反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

自民党比例選挙(近畿)に農業農家への言及が一言もない。それなのに日の丸、国家を叫ぶ。

 日本人の食糧を生産している農家、農業への対策が一言も記されていない一方で日の丸や君が代を大上段に振り上げて日教組民主党を無理やりそれらの全否定者のごとく描く上げる神経を疑う。
後者については選挙後の国会で取り上げればいい。文書として確かな証拠もある。選挙期間中だからと言って何を言ってもいいわけではない。国政選挙のルールにのり大間違いのデマが宣伝されると大衆に間違った情報が刷り込まれる、またそのことによって当該組織は不利益を受ける。

 けじめをつけておく必要がある。

 もともとアメリカじこみのネガティブキァンペーンは日本の政治風土にはなじまない。人が密集して暮さなければならない日本ではあることないこと対立を煽ると火に油を注ぐような事態に社会全体を追い込むことになりかねない。

 かつての学生運動は凄惨な仲間同士の殺し合いに行き着いたのは日本的精神風土故もあった。諸外国であそこまでのことはなかった。

 これは一部の人間や組織の在り方だけの問題ではなく日本人に極端な対立事案を持ち込めば収拾がつかなくなるということの証左である、と考える。戦前は国家行政機構を頂点に国民が簡単に一つの方向に移行したから対立による混乱は避けられた。しかし現在は違う。民主主義下で対立が持ち込まれると火に油を注ぐことになりかねない。政治の無用な混乱は国民にとって大きな不利益をもたらす。

 前者の問題。
日本農業をかたれない(実際に公約に一言もないのだから語っていないのと同じ)ものがどうして日の丸や君が代を大上段に振りかざすのだろうか?
日本の国家と天皇制は稲作を中心とした土地耕作を基礎に発生してきた。自民党的にいうのであれば日の丸や君が代のよって立つ根拠である日本の農業農民問題への政策を国政選挙の場できちんと明らかのしたうえにしてもらいた。
 それも一切せず、日の丸君が代を持ち出すのは単なる政治利用である。

 彼らのやってきたことは親米売国の政治路線であり、日本的の残すべき素晴らしいものの破壊であった。小泉を見よ!いくら靖国に参拝しても実際にやっていることは日本の破壊であった。
靖国は結果的にやっていることの隠ぺいに使われたにすぎぬ。

 最後に確認しておく。 
今回の選挙を取り仕切った自民党幹部。麻生、細田、官、与謝野、石原、マスゾエは日本の政治家として一線を越えたものとして今後もその名前を刻みこんでおく必要がある。
 その中の誰がリーダーになっても日本を破壊する人物であることは間違いない。