W。関連記事を収集し、要点を取り出してみた。
W。東芝 - Wikipedia売上高 連結:5兆6,686億8,800万円、日立製作所 - Wikipedia売上高 連結:10兆343億円、三菱電機 - Wikipedia売上高 連結:4兆3943億5300万円は日本を代表する重電総合電気製造会社である。直近の記事で特集した日本の自動車メーカーにの売上高に比べて、昔ながらのネームバリューにしては、売上高は意外に少ない。
規格品の耐久財を大量生産、大量販売している自動車製造会社と違って、高単価の単体生産財を現場の条件に応じて生産しなければならないメーカーは事業展開に難点があれば大きなリスク背負いこむ。
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W。この案件も厳しい国際受注競争の中で改良新型蒸気発生を納入したため発生した事故。
W。国内の高生産コストを克服するためには技術開発をして高付加価値製品を作るしかない日本メーカーの世界市場における立ち位置を象徴している。100%ミス排除はない。
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「2016年7月15日 ... 三菱重工業は15日、米国の原子力発電所の事故を巡り、米電力会社から損害賠償請求を受けている件で、請求額が75 ... した。75億7千万ドルを請求された2015年10月より円高が進み、円換算では約9千億円から約7千億円に減額される。 損害賠償請求は米カリフォルニア州のサンオノフレ原子力発電所で三菱重工が納入した蒸気発生器から12年1月、 ... 三菱重工は同原発を運営する電力会社、南カリフォルニア・エジソンなど4社から請求を受けた」
上記のような視点で見ると、東芝の現状の財務的欠損は大騒ぎするほどのことはない。
日本のバブル期の不動産などへの過剰投資で一兆円とか二兆円規模の有利子負債を抱えた私鉄会社は阪神タイガースのオーナーの上部持ち株会社阪急阪神フォールディングスのように、一部の統合はあったモノの未だに大きな顔をして存続している。
ただし、統合前は両社合わせた売上高の合計は各々約7000億円、約4000億円の一兆円越えであったはずが、大リストラの結果、持ち株会社の売上高は約8000億円となった。もちろん阪急阪神の売上高も著しく縮小している。
>現状の東芝で進行している事態は、上記に類することである。
>「反俗日記」の過去記事で調べたときの最大の問題点はウェスティングハウス社の企業履歴であった。
>ソレによるとこの会社は札付きのろくでもない企業体質になり果てたところを、東芝は買いこんでいる。
その後、遍歴があって、東芝が買いこむことになった。
民主党政権も成立当初、原発世界市場へ、トップセールスを仕掛けている。その後、民主党政権は原発事故対応、沖縄案件、消費税増税、特捜検察の幹部への政治弾圧などを巡って求心力を失っていくが、その間に日本のエネルギー基本政策は棚上げされたままアベに引き継がれた。
しかしながら、このアベ等の逆流にたいして。
東芝の怪しげなウ社とその配下の原発現場建設会社が引き起こした米国の原発事業巨額損失が直撃したのである。会計監査事務所もいい加減なモノと云おうか、原発建設の現場実態が素人にはどうなっているのか解らないが、損失経費がなかなか把握できないところに、今後の厳しい世界原発市場の実体が表れている。
要は、会社遍歴の中で胡散臭い企業体質になり下がったウ社買収に踏み切ったことが間違っていたのだが、結局、東芝の様な総合電機メーカーのぼろ儲けの本願は、市場における競争条件の厳しきなった規格品の大量生産大量販売で成り立つ民需よりも官需の方面にシフトせざる得ない、というリアルな事情がある。
そういう企業体質なのだ。
W。関連記事を収集し、要点を取り出してみた。
しかし、1980年代頃からそれまでの中心事業の売却や分離が相次ぐようになる。1997年には放送以外の大半の事業を売却し、社名も伝統的なウェスティングハウスからCBSコーポレーションへ変更した。1998年には最後に残っていた製造部門である原子力部門も英国核燃料会社 (BNFL)社に売却した。
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「ウェスティングハウス・エレクトリック・カンパニーLLCは原子力関連の広範な製品の販売とその関連サービスを行う多国籍原子力関連企業。核燃料、サービスとメンテナンス、制御と計測、原子炉の設計などを行っている。旧ウェスティングハウス・エレクトリック(WE)の一部で独立した原子力企業であったが、
Wウ社関連未読記事
W。企業遍歴からみて、本質的にいい加減な経営体質が温存されてきた。そこに問題の発生源がある。
「東芝は、WEの権益の一部を第三者に売却することはあっても、過半の権益を維持する方針としている。東芝はこの方針を堅持すべきだ。WEを売却してはいけない。その理由の一つは世界の原発建設技術の流れだ。
いま、世界で建設されている原発は65基ある。国別には中国22基、ロシア9基、インド6基、米国5基が主なところだが、その大半W?はWE、アレバ、ロスアトムの加圧水型軽水炉技術で建設されている。いま、世界の原発建設の主流は加圧水型軽水炉技術なのだ。今後、新興国中心に新設が続き、先進国でも建て替え需要が出てくることを考えるならば、WEの技術はますます重要になる。」