反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

17日 、発表。成長率3、7。自公擁護のシナリオは植草氏の言ったとおり進行している。

 偽チェンジ政党もできた。後は小泉郵政選挙で自公に入れた家畜人ヤプー層の票がどう動くかだ
植草氏は選挙公示前にGDP発表があり、実質22兆円の補正予算の政府投資の効果からGDPはあがる、これにマスコミは飛びつき政権有利の宣伝材料にすると警告していた。
 ただし、日本のGDPの落ち込み世界不況の発信地アメリカよりひどい13%であることをマスコミは隠ぺいし片側の成長率だけを取り上げるだろうと書いていた。

 13%の落ち込みは構造改革路線のもたらした輸出産業主導の歪な経済構造の矛盾が露呈したものである。だから世界不況の影響をモロに受け生産力が収縮する。一番煽りを食うのは中小零細企業であり、不安定就労層だ。今頃になって今度は内需拡大策をとっているが、選挙目当ての一時的なものだ。
 また政府予算の4分の1を追加投資されたらGDPが大きく落ち込んだところからプラスに転じるのは当たり前であり、これを持って麻生内閣の経済対策が成果を上げているとは言えない。


 これからの日本は正念場を迎えている。冷戦の時代。その後のアメリカが世界の過剰生産、過剰資本の捌け口だった時代は終わった。今の世界不況もアメリカがその役割を果たせなくなった所に大きな原因がある。潜在的な大国、ブラジル、ロシア、インド、中国が世界市場に本格的に参戦したことから今までのカネ、モノの流れが変わっていったことに根本原因があると考える。

 世界市場の編成が変わろうとしている。

パンドラの蓋は大きく開けられた。日本は今までよりも独自な政治判断が求められている。