前回の記事全国的に発生しているコンクリート劣化、問題。昭和61年「コンクリート中の塩分総量規制」←W。1986年以前(昭和)は塩分濃度規制かなかった。築30年以上(昭和)のコンクリート構造物は急激劣化の可能性。の視点と問題意識を引き継いで、今回の記事を書く。
>前回記事冒頭に長々と展開された笹子トンネル天井板落下事故 - Wikipediaは前回記事のタイトルの内容が直接の原因ではなかった。
直接原因はトンネル天頂から真下につりさげられた<あと施工』という、固まったコンクリートにあとから穴を開けてボルトと接着剤で留める方式>の設計上の無理であった。
>屈指の建設土木ゼネコンが受注した(笹子~甲府盆地との間の笹子峠に掘られたトンネル~江戸末期、一揆の軍勢は笹子峠を越えて甲府盆地に展開し、~~江戸時代に頻発した一揆の基本形態(支配被支配両者の行動様式に踏み越えてはならない掟(了解事項)を超える江戸末期の明示初期の広域流動型暴力闘争の原形がある。 甲州騒動 天保騒動 - Wikipedia 真説甲州一揆 犬目の兵助逃亡記 - FC2~~は大成建設)大工事では、コンクリート打設時の施工管理はしっかりしているので、
*ただし、発注者側の工事費用の節減、工期の期限、無理な要求、現場次元の難工事などの悪条件が重なると、施行後に問題の多発する構造物が出来上がってしまう可能性がある。
*大手ゼネコンの大看板だけを信用するのは間違いで、発注者側にも、専門知識のある人材が必要である。
>現場目線の率直な感想ではあるが、
笹子トンネル事故は
「発注者側の工事費用の節減、短すぎる工期期限、無理な要求、現場次元で、当初の予想を覆す難工事発覚などの悪条件」が重なった、施行後に問題の多発する構造物」という側面もあったと、想う。
炭鉱、トンネル工事は現場で働く人たちにとって、典型的な3K労働であった。
~
W炭鉱労働がほぼ専業化されてきたように、トンネルで働く労働者も専業で従事しているものが多かった。
↓
引用
>「鉱山の場合であれば、多くの労働者は鉱山で働く労働者を派遣する会社に就職し、ある程度長期間をその会社で雇われていますから、あの鉱山で、いつからいつまでを、どのような環境で働いていたのかが比較的分かりやすいのです。
W。トンネル工事の実態は世間ではあまり知られていない。大きな事故が発生すると事故内容だけがセンセーショナルに報道されるが、その背後にある実態は報じられない。
↓
トンネルも似ていると言えるでしょう。
トンネルも似ていると言えるでしょう。
>トンネルの掘削をする労働者はその多くが専門工で、一生の間に10本から15本のトンネルを掘ります。
W。仕事のできるヒトしか現場に残らない。建設会社は下請けとして彼らを囲い込んでプロジェクトを転々とする。
>トンネル工事を請け負う元請け業者は約30社、
>発注者も大体は鉄道か道路関係者です。
それでも加害責任を認めさせるのに大変な困難がありました。」
W。長年、トンネル工事現場で働いてきたヒトの生々しい労災事故の後遺症を前にしたときの実感は今でも脳裏に焼き付いている。
>現場で働くものとして1級の労働習慣、労働規律が身についている。
モノに対する整理整頓は本能にまでなっていると驚嘆した。
現場労働の管理は厳しく、そのような所作を身につけたものが現場の第一線で活躍できるのだと、実感した。
目の前にいるヒトは、異常な几帳面さで身の回りのモノを整理整頓する。
室内の身の回りの全品が真っすぐ、平行、直角に配置されている光景は一種異様ではあるが感動的で、想わず襟を正した。
しかしご本人の声はか細く、動作は鈍く、ベッドに横になってほとんどの時間を過ごす。
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<神>はいないのか<神>に見放されたのか、それともその人自身が<神>であったのか、
引用
「
3、瀕死の床に横たわっても、生への執着の覚めないシューシュポス。
愛と猜疑心に身を焦がし、
地上の快楽を捨てきれないシューシュポスに遂に神々の地獄の永遠の労苦の評定が下された。
「影を生まぬ太陽はないし、夜を知らねばならぬ。
不条理人間は<よろしい!>という。
彼の努力はもはや終わることはないであろう。
>ヒトはそれぞれ運命はあるにしても、人間を超えた宿命などありはしない。
>少なくともそういう宿命はたった一つしかないし、しかもその宿命とは、人間はいつか必ず死ぬという不可避なもの、
↓
>しかも軽蔑すべきものだと、不条理人間は判断している。
↓
>それ以外については、不条理人間は、自分こそが自分の日々を支配するものだと知っている。」
↓ ↑
「頂上をめがける闘争ただそれだけで、人間の心を満たすのに十分足りえるのだ。いまや、シューシュパスは幸福なのだ。」
W。脳裏にこびりついているあの光景とあのヒトは人間神シューシュポスの最後の姿だった。
<神>は人間のリアル実在自身であり、しかも路傍にいる。
死を軽蔑するシューシュポスは、自分こそが自分の日々を支配するものだと知っている。」
↓ ↑
「頂上をめがける闘争ただそれだけで、人間の心を満たすのに十分足りえるのだ。いまや、シューシュパスは幸福なのだ。」されねばならない。
*打設時の生コンクリートの品質が不適切で、問題や事故が多発しているのは、建設当時の条件において、施行能力に劣る、3流4流の建設土木会社が請け負った公共構造物、民間構造物である。
↓ ↓
<前回記事の核心部分>
コンクリート構造物の早期劣化の背景
わが国の昭和40年代以降の高度経済成長は、建設産業にも次のような大きな影響を及ぼしました。
********
W。上記の件については次回、生コン工場とコンクリートミキサー運搬車の視座で詳しく述べる。
W。読了して改めて、業界は注文者主導に応じざる得ず、ジャブコンは現場からの注文である、との主張が証明された、と思っている。
W。今では当たり前の光景だが以前は、ナマコンは建設業者が自前で製造。映像で残されている。
引用
「鹿島決定を報じ解説記事にて「一歩先輩格の敦賀原子力建屋が竹中工務店に決まっていることから見てまずは当然の落着ぶり。(中略)今後エバスコ社と日本業者のからみも関心のマトとなる」と評している。
W。現場作業員の打音調査によって、当初の1)建物概要調査 (2)外観目視調査の見立てが修正され工期が大幅に延長される場合が多い。
当時会長(W。経団連)だった鹿島守之助は自由民主党参議院議員として、様々な提言を時の建設大臣に提出するロビー活動を行った。1966年4月13日に出された「設計施工一本化に関する件」では、当時設計者と施行者が完全に分割発注されていた慣習に危機感を持ち、欧米の様々な契約形態を引き合いとしながらその一本化を求めていたが~」
原発建設は技術的蓄積、東西冷戦の最前線という事情から日本よりも活発。
安保法制を理解する大きなカギにドイツの動向、日独両国の政治経済的立ち位置の違い、がある。
「鹿島守之助は政治家、外交史研究者としての側面を持つ人物であったが、日本の潜在核武装能力の獲得という目標を持っており、東京電力とGEが当機の正式契約を結んだ2日後の12月10日、『電気協会雑誌』にて中華人民共和国の核開発への対抗、西独の核戦力参加要求を材料に「非核保有国日本も(中略)原子力の平和利用によって、核兵器の製造能力をも十分具備している。そして将来中共のそうした発言権をはねかえすためには、今後もこのような能力を保持するだけの国力、すなわち技術力、科学力、経済力を不断に養っておかねばならない。」と述べている。」
米国輸出入銀行からの資金調達(省略)
コンクリート工事
「>GEはコンクリートの基礎工事で「強度が足りない」と」指摘し、何度もやり直しすることになったが、
>コンクリート中の水分が適量か、
>GEの技術者が手で握って確かめているを見て「陶器職人」のようなプロ意識も感じた旨を回顧している」
水分量過多のコンクリート構造物を施行していた、という歴史的事実を裏側から証明している。
ジャブコン使用の傾向がどうして発生するのか、が核心問題である。
↓
アルカリ濃度の高いコンクリートは打設後の圧縮密度と鉄筋表面の防錆効果を保証するが、塩分濃度の高い骨材しか調達できない付加体列島日本の地理的限界から、
前回記事引用
←W知らなかった。
>水分量の多いコンクリートを使ったから、躯体に問題が発生したとだけ、みるヒトが多い。
従来よりも水分量を多くすることが、プラントの慣行になって水増しのハードルは低くなった。
柔らかい方が目先の打設工事は遣り易い。欠陥が出るのはずっと後だ。
現場レベルで水分量の多いジャブコンを選択する条件がそろいすぎている。
優秀な現場監督であっても悪条件がそろえば、後先無視で「エイヤー」とジャブコンを使ってしまう。
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↑
>外部の脱落の激しいコンクリート躯体(脱落、浮遊個所は鉄筋の腐蝕箇所に多く、鉄筋到達まで外部をはつらない補修工事は手抜き補修工事であるが、長い工期、ヒト手間必要だが熟練現場作業員は少なく、作業目的が徹底しておらず漫然と作業している場合がある。)は表面の打音調査だけでは検査不十分という訳だ。
↓
劣化状況の診断方法
次の四段階の調査レベルを前提にして、必要に応じてどのレベルまで調査するかを決めます。
(1)建物概要調査
(2)外観目視調査
(3)非破壊検査を主とする調査 W。カネがかかるので一般的にやらない
(4)試料採取や破壊試験を含む調査
(1)建物概要調査
(2)外観目視調査
(3)非破壊検査を主とする調査 W。カネがかかるので一般的にやらない
(4)試料採取や破壊試験を含む調査
W。現場作業員の打音調査によって、当初の1)建物概要調査 (2)外観目視調査の見立てが修正され工期が大幅に延長される場合が多い。
>そのケースでも、民間集合住宅、公営集合住宅構造物では3)、4)の劣化状況診断はやらない場合が多い。
>オーナーサイドに責任が及ぶからだ。
>3流建設業者は倒産廃業吸収されている場合が多い。
2.非常に速い鉄筋の発錆の主な原因
高度経済成長期の旺盛な建設需要に対して良質骨材の供給能力が追いつかず、細骨材にはそれまでの川砂や山砂に変わって海砂が多く使用されました。
*フレッシュコンクリート1m3中の塩素イオン量が0.3kg/m3以下に規制。
「骨材の水分含有量が多い」などとだけ記す視点も表面的理解に留まっていると云わざる得ない。
なぜ水分量が多くなるのかが抜け落ちている。
>ただし、セメントの原料である石灰岩は豊富に採取できるが、塩分濃度の濃い骨材しか付加体日本列島では調達できない事情も深い原因である。
付加体 - Wikipedia 左図今はなきイザナギプレート(北東にずれながら地殻の奥深く消えていった。付加体列島の東半分は揚子江付近。すり合わせの境界は現在の中央構造線→右図へ
列島の真ん中付近で折れ曲がった。伊豆半島は4図にない。南太平洋あたりから地殻に乗って流れ付加体にくっついたのだ。なお、フィリピン海プレートは他のプレーとより比重が軽い。という事は不安定。昨年の鳥取地震はフィリピン海プレート先端で発生した地震。大阪平野の地殻には割れ目が走っており、しかもジヤマである<大阪層>は沖積土の固まった軟弱地盤である。
引用
「およそ300万年前から30万年前の平野・盆地そして浅い海にたまった地層です.大阪平野,奈良盆地,京都盆地,播磨平野,淡路島そして大阪湾のまわりの丘陵と,それらの地下に分布しています.まだ固まっていないれき,砂,泥の層がほとんどですが,たくさんの火山灰層もはさまれています.火山灰の中には,九州から飛んできたものもあります.」
「沈下量は収まってきつつあります。が、今なお収束はしておらず、近年は毎年7 cmのスピードで沈み続けており、収束の気配が見えません。空港島の標高が3.5 mなら、このペースであと50年で浸水するペースです。」
>W。軟弱な大阪層の上に重量物が乗っかっているから沈下が激しい。
←付加体と記された部分が日本列島の基本的組成。
この図の解説は大洋プレートの中でも比較的比重の軽いフィリッピン海プレート(長期的には地震の巣になり易い)と大陸プレートの関係を説明したものであり、上図に示された東日本大震災発生の、プレート相互関係を解説したものでない。
*上図に示されたフィリッピン海プレート
と大陸プレートの関係を参照のうえで、
左記の付加体の構造の解説文は、
>>コンクリートの原材料、石灰岩には恵まれるが(付加体そのもの)海砂、山砂の採取には自ずと限界が出てくる。そこで海砂使用なのだが、塩分濃度を低下させるためには、露天の山積み状態で長期間放置するしかいなく、どうしてもコスト高になる。
大陸プレートの砂は基本的に塩分濃度は日本のようなことはない。
>日本の生コンは骨材の塩分濃度が高いので粘着性が高く、現場使用に不適(いくら補助作業を施しても隅々に素早く流れていかないのだから、速乾性が高いので、水分量で調整するしかなかった)で、日本建設土木業界は必然的に水分量を多くして打設の効率性を求めててきた。
解り切った理屈で、付加体日本列島所属の日本建設土木業界の特殊性である。
だれしも現場監督の身になると、同じ様な選択をするのではないか。その歴史的積み重ねである。
「コンクリートの水分量が多い」 「GEの現場担当者は陶器を扱うように生コンを手にとって、確かめていた」←W。日本の生コンへの不信感が最高潮に達していたのだ!などと説明して済ませるところが、付加体日本列島原住民的性丸出しである。
W。日本列島はユーラシアプレート - Wikipediaに対する大洋プレートの移動衝突沈み込みよって生じる付加体 - Wikipediaで組成されている。付加体日本列島<原住民>は明日は我が身の宿命を背負って生きている。
日本国民の政治風土は地歴的に形成されたものである、という視点に原点回帰する。
日本国民の政治風土は地歴的に形成されたものである、という視点に原点回帰する。
大方のヒトは現場監督の立場に立てば、水分量を多い選択をする。その原点を深い体日本列島原住民の性にたちかえるのは間違いではない。
>運命はハードボイルドに侮蔑すべき対象だが、
>付加体日本列島原住民を古来から続けてきた~縄文人も渡来系弥生人も付加体列島原住民というくくりでは同種族だ~<日本国民には原理的に近代現代国家としての全うではない不条理な国民性が本質的に潜在している~付加体列島で近代、現代を短期間で実現した<クニ>と<コクミン>は歴史上なかった。敗戦後の高度経済成長過程も不条理な国民性の側面から再解釈しなおすべきだ。~日本国民は不条理な国民である。
コレは欧米的価値基準の判断とは云えない、アジア的に見ても特殊である。
しかし、特殊の中に普遍性があったのだ。
高度経済成長を経て日本は世界化したが、世界が日本化したことよって、
日本の特殊性は表層的文化、政治面などに限られるようになった。
>日本的物質力に裏打ちされた本質を含む日本の特殊性は日本的特殊性が世界化したので、世界に一般化し衰退したのだ。
>日本的特殊性は個人意識レベルで旗印、記号化した。
全豪OPテニス会場、予選段階の錦織選手に日の丸の小旗、扇子の日の丸を振る姿の異様!にセンスのない下劣さ、はどうして生まれるのだろうか?咎めるヒトはいないのか?そんな「国民」<現地在留日本人?>は世界中探してもどこにいる?
コレが良くも悪くも、日本経済の海外膨張の心理的原動力であった。
グローバル資本制の進展した今でも意識レベルでは、まだやっているのである。
こういった姿勢の潜在する基盤には
こうした地歴的国民実在を日本支配層が操ることは実に容易だった、と日本の近代、現代史は示している。日本には文学的政治的にロシアインテリゲンチャは存在しなかった。
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1980年中期プラザ合意受諾の歴史的意味は大きい。戦後経済成長してきた日本経済のベクトルは変更を余儀なくされた。
長期低成長と米国流経済政治運営は日本と日本国民の在り方を大きく変えた。
しかし、
>日本的特殊性は個人意識レベルで旗印、記号化し、
>こういった姿勢の基盤には
軍事暴力の発現に表層化することによってししか理解されない列島原住民としての地歴的存在がある。
こうした地歴的国民実在を日本支配層が操ることは実に容易。
アベ政治は列島原住民の共同政治幻想の円環的出口なしの本質的状況に根差し、同時にグローバル金融資本制に迎合し徹底した日米支配層の利益のための政治である。
レーガン政治の衰退発展したトランプ政治の格好の協調者となることで政治軍事的プレゼンス(経済的プレゼンスは望みがないので)を得ようと過半の国民にとって非合理的に目論み(徹底した階層政治である。
>急速に世界に対する日本経済政治の歴史的後退の趨勢を早める結果しかもたらさない。
付加体日本列島原住民の共同政治幻想はなだれ込んでいくのである。
日本政治を変えるのは日本国民自身の政治意識や行動ではなく世界の政治動向である。
その時の準備を具体的に弛まず続けていくことだ。
ネットで聴く生ラジオ番組
おとなのJAZZたいむ
http://radiko.jp/#!/live/CRK
W。ラジオより有線がやっぱり良い音が出るFMラジオみたいな音が出ている。
音源のレコード盤のまろやかで奥の深い音が聴こえている。
オトナのムードあふれるJAZZ番組。
この番組も渋い
1/25(水)
名曲ラジオ三浦紘朗です
1月25日(水) 18:00-20:00
ラジオ関西収蔵の10万枚に及ぶ洋楽音源から選りすぐってお届けしております。胸が高鳴る名曲やヒット曲をご一緒にお楽しみ下さい。
◆パーソナリティ◆ 三浦紘朗