Q 直近のニュースによれば、矢野2軍監督に、5年契約で1軍監督就任を要請中、矢野は保留にしているらしいが、金本解任以降の一連の流れを整理してくれないか。
A そもそも現役、解説者時代の言動から監督不適格丸だしの金本に阪神監督就任を要請したのが大間違い。
今のドタバタ劇の出発点は、最初のボタンの大きなかけ違いに端を発している。
金本誕生は、「3年間最下位でもいい。若手育成に力を入れてくれ」などという坂井元オーナー肝いりであった。
坂井の命を受けて、長年フロント幹部としてとして球団運営に携わってきた南前球団社長は退任前の最後の大仕事として水面下で、監督就任を渋る金本に好条件の契約を提示し、金本阪神監督は誕生した。
参考資料
◆南信男(みなみ・のぶお)1954年(昭29)12月7日、兵庫県生まれ。77年に阪神電鉄入社。87年7月に阪神球団に出向し営業部課長、広報部次長など歴任。94年に本社に復職。04年7月から常務取締役・営業部長として球団に再出向。06年6月から専務取締役・営業部長。07年6月社長就任。
◆四藤慶一郎(よつふじ・けいいちろう)1960年(昭35)9月27日、大阪府生まれ。84年に阪神電鉄に入社。経理部を経て、不動産部門で西梅田開発などに携わる。秘書部長などを務めた後、09年に専務取締役としてタイガースへ出向した。
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>2016年金本監督就任のときの球団社長四藤慶一郎(57)と高野栄一球団本部長(54)は2017年12月1日付け退任。在任2年で退任!(金本2年目のシーズン。セリーグ2位)
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>会社側は調子に乗って、フロント改革を打ち出し、←球団最高幹部交代がフロント改革?組織の抜本的改革が断行されないと帽子を取り換えただけ。
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揚塩健治氏(57)球団社長谷本修球団常務(53)が球団本部長に就任。
>フロント改革の名のもと、思い切った球団最高幹部交代。
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新球団社長と本部長は事実上、金本と新3年契約を結んだ当事者でもあった。
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>ところが、球団の帽子が替わった初年度、完全に足元をすくわれた形で、金本阪神はズルズルと後退。
この経緯から、引くに引けなくなって金本に見切りをつけるのが遅きに失した。
金本も会社側の事情を知っていたから、最低の成績が明らかになったシーズン終盤まで続投の意欲を持っていた。
>要は監督不適正の金本の人物構造はもとより不変←金本不変の法則
他の有力球団のアクシデントにより相対的に2位に浮上した表面だけを見て、調子に乗って最高幹部交代を契機に、球団大改革をするつもりになった。
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がしかし、チーム成績急下落の底流にある将来展望なき金本路線の現実に直面し (このままカネもっとに任せるとチームがバラバラに解体される恐れ)、 前に進むことも、修正あるいは退くこともできなくなり立ち往生。
>当事者に動けない事情があれば、内外からの圧力によって、重い腰をあげさせるしかないのは当たり前のこと。
>そこで球団の当事者は金本に巨額の違約金を掴ませて、おひとり願ったという次第。 ←口封じ。金本は巨額の違約金を懐に辞任表明。この事態を辞任と称するのか解任とするのか?要は会計上、収入は金本。支出は球団。
>この金本辞任(解任劇の裏側を知っているので、矢野2軍監督は1軍監督5年契約を受諾した。
>5年契約の途中解任でも、世間の非難さえ覚悟すれば、タダ働きのオートマチックでカネが入ってくる。
野球そっちのけの狐とタヌキの化かしあい。
参考資料A
<阪神電気鉄道役員一覧>
代表取締役会長 藤原 崇起(ふじわら・たかおき)
代表取締役社長
秦 雅夫(しん・まさお) |
>取締役相談役
坂井 信也(さかい・しんや)
|
>取締役 揚塩 健治(あげしお・けんじ)←元球団社長の南は電鉄内部では大体この程度の地位だったが、一時、阪急阪神HDの役員も兼務していた。
>取締役 杉山 健博(すぎやま・たけひろ)←阪急阪神HD取締役社長
<阪急阪神HD>
CEO 角(阪急)
社長 杉山(阪急社長)
副社長 秦 雅夫(しん・まさお)(阪神社長)
参考資料B
引用
「阪神は<2017年>6日、四藤慶一郎球団社長(57)と高野栄一球団本部長(54)が12月1日付で退任し、阪急阪神ビルマネジメントの代表取締役・副社長執行役員を務める揚塩健治氏(57)が球団社長、谷本修球団常務(53)が球団本部長に就任すると発表した。球団上層部が総入れ替えとなるのは極めて異例の大改革。
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「03、05年と第25代球場長としてリーグ優勝を見届けた。歴代の球場長でも複数回、優勝の美酒を味わったのは揚塩新社長を含めてたった2人だけだという。
四藤球団社長(W、選手時代の金本の印象は強い)が「運が強い男」と評するフロントマン。甲子園の大規模リニューアルにも責任者として立ち会い、09年4月には常務取締役として球団の営業部門を担った。毎年のように主催試合で年間観客動員が300万人を突破する時代を知り、~
『退団後も「野球から離れて6年8カ月ですけど、メジャーリーグも含めて野球の情報には触れるようにしてきた』(Wその程度?)と新社長。
>現在のチームについても「1年目が借金12で今年は貯金17。
>やっぱり実力がついてきたなというのは実感しています」と語る。←W この方の認識は浦島太郎的に大甘!というよりも野球を見るセンスがない、といった方が正解なのか、金本不変の法則を知らなかった。
超変革が実りつつあるチームを、さらに強くするためにバックアップしていくのがフロントの責務。「チームを支えて、どれだけ強いチームを作っていけるか。しっかりと組織を作っていきたい」と新社長は力を込めた。」
金本、片岡、矢野は同類項で括れる人たち。似た者同士。
どこを切っても、金本的指導者不適格体質が現れる。
>解説者時代の矢野の鬱陶しいことこの上ない中継は絶対に聞かないようにしていた。
試合中のある状況にたいして、Aでないようで、もしかしてBそれともCなどと自分の思いを散文的にだらだら口にし、歯切れが悪く優柔不断があまりにも言葉の端々に表れていて野球解説のプロ失格、気持ちわるかった。
ということで、その裏側において、冷静な状況判断とかけ離れた思い込み過剰が指導に露呈する。
それがハマれば、2018年ファーム選手権優勝などという愚挙になる。
120盗塁など、2軍野球で敢行するのは愚の誇張である。
そういう落ち着きのない2軍野球を矢野、等の実績とするフロント、関西マスコミ、一部ファンも、異常。
異常な環境で、普通のことが起これば、内部から見ると普通のことだが、冷静な外部から見ると異常に映る。
矢野2軍監督等の1軍昇格は異常事態である!
なお。
>2016年金本監督矢野ヘッドコーチ時代に開幕当初発生した走れ走れの草野球が矢野野球の真誇張。
それが通用しないとわかって早々と引っ込めたが、2018年ファームで実行してみると意外にも好結果を生んだ。
なぜなのかということは、矢野もプロである以上知っているだろうが、
矢野というヒトは体質的に冷静沈着な分析のひとでなく、典型的な思い込みの激しい精神論者。本当のところが解っていない可能性も大いにある。
監督の器もなくそのスキルも持ち合わせていない、とみる。
金本不変法則があれば、矢野不変の法則がある。
2018年阪神ファーム投打成績
阪神タイガース投手成績 - ファーム(二軍)