反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

ワンダジャクソンB面収録「銀の糸と金の針」 (1956)がアレンジされカントリーロックの定番 に。リンダロンシュタットなど聞き比べ、最後はオーストラリアの愛唱歌ワルチング・マチルダに納得!

WANDA JACKSON Silver Threads and Golden Needles (1956) 
W。ワンダ、ジャクソン。「銀の糸と金の針」オリジナル版。https://www.youtube.com/watch?v=LWmFeokCHik
後の多くのカバーヴァージョンを生み出した。原曲はB面でリリースされた純カントリー調。
 
I don’t want your lonely mansionWith a tear in every room
All I want’s to love you, promiseBeneath the haloed moon
But you think I should be happyWith your money and your name
And hide myself in sorrowWhile you play your cheating game
Silver threads and golden needlesCannot mend this heart of mine
And I dare not drown my sorrowin the warm glow of your wine
But you think I should be happyWith your money and your name
And hide myself in sorrowWhile you play your cheating game
Silver threads and golden needlesCannot mend this heart of mine
And I dare not drown my sorrowIn the warm glow of your wine
You can’t buy my love with moneyFor I never was that kind
Silver threads and golden needlesCannot mend this heart of mine
Silver threads and golden needlesCannot mend this heart of mine
 
歌詞の大意は、カントリーのレジェンドのハンクウィリアムズ - WikipediaYour Cheatin' Heart」の逆バージョン<妻の→浮気な金持ちの夫への嫉妬>に近い。Hank William Sr - Your Cheatin Heart lyrics - YouTube

 
2000年代のワンダ、ジャクソンが、マーティー、スティワート ショーの出演し、妻の<コニースミスと共に「銀の糸と金の針」を唄う。~名の知られた女性カントリー歌手~最大のヒット曲<ワンス、アゲイン>
唄いこんでいるせいか、間の取り方が上手い。
WANDA JACKSON & CONNIE SMITH "SILVER THREADS AND GOLDEN NEEDLES" ON THE MARTY STUART SHOW 
 
②同じくワンダジャクソンのSilver Threads and Golden Needles  に合わせたラインダンス(?)イロイロな振り付けをした動画が出ているが、コレは傑作!アメリカンカントリーぽい生活感があふれ笑える!日本でいえば盆踊り、**音頭か?
今風に解釈すれば、現実離れした型にハマり切った歌詞で完璧に振付をして踊る曲じゃないような気がする。
曲調は新バージョンに編曲され軽快になっている。
 
スキータ・デイヴィス - WikipediaSilver Threads and Golden Needles 
W。トラディショナル、カントリー調の源曲が軽快で洗練されたナッシュビル、カントリーソングに編曲されている。
24秒過ぎから始まる軽快なアレンジが後にこの歌の定番になるカントリーロック調のメロディーラインの源流
軽快なアレンジにすることで、歌詞の内容が、替わってくるようだ。
 
>物凄く洗練されたアレンジ!だがナッシュビルサウンドでは偶に使う手法。
*この歌の源流を調べていたときに気づいた。それまでこの様なアレンジはなかった。ナッシュビルサウンドの手法のパクリか?
植木等 "ハイそれまでョ" (1962, Toshiba EMI, Japan) 
 
視聴回数 1,245,630 回←W。メロディーライン、オリジナルなギター間奏、アレンジ全てがカントリーロック調の定番。 タンバリンをマイクスタンドに掛けておいて、途中からリズムを取るのがこの曲を歌うときのロンシュタット、スタイル。
 
    <下積み時代>W。問題はココ! 
カントリーロック調の定番はイーグルスのアレンジによるものと想われる
イーグルスと共演のSilver Threads And Golden Needles動画が載っていたが削除された。ノリノリのロンシュタットとイーグルスのギター間奏は大傑作!残念!知っている限りで最高のカントリーロック、シーンだった。
 
1970年代のウエストコースト・サウンド・ムーブメントの中心で活躍する女性シンガーとして次第にその名を知られるようになる。バック・バンドのメンバーとして集められたドン・ヘンリーグレン・フライバーニー・レドンランディ・マイズナーは、ロンシュタットのサポート後イーグルスとして独立した。
バンド時代とソロ2枚目あたりまではカントリーフォーク中心の曲構成だったが、徐々にロック色を強め、1971年にバックバンドを務めたイーグルスのナンバーやオールディーズナンバーをロック的なボーカルスタイルに変えて、佳作を発表した。イーグルスの名バラード「ならず者 (Desperado)」もカバーしている」
「2013年8月、パーキンソン病を患っており、そのため歌手活動をやめたことが明らかになった。」←W。インタビュー動画が出ている。
 
1973年盤のアルバムに収録された"Silver Threads and Golden Needles"はまだ、カントリー調アレンジだった。
This is the 1973 version of Linda Ronstadt's cover of "Silver Threads and Golden Needles" from her album entitled "Don't Cry Now
 
Silver Threads and Golden Needles (Linda Ronstadt) w/ lyrics 
 
(A)ドイツ公演で唄うリンダロンシュタットのSilver Threads and Golden Needles
Linda Ronstadt - Silver Threads And Golden Needles (1976) Offenbach, Germany
 
(B)Linda Ronstadt - Fox Theater - Silver Threads And Golden Needles
December 1,  1977年 Fox Theater
https://www.youtube.com/watch?v=uVVxatr_hx0
           ↓
W。A)、B)のバックバントは同一。イーグルしなのか?
Live.at.the.Capitol.Centre.March.1977
イーグルス テイク・イット・イージー(BR)Eagles Take It Easy 
 
イーグルス結成の先駆けとなったのは、1971年リンダ・ロンシュタットのバックバンド(Linda Ronstadt & Her Band )編成のためにミュージシャンが集められた機会であった。」
シンガー・ソングライタージャクソン・ブラウンと共作した「テイク・イット・イージー」が、1972年にデビュー曲でいきなりシングル・ヒットを記録。続く「魔女のささやき」~ロンシュタットのことらしい~も全米ヒットとなった。デビュー当初は一般にはカントリー・ロックのイメージが強かった。
2枚目のアルバム『ならず者1973年コンセプト・アルバムで、基本的にはファースト・アルバムと同様のサウンド構成に留まり、バーニー・レドンのカラーが強いブルーグラス的な楽曲と、ロック的な要素の曲が共存しているものの、その音楽的成熟度としては格段の向上を見せた。
 
>「1975年、大ヒット・アルバム『呪われた夜』を発表。タイトル曲「呪われた夜」をはじめとし、グラミー賞、ベストポップボーカル賞を獲得した「いつわりの瞳
 
>W。と云う事で、アルバムを出して売れていたイーグルスはロンシュタットのバックバンドを務めて、ドイツ公演に行くはずはなかった、と云う結論。
動画のバックバンドはロンシュタットとイーグルスの共演シーンの圧巻のギター演奏ではなく、何の見せ場も作っていない。
>やはり削除された大傑作シーンは帰らない。
 
⑥ジョニーキャッシュ、メラニー 
Johnny Cash & Melanie - Silver Threads & Golden Needles 
 
 
⑦パティーラブレス
Patty Loveless - Silver Threads and Golden Needles [Live] 
W。1分25秒過ぎ、ペダルスティールギターの替わりにリゾネーター・ギターな間奏続いてドブロ・ギター - Wikipediaの長い間奏~~???~だと想う。
 
⑧スプリングフィールズ(中央はダスティスプリングフィールド - Wikipedia
ロンドン生まれ。1960年に2人の兄(ディオン、ティムフィールド)との3人でザ・スプリングフィールズを結成」
ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第35位
Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第29位
The Springfields "Silver Threads and Golden Needles" 
 
Dusty SpringField - I'll Never Find Another You W。エッと想う!
       ↓
The Seekers - I'll never find another you (1968)
W。オーストラリア出身のグループ。ジュディス、ダーハム
       ↓ラグビー国際大会開始前のコンサートか?
Seekers - I Am Australian, Waltzing Matilda, Georgy Girl (Live, 1994) + Advance, Australia Fair 
        ↓W。今、歌をもう一度聴いた。トンデモナイ Waltzing Matildaの下記の内容とは全く関係のない、オージーフットボール試合前に合わせた替え歌だった。メロディーだけをなぞっている
        ↓
Waltzing Matilda - Johnny Cash 
スワッグマンSwagman, オーストラリア英語放浪者の意)。放浪者はアメリカではホーボー。この辺の違いからジョニーキャッシュは説明しながら歌っている。彼の得意分野、本来の歌詞に忠実に歌う。
**************
 
   <正調、Waltzing Matilda> 
Slim Dusty - Waltzing Matilda 
  <コメント>
I love it but I still think you Aussies are crazy. ;)
This makes me want  to be Australian.
W。多数のコメントを読むと、下記のWaltzing MatildaWikipediaの源詩に忠実に唄われる機会は少なくて、そのとき、その場に合わせた替え歌が現地で好まれているようだ。
Seekers (シーカーズ)がオージーフットボール試合前に唄った歌詞はワルチング・マチルダ - Wikipediaの解説とは全く関係がなく、試合直前の両チームの状況を替え歌にしたモノだった。
 
オーストラリア大陸に先に入植した人々は、広々としたいい土地を占有したが、後から来た人の中で貧しくなった人たちは、腹をすかせて偶々傍に寄ってきた他人の所有の1頭の羊を殺して食用にするしかなかったが、ソレはアングロサクソン個人主義の所有倫理では、死刑に値する大罪であった。
時代を経て、良い土地と羊を占有し、他方で飢える人々のいる社会状況は後者が多数派になり、是正せざる得なくなった。ワルチング・マチルダ - Wikipediaの歌詞はそんな時代の世相を表現している。
上記の正調、曲に対する驚きの意見が多数寄せられている時代背景は、占有者の特権が法律の名において幅を利かせる世相を表しいている。彼らは法律において正しい、譲らない、奪い取って占有物を社会常識によって増やす。

ワルチング・マチルダ - Wikipedia
「オーストラリアが発祥の歌で、同国を代表とする歌として国内外を問わず世界的に広く知られた歌である。同国の国歌とする提案が何度も出された。」
 
     歴史
「895年に同国のジャーナリストのバンジョー・パターソンが、クリスティナ・マクファーソン (Christina Macpherson) という女性の歌ったメロディに歌詞を施したものである。マクファーソンの歌ったメロディは、1894年に彼女が聴いた「なんじクレイギリーの美しき森よ」("Thou Bonnie Wood Of Craigielea") というスコットランドの民謡に基づくものとされている。
 
1903年、この歌はビリー・ティー (Billy Tea) という紅茶会社のコマーシャルソングに使用されるようになり、この際にマリー・コウワン (Marie Cowan) という女性により歌詞、曲ともに書き改められた[1]。現在広く知られているのはこのコウワンのバージョンである。
     歌の意味
貧しい放浪者が羊泥棒を働いて、追いつめられて沼に飛び込んで自殺するというストーリーの歌である。
ワルチングは「当てもなくさまよい歩く」という意味である(この曲は、ワルツの三拍子ではない)。身寄りのない一人の貧しい放浪者が唯一抱きしめられるのが毛布だけで、その毛布にチルダと女性の名前をつけてオーストラリア大陸をさまようという設定である。
歌詞についてはいろいろバリエーションがあるが、その一つの大意は以下の通り。
ある日、陽気なスワッグマンSwagman, オーストラリア英語放浪者の意)がビラボン(同じく三日月湖や大きな水たまり、沼の意)のそばに野宿していると、羊が水を飲みにやって来た。
どこかの農場主の羊であるに違いないが、あまりにも飢えていた彼は捕まえて食べた。残りの肉はずだ袋に入れて、歌った。「Who'll come a-walzing Matilda with me?  誰か俺と一緒にマチルダワルツ(毛布ひとつで放浪)するやつはいないか。」
 
やがて、3人の警官がやって来た。
「お前のその袋の中に、盗んだ羊があるだろう?」。
捕まれば縛り首になることがわかっていた彼は「You'll never take ma alive. お前らなんかに、おめおめ生きて捕まるもんか」と言って、沼へと跳びこんだ
今でもその沼のそばを通れば、幽霊の歌声が聞こえるらしい。「誰か俺と一緒に放浪するやつ
 
はいないか?」と。
    
W。国が変われば、こんなにも国民的共同幻想が違うのか。自らの歴史を直視した人間的歌詞である!
 
   オーストラリアを象徴する歌として
チルダはオーストラリアの代喩となり、例えば、サッカーオーストラリア女子代表は「マチルダズ」と名乗っている。
オーストラリアの国歌である「アドヴァンス・オーストラリア・フェア」とともに、愛国的な歌として認識されてきた
また、ニュージーランドラグビーチーム、オールブラックスの「オールブラックスハカ」(All Blacks haka) に対応して、ラグビーユニオンの聖歌とされ、また オージーフットボール(Australian Football League, AFL) の決勝戦で毎年「アドバンス・オーストラリア・フェア」と共に演奏される。公式な認定はないが、多くの機会に歌われる。アメリカ合衆国でいうゴッド・ブレス・アメリカにあたる位置づけの歌として定着している。
 
W。と云う事はラグビーの試合前でなくオージーフトボールの試合前のコンサートだった。
競技は楕円形のクリケット競技場に4本の柱を立てて、1チーム18人・交替要員4人で行う。交替は試合中いつでもできる