反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

18;00  ロッテ 2ー1 阪神~敗因は2度の無死ランナー1、2塁のバント失敗。金本監督もバント失敗を叱責。はたしてそれだけで良いのか。若手選手と手首骨折の前後の掛布雅之の打撃フォームは別物

 2016年6月7日(火) 千葉 18;00  ロッテ 2ー1 阪神
 
ラジオの実況中継で序盤、1点先制されているのを確認し、最終スコアーで負けるのはハッキリと予測できたが、どのような負け方をするのか想像しないまま、もう相手にしないことにした。レベルの低い野球に興味は失せた。他に興味深いコンテンツがある。時間の無駄遣いである。
 
2016年阪神、超変革、生まれ変わり都市伝説は、地域限定政治現象の一翼を担うものと考えているので、厳しい論難の対象になる。大阪維新の会を支持する新自由主義大衆と、呆けたように未だに金本矢野等に拍手を送っているファン層はぴったりと重なっていると考える。
終結果こそがこの間、主張してきたことの証明になるが、冷厳な事実を前にすれば誰でもわかることを、できるだけ冷厳な事実から離れた時点で予測することが「反俗日記」を綴る核心である。

2-1のロースコアで負けたのだから、阪神はよく頑張った方である。
 
ロッテ、サイドからみると阪神能見篤史 - Wikipedia(1979年生まれ、36歳。新人のころの期待を裏切り続けてきた頃を目の当たりにして先行きも期待できないと断定してきたものとして、よくぞここまでの投手になった、鍛錬してきたのだ、と感服。尊敬に値する!RIP!自分の見方が間違っていたのだ。)から2点しかしか得点できない、と云うことは(楽天は3点取った)、前々回の記事で指摘したようにパリーグ順位2位に位置して、ソフバンに何とか反抗しようとしてきたロッテの力は明らかに下降線をたどっている。パリーグの順位は入れ替わるだろう。
VSソフバン3連戦、3連敗がロッテ下降の大きなターニングポイントになった、とみる。
 
>能見投手降板以降のぜい弱阪神リリーフ陣に沈黙とはあり得ない事態である。
           ↓                             ↓                ↓酷いなぁ~
阪神リリーフ 安藤 優也 1回 0安打 Ⅰ三振  守屋 功輝 防御率8,44 1回 1安打 2三振
 

ネット記事と寄せられているコメントを読むと、阪神の敗因は2度の無死ランナー1、2塁のバント失敗にあったという。金本監督もバント失敗を叱責しているようである。はたしてそうなのか?それだけよいのか?
3回表 阪神の攻撃
3:北條 送りバント失敗 1アウト1,2塁
 
6回表 阪神の攻撃
3:狩野 外角のシンカーに空振り三振 1アウト(初球バントサインを出して、成功しそうにないからヒッティングへ
 
石川歩 - Wikipediaのプロフィールを読むと、無死1、2塁。3塁フォースアウトのケースで、バントを決めるのは、相当の技術がいる。
 
>石川歩のような制球力と球威があり緩急が使えてバント処理も上手い一流投手から5番DH狩野がバントを決められる確率は、打率288以下ベンチは予め予測できないか?
せいぜいのところ4打席試みてやっと1回成功程度か?確率250。
だったら最初から打たせた方が結果如何にかかわらず良かった。
 
過去の狩野を振り返ってみると、今回のようなケースでバントを決めた姿は記憶にない。
そもそも、そのようなケースに遭遇する機会は数えるほどしかなかった、と想う。
>もしかして0かもしれない!
とにかく思い切りの良い勝負強い打撃は印象に残るが、小器用なプレーなど全く記憶にない。
自分の記憶では狩野はそういう事できる選手とは別の種類の選手である。
仮に、ソレができたら、プロ入り後の捕手、外野手としての野球人生の紆余曲折はもっとすっきりしたものになっていただろう。腰のけがをしないでよかったかもしれない。もっと軽症に留まっていたかもしれない。
狩野は不器用な選手であるがゆえにしなくても良い苦労した側面がある。
今の横田や陽川はもっともっと酷いが基本的に同じだ。ハッキリ言えば、1軍では箸にも棒にもかからない2軍レベルの選手で、1軍選手として見た場合致命的欠陥があり、従ってソレが修正されない限り、1軍では足手まといになるだけだ。
 
ある程度辛抱して使った時期に、このままでは1軍では使えないとの印象は持ったはずで、ソレをまたぞろ変わり映えがしないのを承知で先発メンバーにするのは、新首脳陣の自己保身を含む<政治的配慮>の線が濃厚に出てきたからだ。今度は前に使ったときとチーム内外の事情が違ってきた。
あからさまにいえば負けが込んできたときの云い訳材料である。
 
当然にも結果が出ないから先発外し→ベンチ塩漬け→2軍送りの同じことが繰り返されるが、前と違って彼らは
良い経験を積んだ、と云うよりも、キャッチコピーにすぎない超変革の火種を絶やさないために利用されているのだ。本人たちがどう意気込もうと、技術的修正がない以上、周囲の環境が変わりと時が過ぎていったので、客観的にみるとそういうことになる。
>変わらないのは彼らだけと云う事実は重い。
>この場合の努力は結果的に現状維持のためのものにすぎない。
*横田、陽川に関する限り、コレが現実であり、<育成>でも何でもない。
 
そして、今度はかつて2軍落ちしたファンのなじみの別のメンバーが上げられ同じ運命をたどり、そうこうしているうちに阪神ファン過半数が超変革の実体に気づく借金の山ができる。
 
問題はその時期が早まるか、先延ばしになるかどうかだ。
勝ちパターンの幅が、限定されてきているので、先延ばしはないとみる。
 
が、他チームとの力関係によって決まることである。
阪神がまだ借金1の位置にいることを不思議がるヒトがいるが、不思議でもなんでもなく、セリーグ3球団は新人監督で巨人の監督、横浜の監督は異変の中で決まり、広島、中日の監督は何かと采配批判や資質が問題にされてきた監督で、そこそこの戦力を引き継いだ金本ー矢野新体制は、戦力的に見て<開幕後いきなり>下位に甘んじる要因は少なかった。解説者等の阪神上位の戦前の予想にソレは顕著に表れている。
無茶苦茶な采配をふるっていても何とかやってこれたのはセリーグの対戦相手に恵まれたからだ。
しかし、阪神よりも下位が予測できるチームは投手陣崩壊のヤクルトだけだが、ココも各チームの投手がへばってくるころに打線の力で勝てる決め手はある。

狩野は
元キャチャーだから、バントが普通にできるとは限らない。
前田大和選手は投手と捕手以外はどのポジションも守れる日本一のユーティリティープレイヤーだが、バントは実に下手で、つい近年ようやく、バントの構えからバントができるようになった。それ以前はヒッティングの構えからバント対応というバスターもできない状態だった。
が、前田大和の新人時代を知るものとして、守備は即一軍レベルだったが、打撃に関して大きな進歩と遂げたと云いきることができる。
それほど酷かった。大きなマイナスからの出発だった。
>横田選手の打撃についても同じことが云える。
一体入団当初、どのレベルにあったのか?
入団時点を基準にすると今の打撃は大進歩かもしれないのである。
裏返すと、修正は不可能と云うことだ。
もっとも彼の場合は守備にも難点があるが。

バント失敗を叱責する金本監督は、試合後、同じケースで狩野の成功と失敗の数をスコアラーに数えさせる労をとった方が良い監督業は仕事に精出せば孤独な面が濃厚になるから、自分で自分のフォローを適切にしなければ進歩はない
情報処理の発達した時代だから、その程度の情報は蓄積されているはずである。もしやれていなかったら、他チームとの情報戦に遅れをとっているということだ。
狩野はここ一番のバントができないという、認識だけでは不十分で、データをキチンと頭に叩き込み、ソレを利用する必要がある。そうすればできないことをやらせる不都合が省けて、相手にとって不利になる。
経験や感性ひらめきと肉体鍛錬の繰り返しでは、長いシーズンを乗り越えられない。

    また同じ失敗…バントできない虎に金本監督怒気「練習しかない」
サンケイスポーツ 6月8日(水)7時0分配信
引用  こう云う采配を後手に回る、という。 自分で解っていないらしいから最悪である。
(シーズン中は目の前に実物が連続するので、大きな可能性を秘める)を使わない感性と肉体鍛(シーズン中は限界)の反復の野球では、同心円状をぐるぐる回っているだけに終わり、頭を駆使する相手の後手に回る。なお、参謀格の矢野は監督の足を引っ張る存在にすぎない。
 
「六回も、5番・DHで起用した狩野が、初球をファウル…。『狩野の初球のバント見ても、とてもじゃないけど、できるとは思えない、あれは』。呆れ顔の指揮官は2球目から強行策も、あえなく三振に倒れた。」
予め情報処理した数値を頭に入れておけば、『  』内のような発言はあり得ない
 
5番DH狩野のスペシャル作戦を採用するならば、後続の打順の並びからして、ここ一番のバント成功確率ぐらいを調べておくべきだ。自軍の戦力の実体をつかむためのは情報処理は絶対に必要。使ってみてとかやってみてとか、~2軍でさえこう云う野球をやるべきではない、選手を潰してしまう~の次元を繰り返していると、相手に後れをとる。
余計な事をしないで最初からヒッティングならば、結果如何にかかわらず狩野もすっきり打席に立てる。結果が悪ければ責任は監督に跳ね返ってくるが、作戦としては間違いではなく、狩野のような選手が打席に立ったケースではヒッティング指示の成功確率は上がるのではないか?

 ソレぐらいの情報処理を頭の中で行ってから試合に臨むべきで、ただありきたりの野球セオリーと戦況に没入した自らの感性だけに頼って、選手に指示を出して、失敗の結果が出ると「練習が足りない」だとか今頃になって云いだし個々の選手を槍玉に挙げるだけでは、新人監督として自らリアルケースで学ぶ機会を放棄しているようなものだ。
個々の選手の個性を理解して生かし、感性に頼るだけでなく確率も参考にしなければ監督として仕事は滞るばかりで、何の進歩もなく、試合を重ねるごとに、イロイロ余計な迷いも出てきて迷采配が増えてくる。
その前は捕手原口5番。
打線の役割分担が、個々の選手の身に着くためには固定する必要があるが、ころころ変えなけらばならない大きな原因は、能力不足の若手選手を打線に無理やり埋め込もうとするからだ他の選手にも悪影響を与える。
 
もっとも最近の打撃成績から5番DHに据えたはずで、データ処理をしなくても<エイヤ!>の強硬策に傾いても頷けるし、
>5月の半ばごろまではそういう基本戦略だったが、首脳陣自らが、どういう経緯を辿ったのか選手たちに納得させられないまま、急激変更した。(チーム成績が下降気味の時期と期を一にしている)
 
>そのような変節野球をしているのは阪神だけだ。どの球団も開幕当初からセオリーに沿った野球をしている。
***
 
 要するに、2016年の開幕から5月中旬までの阪神は1年を通じて戦えない戦略の下で試合をして、結果が伴わなくなったから、セオリー重視の普通の野球に回帰しようとしているのである
 
で、そのときにムードに乗って重宝がられた若手選手たちがセオリー重視の野球にその方面の能力不足から付いていけなくなって、勝敗に直結する失策や打撃沈黙が目立ちだしたのである。
もちろん他チームの戦力が整いだしたことや研究されたことも大きく、旧戦略では太刀打ちできなくなったのである。
 
開幕当初の金本の云う開幕第1戦のハチャメチャ<草野球>を<原点>にするなどと云うことは、1シーズンを通した戦いの長期展望に立てば元から大間違いだったのであり、現状の戦略が元より正解なのだが、春キャンプからやってきた内容ではセオリー重視の野球に急激に適応できるはずがないし、今後も最初のボタンの掛け違いはついて回る。ジレンマに陥っているので感情的発言は今後、増えていくだろうが、そのうちあきらめの境地がしないするのではないか!本格的な監督責任の放棄である。
 

北條選手のバント失敗。
この選手は横田や陽川よりもランク上の1軍で使える選手だが、
ショートを守れるほどの身体に切れとスピードがない、守備範囲も狭い~脚力不足~、体力にも疑問がある。彼がショートを守るようになると投手は大きな被害を受けるだろうし、元より監督はそんな無謀な事をやらせない。
2軍で北條をみてきた解説者の弁では将来は主軸をサポートする選手であるとのことで、まさに良く云いあてている。
そういう意味でバントは死活の問題である。失敗すれば出番は減る。
一部ファンの将来はショートを守ってチームの中軸の役割を果たす、などと云うのは妄想近いものである。能力の実体を大きく超えた期待はひいきの引き倒しになる。
 
打撃フォームにも不安を持っているようで、山田哲人をまねたバットの動かし方を少なくした。足を置きく挙げるタイミングの取り方は事実上、一本足打法で山田は投手がリリースする習慣に踏み出した前足は着地寸前とところにあり、ココが北條と大きな違いである。
 
新人の高山選手は大きく足を上げる北條とそっくりのフォームを修正した
当たり前であるああいうボディーアクションの大きなフォームは一端タイミングがずれると修正に手間取るので、スランプを長引かせる素になる。
動画で見る限り大学時代はあんな大きなボディーアクションをしていなかった。反俗日記が欠点として指摘していたところでもあった。大学時代に戻し、一時の不調を抜け出したようだ。
 
>しかし、強烈な印象を与えたデビュー当初の打撃に戻り切れないのは、肘の状態が悪いため最大の武器であるスイングスピードを実現できないためではないか。軟骨剥離と云う情報もある
 
手首骨折11月手術(完治3カ月)から計算すると、3月下旬の1軍キャンプ合流は早過ぎた
>開幕当初、しばらく2軍の試合出場、一軍公式戦デビューは様子を見てから、開幕後1カ月程度でよかった
>高山を預かった新2軍監督、掛布のはしゃぎ過ぎ。
>金本等の判断ミスで、手首手術明けの負担がひじに来てしまったのだろう。
 
大きく足を上げるフォームは、北條が同じうち方をしているところから、掛布の指導によるものだろう
 
掛布はデビュー当初から、広島の外木場投手に手首に死球を受けてかなり重い骨折をするまで、
強い手首を利用した綺麗なバッティングフォームで、打球を遠くに飛ばすことができた大昔の阪神ファンが鮮烈な印象を抱いているのはこのころの掛布雅之であり、あっという間にミスタータイガースの座に駆け上った。
 
この時代が本当のミスタータイガースの掛布であって、手首を以前ほど使えない様になって、大きなボディーアクションで反動を利用して打球を遠くに飛ばすようになった掛布は以前ほど率を残せなくなったし(体幹が動くので物理的に当たり前の現象)、以前ほど投手に恐れられた超一流の強打者ではなくなった
 
>掛布が北條、高山に教えてたのは、手首骨折後のおかしな打撃フォームである。
陽川、横田ら不細工にバットを振りま和しているのも掛布の指導にも原因がある。
掛布は手首骨折前の持って生まれた素質による打撃フォームを忘れ、無理もないのだが、労して手に入れた新打撃フォームを基準とするバリエーションを若手に指導しているのと想う
 
>昔を知るものは、アレコレを混同しないで できるだけアリのままを伝える必要がある。
手首骨折以前の掛布雅之の打撃フォーム(天性の綺麗なフォーム、リストの強さで自然に飛距離が出た。打率も高い)と、骨折以後、苦労して手に入れた打撃フォーム(大きなボディーアクションで反動を利用)が別物とおもった方がが良い。