反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

前回記事の詳しい補足報告書。児玉龍彦。キーワード~~ アイゲンの限界 新型コロナウィルス 抗体カクテル薬 RNAワクチン~~「エラーカタストロフの限界」を超えるコロナウィルス変異への対応

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                                                                             ↓   ↓

 「エラーカタストロフの限界

   を超えるコロナウィルス変異への対応


                                           東京大学先端科学技術研究センター 
                                           がん・代謝プロジェクトリーダー 児玉龍彦
キーワード Eigenの限界 新型コロナウィルス 抗体カクテル薬 RNAワクチン

https://www.ric.u-tokyo.ac.jp/topics/2020/ig-20210824.pdf

W.この報告書ではウィルス自体の内的要因の基づく自壊とそれを突破する要素(免疫不全の感染者では、複数の変異と変異前のウィルスが共存する形で、一人の中で変異が多数蓄積)に絞ってられているが、動画ではウィルス対策や人流の程度、感染の循環経路など社会的要因によって感染波が発生することも指摘されている。

W.以前から開示されている感染循環図だが、新たに記されているのは

免疫不全の無症状者(日本だけではなく世界的規模で見る必要がある。)

換気、トイレ、個室、真夏真冬(家庭内感染)。(クラスター)駅員イベント、デパート、ワクチン未接種者(W。接種不適な人たちもいる)

 それ以外の理屈や感性で接種拒否をするヒトは個々人の考え方の問題、人間の頭の中まで統制することはできない。社会の原理よりも個人の原理を優先するのを止めることはできない。ただし、個人の原理をあたかも社会の原理であるかのように拡張するのは、グローバル資本主義の倫理観に忠実なだけに想える。

大阪大学 微生物病研究所 免疫化学分野

免疫化学 News

 感染増強抗体ADEの論文がCell誌のMost Read Paperになりました。

R3.8.30 当研究室で発表したプレプリントについてSNSでは論文の内容と異なる誤情報が流れております

当論文では現行のワクチンがデルタ株に有効性があることを示しております(W。最初からワクチン拒否の立場から読み込めば、論文記述に付与された現行ワクチンの有効性への言及は無視できる)。実際、既に多くの報告がある様に現行のワクチンはデルタ株にも有効です。あくまで、今後デルタ株の変異が進んだ場合の可能性についての論文です。当研究室員は全員ワクチンを接種しております。

W。研究は個別、部分に拘って始める。コレが原則。一般論、社会論は共有された了解事項とされる。

変異が徹底し現行のワクチンが無効になった時期に感染増強抗体ADEは発生確率が高くなる。~児玉さんの報告書を読めば、現在進行形のパンデミックに対するRNAワクチンの有効性と限界、治療薬の現状が立体的にわかる。要は黒か白か、で決めつけられない、可変的な部分に関して有効性と限界性を見極めることだ。

新型コロナウィルスの性質を左右するのはスパイクの変異であるという事実RNAワクチンの有効性の継続を示している。

 

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引用

    要約
「進化生物学では過剰な変異ゲノムの安定性を自壊させ、アイゲンEigenの提唱した「エラーカタストロフ」の限界があることが理論化されている。

これまでの一本鎖RNA3倍の大きさを持つコロナウィルスには校正機能があり、変異は一定数以下と推定され、新型コロナウィルスの制圧にワクチンによる集団免疫が期待されてきた。

W。1 μm=1mmの1000分の1。 花粉で20〜45μm、黄砂は0.5〜5μm、大腸菌は 0.5〜3μmコロナウイルスは0.1μm1mmの10000分の1。インフル.08〜0.12μm。W注①図提示⇒不織布マスクの隙間、5μ。花粉30μ。飛沫5μ以上、飛沫核1μ~5μ。)」

 

 だが免疫不全の感染者では、複数の変異と変異前のウィルスが共存する形で、一人の中で変異が多数蓄積される。

W.以下はぜひともHIVエイズについて抑えておくべきこと。自分に対する戒めのつもりで載せたので飛ばして読んでもOK。

 

AIDS(後天性免疫不全症候群)とは国立感染研

後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome, AIDS, エイズ)は、ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus;HIV)感染によって生じ、適切な治療が施されないと重篤な全身性免疫不全により日和見感染症や悪性腫瘍を引き起こす状態をいう。

近年、治療薬の開発が飛躍的に進み、早期に服薬治療を受ければ免疫力を落とすことなく、通常の生活を送ることが可能となって来た。とはいえ、2016年末現在、日本での新規感染者及びAIDS患者数は累計で2万7千人を突破した。また、世界中で感染者はおよそ3670万人、年間180万人の新規感染者と100万人のAIDSによる死亡者が発生している事実から考えると、いまだ人類が直面する最も深刻な感染症の一つと言っていい。また、自分やパートナーへの感染を予防し、且ついわれのない差別や偏見をなくすためにも、AIDS/HIV感染症に関する正確な情報を知ることはますます重要となっている。」

日本も最近10年間は新規感染者数が横ばいの状況にあるとはいえ、毎年1500人前後の新規感染者及びAIDS患者が発生しており、2016年には累計で2万7千人を突破した。一方で、薬が次々と発売され、一日一回しかも一錠飲めばいい薬も次々登場し、診断がつけば治療によりウイルスの増殖を抑制することは(少なくとも先進諸国では)それほど難しい時代ではなくなりつつある。」

HIV感染症感染症法に基づき発生報告が義務づけられている第5類感染症である。国内HIV感染発生数は厚生労働省エイズ発生動向委員会に報告され、この報告数が新規HIV感染・エイズ報告件数として公開されている。」

新型コロナを「5類感染症」に? なぜ扱い見直し検討、先行き見通せず慎重姿勢(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

2月13日改正法施行!「特措法」「感染症法」ってどんな法律?何が変わった? | ストレスチェックマガジン

 

1) 感染経路

主な感染経路には、(1)性的接触(2)母子感染(経胎盤、経産道、経母乳感染)、(3)血液によるもの(輸血、臓器移植、医療事故、麻薬等の静脈注射など)がある。つまり、血液や体液を介して接触が無い限り、日常生活ではHIVに感染する可能性は限りなくゼロに近いといえる。唾液や涙等の分泌液中に含まれるウイルス量は存在したとしても非常に微量で、お風呂やタオルの共用で感染した事例は今のところ報告されていない。かように、HIVは体外に出るとすぐに不活化してしまう程脆弱なウイルスなのである。」

                           引用終わり

 

その結果、ワクチンや治療薬に抵抗性の増したウィルス変異の波を生み出している。

変異で生み出されるタンパク質の3次元構造には限界があるが、まだより強力な変異株の生まれる可能性もある。日本の政策を最新の科学に基づく診断、治療、予防に急速に切り替えていくことが求められる。」

 

 W注①

 ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の本音”:世界を「数字」で回してみよう(62) 番外編(3/10 ページ) - EE Times  Japan

 エアロゾル感染とは | 大衛株式会社|産科・医療・衛生用品ブランドのアメジスト

引用 「ウイルス飛沫が乾燥し更に微粒子化する季節が近づいてきました。ウイルスは、ウイルス飛沫(咳やくしゃみなど水分を含んだ状態)として体内から排出されます。ウイルス飛沫であれば一般的な不織布マスクでも一時的に防ぐことができると言われていますが、マスクなどに付着したウイルス飛沫が乾燥しウイルス核(W。マスクを着けたり外したりするとマスク表面に付着したウィルスホ松が乾燥して感染しやすくなる!マスクはつけっぱなしにすることになると一般的なマスクでは防ぐことが難しいと考えられています、

W。スパイク部を作る遺伝子情報にコピーミスが起こると性質が変化する。

W.その理由を解き明かすカギ

      ↓

コロナウイルスの構造と複製サイクル(ライフサイクル)|城西国際大学

引用

図や写真のウイルスの粒子はよく目にするもので、ウイルスのイメージそのものだと思いますが、その状態では生きているといえるものではありません。栄養も取らないし、呼吸もしない。粒子の中にはATPを作るための仕組みも一切ありません。このままでは増殖・分裂もしません。ただ、唯一持っているのは、宿主(感染先のことを言います)細胞に感染する能力をもっているということなのです。」

   引用、森山外科医院より

  W.スパイクの変異によって新型コロナの性質が変わる。

@ここをしっかり押さえておくと、以降の難しい記述も解るようになる。

🔵 体内に侵入したウイルスが増殖コピーを繰り返すうちにコピーミスが起こり、これが変異ウイルスとなり突起を作る遺伝子情報に変化がおこることで感染力が増しますNHKまとめより)

新型コロナウィルスの生存期間

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 引用報告書に戻る

「1) 当初は変異が少ないと考えられ、ワクチン、抗体医薬が期待されたこれまでの一本鎖RNAの3倍の大きさを持つコロナウィルスには校正機能があり、変異は一定数以下と推定され

 新型コロナウィルスは当初、一本鎖のRNAウィルスとしては遺伝子の変異のスピードが遅く、これまで知られるインフルエンザやAIDSの原因となるHIVよりも少ない、毎月2-3カ所くらい、1年で20カ所をやや上まわると考えられた。

で20カ所をやや上まわると考えられた。そのため、ワクチンや抗体医薬品の効果が期待された。
 一本鎖のRNAウィルスは複製してコピーを作るときにエラーが多いが、コロナウィルスは、nsp14というタンパク質があり、これが複製のチェックをするエキソヌクレアーゼ活性を持つ。そのため複製ミスはチェックされ変異は少なくなる。

コロナウィルスは遺伝子のサイズが約3万塩基とインフルエンザやHIVより3倍大きいので、nsp14が欠損すると変異率は15倍に上がり、そのウィルスは増殖が困難になり自壊する考えられてきた。⇒ノーベル賞受賞者のEigenが1971年に予言した進化生物学の基本の「エラー・カタストロフ(ミスによる破局)」の限界。

 さらに、校正機能を持つコロナウィルスは、インフルエンザなどに効くポリメレースを阻害する核酸アナログの複製阻害薬が効きにくいことが知られている。2020年の感染拡大の当初は、変異による感染性の増大はあまり心配ないのではという議論が、ロンドン大学の学者などから出された。これが「集団免疫論」の根拠ともされた。

 

 2)速やかに置き換わり始めた新型コロナウィルス

単純に多くの人々の間で感染が広がって変異が起こっただけでなく、~~~

アルファ株の遺伝子の変異は、ユニークなアミノ酸変異が17カ所、アミノ酸は同じだが核酸の配列の違いは23カ所もあり、変異の数が明らかに多い。

そこで簡略化のために、代表的な変異である501番目のアスパラギンがタイロシンに変わってヒトの細胞のACE2受容体にくっつきやすいN501変異を持つウィルスを「アルファ株」と総称することもある。

 

  3) 一人の人体内で急速に変異する 

多くの人が感染した中でこのように多くの変異が急速に固定化されて広がったことは考えにくい。

こに一人の免疫不全の人の中で急速に変異が起こること、特に治療薬に抵抗性の変異が起こることがCell誌にアメリカのNIHから報告された。

この論文では、慢性骨髄性白血病で制がん剤を投与中の患者さんで起こった変異の集積を報告している。

この患者さんではコロナウィルスは症状なく増殖し続け、ポリメレース阻害剤のレムデシビルも効果なかった。それに対して復期患者血漿が投与され、2回目の投与で肺などのウィルス量は減少した。だが、咽頭の粘膜には治療をエスケープする欠失変異を持つウィルスが残っていた。

この論文の著者らは、変異の加速化よりはむしろ、免疫不全でコロナの症状がないため、気づかれないウィルス増殖への警戒を呼びかけている。

自己免疫疾患の患者

新型コロナウイルスに感染後、コロナの症状はないがもともとの自己免疫疾患の症状が続き、そのための免疫抑制剤の治療は増量されている。
レムデシビルなどでも再燃は防げず、抗体医薬品が投与

この患者さんではゲノム全体に変異の蓄積がどんどんみられ

>特にスパイクタンパク質にたくさんの変異が生まれている。

AIDS患者の多い、南アフリカ

ワクチン抵抗性のスパイクタンパク質の484番目の
グルタミン酸がリジンに変化するE484K変異が発見。

AIDS患者の多いアンゴラ
でも新たな変異が懸念されている。

   

  4) デルタ株は複数ありワクチンを突破する

現在、最も深刻な広がりを見せているのは、インドで発見されたデルタ株である。ワクチンをブレークスルーする率も高く、感染の広がりも早く広範であり、非常に懸念されている。

デルタ株は、スパイクタンパク質の452番目のロイシンがアルギニンに変異するL452Rが特徴。

ワクチンを打っても感染する率は

L452Rを持っている株の中で、

アルファ株では4倍、ガンマ株では2倍なのに対し、デルタ株6.7倍

>注意しなくてはいけないのは、L452R変異を持っていて、デルタ株とされる中に、さまざまな亜株があることである。

特にワクチン接種で先行したイスラエルでは、ワクチン接種から半年経つと、急速に防御できなくなり、ブレークスルー感染が増えている。

>その場合に、RNAワクチンに使うスパイクタンパク質の配列は最初の武漢で解読された配列でなく、

@今のデルタ株の配列をベースにしたワクチンが求められるかもしれない。

 

 5) RNAワクチンは細胞性免疫を誘導し変異に強い

 従来からある2種類のタイプ

ウィルスを増やして不活化したもの、

または、遺伝子工学で作られた組み替えタンパク質を注射して液性免疫を誘導する
タイプである。

>しかし、これら従来型は、新型コロナウィルスが変異すると予防効果が少なくなる。

           今回新たに試みられたのは、

核酸を投与して筋肉の細胞にタンパク質を発現させ、

液性免疫に加えて細胞性免疫を誘導するワクチンである。

この新たなワクチンにも2種類あり、

オックスフォード大学や、ロシアの研究所で開発されたアデノウィルスを使うベクターワクチンと、

ビオンテックやモデルナで開発されたRNA ワクチンである。

 

 それではワクチンで誘導される液性免疫と細胞性免疫はどう違うのであろうか?

 スパイクタンパク質を中和する抗体を作る液性免疫を誘導する場合は、W。液性免疫(端的には、白血球と理解する!)の項は専門知識がないため理解不能により省略する!

 特に、RNAワクチンは、筋肉の細胞に大量のスパイクタンパク質を発現できる。そのため、細胞性免疫(W。端的にはリンパ球と理解)を速やかに、強力に誘導することが証明された。そこで液性免疫による防御を回避できる変異ウィルスに対して、咽頭で感染が起こることは防御できなくても肺のたくさんの細胞に多量のウィルスが感染して呼吸不全になることは防げるようになる重症化を抑える効果が強く、死亡率を下げる効果が大きい。

 

  6) 複数の抗体のカクテルは変異ウィルスに強い

>変異が進んでくるとすでに述べたように、中途半端な治療では治療抵抗性のウィルスを育てるだけになる。

>しかし、ウィルスが変異するとしても一度に2つの変異が起こることは確率的に少ない。

@そこで2種類のことなる部分を認識する抗体を組み合わせれば、大半の変異ウィルスは中和して除去することができる。抗体カクテル医薬品はこうした目的で開発された。

W。RNAワクチンの欠陥をフォローする抗体カクテル治療に至る解説は非常に論理的な展開。しかし結局のところ、RNAワクチンが開発された時期は新型コロナの変異が武漢型でその後の強力な感染力と毒性を持つ変異に対応できない側面が多く出た、ということ。新たなRNAワクチン開発は既に進行しているが様々な問題がある、と思う。

>なお、ADEの問題は調べたところ、確かにあるがそれをもってワクチン接種を社会的に忌避する理由にならない、と思う。もっとも個人の自由はある。

この報告書を注意深く読めば、ワクチン接種を社会的に忌避する理由は述べられていない、とわかる。副作用や一種の耐性、悪性を排除できる100%の薬はない。ましてやリアル進行形のパンデミックに対応する当面の医学的薬学的な術はワクチン以外になく、そのなかでもスパイク標的のRNAワクチン以外にない

              ↑     ↑

@現行のワクチン1本脚打法のごとき表現になったのは間違い。

 現行のワクチンの限界は事実で立証されてきたが(その経過の一部は児玉さんの報告書に記載されている)、それをもってワクチンを社会的に忌避する理由にはならない。ただし個人のワクチン不適応の事情はある。

ワクチンを打たないという個人的見解について。反俗日記ではワクチン接種が日本で始まる前から、ワクチンの弊害をうたった記事や動画に注目してきた。とくに長編の動画における講演者の見解をじっくり視聴してきたが、ワクチン接種によって身体のDNAが変わるごとき解説のあたりで強烈なうさん臭さを感じた。小保方スタップ細胞事件を記事にしたころ、多少調べたことがあるのであり得ないことだ、と直ちに分かった。

その1.RNAワクチンは液性と細胞の免疫細胞に抗体をつくるものであって、人間の約2万個の細胞に直接改変を迫るものでは全くない。

その2.RNAワクチンはDNAの核に侵入するものではない。

>なお、新型コロナウィルスの受容体から細胞に侵入後の脱殻以降の複雑な新型コロナRNAの増殖過程は(二重の螺旋階段状のDNAの転写、増殖過程よりも複雑)

コロナウイルスの構造と複製サイクル(ライフサイクル)|城西国際大学

に載っているが部外者のWには理解できなかった。

@じっくり読みこめば

@「nsp14というタンパク質があり、これが複製のチェックをするエキソヌクレアーゼ活性を持つ。そのため複製ミスはチェックされ変異は少なくなる

コロナウィルスは遺伝子のサイズが約3万塩基とインフルエンザやHIVより3倍大きいので、nsp14が欠損すると変異率は15倍に上がり、そのウィルスは増殖が困難になり自壊する」考えられてきた。以上の記述は理解できるかもしれない。

 

 いままでRNAワクチンが未完成だったのは炎症反応を必ず伴ったからだ。それがノーベル賞医学賞受賞者らの研究で解決されmRNAワクチンとなった。なお、アストラゼネカなどの運び屋ヘクターワクチンは、炎症反応回避の一つの方法としてチンパンジーのアデノウィルスが用いられたものと理解している。副作用や耐性、悪性は確率の問題である。

新型コロナウイルスの感染を増強する抗体を発見―COVID-19の重症化に関与する可能性― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

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引用に戻る

 「新型コロナウィルスでは、発症した後7日から14日目で、ウィルスが消失し始め、抗体が血液中に出てくるようになって急激に重症化する感染者が多い。⇒W。臨床医は発症から7日目以降の容態を警戒する、と発症者の動画で何度も聴いた。ただ、それがウィルスが消失し始め、抗体が血液中に出てくるようになって急激に重症化する=サイトカインストーム、とは全く知らなかった。自分がこのような状態になったとき、どうなっているのか知っているのと知らないとでは心構えに大きな違いが出る。

>ウィルス自体が増えて呼吸不全が起こるというよりも

>サイトカインストームと呼ばれる免疫暴走が深く関わっていると考えられている。そ
こで重症化を防ぐにはステロイドなどの免疫抑制剤が有効である。
 

 不思議なことに、高齢者や、基礎疾患があって免疫力が弱い人ではウィルスが体内で増えその後で抗体が出てきて、免疫暴走が起こると、重症化しやすい。

@ウィルスに多くの細胞が感染して、それから細胞性免疫が働くと、肺炎や呼吸不全はひどいことになる。

 

   @RNAワクチンの接種後の副反応(以前の反俗日記ではワクチン接種後の副作用について、ワクチン効果を高めるための活性剤によって副作用が起こる。接種者の免疫力とは関係がないなどと云う記述を繰り返した。関連記事を閲覧しての記述であったが、間違っていた。

*************

高齢者やがんの患者さんでは副反応が弱い

特に2回目の副反応は、

若い免疫力の活発な人では1回目より強く出るが

高齢者などは2回目の方が副反応が弱い

>つまりこのウィルスでは、免疫力が弱いとウィルスが増えて多くの細胞が感染してしまう。

>一方、免疫が働き出すと、感染している細胞が多い人が重症化することになる。

       ↓

そのことは若い医療従事者などでも多量のウィルスに暴露されると重症化する人がいることでわかる。

New England Journal of Medicineではカクテル抗体療法の作用はウィルス量の多い人には有効だが、

>少ない人には、効果がないことが報告されている。⇒w。報告書の複数の治療薬仕様の項を読めば理解できる。

抗体カクテルでの投与基準について症状や、発症してからの日数が指摘されるが本質的には組織中に感染細胞が多い人に有効であるのが特徴である。特に制がん剤や、免疫抑制剤を使用中の人が感染した場合には、免疫抑制剤は使用し続けながら抗体カクテル薬でウィルスを退治することは重症化を防ぐのに非常に有効である。

 

 無症状の感染者では抗原量が一般に少ないのが特徴である。

一方、無症状の人には、抗体量は低い人から高い人までいる。
 軽い症状が現れ出す時期には抗原量が増えている。
 重症化すると、抗原が多く抗体が少ない人と、

抗原が少なく抗体が多い免疫暴走のパターンの感染者が混ざっている。

W。この辺の事情については臨床医学的知識で、児玉さんの以前の動画を取り上げたとき反俗日記の図表に示した。

Nタンパク質ウィルスの内部にありウィルスが崩壊しないと測定できない

@感染して壊れた細胞から出ていると思われ、組織障害の程度を予測するのが重要である。

    ↑   ↑

*ここの記述も興味深い。PCR検査懐疑の人たちはウィルスの死骸にも陽性反応するなどと称して、それらの陽性者はあたかも発症者ではないような扱いをしているが、半発症者の体外に排出されるのはウィルスの内部にあるNタンパク質(W。膿??)=ウイルス崩壊の目印、感染で壊れた細胞から出てくる組織障害=破壊の程度の目印であるり、云うところの死骸(Nタンパク質のことだろう)が検出される人は完全な発症者以外の何物でもない。体外に排出されるウィルスの死骸などというモノは存在しない!細胞免疫や液性免疫によって体内で処理されてしまう。

***

@重症化を防ぐ2つの治療薬の、免疫抑制剤と抗体カクテル薬をどう使うか、今、大事になっている。免疫不全の人では両方を使うことが重要であり、判断に基礎として血液中の抗原と抗体の定量測定が有効である。が重要である。

***

W。参考資料

引用

「ウイルスに対抗する、ある種のタンパク質が作られます。これが抗体です。この抗体が実際のウイルス(抗原)が侵入してきたときに出動し、撃退します。

抗体検査とは?

抗体検査は血液中のウイルスに対する抗体の有無を調べる検査です。抗体とは体の中に入ってきた細菌やウイルスなどに対応するために作られるタンパク質です。
抗体は症状出現後、1~3週間経って陽性となるといわれています。陽性となった時は、ウイルスが存在するというより、症状がなかった場合を含めて過去に感染したことがあるということを表します。

抗原検査はウイルス特有の「タンパク質=抗原」を検出します。W.インフルエンザの検査をするときはこの抗原検査を行っている。鼻粘膜採取。
抗原検査には(+)か(-)かを見る定性検査と、量を数字で表す定量検査があり、一般病院等で簡易に使われているのは定性検査です。この定性検査は多くのウイルスが必要となるため、たとえ新型コロナウイルスに感染していたとしても、ウイルス量が少ない場合は陰性となってしまいます。

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引用に戻る

「   (終わりに) 科学に基づく政策決定ができるようにすることが重要である

新型コロナウィルスは、史上初めて、遺伝子解析とPCR診断の進歩によって、次々と新しい変異ウィルスが出ている様子を観察することが可能になった。そこではこれまでのEigenの「エラーカタストロフの限界」を超えて変異した株が次々と新しい感染症の特徴を持って生まれている。
変異したタンパク質の取りうる3次元構造にも限界があり、Eigen限界を超えた変異であるとしても新しい変異がとりうる範囲には限界がある。
 現在、ワクチンをブレークスルーし、デルタ株が蔓延している。そうした中では、日本における感染の状況をPCR検査や、抗原・抗体検査を徹底的に行い、⇒W.体験上、もっと簡素にやれる、とわかった。医療機関はインフル抗原検査よりも安全に配慮しなければならないが、もっと簡素にやれるはず。屋外検査が最適。

 

陽性者についてシークエンスされたゲノム変異を正確に把握した上での対応が求められる。⇒W。日本はセキュリティー国家ではない。天皇と臣の関係を引きずる国家。欧米の国家は支配層の国家。共に人々の監視とパワーの程度によって民衆の命と健康を守る民主の国家に変わる。帝国主義戦争の時代のスペイン風邪の時代と今のグローバル資本制の新型コロナパンデミックの時代基調は二重写しにできる。

 

 100年前のスペイン風邪の頃と同じマスクや密を避ける人流抑制といった対応だけが唱えられ、

一方では、昨年11月の五輪のための入国検疫緩和から変異株を次々流入させている。

①Go To トラベルやGo Toイートのようなマダラ状の地域の感染を全国に広げる政策同じウィルスを2回繰り返し増大させている⇒W英国株の二つの感染波。

②五輪開催で変異ウィルスが一気に全国化している⇒Wインド株の大波。

@③W.インド株下降期に自民党総裁選の騒ぎが続いた

①②③民衆の命と健康を守る民主の国家ではない。


 まず現在のデルタ株の拡大への検査と、全ての感染者に、正確な診断に基づく①免疫抑制剤と抗体カクテル薬での重症化を可能な限り抑える緊急対策がいる。
 ②国民皆保険をしっかり守りワクチンの普及を急ぎ、

③変異したウィルスへのワクチンの開発を進め、

治療薬の開発を最新に遺伝子工学と免疫学を基礎に急ぎ、

最悪の変異への備えを進める必要がある。

 

  W。児玉さんの動画の最期は来る冬の波の予測をしようとしているが、慎重であった。やはり、ンデミック下の世界的なワクチン接種の進捗や対処法の堅持という要素が予想を難しくしているとみる。OECD国で感染の波が急上昇したのは人災の面(GO TO 感染波急上昇期の五輪開催。もちろん総裁選も加わる)地理的優位に恵まれたはずなのに強烈に表れた日本だけである。

@波の低位期の公式感染者数が予測の大きな目安になる。数値が低位に静まらなければ、感染の社会的悪循環強固なりということで季節性の強いコロナ感染期の冬に指数関数的増加スピードを示す第6波が予測される。

第2回。全24図表展示。コロナの波をつくるもの 変異と科学的対応 【新型コロナと闘う その先の世界へ】

W。時間の都合上、予めこの動画で開示された図表、すべて展示することにした。児玉氏が図表を作ったのかどうかわからないが、良くできている。コロナの渦中でWの立場でやれることはほとんどないが、ただ時の過ぎゆくままに過ごさず、一つ一つの大きな事象の意味を問い、探求し、わが生に刻印するつもりである。

 2021年9月3日、紹介されて病院のPCR検査に付き添った。

高齢者のワクチン接種にも診療所に付き添った。

前者と後者、日本当局のコロナ対策の矛盾の見本のようなところだった。

 前者⇒なぜもっと簡素にやれないのか。予約検査で相席は避けられているが密閉空間で検査している、室内にトイレも併設されている。PCR検査に出向いて感染したなどしゃれにもならない。空気感染と接触感染の対策が取れていない。PCR検査などはもったいぶらず屋外でもガンガンやれるはずだ。

 後者。3蜜空間そのものだった。流行っている診療所の15平方メートルほどの待合室はいつもの患者とワクチン予約者、接種者、接種後の待機者で大混雑だった。感染を恐れるWは2F階段上がり口に佇んでいた。

 自衛隊接種会場は元々最大級の公共の建物を利用していることもあるが、防疫体制はこれ以上望めないほどしっかりしていた。

ただしネット予約方法に問題があるようだ。最初の頃、接種枠に入りこむためにはコツがあるとみた。予約受付時間と同時に予約操作すると既に満杯。説明では事前の操作は当選とは関係がない、とうたっているが、事前に操作しなければ、予約画面が出ない。

www.youtube.com

  W。図表はクリックすると拡大できる

1図表

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2図表

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3図表

 

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4図表

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5図表

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6図表

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7図表

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8図表

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9図表

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10図表

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11図表

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12図表

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13図表

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14図表

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15図表

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16図表

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22図表

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23図表

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24図表

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第1回。図表を挙げて、コロナ渦を解読する。動画デモクラシータイムス.。児玉龍彦さんと金子勝さん。コロナの波をつくるもの 変異と科学的対応 【新型コロナと闘う その先の世界へ】

 出典先。W、児玉龍彦さん(東大先端研)の感染の波形図だけでは政府当局のコロナ対策との関連が明らかにできないので、下図を使わせてもらった。なお、外科病院でも感染予防対策をとって発熱外来を開いている。後でHPを閲覧する。

www.morigeka.ne

 

@児玉氏の解説では各波ごとに変異種発生。当然のこと。ウィルスRNAはDNAと違って固定性がなく、増殖の際、転写ミスが発生し易い。

GO TO⇒2020年7月22日~2020年10月1日(東京追加)の徹底した拘り様に改めて注目する!

日本の飲食宿泊業種は他のOECD諸国の中で抜きんでて対GDP比が多い。フランス越え、日本以外の先進国はスペインだけ。他は徹底した観光小国。関連する業態も多い。しかし、どうみても生産性が高いとは云い辛い。日本バブル崩壊後、土木建設業以外にこの業態しか余剰労働人口の受け皿が見つからなかった、とみる。しかもインバウンド率は低いので純内国向けの業態。テレビの食レポ番組などを見ていると、地元の創意工夫にイジマシさが付きまとう。

だから、地方区に選挙基盤のある自民党にとってGO TO オリンピック拘り、ということもできる。

w。第4波以降。抑え込みに「失敗」したのではなく、日本当局は国民規模のセキュリティーを後回しにする戦前体質が温存されているので、初めから大量の犠牲が出るのを承知のうえでコロナ対策をやっている(欧米の犠牲者と比べる愚。比較対象は東アジアなど。地球の東の果ての島国の優位性放棄。)経済とコロナ対策のバランスをとるなどと云う言辞に現れているが適切で専門的なコロナ対策がなされていない、コレが事実。

スターリン一人の人間の死は悲劇だが、. 百万人の死はもはや統計である」

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W。前回記事。菊池寛「マスク」スペイン風邪パンデミック日本版を扱った作品(駄作。ただし菊池寛は文士の由来ともいえる傑物!)。20万人~30万人の死者を出した日本の当局は内務省、警察だろう。世界戦争最中に発生したパンデミックは交戦国の間では最高軍事機密だった。だから、中立国スペインで公になったのでスペイン風邪と称された。ほんとうはUSA風邪であった。世界戦争終結後、パンデミックの最終局面が日本に上陸したので報道管制は敷かれていなかったので一般紙に感染者数が発表された。

 なお、第1次世界大戦前後の時代状況で創作された数多くのヨーロッパ、アメリカ小説のなかでスペイン風邪を彷彿させるものは1作も読んだことはない。この辺も今も共通する欧米文化の特色を表していると思う。アメリカではマスクしないことが勇気の体現らしい。そういえば、大谷の出場する球場では、誰一人、マスクをしていないが感染の波は治まっていない。日本人はそんな感性、文化とは縁遠い。むしろ、菊池寛の「マスク」では、コロナ渦の最終局面でマスクを外している野球の試合観戦に訪れた群衆の中でただ一人、マスクをしている若者に圧倒されるほどの勇気を感じ取っている。

 ヨーロッパ中世に発生したペストの歴史的な位置付けは確定(魔女狩り、封建領主の後退、絶対君主制への転回)ているが、スペイン風邪の歴史的影響について、今回のコロナパンデミックが発生するまで論じられたことはなかった。どうしてなのだろうか?第二次世界大戦終結までの戦争と革命、ファシズムナチズムの世界的騒乱が、その根底にあったパンデミックの影響と犠牲を覆いつくしたのか。

 経済の自由放任が富の集積集中の結果、階層分解(この場合、先進諸国における労働層の増大)と他方での帝国主義金融寡頭支配に発展展開し、帝国主義の不均等発展によって、世界市場の再分割を呼び起こしヨーロッパにおける新興ドイツの台頭と旧支配者イギリスとの対立を基調に世界戦争(ヨーロッパ戦争)へと発火した。スペイン風邪は自由放任経済の下で急速に台頭した超新興国アメリカの中西部カンサス州の陸軍基地から発生した。急成長する資本主義国家の野蛮の渦中から人獣共通感染症が発生した。

 今回のパンデミックの火元の中国にも同じ様相が伺える。

情報として流通する歴史とは、リアルな事実の集積の範囲を超えた現時点の人間の創造物だ。

W。感染症テリトリーの由来を解き明かした解説がコレ。

www.youtube.com

 

菊池寛 短編小説「マスク」4313文字、引用~スペイン風邪が日本に上陸したころ(1920年パンデミック最終便)を題材にした小説。

       マスク   菊池寛

見かけ丈だけは肥つて居るので、他人からは非常に頑健に思はれながら、その癖内臓と云ふ内臓が人並以下に脆弱であることは、自分自身が一番よく知つて居た。
一寸した坂を上つても、息切れがした。階段を上つても息切れがした。新聞記者をして居たとき、諸官署などの大きい建物の階段を駈け上ると、目ざす人の部屋へ通されも、息がはずんで、急には話を切り出すことが、出来ないことなどもあつた。
肺の方も余り強くはなかつた。深呼吸をする積つもりで、息を吸ひかけても、ある程度迄吸ふと、直ぐ胸苦しくなつて来て、それ以上は何うしても吸へなかつた。
心臓と肺とが弱い上に、去年あたりから胃腸を害してしまつた。内臓では、強いものは一つもなかつたその癖身体丈だけは、肥つて居る。素人眼にはいつも頑健さうに見える。自分では内臓の弱いことを、万々承知して居ても、他人から、「丈夫さうだ〱。」と云はれると、さう云はれることから、一種ごまかしの自信を持つてしまふ。器量の悪い女でも、周囲の者から何か云はれると自分でも「満更ではないのか。」と思ひ出すやうに。本当には弱いのであるが「丈夫さうに見える。」と云ふ事から来る、間違つた健康上の自信でもあつた時の方がまだ頼もしかつた。
が、去年の暮、胃腸をヒドク壊して、医師に見て貰つたとき、その医者から、可なり烈しい幻滅を与へられてしまつた。
医者は、自分の脈を触つて居たが、「オヤ脈がありませんね。こんな筈はないんだが。」と、首を傾けながら、何かを聞き入るやうにした。医者が、さう云ふのも無理はなかつた。自分の脈は、何時からと云ふことなしに、微弱になつてしまつて居た。自分
でぢつと長い間抑へて居ても、あるかなきかの如く、ほのかに感ずるのに過ぎなかつた。
医者は、自分の手を抑へたまゝ一分間もぢつと黙つて居た後、「あゝ、ある事はありますがね。珍らしく弱いですね。
今まで、心臓に就て、医者に何か云はれたことはありませんか。」と、一寸真面目な表情をした。
「ありません。尤も、二三年来医者に診て貰つたこともありませんが。」と、自分は答へた。
医者は、黙つて聴診器を、胸部に当てがつた。丁度其処に隠されて居る自分の生命の秘密を、嗅ぎ出されるかのやうに思はれて気持が悪かつた。
医者は、幾度も〱聴診器を当て直した。そして、心臓の周囲を、外から余すところないやうに、探つて居た。
「動悸が高ぶつた時にでも見なければ、充分なことは分りませんが、何うも心臓の弁の併合が不完全なやうです。」
「それは病気ですか。」と、自分は訊いて見た。
「病気です。つまり心臓が欠けて居るのですから、もう継ぎ足すことも何うすることも出来ません。第一手術の出来ない所ですからね。」「命に拘はるでせうか。」自分は、オヅ〱訊いて見た

いや、さうして生きて居られるのですから、大事にさへ使へば、大丈夫です。それに、心臓が少し右の方へ大きくなつて居るやうです。あまり肥るといけませんよ。脂肪心になると、ころりと衝心しょうしんしてしまひますよ。」医者の云ふことは、一つとしてよいことはなかつた。
心臓の弱いことは兼て、覚悟はして居たけれども、これほど弱いとまでは思はなかった。
「用心しなければいけませんよ。火事の時なんか、馳け出したりなんかするといけません。此間も、元町に火事があつた時、水道橋で衝心を起して死んだ男がありましたよ。呼びに来たから、行つて診察しましたがね。非常に心臓が弱い癖に、家から十町ばかりも馳け続けたらしいのですよ。貴君なんかも、用心をしないと、何時コロリと行くかも知れませんよ。第一喧嘩なんかをして興奮しては駄目ですよ。熱病も禁物ですね。チフスや流行性感冒に罹つて、四十度位の熱が三四日も続けばもう助かりつこはありませんね。」
此医者は、少しも気安めやごまかしを云はない医者だつた。が、嘘でもいゝから、もつと気安めが云つて、欲しかつた。これほど、自分の心臓の危険が、露骨にべられると、自分は一種味気ない気持がした。
「何か予防法とか養生法とかはありませんかね。」と、自分が最後の逃げ路を求めると、「ありません。たゞ、脂肪類を喰はないことですね。肉類や脂つこい魚などは、なるべく避けるのですね。淡白な野菜を喰ふのですね。」
自分は「オヤ〱。」と思つた。喰ふことが、第一の楽しみと云つてもよい自分には、かうした養生法は、致命的なものだつた。かうした診察を受けて以来、生命の安全が刻々に脅かされて居るやうな気がした。

 殊に、丁度その頃から、流行性感冒が、猛烈な勢で流行はやりかけて来た医者の言葉に従へば、自分が流行性感冒に罹ることは、即ち死を意味して居た。その上、その頃新聞に頻々と載せられた感冒に就ての、医者の話の中などにも、心臓の強弱が、勝負の別れ目と云つたやうな、意味のことが、幾度も繰り返へされて居た。
自分は感冒に対して、脅え切つてしまつたと云つてもよかつた。自分は出来る丈だけ予防したいと思つた。最善の努力を払つて、罹らないやうに、しようと思つた。
他人から、臆病と嗤はれやうが、罹つて死んでは堪らないと思つた。
自分は、極力外出しないやうにした。妻も女中も、成るべく外出させないやうにした。そして朝夕には過酸化水素水で、含漱うがひをした。止むを得ない用事で、外出するときには、ガーゼを沢山詰めたマスクを掛けた。
そして、出る時と帰つた時に、叮嚀に含漱をした
それで、自分は万全を期した。が、来客のあるのは、仕方がなかつた。風邪がやつと癒つたばかりで、まだ咳をして居る人の、訪問を受けたときなどは、自分の心持が暗くつた。自分と話して居た友人が、話して居る間に、段々熱が高くなつたので、送り帰すと、の後から四十度の熱になつたと云ふ報知を受けたときには、二三日は気味が悪かつた。
毎日の新聞に出る死亡者数の増減に依つて、自分は一喜一憂した。日毎に増して行つて、三千三百三十七人まで行くと、それを最高の記録として、僅かばかりではあつたが、段々減少し始めたときには、自分はホツとした

が、自重した。二月一杯は殆んど、外出しなかつた。友人はもとより、妻までが、自分の臆病を笑つた。自分も少し神経衰弱の恐病症ヒポコンデリアに罹つて居ると思つた。が、感冒に対する自分の恐怖は、何うにもまぎらすことの出来ない実感だつた。

 三月に、は入いつてから、寒さが一日々々と、引いて行くに従つて、感冒の脅威も段々衰へて行つたもうマスクを掛けて居る人は殆どなかつた。

が、自分はまだマスクを除のけなかつた
病気を怖れないで、伝染の危険を冒すなどと云ふことは、それは野蛮人の勇気だよ。病気を怖れて伝染の危険を絶対に避けると云ふ方が、文明人としての勇気だよ誰も、もうマスクを掛けて居ないときに、マスクを掛けて居るのは変なものだよ。が、それは臆病でなくして、文明人としての勇気だと思ふよ。」自分は、こんなことを云つて友達に弁解した。又心の中でも、幾分かはさう信じて居た。
 三月の終頃まで、自分はマスクを捨てなかつた。

もう、流行性感は、都会の地を離れて、山間僻地へ行つたと云ふやうな記事が、時々新聞に出た。

が、自分はまだマスクを捨てなかつた

もう殆ど誰も付けて居る人はなかつた。

が、偶に停留場で待ち合はして居る乗客の中に、一人位黒い布片ぬのきれで、鼻口を掩うて居る人を見出した。自分は、非常に頼もしい気がしたある種の同志であり、知己であるやうな気がした。自分はさう云ふ人を見付け出すごとに、自分一人マスクを付けて居ると云ふ、一種のてれくさゝから救はれた。自分が、真の意味の衛生家であり、生命を極度に愛惜する点に於て一個の文明人であると云つたやうな、誇をさへ感じた。
四月となり、五月となつた。

遉さすがの自分も、もうマスクを付けなかつた。

 ところが、四月から五月に移る頃であつた。また、流行性感冒が、ぶり返したと云ふ記事が二三の新聞に現はれた。

自分は、イヤになつた。四月も五月もになつて、まだ充分に感冒の脅威から、脱け切れないと云ふことが、堪らなく不愉快だつた
が、遉さすがの自分も、もうマスクを付ける気はしなかつた。日中は、初夏の太陽が、一杯にポカ〱と照して居る。どんな口実があるにしろ、マスクを付けられる義理ではなかつた。新聞の記事が、心にかゝりながら、時候の力が、自分を勇気付けて呉れて居た。
 

 丁度五月の半であつた。

市俄古シカゴの野球団が来て、早稲田で仕合が、連日のやうに行はれた。帝大と仕合がある日だつた。自分も久し振りに、野球が見たい気になつた。学生時代には、好球家の一人であつた自分も、此一二年殆んど見て居なかつたのである

その日は快晴と云つてもよいほど、よく晴れて居た。青葉に掩はれて居る目白台の高台が、見る目に爽やかだつた。自分は、終点で電車を捨てると、裏道を運動場の方へ行つた。此の辺の地理は可なりよく判つて居た。

 自分が、丁度運動場の周囲の柵に沿うて、入場口の方へ急いで居たときだつた。ふと、自分を追ひ越した二十三四ばかりの青年があつた。自分は、ふとその男の横顔を見た。見るとその男は思ひがけなくも、黒いマスクを掛けて居るのだつた。自分はそれを見たときに、ある不愉快な激動ショックを受けずには居られなかつた。
それと同時に、その男に明かな憎悪を感じた。その男が、何となく小憎らしかつた。その黒く突き出て居る黒いマスクから、いやな、、、妖怪的な醜くさをさへ感じた。此の男が、不快だつた第一の原因は、こんなよい天気の日に、此の男に依つて、感冒の脅威を想起させられた事に違ちがひなかつた。それと同時に、自分が、マスクを付けて居るときは、偶にマスクを付けて居る人に、逢ふことが嬉しかつたのに、自分がそれを付けなくなると、マスクを付けて居る人が、不快に見えると云ふ自己本位的な心持も交じつて居た

が、さうした心持よりも、更にこんなことを感じた。自分がある男を不快に思つたのは、強者に対する弱者の反感ではなかつたかあんなに、マスクを付けるこに、熱心だつた自分迄が、時候の手前、それを付けることが、何うにも気恥しくなつて居る時に、勇敢に俄然とマスクを付けて、数千の人々の集まつて居る所へ、押し出して行く態度は、可なり徹底した強者の態度ではあるまいか兎に角自分が世間や時候の手前、やり兼ねて居ることを、此の青年は勇敢にやつて居るのだと思つた。此の男を不快に感じたのは、此の男のさうした勇気に、圧迫された心持ではないかと自分は思つた。
             

                     『菊池寛全集第二巻』高松市発行より

おうちでまなぶ菊池寛|高松市

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W。スぺイン風邪当時の貴重な記録フィルム(多分、NHKのドキュメントのアーカイブをアップしたものと思われる)がYou Tubeにアップされてたが、アップした本人がなぜか取り消したようで、削除されていた。

 基地の病棟でずらっとベッドを並べて患者が横たわっている映像が写しだされていた。最初の患者が発見されたのはカンサス州陸軍基地だったが、それ以降、米国内各基地の兵員や物資の相互移動で感染は広まった。それにもかかわらず米軍は欧州戦線に大量の兵士を派遣した。流行性の感冒とは解っていても、まさかパンデミックを引き起こすほどの感染力のあるウィルスとは察知できなかったのだろう。だから、米軍の欧州戦線への大量派兵が開始された時点でスペンイン風邪ウィルスも大量の宿主と共に欧州に伝播した。当然にも交戦状態のドイツ軍にも感染は拡大した(白兵戦、捕虜、死体、物品感染)。

 

@今回アップした菊池寛の「マスク」に描かれた感染状況を今の新型コロナ感染症事態にひきつけてみると、明らかにスペイン風邪よりも新型コロナの方が強毒で感染力が強い。

引用

毎日の新聞に出る死亡者数の増減に依つて、自分は一喜一憂した。日毎に増して行つて、三千三百三十七人まで行くと、それを最高の記録として、僅かばかりではあつたが、段々減少し始めたときには、自分はホツとした。」

W。

新型コロナウイルス変異株「デルタ株」について【感染力・潜伏期間・ワクチンの効果】 | ひまわり医院(内科・皮膚科)7

 

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左は武漢発症ウィルスと思われる。英国型とインド型の感染力比は約1,7倍~2倍である。

 

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引用

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の報告によると、従来の新型コロナの2倍以上の伝染性があることが確認されました。デルタ株を他の感染症と比較すると、季節性インフルエンザや一般的な「かぜ」よりも感染力は強く、空気感染する水痘と同等レベルの可能性があり、より一層の感染対策が必要といえるでしょう。」

   デルタ株の潜伏期間は?

デルタ株のウイルスが検出されるまでの期間が、従来の新型コロナウイルスと比較して約2日短くなる。

その背景として、従来のコロナウイルスよりも感染者の体内のウイルス量が1000倍以上多くなることが示されています。

別の査読前研究では(詳細はこちらウイルスを排出する期間も長くなる可能性も示唆されており、感染力の高さにつながるといえます。

   デルタ株は重症になりやすい?

アルファ型変異株と比較しても救急外来受診や入院のリスクが増す(14日以内の救急外来受診:1.45倍, 14日以内の入院2.26倍

     

   デルタ株に対するワクチンの効果は?

W.人口少なく(900万人)監視、管理国家であるイスラエルのデータの方が信憑性がある。もっともその国の環境にも左右されるだろう。入院、死亡予防という限定に注目すべきだ。ワクチンを打っても中等症になる例に単純に反応している人がいるが、入院、死亡予防と割り切って考えると納得できるところもある。ワクチンの副作用と発症、入院負担、他者への感染リスクを評価すると自ずと結論は出る。

ワクチン効果の持続期間の問題にも今後、注目すべきだ。基本的に6か月が目途になるようだ。また、免疫効果には個人差がある。ちなみに、副作用はワクチンの効果を高めるための混入されている添加物によるもので、副作用の激しさとワクチン効果は無関係、という専門記事があった。

          

   新型コロナの特徴(インフルとの比較)

新型コロナウイルス感染症 抗体検査キットについて解説【費用・検査時間・精度】 | ひまわり医院(内科・皮膚科)

引用

「一方、獲得免疫は、ウイルスの一部を取り込み記憶することで、同じウイルスにかかった場合より強く排除することができます。この識別するマーカーのことを「抗体」と呼びます。

抗体の種類はいろいろありますが、ウイルス感染症の場合、検査で用いられる抗体は主に「IgM(アイジーエム)と「IgG」(アイジージーです。」

新型コロナウイルス抗体検査では、新型コロナウイルスの抗体がどれくらいあるかを調べることで、IgM =現在の感染」「IgG = 過去にかかった感染」を調べることができます。」

 

 W.免疫機能。抗体検査抗原検査について

新型コロナウイルスの「抗体」と「抗原」の違いは?

よく「抗体」と「抗原」を間違えてしまう方がいます。

「抗体」はウイルスに対する「抵抗力」を表すのに対して、抗原は「ウイルスのタンパク質」そのものを指します。したがって

  • 抗体検査過去にコロナウイルスかかったことがあるかどうかを調べるIgMでは現在の感染を調べられるが、精度が低い)
  • 抗原検査現時点でコロナウイルスにかかっているかを調べるPCR検査よりも簡便だが、たんぱく質を調べるので少ない遺伝子量の時には陰性になる)

 

2021年9月2日。紹介書をもって発熱外来に付き添い、検査を受ける。貴重な経験なのでチェックポイントを書き出しておく。

 日本の経済構造は日本バブル崩壊、東西冷戦体制崩壊以降の長期経済停滞で特殊日本的、異様な構造を帯びるに至った。

 
 
wacwac
 
@wacwac05690282
国内向けの飲食、宿泊業の対GDPに占める割合の大きさ(3,5%)。一方、インバウンド観光の対GDPは非常に少ない(0,9%)。生活様式、精神文化は固有、閉じこもり型。日本バ
ブル崩壊以降の長期経済停滞による矛盾の象徴!

 

 

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>経済構造が特殊日本的色彩を帯びるに至り、それに伴う精神文化も固有、閉じこもり型の方向に「進化」。5波のピークアウトによる波の下降はあらかじめ予測されたことだが、コロ渦のオリパラ開催による直接間接の悪影響により、感染の波は下位に静まらないなかで、忘れっぽい国民全般に安心感が広がる中での自民党総裁選の政局演出に乗せられる。

ワクチン接種の進捗にもかかわらずワクチンそのものの効能の問題や感染に対する自衛力低下、オリパラ開催の付け、政府の政策などの要因により今秋冬の感染拡大は必至。

@しかし、コロナパンデミックが生み出した時代状況に対して引きこもり独自進展する精神文化(政治)の様相はあまりにも明確。

コレからの出来事特殊日本的な閉鎖空間で発生する異様事態と捉え観察していく

 

twitter.com

発熱外来はベッド無しの診療所(19床以下は診療所)でも受け付けている。鼻に綿棒を差し込むヒトほか数人の人員と導線確保、意思があるところが発熱外来を受け付けている。

     <役所の広報>ホームページより引用

 新型コロナ感染かう大防止策(受診したいとき)

熱(ねつ)、咳(せき)、のどの痛みなどの症状がある方が受診するときは、必ずかかりつけ医電話予約又は相談してください。(W。行き成り発熱外来のある病院または診療所に出向いても診察してくれないのか。)

**

受診するときは、

  • マスクを着用する等、感染症予防対策をしてください。
  • できるだけバスや電車等の公共交通機関の利用は控えてください。(W.不注意だった)
  • 自宅に戻ったら、しっかり手洗いをしてください。⇒W。手洗いだけで良いのか?アルコール消毒をして顔を洗って、入念に手洗い。Wはシャワーを浴びた。

************************

 W参考資料   応招義務違反の可能性の問題であるが、

1)適切な医療機関に誘導すれば問題ないのではないか?⇒W。OK!最寄りの発熱外来に連絡⇒予約決定⇒紹介書発行。後で記すがこの発熱外来なるもの、十分な感染対策を行っているとは厳しいWの目から言い難い。空気感染、接触感染の対策が取られていないところがある!

コロナ感染者に対する診療が困難な場合は,適切な医療機関受診勧奨することや保健所の指示に従うように誘導すれば問題ない,と読み取れます。」

2)コロナ感染が疑われる場合は診察を控えてもらう旨を周知してもよいか?W。OK!

本人から帰国者・接触者相談センターや保健所などに連絡するように,院内掲示やホームページに記載したほうがよいということです。」

コロナ患者を受け入れることは拒否できるか?風評被害にはどう対処すればよいか?[開業医の教科書Q&A(13)]|Web医事新報|日本医事新報社

 

 上記の応招義務違反

にならない誘導や勧奨(こんな擁護があるとは知らなかった。法律用語、役所用語

告知掲示で、多くの民間診療所、病院はコロナの疑いのある患者の受信拒否OKを指示した厚労省文書。

 

 コロナ感染症Ⅱ類指定⇒5類指定(インフルエンザ等々)への変更を主張するひとたちは指定そのものの変更を求めるが、コロナ用の緊急特別措置法を作って、指定はそのままにし、保健所差配を軽減し、今よりも多くの民間医療機関でコロナ受診をできるようにすることもできるのではないだろうか。それによって、上記のような通達は無効になり、新たな通達が必要になる。

>しかし、一番混乱を最小限に抑える方策は政府が現行法の枠内で配下の公的病院にコロナ患者の大量受け入れを指示できる仕組みを利用することである。英国などではそういった大胆なコロナ対応の病院改変が行われた。コロナ用の大量の空きベッドを創るためには、その種の公的な全国規模の病院に入院中の患者の民間病院への大移動が必須になる。コレがまず第一の障害。

 第2の障害は、全国規模の大病院から民間医療機関に大移動した患者の中で病状悪化が発生した場合、訴訟問題が大量に起きかねないこと。

以上によって、当然政治責任も問題が生じる。

~~ここまでの改革案は佐藤章さんの受け売りだが、納得している。

そこで政府、当局にとって一番、やり易い方途は、新しいコロナ措置法を創ることや配下の公的病院のコロナ患者大量受け入れ=患者大移動(医療事故発生、訴訟問題発生)ではなく、ワクチン接種の推奨、加速化や感染症村利権の拡大でしかない新たな担当省庁設置(米国CDC類似)になる(デジタル庁600人新設と同じ)。

 

厚生労働省の通知「新型コロナウイルス感染症が疑われる者等の診療に関する留意点について(その2)」

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発熱外来受診といっても①抗原検査ウィルスたんぱく検出、精度50%、インフル検査と同じく15分程度で結果判明⇒インフルのウィルスにも反応すると思う)②PCR検査(精度70%?1回目、陰性⇒2回目陽性もあり得る。基本的に被爆したウィルス量、と増殖程度の問題

五輪選手村、毎日検査が最高検査レベル。

鼻奥に突っ込んだ同じ綿棒で検出できる。15分程度で結果判明、30時間後の結果判明の違いだけ。抗原検査をやる理由はその場で陽性判定されたものや濃厚接触者はあまり間を置かず、次の対応に移ることができる。PCR検査結果判明までのタイムラグを克服できる。

③血中酸素濃度測定

問診はなかった。問診票に詳しく書いた。

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   検査環境

 病院玄関に予約時間15分前に到着すると、自動ドアの中からピンクの防護服を着た若い女性が名前を呼びながら出てきて、問診票3枚を手渡し、本人用の椅子と付き添いの椅子を玄関上がり口のスペースに置く他に受診者はいなかった!問診票を書き終えると、病院ビル裏口へ路上を回り込んで案内する。途中、歩きながら見守りケアのヒト「わぁ~ピンクが可愛い」などと云いだして笑いを誘った。「暑いときは大変なんですよ」とその若い女性。

 案内された裏口を見上げると大人が二人すれ違えないほどの狭い急階段(当然、手すりを伝って上がった~最高レベルの接触感染~消毒する人員は配置されている様子はなかった!)。足元を確かめながらゆっくりと上がりきり狭い廊下を右折し小部屋に案内された。畳6畳ぐらいの細長い部屋(中庭?に面して開閉できる窓があったが閉め切られていた)で自分たち以外の待機者はいなかった。隣の部屋から職員が来て本人確認を行い、自分は簡略な自己紹介し、責任の所在をはっきりする。このたたりは通常、病院職員の休憩所だったのではないか。

 再度、隣の部屋から来訪したときに綿棒を突っ込み、血中酸素濃度を測定する。98だった。事後、15分。本人がトイレがしたいというので部屋付きのトイレに行く手洗い消毒を入念にしたが危ない!抗原検査の結果判明、陰性。結果の連絡先、注意事項の記されたチラシを渡される。出口のところで向こうから若い20代の女性受診者がやってきた。

@以上、受診者が重複しないように時間的余裕を持たせて予約を取っているようだが、

接触感染や空気感染への対策は不十分極まりない!

@なお、高齢者のワクチン接種の舞台となった診療所のワクチン接種の環境は酷いものだった。通常の患者、ワクチン接種者、接種後の待機者、ワクチン申込者が狭いフロアーにひしめき合っていた。

>今回のPCR検査や2か月前の高齢者のワクチン接種の環境を想えば、なぜこんなことになるのだろう?と大きな疑問を抱く。混乱と大きな勘違い、不手際がミックスされて、コレが日本という枠組みの現状なんだと思い知らされた。コロナ渦は地震や火事のような突発的な災害ではない。対策を立て実行するための月日の余裕は一定程度ある。にもかかわらず、ということだ。

***************

  地震や火事は地域的な災害で被災地の外はほぼ無害。救済ボランティアもかけつけることができる、報道に対する受けれ側も基本的に第三者の立ち位置。

  コロナ渦、パンデミックに相当するのは大戦争

大戦争になれば、本当の所は各国、各層、の利害が対立する戦争司令部は住民を戦争に動員するが、本当の所は住民を守らない。軍隊は敵との戦争事態に専念する

コロナ渦にも同じ次元のことが再現されている民主制の皮をめくり続けると資本制支配層の独裁の深淵があった。コロナ渦の欧米民主政で大量感染者、大量重症者、死者が出たのは、これらの国家の成り立ちが資本制支配者の利益にかなう独裁国家であり、自分たちの命や健康そして利益は真っ先に守るが国家を構成するとされる住民の生存は蔑ろにされるという事実の生々しい証明にしぎない。資本制支配層がその孤塁を守ることに汲々としたから(トランプやブラジル大統領)、犠牲者がでたのだ。

スエーデンのコロナ対策もこの国の中身を露にしたものであり、反俗日記で数回指摘した<コーポラリズム、生産力主義の本質Wはあのような国柄に魅かれる人が日本で多くいることにあきれる。>

 他方で、東アジアの中国、台湾、韓国の政府と当局は曲がりなりにも住民全体をひっくるめて、コロナ渦から守っているように見える。

 どうしてなんだろうか?

答えは一つしかない。

これらの新生の国々は全住民を巻き込んだセキュリティー危機を掻い潜って成り立ってきたセキュリティー国家である。

加えて今現在も国家と住民はセキュリティーの危機に向き合っている。

そのような国家成立の成り立ちや今現在も進行形のセキュリティー危機の状況下にあっては

>日本政府当局や住民たちのコロナ対策と経済の両立など悠長なことは言っておれない

>コロナ渦において国家と住民をその枠外にできる限り置こうとすれば、人間の原点である生存と健康を絶対的価値基準とするしかないがその次元においては国家構成住民間の平等が曲りなりにも生じる!

だが、他方で人間存在の抽象的次元の犠牲を払うしかない。

そのとき、いわゆる欧米的民主政は停止しているか、最初からなかった。

 

 @日本当局のコロナ対策と五輪開催の併存はまさに日本の国柄および国民性の歴史的到達段階である。

@予告した通り、菅首相は辞任した。最初から分かりきったことだ。同じ中身の表紙のすり替えだ。同じ中身にならざる得ない、日本的ながんじがらめの言葉や小手先ではどうにもならないヒエラルキーが厳として存在する。それでも表紙のすり替えの政治手法が通用してきた。それで得をする人があれば大損をする人がいる。得をする人の減少と損をする人の増大にもかかわらず、「日本の国柄および国民性の歴史的到達段階」のキッチリ延長線上で事が進行していく。

 

   感想

>わざわざ、狭いところに行かなくても病院玄関でもできるのではないか(無理だろうが)空気感染、接触感染(急階段手摺その他)の危険性もある。要するのこの程度の検査はワクチン集団接種会場のような広いスペースで、導線が確保できればどこでもできる。

      

 陽性と診断された方へ(W。検査後手渡されたチラシ)

入院、宿泊療養、自宅待機決定は管轄の保健所から連絡があります。

      同居家族がいる陽性者の方へ

>同居家族の方は、感染している可能性が高いため、検査を受けられた医療機関へ相談、受診するよう@勧奨してください。

W。いわゆる濃厚接触者は医療機関に行かない自由もある。保健所の濃厚接触者に対する権限は相談受診の<@勧奨>にすぎない。

 

      体調が悪くなった方へ

結果が出るまでのヒト⇒検査を受けた医療機関へ連絡

陽性診断されて体調が悪くなった人⇒地域の保健所(相談センター)

 

   感染症の軽症者等に係る宿泊及び自宅療養について

 宿泊、自宅療養の対象となる方

R2年11月18日時点のもの  

>①~⑨のいずれにも該当せず

@ADL(W、日常生活動作)が自立(W。①~⑨に該当しない介護認定要介護1以上のヒトは宿泊療養の対象とならないだろう。要支援2のヒトもどうかな。極論、パラリンピック出場者、宿泊療養は×しており、

>入院を必要とする基礎疾患がなく、

>集団生活のルールが順守できるものは原則として宿泊療養になります。

①基礎疾患

②呼吸器疾患

③腎臓、心臓、血管、糖尿病、高血圧症、肥満

その他の理由により臓器の機能が低下しているもの

④臓器移植、免疫抑制剤抗がん剤の使用によっれ免疫機能が低下している恐れがあるもの。

⑤妊婦

中等症、重症であるもの

都道府県知事が蔓延防止のために入院させる必要があると認めたもの。

⑧医師が総合的に判断して、同上。

⑨健康状態報告に同意しないもの。外出規則を守れないもの、

 

  自宅療養

①~⑨に該当せず基礎疾患なく、感染管理対策が可能なもの

>同居家族に高齢者、免疫不全等配慮、医療介護従事者いないもの。

@実際に宿泊、療養、自宅待機を行っていただくにあたっては、お住まいの地域を管轄する保健所が聞き取り等を踏まえ総合的に判断します。

 

   宿泊自宅療養中の健康観察について

@毎日、1日 3回~4回(朝、昼、夜~夕、寝る前~ご自身の健康状態を確認していただきその状況を報告していただきます。TELやアプリで。

 

  W。以上、保健所のキャパ 大オーバー!

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2021年9月1日(水)見守りケアの人、また発熱37,5度。8月22日(日)とほぼ同じ体温。この間、平熱と微熱を繰り返してきた。鼻、のど、気管支系統の異常を訴えていない。味覚もあるが、訪問診療所と相談し紹介状を書いてもらって診察とPCR検査を受けることに決定。

COVID-19らしき症状は37,5度の発熱と(平熱、微熱の一進一退)、再度の37,5度だけかな。血圧 脈拍は全く問題がない。6月中にファイザーワクチン接種済み。ただし発症率はファイザー製、64%~88%。ワクチン接種によって鼻、のど、気管支、味覚に異常がなくても発熱症状だけの場合もある(ほぼあり得ないのだが個人差はある)。

 あなたは濃厚接触者に当たりますがいいですか、と看護師さんはいうので、「全く問題はない」と答えておいた。PCR検査の手順、方法はインフルと同じだろう。検査結果が出るのは2~3日後、陽性結果が出ても本人は自宅待機。当方は陰性でも隔離生活だろう(好都合、じっくり本が読める)。

 熱が出てぐったりベッドに横たわっているのを目の当たりにすると、何とかしてあげたいと思うが、W自身は生きるも死ぬも同じ、何の関心もない。

 

12:30カロナール錠×2服薬。

  ↓

17:00平熱36、5度

ケアマネージャーには報告と予定を連絡済み。ヘルパーさんにはこの間の事情を詳しく話しておいた。傘を忘れて帰った。かわいいピンク色。あまりいい感情をお互い持っていなかったが、自分は誤解していた面がありすぎた。ま、イロイロな場面に立ち会ってきたので、動じない淡々としたところがあり、誤解していたのかもしれない。個性的であったほうが良い!職業なりに形成されるキャラクターは確かにあるが良いも悪いも仕方がない。近所の人に対するように丁寧に接していこう。便利屋に終始し心のケアの全く不得意、逆にマイナス面のある自分はヘルパーさんに助けてもらっているのではなく、ヘルパーさんの仕事を助ける側に立とう。あの人たちの置かれた困難な社会環境は理解できる。介護の点数はずっと抑えられてきた。

一月万冊。パンデミックインド株に対するファイザー、モデルナ、ワクチンの有効性が複数調査の結果明らかになった。重要な2つの図表を見れば一目瞭然。ワクチン接種先進国で感染の波が治まらない理由が解る。ワクチンは6か月で効果激減。入院予防、重症化、死亡抑制効果は明確だが、ワクチン効果はグローバル資本制の今だけカネだけ自分だけのコロナ渦の大海に希釈される。

twitter.com

>W。2021年8月31日編集。下段の情報に疑問を持った。よく見ると厚労省研究班調べ、を引用した読売新聞の記事

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接種者のうち接種後に何らかの症状があった人は届けるが、問題のなかった人は届けない。

研究班のこの件に関するデータ収集の基準が明らかになっていない。

>大きな疑問のある数値は<発熱>モデルナワクチン2回目37,5度以上⇒実に78%しかもそのうち62%が38度以上の高熱

38度以上の高熱症状が出るとロキソニンカロナール錠などの頓服解熱剤を服薬しても体調は厳しいはず。そんな人が62%も出る薬は失格である。常識的に考えて基礎疾患や薬に弱いヒトもワクチン接種はしたはずで大変な薬害がでるはずなのに、まだ極一部にとどまっている。

 この数値は高齢者層には全く当てはまらない。周囲の人たちを見渡しても厳しい副作用が出た人はいない。接種した部位の痛みが続いた程度。

 若いヒト、活動世代の層では高熱に苦しんだ人、接種部位に冷却しなければならないほどのハレが出てきたなどきつい副作用の実例はあった。

>2度目の接種を昨日終えたWは、1度目の接種部位の痛みもない。

>読売新聞、厚労省研究班のデータはおそらく

@「接種後症状の出たヒトを中心に集計した数値と思われる」あるいは「先行接種した高齢者層を除いた活動的世代中心の集計結果である」

@繰り返しになるが、モデルナワクチン2回目接種発熱症状37,5度78%が高齢者層にも適応できる数値とすれば。モデルナワクチンは薬害レベルの薬品である。

@基準、条件をはっきり示さない数値情報を公的機関が出すのは大間違いである!

 

>なお、接種後の副作用の程度とワクチン効果には関連性はない。

>この件に関して反俗日記の単独記事にしようと企画したが止めた経過があり、その時詳しく調べている。

>mRNAワクチン本体の効き目を良くするための添加物の副作用によって、各々の症状が出てくる。解り易く言えば、ワクチン本体が塗料の原料とすれば、添加物はシンナーの関係。副作用の酷いヒトはいわば、シンナーによる中毒症状であり、中毒症状が激しく出ても、塗料が上手く塗れることにはならない。

@しかし、一般的にいえば高齢者は自然免疫や免疫細胞の老衰があり、ワクチンを接種しても新型ウィルスへの抵抗力は脆弱。

 

@一方、活動的世代のワクチン接種は自分自身や家族、周囲の身を守る、以上に社会全体をコロナから守るという意味で大きな社会的貢献性をもつ

全社会の構成員のうち徹底した個人の原理(謀略論、科学性に敵対する宗教原理主義もその一種)で生活する人たちの割合が多くなるのは、グローバル資本制の生産関係が生み出す社会傾向であり、ワクチン接種の進捗を阻害する要因になっている。

ワクチン接種の遅れは、感染の持続に繋がり、その最中にウィルスコピーミスが生じ、対策が後手に回る。

@「全社会の構成員のうち徹底した個人の原理(謀略論、科学性に敵対する宗教原理主義もその一種)で生活する人たちの割合が多い」国々は感染終息傾向は遅れる。

米国の感染大拡大の要因はコレである。

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一月万冊

チャンネル登録者数 16.6万人

 

接種してから半年経つと効果が薄れていく・・・更にデルタ株に対して効果大幅減少の海外研究結果多数。ファイザーワクチンの弱点。65歳以上の方にこそ知って欲しい。

 

 図の左、の項目。上から順番に

any コロナinfection⇒感染予防効果

Symptomatic  発症予防効果

Sevave     重症化予防効果

Death     死亡予防効果

Hospitall    入院予防効果

 W。ワクチン接種先進国において既にワクチン効果のビッグデータは出そろっている

ワクチン主要製造メーカーの公表、効果ファイザー95%、モデルナ94%などの数値は中等症、重症、死亡予防効果であって、感染と発症予防効果に対するものではないとはっきりした!このことはワクチン接種先進国で、ワクチン接種の進捗にもかかわらず感染の波が静まっていないことを見ても明白

>もう一つ重要なことがビッグデータからわかった。ワクチン接種効果は、約半年で半減する。人口900万人セキュリティー管理国家のイスラエルビッグデータでそのことはハッキリ証明された。

イスラエル、米国では3回目のワクチン接種が始まろうとしている。

*こうした世界ワクチン接種状況を踏まえると、ワクチン接種の遅れにも拘わらず、オロパラ幻想を煽り、コロナ感染への戦略的な取り組みが遅れている日本で今後、秋冬に想定される事態は、接種進捗にもかかわらず、

①ワクチンは感染発症予防効果は約50%~70%だから、秋冬の流行期の感染波は治まる根拠がない

ワクチン効果の半減期は約6か月であれば、初期接種者の半減期とコロナ流行期は重なり追加接種が必要になるが、コレまでの当局の対応を見るとスムーズに追加接収は行われない。

@結論的にいえば、日本はイ)ワクチン接種の出遅れ、ロ)オリパラ開催による人的物的政策的感染対策資源の「無駄遣い」の付けを秋冬に支払うことになるだろう。

      <今後の予測>

>インド株という新しい条件を踏まえる必要があるが、

>只今現在の感染の波は東京圏では下降傾向になり(タイムラグのある大阪、関西圏は大波)自民党総裁選挙の頃の感染者数は今の半分以下になり菅首相退陣を引き継ぐ新首相の内閣支持率は50%を超えるだろう。

>新型コロナ感染の波の傾向は風邪の流行期とほぼ重なるので~低温、乾燥=屋外条件、空気滞留~秋冬、ワクチン接種(ワクチン効果には決定的な限界!)が進んでも第6の大波が発生するだろう。

 

@やることなすこと裏目に出る。コレが日本バブル崩壊後の日本

(もっともバブルまでの中曽根政権はグローバル資本制に対して身軽なユニット対応ができる家族革命をやらず幻想の日本的伝統家族を政策基準にした。~超保守の共同政治幻想はでっち上げ家族⇒国家、天皇~)。

まさか、五輪開催とコロナパンデミックが重なるとはだれも予測しなかった。

ただし、五輪招致運動の直前は東日本大震災福島原発事故だった。日本型災害便乗型資本主義、ショックドクトリン発動、コレが五輪招致運動、大災害に対して一見前向き対応に見えるが現実直視の徹底回避、逃亡。

>オリパラ開催はグローバル資本制時代、経済地盤沈下日本の満州国樹立。

オリパラ開催が満州国樹立と重なるところに昔と今の日本の立ち位置の違いがある。

成長する資本主義が落ちいった落とし穴と後退する資本主義の虚勢がもたらすマイナス決算の結果。

@日本のGDPに占める飲食宿泊部門の割合がどうして、こうも大きすぎるのか、それにたいしてインバウンドの占める割合は0,9%しかない。データは経産省の報告書から拾った。この内国消費の傾向を打破するためにインバウンド需要を増やそうという戦略なのだろうが、東アジア東端日本列島では所詮、中国からの観光客をあてにするしかない。もっとも経済交流も対中頼みなところがある。

 

フィザーワクチンの感染予防効果=39%~64%に注目

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