反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

新東京銀行(別名、石原銀行)に続き石原オリンピックか。私物化で破産。

 巨額を溝にに捨てている。元々が思いあがった個人の思い付きから話が大きくなってここまで来てしまったのだろう。都民の中から自然発生的に湧きあがった開催要求でない。事ここに至って落選必至の状況から誘致活動をやっている本人たちの誰も誘致できると信じてないのではないか。
 評判はとても悪くトップになるより最下位争いではないか。

最初から大きなボタンの掛け違いがあった。現地での都知事の記者会見で「エモーション」が足りないといわれるなんて言い訳している。すぐ格好つけて英語を使いたがるが分かり易く言えば誘致活動の本気度さえ疑われているということだ。
 これがギャンブルならあたる気がしないのでケンするところだが大型公共事業と同じで動き出したら止まらない。

 大阪オリンピック誘致活動失敗とどこからどこまで瓜二つだ。大阪はこれで50億とかした。
 東京は派手好きの石原だからもっと使っているだろう。誘致活動は手弁当でやっているわけではない。全部役所のカネで得手勝手に好き放題している。マスコミ関係は自分の腹が一切痛まないので反対するわけがない。電通のような会社はこの機会に金儲けをしているのだろう。万に一つ当たれば絶好のビジネスチャンス到来だ。
 夢を見たければもっと素晴らしい夢があるのではないか。

 新東京銀行も石原の独断専行だろう。素人の私でさえ今時、都営銀行などうまくいくはずがないと分かる。借り手にまともなメンツがそろうはずなかろう。いくら規制下にあっても銀行業界の競争はそれなりに激しい。そこで無理やり借り手を「探したら」借りた金を返せないような信用力の低い者たちの吹き溜まりになってしまった。
 サブプライムローンの方がまだましだ。あれはモノの本によればウオール街の禿鷹どもが集まって来て滅茶なことやり始めるまでは貸し手、借りて双方がうまくやっていた。
 石原銀行はできた時から成功する環境になかった。
 五輪誘致と同じだ。

 それにしてもどうして首長になったら勘違いしてしまう人間が後を絶たないのだろうか?
この点からしても地域主権とか道州制に胡散臭いものを感じる。地方財界、地方マスコミはカネもうけのビッグチャンス到来と本能的に位置付けて完全な推進勢力になっている。
その国にはその国の歴史があり、相応しい統治形態がある。地域主権は現状の日本には向かない、と思う。実行すれば国家の統治機構が弱体化するのではないか?