反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第15回。上野千鶴子著「資本制と家父長制」~共同体が析出したのは自由な個人ではなく自由な孤立した家族。市場が手を結んだ個人は単婚家族の代理人=家長労働者。養育、教育期間の母親のM型就労。

上野千鶴子著「資本制と家父長制」引用 「前近代的な婚姻では、妻は嫡出子をあげるための道具とみなされた。 こういう制度の下では、離婚は女にとって子供を近家において出ることを意味した。 >子別れが嫌さに離婚を思いとどまった女も多い。 だが当時も、…

連載14回。上野千鶴子著「資本制と家父長制」の気になる論点。何も格好をつける必要のない家庭の妻が<奥さん>などと呼ばれている。

事情により長らく作業が停滞した。連載中の課題を思い起こすために、とりあえず上野千鶴子著「資本制と家父長制」の気になる論点を整理することにした。 第2章 フェミニストのマルクス主義批判 2,2 市場と家族の弁証法的関係 「家族は労働市場に人間とい…