反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

9月6日(火)神 2 - 4 巨 甲子園TV観戦記。金本は監督不適格者、矢野はバッテリーコーチ不適格者と改めて確認。

9,6(火)記事を仕上げてTV画面に切り替えると、藤浪晋太郎投手うが3点取られていた。相手投手は菅野、0点だった。
藤浪は塁上に複数のランナーを背負っての投球ばかりで、最近の表情ともまるっきり変わって、本当に自信なげ寂寥感を漂わせ、投げながら自己葛藤しているようにみえた。こんな表情で投げる投手に変貌していることにびっくりした。かわいそうに思った。コレではバッターとの勝負で生きた球を投げることはできない。
勝負は相手と戦っているのであって、<自己葛藤の激しい選手はダメだ>
 
 ストレートの球筋はベース盤付近で打者との緊迫感を作れない棒球に見えた。打者には球筋が見え易い。球筋が見えると振ったらバットに当たる。キチンと振れば芯に当たって強い打球になる。ストレートの球速表示150キロ超えだけではプロのバッターを圧することができないから、特異のスライダーも見極められる。フォークも効かない。
という事でピッチングの幅が狭悪なり、自分を追い込んでいく。
その上にコントロール難が重なれば、結果は良い方に出ない。
 
素人の自分でさえ、バッティングセンターの140キロまでの球はフルスイングしてほとんど真っ芯でとらえることができる(球の出所がわからないので却って撃ち難い。もっとも今、いきなりこんなことをすると身体がぶっこわれるが)。ましてプロの1軍レギュラーに何の威圧感にもならないのではないか。
 
打たれるべくして打たれていると見た方が良い。
 
ここ数試合の表情の激変ぶりにも驚いたが、高卒阪神入団3年連続二けた勝利(各年度全てローテを守り勝ち星先行で貯金)の時期の自信を持った表情とはまるっきり変わっている。
 
どうしてこんなことになってしまったのか?
 
コントロール難は解消できるものではない、とみる
 
 
 
    <手足の長い長身のインステップ、横ぶり投法は制球難をもたらす>
廣澤克己さんのブログ解説によれば、藤浪晋太郎は、この投法で肩を溜めて一気に横回転でひねる爆発力で速い球を投げられるのだと云う。
 
リリースの瞬間の爆発力に引き出せる技が、ハイレベルな投手には必要なのである
 
2016年夏の甲子園の150キロ越え連発の優勝投手、作新学院の今井達也も自分の投法の秘密を<ボールをリリースする瞬間に如何に爆発的な力をボールに伝えることができるかを課題に練習してきた>と語っている。
 
なおかつ今井投手の腕の振りはゲームのダーツの矢を投げる角度でスムーズにテイクバックできるので、狙ったところに投球できる確率は高くなる。ダーツの矢を投げるときサイド気味投げる人はいないだろう
藤浪晋太郎の投法はダーツの矢を斜めに構えて的に当てるようなものである
コントロールが悪いのは理に反しているからだ。
 
藤浪晋太郎の制球難の一つの大きな要因は独特の投法にあるが、それこそが藤浪晋太郎のキャリアを作ってきた
 
今井達也は身体の各部位ががやわらかく、強靭にできているのである。まねることのできない天賦の才である。
天は藤波晋太郎に投手としての二物を与えなかった。が、彼は限界の中で努力した。
 
廣澤克己解説は難しい運動生理学を使った解説だが、ナルホドとおもった。藤浪の独特の爆発力を引き出す投法が藤波をココまで押し上げてきた。コレは変更不可能である。
 
>しかし、大きな身体でインステップし、やや横ぶりに投げると球筋はベース盤の斜めになるので、ベース盤の横幅は狭くなる。インサイドをつく球は打者の体の近く通って投げなければいけなくなるが、
>バッティングの基本は踏み込んで打つこだから、藤浪は打者に死球を与える機会が多くなる。
打者にダメージ大きい四球を与えた場合、藤浪は以前のような荒れ球投球をできないと思うようになり自然とインサイドへの投球は甘くなり、打者は踏み込みやすくなる。
 
荒れ球四球を続けてきた結果、藤浪側に心のコントロールが生まれ、藤浪晋太郎VS打者の藤浪の優位性は薄れてくる
 
 
 <SFジャイアンツのエース、長身(2m越)左腕サイドスローのMバンガーナーと藤浪晋太郎の違い>
2016.09.04
イメージ 1W。2014年のワールドシリーズ2勝で優勝に貢献した。打撃が良いことでも有名(長打力がある、打席では右打ち)
 
ジャイアンツのマディソン・バンガーナー - Wikipediaが14勝目、J.アリエッタとのエース対決制す
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参考資料
コレがジェイソン、アリエッタの先発したカージナルスとの試合。ストレートの平均時速は150キロ越え。カーブは鋭く大きく曲がり(ブレイキングボール)、スライダーは切れる。スタミナもある。おまけにコントロールが良い。大リーグ屈指の投手である。
August 12, 2016-St. Louis Cardinals vs. Chicago Cubs 
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Mバンガーナーは藤浪晋太郎よりももっと腕を下げたほぼサイドスロー。武器は大きく曲がるカーブ、と浮き上がるストレート。今回の記事の主旨からいえば、コントロールに苦しむはずである。
 
>コントロールも良く若いが考えた投球ができて、打ちこまれても味方の反撃を待つ我慢強い投球ができる。
ここぞと云う大一番に強い投手で、ドジャースの同じ左腕の若きエースクレイトン・カーショウ - Wikipedia(カーブ投手)とよく比較される。
 
>Mバンガーナーはノースカロライナ州出身の自称カントリーボーイ。故郷に大きな牧場を持っていてオフシーズンはそこで過ごす。
 
インタビュアーが訪問した動画をみて面白いな、と思ったのは、昔のカウボーイが使った投げ縄をバンガーナーは巧みに操り、かなり離れた目標物を縛ってしまう。ゲーム感覚で日常的によくやっていると云う。
また、空き缶を積んでおいて、離れたところからボールを射的のように投げて、的中させみせる。
 
こう云った遊びを他人はできないだろうと自慢しているのである。
バンガーナーは身体は大きいけれど、手先が器用で人並み外れた集中力の持ち主である、とわかる。
また日常的にゲーム感覚でやることで集中力の訓練をしているのでろう
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藤浪晋太郎投手の趣味の一つはフライフィッシングと云う。
阪神の選手に流行っているらしく、最初に始めたのは福原忍投手(この秋の編成会議で戦力外通告)であるという。←投手キャプテンに指名したモノがスプリングキャンプからOP戦、公式戦に全く別人の投手になって表れたのだ。一体福原投手に何が起こったのか。ちなみにこの投手は、2000年優勝当時、阪神選手一の力持ちで柔軟な筋肉の持ち主だった<ウェイトトレの王者金本の上を行く数値>。こう云ったところが金本が福原を指名した要因である。結論的にいえば、福原投手はキャンプで燃え尽きたのである!
 
フライフィッシングのことはよくわからないが、トコトン凝りだすと、自分でフライを制作し、渓流を遡るようになると云う。
 
藤浪晋太郎投手の場合、ここまで至らず、多分既成のフライを付け替えている段階だと思うが、対象魚との駆け引きや様々な事が、投球によい影響を与えるのではないかと思う。
(ちなみに無趣味の矢野作戦バッテリー-コーチフライフィッシングをやりだしたが、フライは孤独な趣味なので友人、仲間との輪ができてワイーワイできる海釣りをすることにしているのだそうである。そういうのは趣味と云い難い!無趣味人間らしい趣味の持ち方である。ヒトとなりが良くわかる。)
 
藤浪投手のロッカーが一番乱雑であると云う。
「ぼくは不器用な人間なので~」という発言もある。自分を解っているのである。
 
安藤優也投手は野球のボールを投げること以外のスポーツをさせたら、全く普通のヒトと変わらない、
投げることにだけ天賦の才があると云う。
ある野球解説者はこのエピソードを受けて、多分、手先は人並み外れて器用に生まれたんだね、投球のときに手先の器用さは大切だからね、と答えていた。
 
以上、藤浪晋太郎投手の制球難を理解する手掛かりとなる話である。
 
手先の不器用を修正することはできない
 であるなら、どうしたら好投できるのか、対策を立てることが肝心である。
本人と監督、コーチの課題である。
 
ちなみに、プロなんだからコレはないと思うが、セットポジションのときのグラブに隠した手首の角度の微妙な変化で球種が打者に解る場合もある。
しかし、相手チームに何か癖がばれている、ソレを阪神の動作解析担当は見抜けていない、可能性も検証すべきだ。阪神は金本の試合中の喜怒哀楽を動作表情に露骨に表すことなど、企業秘密が相手チームに漏れている可能性が考えられる。広島巨人に極端に対戦成績が悪い、一つの原因はココにもあるのではないか、と疑う。
 
投手コーチ、矢野バッテリーコーチ、監督金本の藤浪投手の扱いはとんでもない段階にきていると思う。
藤浪晋太郎という阪神タイガースのかけがえのない財産をこれ等、職責不適格者が毀損しているのである。
 
時間不足で立ち入ってかけないが、
 
9月6日(火)の試合、藤浪投手を受ける捕手はなぜ新人の坂本誠志郎だったのか
筋道を立てて説明してもらいたいものだ。
マネージメント力も、構想力もない者にはできるはずがない。
関西マスコミはこの種の肝心な質問は一切ない。質問すべきだと、解っていてやらないのである。
正面切っての金本批判は。政治的な理由もあって来年もタブーになるだろう。だから金本のような人物構成のものは監督にしてはいけなかったのである!何度も指摘しているように金本に監督要請をする時点で問題は政治次元を含む領域に広がっていたのである。
1947年、小井戸経済成長と戦後民主主義の恩恵を最も受けた世代の坂井オーナー、及び阪神を自己中的に応援する新自由主義ファンはこの肝心と尾ころをスルーする。
 
 
自分が知っている限り、藤浪投手が捕手の出すサインにあれほど首を振ったのは捕手坂本のときだけだった
それでも、この時の登板は、いつにない味方打線の大量得点の援護を受け久々に勝利したが、その次の同じ坂本捕手の登板では、1回に7点も奪われると云うデビュー以来、想像もつかない打ちこまれ方をされている。
 
>この登板を受けて、今回もまた捕手坂本で途中降板、敗戦投手である。
 
捕手原口文仁
前回の試合で久々に阪神に勝利をもたらしたが、先発メンバーから外れ、このところよく起用されている1塁は、マウロ、ゴメスだった。
結局、坂本捕手も途中交代し原口捕手に交代した。
>巨人は坂本遊撃手をベンチで休ませていたので、飛車角落ちで戦っていたことになる。
結果論になるが、強打で盗塁もできる坂本欠場ならば、弱肩強打の原口捕手でも良かった。
試合前の練習を観察してわからなかったのか。
 
>自分の坂本捕手評は以前の記事で好意的にチラットふれたが、
その後、挙動の観察やデビュー当初の発言などを総合すると、この新人捕手は小賢しく小生意気でビッグマウスの傾向がある。
マチュア時代の天狗の鼻のままで1軍の試合に出ている。
 
新人捕手はまず何より謙虚であるべきだ
でないと先輩投手は付いてこない
藤浪投手を含め阪神投手陣は、すべてキャリア実績において、坂本捕手の先輩なのである。
坂本捕手にはプロとしての何の実績もない
 
藤浪投手はキャリアにおいて実績において坂本捕手の雲の上の存在である。コレがプロの事実。
にもかかわらず、坂本捕手は、藤浪投手を対等の存在のごとく勘違いしているようだ。
ココがプライドの高い藤浪にはカチンとくるのではないか
 
別の云い方をすると、藤浪投手と坂本投手は同じ傾向の性格をもつ者同士が、磁石の同極のように、けん制し合っている。
 
投手は本質的にわがままな存在。我を通さなければプロの世界で飯を食っていけない
捕手は女房役と云われるがその通りの存在である
大リーグの動画をみても大体、そのような役割を果たしていると解る。
 
坂本捕手は天狗の鼻を2軍でへし折られないまま、1軍で小賢しく立ち回っているのではないか。
2軍に挙げたのが早すぎたし、1軍の矢野バッテリーコーチに指導力はなかった。
 
香田投手コーチの目の前の結果から、前任者、中西投手コーチにかなり劣る。
 
>監督金本は、藤浪晋太郎がまるで解っていない。
 
藤浪投手は理優先のヒトである。
学力抜群、高校野球の世界で頂点を極め、プロ入団以降も結果を野もしてきた。
そのプライドたるや骨の髄まで沁み込んでいると見た方が正解であり、ダメだからといって160球も投げさせても逆効果にしかならないことは解り切ったことであった。
 
投手のプライド(自信と言い換えても良い)は投げる上で、貴重なもの。
ソレを傷つけないでモチベーションを与える努力をするのが監督のマネージメント力である。
 様々な方法があると思うが、金本にはそんな気配すらないワンパターンに終始。
 
おそらく20歳を少し超えただけの藤浪投手からみた金本監督はバカ人間、軽蔑の対象になっているのではないか。
 
イチロー選手の鈴木一郎時代、元巨人選手の土井オリックス監督は最後までイチロー選手を扱いかねた。
監督がベテラン百戦錬磨のおおぎ監督に替わって鈴木一郎はイチローになりオリックスは躍進した。
阪急を引き継いだこのチームはもともと地力があったのである。
おおぎ監督はイチロー選手の育て方は、参考になる。
金本の藤浪投手に対する扱い方は、土井監督の鈴木一郎に対するモノと似ている。
阪神球団には監督コーチ名で育成する余裕はないし、そもそも金本等は不適格者。選手でいえばどうしようもない育成選手の段階なのである。
 
もちろんこうした人物構成のモノを選んだ球団オーナーサイドに責任がある。
金本等の無能不適格は重々承知の上で、球団オーナーサイドが責任を取りたくないから来年もぬけぬけと監督をやらせ、結果責任を金本等におっかぶせるつもりである。一種の高等戦術であり、そういう事に掛けては、長けている人たちなのである。