'hot fligl flit aroyftsu
Iz bay keynem nisht keyn knekht
つながれた哀れな子牛
運ばれて屠畜される
翼を持つ者は高く飛び
誰にも隷属しない
<コーラス>
    
 
    <笑い続けるツバメ 残酷な運命>
『ドナドナ』原曲の歌詞を見ると、「つながれた哀れな子牛」と「自由なツバメ」という対比がはっきりと描写されていることがよく分かる。
しかもツバメはただ飛んでいるだけではなく、昼も夜も一日中笑って笑って笑いつづけており、その様子がコーラス部の歌詞全体で力点を置いて表現されている。
これだけでも十分に哀れな子牛の悲しい運命が表現されていると思われるが、
>『ドナドナ』原曲の歌詞ではさらに追い打ちをかけるように、2番の歌詞で農夫が子牛を問い詰める
「牛になれと誰が言った?」「ツバメになれなかったのか?」
哀れな子牛に対する農夫のセリフを通して、「運命の残酷さ」、「抗いようのない運命」が強調されている
ここには、ユダヤ人として生まれた『ドナドナ』原曲の作詞者であるアーロン・ツァイトリンによる人生観や哲学が見え隠れしているように思われてならない。