タイトルに「日本を守る、責任力」。9つの公約らしき抽象的な文言が並んでいるが、3本が道路建設。琵琶湖再生、京都創生で2本。1本が中小零細企業対策に取り組む。
さらに、子供を安心して産み育てる環境整備、中高年が安心して生活を送れる街づくりとある。
地方分権道州制導入。
最後、日教組に結び付けた民主党攻撃。
骨の髄までしみ込んだ企業、統治者側に立った「公約」。今問題になっている年金、医療、介護に対する踏み込んだ言及は一切なし。
民主党は年金通帳の発行、制度の一元化。後期高齢者医療制度の廃止。医師の増員。
自民党の子育て環境整備や、中高年が安心して過ごせる街づくり、はいい加減なごまかしである。なぜ具体的に制度が問題になっているときに「環境整備」や街づくりになるのか。誤魔化しそのものだ。
道路建設を熱心に謳うがそもそも選挙前から野党になる可能性が予想される中、選挙民はこの公約の実現性さえ疑いの目で見るということを想定していない。その意味で骨髄までしみ込んだ懲りない人たちだと。もっともそれだけ自民党にとって道路建設は集票効果をもたらせてきた。ガソリン暫定税率撤廃の時あれほど抵抗したのが理解できる。道路建設に根深い利権癒着構造があるということだ。
道州制導入ときめ細かな行政サービスの提供は矛盾しないか。市場原理主義の行政への持ち込みだ。この立場は介護、医療の充実とは矛盾する。後期高齢者医療制度の思想そのもの。
以上、道路と道州制の導入がハッキリとした公約らしきものになっているが、
一番具体的な文言はこれだ。
「日の丸は国旗でない」「君が代は国歌でない」と言ってる労働組合、日教組が支持母体の民主党に、日本の未来は任せられません!
完全なデマ宣伝そのものだ。むしろ現在の日教組は君が代不起立を戦う教師を統制違反にかけたりしている。
追い詰められた政権党がその顕示を投げ捨て日教組大会に街宣車で押し掛けている低劣街宣右翼と同じ立場になっている。
議会内の中心政党が一線を越えてしまうと暴力的政治環境が蔓延していく。節度がない最低の輩だ。
どこに「日本を守る、責任力」があるというのか!
政権への節操のない執着、利権癒着、丸出しではないか。惰性の利権癒着政治をごまかしごまかしやってきたものがついに命運つきる現実を突きつけられた時、とんでもない醜悪な姿をさらしている。あの解散間際の内紛劇。要はこの党は危急の時もあのような無様な対応しかできない政治家しか存在しないということだ。
自民党は完全劣化したのだ。