W。このテキストは、いつかは読み直す機会があるから、大切に保管しておくようにと言われたが、その通りの結果となった。
>W。介護は運命だった。介護に遭遇するものと遭遇しない者がいる。リアルな運命は不条理(永遠に解決できない人間的動物、動物的人間の矛盾と解釈する)そのものであった。
*<賽の河原の石積み。 シューシュポスの神話。 積み木崩し>。的状況である。
引用、アルベール、カミユ「シューシュポスの神話」
>「一つの運命を生きるとは、それを完全に受け入れることだ。」
>「この運命が不条理と知ったときには、
「意識が明るみに出すこの運命を」
>「全力を挙げて自分の眼前に支え続けなければ、」
>「人はこの不条理を生き抜くことができない。」
>「永久革命の主題がこうして個人の経験内に移される。」
>「生きることは不条理を生かすことだ」
>反抗とは人間地人間固有の暗黒との不断の対決だ。不可能な透明性への希求だ。』
テキストでは職業としてのホームヘルパーの理念と社会的役割の原則が述べられているが、
>身内の介護にも適応できる普遍的課題である。
>いやむしろ身内の介護に付きまとうドロドロ状態から精神的に離脱して、
>状況を合理的に客観視し、現実に帰る思考ルートのできる基本視座がここにある。
ホームヘルパー講座2級課程テキスト 平成13年(20002年)改訂6刷。
W。介護保険(2000年施行)以前の発行であり、理念的心構えがストレートに反映されているものと解釈する。
次回に続く