反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

第1回。日本について。1500年代の農家。一般財団法人国土技術センター⇒「日本の国土は<北緯20度>~ホノルル北緯21度⇒調べてみる!~から45度の間にあります。」脳の奥深くにある臭い嗅覚を司る部位が発する動物的テリトリー意識がそのまま外部化されると領土紛争が高じる。

https://www.youtube.com/watch?v=HODDDjc

 

                              kotani channel

   室町末期から残っている最古の民家を見に行った    姫路市安富町皆河


紐の結束の仕方は割と雑

上は稲穂を脱穀した後、不純物を吹き飛ばす装置(内部は回転羽根。重いもみ殻付きのコメは下に落ちる⇒精米所へ。下は苗の除草、兼土壌攪拌器?除草剤や肥料が改良されていなかった時代に使用した。共に耕運機などの農機具が導入される前(牛馬使用)の高度経済成長前期まで使用されていた。農村、農業の社会関係、生産関係と機械化(近代化現代化)は工業よりも非常に遅れる(生産手段は大地自然、日本列島の狭隘な耕作地、水も有るようで無い!)⇒れいわの米騒動兼業農家JA。専業農家法人農家、大規模化してもそんなに儲からない!全国で200以上のコメ卸業態~昔はムラに一軒は精米所があった~、自民党の有力票田。

見ての通り屋内が煤けていない。くどからの煙は濛々と屋内に立ち込め(殺菌殺虫作用)、屋根の排煙口から出ていくわけで、あり得ない。部屋内は普通、黒光りしている。

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      【若一調査隊】室町時代から残る民家2つの“千年家”

www.youtube.com

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JICE 一般財団法人国土技術研究センター

日本の国土は、おおよそ、東経とうけい120度から150度の間、北緯ほくい20度から45度の間にあります。」

⇒疑問?北緯ほくい20度!日本最南端の島 波照間島北緯24度 。

那覇市から石垣島までの距離405キロもある。石垣島から与那国島(一番台湾に近い)までセスナ機紛いの飛行機、船便でかなりきょりがある。

大昔、与那国にいったとき、ここは日本の風土ではないと感じた。ただし、沖縄本島の支配者は島の人々に人頭税をかけた。妊婦に岩山の割れ目を跳躍させ落下したものは生産性の無い子供しか生めないと人減らしの対象にされた。⇒今は当然のごとく観光ルートから外されている!

当時は訪ねるヒトも少ないせいか路で出会う島民はよそ者を吟味するようなジロジロと目を向ける。冬が海が荒れて釣りどころではなかった。

そのころすでに本土から渡った者が民宿などを営んでいたが、一言もしゃべらない不気味なおっさんと相部屋で昼飯時は眠りたくないのに昼寝をさせられた。不快な思いが続いて帰りたくても天候不順が続いて帰れなかった。挙句の果てに空港近くの野原にテントを張ってウィスキーをがぶ飲みして荷物の置き場所がわからなくなった。生涯、単独で大声を出したのは後にも先にもこのときだけだ。

島で河島英五の地元の三線の名手とのコンサートポスターを見かけたとき感動した。こんなところまでやってきたのか、かねにもならないのに、本物だな、と。そのずっと後、駅でチャリティーコンサートのチラシを配っている姿に突然出会ったときは思わず頭を下げたよ。

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母島 (父島から船で5hぐらいかな?釣り人にとって最高の地だった。もう荒らされて地磯から大きな魚は釣れないだろう。真冬でも普通に泳げる、海水温が高い。); 太平洋 · 小笠原諸島 · 北緯26度那覇市とほぼ同緯度北緯26度)。

激戦で知られる硫黄島北緯24,7度。米軍と自衛隊の訓練基地で関係者常駐。

沖縄返還以前に小笠原諸島が返還された時点で米軍は基地をきっちり残していたのだろう。戦争の勝者にとって占領地は血を流した既得権益だった。軍人の論理だ。戦争は他の手段をもってする政治の継続~クラウゼビッツ~一般人の政治感覚とは違う。政治家は戦争をすることもできるが止めることもできなければ政治家ではない!

世界地図における日本の位置

北緯20度は島ではなくて隆起した海底火山に珊瑚が堆積した環礁

沖ノ鳥島はこんな島 | 日本の最南端・最東端の国境離島 〜東京都 沖ノ鳥島・南鳥島〜

最南端さいなんたん ~ 沖ノ鳥島おきのとりしま(東京都)

周囲11kmほどのサンゴがつくった環礁かんしょうの中にある東小島と北小島の2島からなる無人島です。きちんと郵便ゆうびん番号ばんごうも住所もあります〒100-2100東京都小笠原村おがさわらむら沖ノ鳥島おきのとりしま1番地(北小島)及び2番地(東小島)です。東京(新宿区の東京都庁とちょう)からは約1740km、東京都小笠原村おがさわらむらちちじまからでも南西へ約910kmはなれています。沖縄県おきなわけん那覇なはから南東へ約1100kmはなれています。

沖ノ鳥島おきのとりしまは、北緯ほくい20度にありますが、ベトナムの首都ハノイやハワイのホノルルが北緯ほくい21度にあり、ほぼ同じ緯度いどになります。日本の最南端さいなんたんの島がハワイと同じくらいの緯度いどで、しかも東京都だというのがおどろきです」⇒W。頭が沸いているとしか言いようがない。小生も野山を駆け巡ってチャンバラごっこしていた頃、こんな気分があった、と記憶する。臭い嗅覚によるテリトリー意識は脳の奥深くの動物的本能を司る部位から発せられる。哺乳類がよくやる。

日本の最南端 沖ノ鳥島

で、次は当然のごとく、北方領土歯舞(はぼまい)、色丹(しこたん)国後、択捉。

日ロ領土問題と平和条約交渉について│千島(日露)│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会

 W.千島列島全島返還論である。

幼稚で手前勝手な論理と条文解釈主義、スターリン悪者論、サ条約については「国民は正しい論」の満展開で済ませる。

コレは大義ではない。

目まぐるしく論点をすり替える論理について行ける人はかなり党派的意見の持ち主。

多くの人の政治感覚と合わない。この大義なるものはずれている。

⇒W。北海道はそもそもアイヌ民族の土地だった。かれらにテリトリー意識はあったが、土地の占有意識やましてや領土意識はなかった。この問題を取り上げる際にそれへの言及がない。

日本帝国主義が朝鮮を植民地化した際に、李朝体制による土地所有制度の未整備、曖昧性に付け込んで農民から「法的に」土地を奪っていったことと同じ位相であり、インターナショナリズムの政治思想として成り立っていない、一国主義の思想である。

歯舞と色丹は、もともと北海道の一部です。国後と択捉は、千島列島のなかの南千 島部分だけです。本当は、その北にある得撫(うるっぷ)から占守(しゅむしゅ)までの北千島までを含む千島列島全体が、日本の歴史的な領土なのです。」

千島は日本の領土、樺太はロシアの領土となったのは、二つの条約が結ばれたこと によってでした。」

徳川幕府帝政ロシア政府との間に結ばれた、一八五五年(安政元年)日魯(にちろ)通好条約」=北千島(ロシア)南千島(日本?徳川)

その二十年後、一八七五年(明治八年)にロシアの首都サンクトペテルブルクで結ばれた樺太・千島交換条約です。この条約に よって、樺太全島をロシア領とするかわりに、北千島を日本領としました。

この結果、千島列島全体が最終的に日本の領土となったのです。この点では、日露戦 争の結果、日本がロシアから奪いとった南樺太とは根本的に異なります。」

 

一九四五年二月、クリミア半島ヤルタでおこなわれた米英ソ三国首脳による秘密会談でスターリンは、対日参戦 の条件に日本の正当な領土である千島のソ連への「引き渡し」を要求し、アメリカ、イギリスともこれを認めてしまったのです(ヤルタ秘密協定)。スターリンの要求は、「領土不拡大」というソ連も参加していた連合国の 戦後処理の原則を乱暴に踏みにじるもので、なんらの国際的道理ももたないものでした。⇒W。「領土不拡大」というソ連も参加していた連合国の 戦後処理の原則はいつの事?(戦後世界体制の枠組みを決めた条約や階段はいつの事?)

 

「一九五一年にサンフランシスコ平和条約が結ばれた時、日本は、この条約の領土条項で、千島列島にたいする「すべての権利、権原および 請求権を放棄」すること(第二条C項)を強要されました

これは、この条約の起案者であるアメリが、一九四五年のヤルタ協定の内容を不当にもちこんだも のでした。しかし、日本はヤルタ協定の当事者ではなく、そこでの秘密の取り決めに日本国民拘束される理由は、どこにもありません。

 日ロ間の領土交渉にあたっては、「領土不拡大」の原則を乱暴にふみにじったスターリンの横暴大国主義的な領土拡張主義にこそ(W.それをいうなら、東欧圏を形成したことも批判の的しなければ首尾一貫性は無い。社会主義は地理的地政学的拡大では成し得ない!今日の日ロ両国間の領土問題の根源があることを、しっかり見定めなければなりません。」⇒書生論議だ。サ条約のアメリカは悪い、千島列島を敗戦期のどさくさに紛れて領有したスターリンの領土拡張主義は悪い、これにたいして日本国民の側には19世紀に結んだ日ロ条約に基づき千島全島返還の大義がある、と。現実の政治過程を無視した勝手な解釈は幼稚すぎし、こういう理屈は近隣諸国との衝突を起こす領土拡張欲に一翼を担い、自党だけが正しいとするいつもの論理。

W.戦後日本資本主義の経済発展と共に敗戦によって日本列島4島に限定された領土に対する拡張主義の欲望が沸き起こり、沖縄返還以降、領有権の曖昧であった周辺地域の領土奪還運動が台頭してきたのは歴史的事実。

地球温暖化、気候変動。二酸化炭素は温室効果1。地球の大気の99.9%は窒素(78%)、酸素(21%)、アルゴン(0.93%)濃度は高度約100kmまでは地球上、一定。残りの0.1%が微量気体と呼ばれ、水蒸気、二酸化炭素などの放射熱大気圏外拡散を防ぐ温室効果気体。温暖化の原因は二酸化炭素だけなのか?

www.green-b.net

  地球温暖化原因は人為起源による(IPCC)

地球温暖化対策を検討する機関として、国連気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)があります。1988年に国連環境計画(UNEP)と世界気象機関(WMO)により設立された組織で、地球温暖化は人為的に生じた問題であると考えられうことから、気候変化、影響、適応及び緩和方策に関し、科学的、技術的、社会経済学的な見地から包括的な評価を行っています。」

 地球温暖化は非常に不公平な問題です

気候変動は
非常に不公平であり
人間の倫理の問題

民間でも地球温暖化防止の声は高まっており、『全ての生命の価値は等しい』という信念のもと、マイクロソフトの創業者でもあり事業家のビル・ゲイツが設立したビル&メリンダ・ゲイツ財団でも地球温暖化対策を積極的に行なっています。

その理由は、富裕層や中間層が気候変動を引き起こし、その被害を被るのが貧困層だからという問題を理解しているからです。

  地球温暖化の原因はなに?

 

地球の平均温度は約15度ですが、太陽からもたらされるエネルギー宇宙へ反射(放射)されるエネルギーバランスが取れている事で、今の地球環境が成り立っています。

エーロゾル雲<水蒸気>や大気中の小さなゴミ+CO2

太陽からの日射を反射させるばかりでなく、地球から放出されるべきエネルギー(赤外放射)も地球に向けて反射⇒バランスが良かった。

  ↓

ところが、そのバランスが崩れ始めたというのがCO2が原因だと言われる

その地球に向けて反射されるエネルギーが今まで以上に多くなっていると考えられることから、地球温暖化が進み、気候変動が起こっていると考えられています。そして、その要因がエーロゾルと同様に地球に向けてエネルギーを反射させる温室効果ガスと言われています。

*****反俗日記。⇒温室効果ガスについてもっと詳しく知らないと~~まず、大気の成分で検索してみた。99%が窒素と酸素だった。二酸化炭素アルゴンAR(不活性希ガ0,93%アーク溶接、金属精錬、シリコンウェハーの製造よりも少ない0,03%であった。

 

  温室効果ガスは多岐に

www.asahi.com

「  1.温室効果ガスとは

温室効果ガスとは、二酸化炭素やメタンなど、大気中の熱を吸収する性質のあるガスのことです。英語ではGHG(Greenhouse Gas)といいます。⇒反俗日記。地球の大気は、窒素(N2)78.1%、酸素が20.9%、アルゴン(Ar)が0.93%、二酸化炭素が0.03%水蒸気その他が約1%という組成

地球の表面は大気を通過した太陽の光によって温まり、地表の熱は赤外線として宇宙空間に放出されます。温室効果ガスには赤外線を吸収・放出する性質があり、地表から出ていく熱を吸収して大気を温めます。この働きが温室効果です。大気中の温室効果ガスが増えると地表を温める働きが強くなって地表付近の温度が上昇します。

温室効果がなければ地球の平均温度はマイナス19度になるといわれており、温室効果ガスは、地球の温度を生き物が暮らしやすい状態に保つ役割を果たしています。

温室効果の模式図


温室効果ガスの種類       概要    発生源
二酸化炭素(CO2)    地球温暖化におよぼす影響がもっとも大きい温室効果ガス。温室効果を示す地球温暖化係数は1    

・石炭・石油の消費
・セメントの生産など


メタン(CH4)    二酸化炭素に次いで地球温暖化におよぼす影響が大きい温室効果ガス。常温で気体よく燃える。地球温暖化係数は25    

・湿地や池、水田で枯れた植物の分解時
・家畜のげっぷ
天然ガスの採掘など


一酸化二窒素(N2O)    数ある窒素酸化物のなかで最も安定した物質。他の窒素酸化物(例えば二酸化窒素)などのような害はない。地球温暖化係数は298    

・燃料の燃焼
・工業プロセス
・農業での窒素肥料使用
・家畜からの堆肥(たいひ)製造など


ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)    

塩素がなく、オゾン層を破壊しないフロン強力な温室効果ガス地球温暖化係数は種類によって異なる(HFC-134a《1,1,1,2-テトラフルオロエタン》の場合は1430)    

スプレー類
エアコンや冷蔵庫の冷却
化学物質の製造プロセスなど


パーフルオロカーボン類(PFCs)   

炭素とフッ素だけからなるフロン。

強力な温室効果ガス。

地球温暖化係数は種類によって異なる(PFC-14《パーフルオロメタン》は7390)    ・半導体の製造プロセスなど


六ふっ化硫黄(SF6)   

硫黄の六フッ化化物。強力な温室効果ガス。地球温暖化係数は2万2800  

 ・電力供給関連装置の絶縁体など


三ふっ化窒素(NF3)    

窒素とフッ素からなる無機化合物。強力な温室効果ガス。地球温暖化係数は1万7200    ・半導体の製造プロセス

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日本地球化学会

温室効果気体(二酸化炭素など)の大気中濃度が増えて問題となっていますが、
   他の気体の濃度は一定なのですか?それはなぜ?

地球の大気の99.9%は窒素(78%)、酸素(21%)、アルゴン(0.93%)で占められていて、これらの濃度は高度約100kmまでは地球上のどこへ行っても一定です。残りの0.1%が微量気体と呼ばれ、水蒸気、二酸化炭素などの温室効果気体、フロンなどのオゾン層破壊物質、窒素酸化物などの大気汚染物質などが含まれますが、微量気体の濃度は時間的・空間的に一定とは限りません。

大気中の窒素・酸素の総量年間の生成量(または消滅量)のそれぞれ2000万倍、2200倍もある(総量が完全に入れ替わるのに平均で2000万年、2200年かかることになり、これを平均寿命と呼びます)ため、よく混合された大気中では時間的空間的な変化がみられない、ということになります。

一方、微量気体については、生成と消滅のバランスがとれていなかったり、平均寿命が短かったりするために、時間や場所によって濃度が変動する場合がよくあります。例えば二酸化炭素生物の呼吸・光合成による生成・消滅や、海洋による吸収・放出がほぼ釣り合っていたものが、人間による化石燃料の燃焼で生成量が増えてバランスが崩れた結果、現在濃度が急速に増加していると考えられています。

また二酸化炭素の平均寿命は約4年と短いので、季節による変動や、陸上と海上北半球(先進工業国が多く存在する)と南半球で濃度に違いがあることがわかっています。

窒素や酸素の濃度は地球の誕生当初から一定だったわけではなく、地質学的・生物学的な進化の過程で変化してきたと考えられています。二酸化炭素の濃度も人間の現れるはるか前、氷期間氷期のサイクルに伴って大きく変化したことが知られています。また近年分析技術が進んだ結果、大気中の酸素濃度が二酸化炭素濃度の増加に呼応して減少していることが確かめられました。」

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「カーボンニュートラル」ってなんだろう?|for キッズ|知る・楽しむ|関西電力

W.政治色の強いムード的な用語だな。

日本が目指す「カーボンニュートラル」とは、CO2だけに限らず、メタン、N2O(一酸化二窒素)、フロンガスを含む「温室効果ガス」を対象にしたものであり、「全体としてゼロに」とは、「排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにする」ことを意味します。」

************************************************CO2以外に考えられる原因

「CO2以外にも地球温暖化の原因は考えられています。その一つが地球の表面温度の周期的な変化です。図は地球の氷期サイクルを示していますが、地球の氷期サイクル周期は約10万年とされており、現在は氷期氷期の間の間氷期の間にあると言われています。海水面の上昇などの問題を指摘されていますが、この周期に照らし合わせてみると近年におけるその上昇は僅かであると言えるかもしれません。氷期間氷期において水位の変動差は100メートル以上もある事がわかっています。」

    地球の公転が楕円形である

地球は太陽の周りをぐるぐると回っているのですが、その軌道が楕円形であることはあまり知られてはいません。それどころか、その楕円は10万年周期で太陽からの距離が変化しているのです。地球が太陽にもっとも近い時ともっとも遠い時とで、その距離は1827万kmにもなります。」⇒W。地球の直系は約12700キロメートル。地球と月の距離は38万4,400キロ。

 

******W.地球は②歳差運動を続けながら(2万年周期)①地軸の傾きを変化させている(4万年周期)。

   ①地軸の傾きの変化 21.5度〜24.5度の間
「地軸の角度です。現在の地軸の傾きは23.4度となっていますが、この傾きは常に一定なわけではなく4.1万年周期で21.5度〜24.5度の間で変化しています。この地軸の傾きの変化は季節差に影響を与えるので、気候変動の一要因として考えられています。」
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     ②地軸の歳差運動

地球と太陽の距離を変化させるものとして、歳差運動というものがあります。

地球上にいると地軸に対して地球が回っていることになりますが(動画左)、

宇宙のある一点から見るとその地軸を中心に回っているようには見えません(動画中)。

さらに宇宙のある一点から地球を見るとグネグネと動いているように見える事がわかります(動画右)。

つまり、太陽に対して地球は常に同じ面を向けているのではなくて、少しずつずれながら太陽からのエネルギーを受け取っているわけです。

こう考えると、短期的な気候の変化は地球自体の動きによるものだと予測されます。

youtu.be

地球温暖化の原因は複合的な要素が絡んでいる
「これまでのことから地球温暖化の原因はCO2だけの問題ではなさそうですね。地球の動きそのものも関係している」
反俗日記。歳差運動によって南北半球の季節(夏至冬至)が逆転する。
*****結論****

www.nikkei-science.com

 結論引用

地球の移動はわずか?

イタリア国立核物理学研究所のイオリオ(Lorenzo Iorio)の計算は摂動論に基づくもの

太陽と地球の相互作用を記述する複雑な方程式を数学的に扱いやすくする。
 イオリオは太陽の年間の質量減少(現在は約100兆分の1)が赤色巨星期まで小さなまま変わらないと仮定,地球の外側への移動が年間およそ3mm,つまり太陽が巨星期に達した時点でわずか0.0002AU外側にズレるだけだと計算した。その時点で太陽は膨張して半径1.2AUに達するため,地球は蒸発してしまう。

“膨らみ”に引っ張られて…

太陽が質量を失って膨張するにつれ,自転速度は遅くなるはずだ(角運動量の保存則による)。自転が遅くなると太陽の表面に潮汐力による膨らみが生じ,この膨らみが発揮する重力によって,地球は内側へ引っ張られる。このように考えると,現在の公転軌道半径が1.15AU未満の惑星はすべて,最終的に滅亡すると研究チームはみる。

誰かが残っていたなら,地球を救えるだろうか? カリフォルニア大学サンタクルーズ校のコリキャンスキー(Don Korycansky)らは,大型の小惑星の軌道を調整して地球のそばを定期的に通過させることで,地球を移動させようという大胆なアイデアを提案している。どこか安全な場所,例えば火星の軌道まで地球を動かすには,10億年かかるかもしれない。しかし月は置き去りになるだろうし,ちょっとした計算ミスも破局を招く。いうまでもないが,さらに研究が必要だ。」

W。宇宙の恒星と惑星の最後は天文学では普通に観察される。太陽系もそれと同じ最後を迎える。

W。そのずっと前に

映画『猿の惑星』シリーズの見る順番(公開順・時系列)を紹介。最新作と過去作品を配信で楽しもう|Disney+(ディズニープラス)公式

第一作以外は駄作だ!第2作を途中まで見て止めた。完全な凡作だった。第1作の主演チャールストンヘストン。猿に扮する役者の名演技が光る。海岸の自由の女神像のラストシーンは奇抜。核戦争で滅亡した、という説とパンデミックで終わった、という説がある。第1作以降のシリーズを売りたいがためにネット上で小細工をしている。

原作はフランス人

ピエール・ブール - Wikipedia

代表作で映画化もされた戦場にかける橋』W監督デビットリーンや『猿の惑星』は、仏印での経験を基に書かれたといわれている。」

これについてデビッド・ボゲットは、仏印で工作活動を行っていたブールを捕えたのは日本軍であったが、親ナチス・ドイツヴィシー政権側に付いた仏印植民地政府と仏印駐留日本軍との協定により、フランス人であるブールの身柄は日本軍から植民地政府軍に引き渡されたのであろうと推測している。1944年にサイゴンの刑務所当局がブールの脱出を手助けしたのも、本国が連合国に解放されつつあった仏印植民地政府と日本軍との関係の変化を理解しなければならないとしている。

W.仏印ベトナム)は太平洋戦争におけるアメリカ軍の日本本土進攻作戦から除外され戦場にはならなかった。現地日本軍人軍属の占領生活は成瀬巳喜男監督の名作「浮雲」に描写されている。原作は林芙美子

戦後、レジオンドヌール勲章、軍功章およびレジスタンスのメダルを受章した。」

 

令和の米騒動を深堀する。客観的事実を蔑ろにした一部の米信仰に対論。

 ⇒W。コピペ防止なので転写機能を使うしかない。

 コメ産業の環境変化と今後に関する調査  報告 2023年3月県

                    日本政策投資銀行 新潟支店

                    日本経済研究所 株式会社

下図は

僕たちが「今更」お米をつくる理由(前編) | 革新的農業を実践する TREE&NORF/トゥリーアンドノーフより

 

収穫高1位は新潟県2位は北海道(農業水産取れ高は突出、日本の食料庫だ!)以下ベスト10位は青森岩手を除く東北各県と関東圏栃木茨木県

W、現日本人の心性、社会性の底流コメ生産に必要な地域共同体水利、生産体制のメンタリティー流れていると漫然(コレといった目的や意識の無いまま、取り留めなく)と語るヒトたちがいるが大間違いである。

 ソレをいうなら反俗日記が再三指摘する用語⇒徳川幕藩体制を下支えしてきた<年貢、ムラ一括請負の、メンタリティーである。

とにかくお上に従順。ソレだけではなく村社会内の統制と村外への排外主義が酷く、横の連帯感が無い。

百姓一揆は止むになまれぬ生死、生存のデッドライン上の大衆決起だった。(このまま座して死ぬよりは蜂起する)。

 ただし支配体制側も<御百姓>が天下を支えているという支配者としてのイデオロギーはあった

(今の日本支配層は国民にたいしてこの心構えは無い<グローバルぼけ、米国G7支配層との漫然とした運命共同体意識>。

 

⇒金融グローバリズムを踏襲する限りG7支配層及びその国内追随者と国民過半の間は物的な分断の溝が広がり深まってくるが、G7支配層がウクライナーロシア戦争を永久戦争と位置づけ民主主義の価値観を巡る戦い、などと称する

~戦争が大規模世界化すればするほど当該国及び支援者は全国民をインクルードするイデオロギーが必要となる

第二次世界大戦は民主主義陣営VSファシズム、ナチズム、軍国主義の戦い、と切り縮めるのは間違い。

だったら、スターリン主義体制ソ連が同じ陣営に参戦したことはどう説明するのか。

ニューディール体制イギリスの挙国一致体制は経済危機から抜け出せなかったがナチスドイツ、とソ連スターリン主義体制は経済危機を回避できた。

日本軍国主義体制は中国戦線の拡張によって1930年代の経済成長は止まって先陣を切って太平洋戦争に突入した。

ソ連軍の大反抗がなければ英仏の巨大な援軍米国は太平洋と欧州戦線の両面作戦の不利があり、第二次帝国主義戦争の戦況はもっと膠着状態に陥り多大な犠牲を払う必要が生じていた。

他方、ソ連圏の東欧拡大は間違いだった。第一次世界大戦中の対独ブレストリトウスク条約の締結の戦略は地政学的拡張にとってかわられ、蔑ろにされた。

中国習近平路線は鄧小平の遺訓を捨てた。中華王朝崩壊の歴史に学んでいない。国力を中華圏外の覇権に投入した歴代王朝は滅んだ。

 

***

 百姓一揆は円状連判状で隠されていた首謀者(基本的にムラ役人層)の斬首や磔刑に終わり、他は放免された。

百姓一揆、江戸の打ちこわし、はこの時代の人口の90%を占めていた庶民<日本型封建軍事貴族の人口割合はヨーロッパ大陸よりも多すぎる、この点でジェントリーのいた英国と類似⇒明治「いしん」>のギリギリの要求実現のための大衆行動であり(今に例えると官許ではない決起集会とデモ)、年貢ムラ請負の凝縮された正気の蜂起であった。それは刀狩によって奪われた暴力を再現する一点突破、全面展開の束の間の解放空間だった。民主主義は初源的である)⇒現共和党大統領候補ドラルドトランプの4年前の大統領選挙敗北を受けたホワイトハウス前の大衆決起集会とその後の参加者の国会突入は民主政の本質民主主義は初源性が露になった。

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>上図を参照すると、コメ作りの地は西日本ではなく東日本である。

日本人の心性はコメ作りにあり、などと云うのは、

軍国主義、その体制を支えた農本主義

復古性近代イデオロギー天皇イデオロギーの現代版再生、の時代錯誤と解る。

近代化を圧縮して実現しようとして座礁戦争に負けた戦前支配層の支配イデオロギーの再生である。

結局、米国の尻馬にのって東アジアに騒乱を巻き起こし日本国民過半の生活を窮地に追い込む時代に流れに竿さしているだけだ。時代の流れが激流になればナルホド、その反動的な役割は大きくなる。

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>なおコメ生産額の低い山梨県甲州)で歴史に残る大規模百姓一揆が発生している。

天保騒動 - Wikipedia

⇒W.反俗日記の一揆の項、参照。

「江戸時代後期の天保7年(1836年)8月に甲斐国で起こった百姓一揆。甲斐東部の郡内地方都留郡)から発生し、国中地方へ波及し一国規模の騒動となった。別称に郡内騒動、甲斐一国騒動、甲州騒動。」

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コメ収穫高が少ない県31位~40位の宮崎県に注目する。もっとコメが生産できるはずなのに、何が起こっているのか?

 知恵袋

宮崎県の生産額ベース自給率が高い理由は何ですか?

*****回答*****W。専門的な言い回しだが、原則論と事実の指摘がある**

都道府県別食料自給率というのは、地産地消とは全く関係がない数字」です。

生産額ベースの場合、分子は当該都道府県の農業産出額ですが、分母は「全国合計の消費仕向額を、各都道府県の人口比で案分した額」です。

>宮崎県は畜産物(W狂牛病も発生した)や野菜の生産額が多く、都道府県別農業産出額は全国第5位ですが、宮崎県より上位の4都道府県は、宮崎県より人口が多いので、分母の「全国合計の消費仕向額を、各都道府県の人口比で案分した額」が大きくなってしまい、都道府県別食料自給率(生産額ベース)では、宮崎県より下位になるということですね。

>>要するに、「県民1人当たりの農業産出額」が大きい県ほど、上位になるという計算式であるわけです。

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鶴岡の農業の概要 | SEADS-鶴岡市立農業経営者育成学校

 全国のカロリーベースの食糧自給率ランキング 2018年 分母は人口比、

>一人当たりのカロリーベースの食料自給率になっている。下図をみるといわゆる農業県、緊急時に都市部住民でも近郊から食料が手軽に調達できると地政学的環境に恵まれているのは<北海道>と<秋田県だけである。

<めん類製造業>

めん類製造業の人口1千人当たりの都道府県別事業所数(ランキング)

W.乾麺にすれば備蓄期間長く(賞味期限は1,5年以上)食味もよく、湯で時間短く~パスタ類はもっと備蓄期間長い、「流石ローマ帝国の「末裔」?か~~災害用備蓄に最適災害用の白米備蓄はサバイバル知識欠如の証拠

>災害用備蓄はともかく、TV報道に即物的に反応しコメが無くなると、買い増しの方々は己をB層と自覚した方が良い折しもB層ターゲットの郵政選挙を挙行した純一郎元首相の御子息、小泉進次郎さんが次期自民党総裁の有力候補になっており、その流れに乗って行く層である。反俗日記としてはあべ元首相の下位変換であるこの方が首相になったら~~~(笑)トランプとお似合いだ。

 長崎県が0.285事業所と最も多く、次いで香川県が0.269事業所、秋田県が0.104事業所

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<米作農業>※個人経営の事業所以外が対象

⇒W農業法人、大規模専業農家、農地の大規模集約化が浮き彫り成っている大事な図表だ!

米作農業の人口1千人当たりの都道府県別事業所数(地図)

新潟県が0.207事業所と最も多く、次いで富山県が0.183事業所、秋田県が0.162事業所などとなっており、日本海側の地域を中心として、稲作の盛んな都道府県が上位になっています。」会社経営農家の多い秋田県は農村部でも資本の論理が働くので都市部住民でも緊急時に資本の論近郊から簡単に食料が手に入るという定義から脱落している。

だったら日本の食料庫北海道だけということになる。

(畜産、漁業などは法人化率高い⇔稲作農家は個人経営率が高い、というのは意外だ!収益率の高い畜産、大豆、とうもろこし生産に新開拓の広大な土地を所有し儲かるシステムが定着している。その一方で北海道稲作個人経営農家は本土よりも広い耕作地で機械化農業を行っている。)

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引用、農水省 CPTPP豪州枠(輸入量に相当する政府備蓄米の買入)に係る会計検査院からの指摘について

https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/240827/attach/pdf/240827-34.pdf

「今般、会計検査院から、豪州枠の取扱い(枠数量に対する輸入数量が10分の1程度にとどまっている実態

アップしていない当該グラフを読み込むと

平成30年度は政府備蓄米の10分の1の輸入数量枠2000トンの予定とグラフにあるが、実際のオーストラリア米の政府備蓄米に対する輸入数量は、日本に回せるコメ不足など<オーストラリの需要増、円安進行~予定数量枠に見合った輸出は採算に合わない~>様々な要因で一番多い直近の令和5年度で6,198トンにすぎないと、会計検査院は指摘している。

 

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政府備蓄米の無償交付子ども食堂等、子ども宅食への支援)【令和4年度】

子ども食堂〕。農水省に申請。(食事提供団体ごとに、一申請当たり120Kgを上限に交付)

   交付対象者 ※以下の要件を満たした団体

都道府県や市区町村等と連携し、子育て家庭の情報を基に活動をしてい
る団体」又は「公的支援を受けている団体」

子育て家庭に直接、食事又は食材の提供を行っている団体」

  農林水産省に直接申請。

交付された政府備蓄米について、交付した数量を適切に使用した場合、必要に
応じて年度内の追加申請が可能。

同じ提供団体であっても活動実態が異なる場合、それぞれの支部単位での申請
が可能。

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    反俗日記のこの項を受けての結論

日本共産党参議院議員の国会質問で2024年度、6月ごろの(値上がりを含む卸⇒小売りコメ市場の変則的な動向)を受けて政府米の放出を提案したというが、今になればこの提案は適切だった。

この早期の時期の政府備蓄米の小出し市場介入が実施されていれば

家庭米流通ルートのコメが業務米の流通ルートに吸い上げられる事態へのけん制効果が発揮できた、と想像する。

>「備蓄米放出は大凶作の場合のみ」に拘る必要はなかった!機動的に対処すれば政府が成果を上げる大チャンスだった。 頭が固すぎた。複雑なコメ市場は関わる各種業者の自己統治機能にも疑いがあり「需給バランスによる自由なコメ市場」は絵空事。そもそも半官組織の地域の集荷プレイヤーのJA、全農(全国農業協同組合は卸も運営している民間会社も乱立、急成長している会社にも疑問がある。店頭コメ不足が西日本特に関西に集中しているのは実体的な原因がある  

****************************************下図を一覧しただけで

①コメ生産現場において営利追及、平成の時代以降のグローバル資本制の下では収益第一主義に堕す巨大資本に重層して取り巻かれているコメ生産者(法人であろうと家族であろうと)が生産と市場に対して圧倒的な不利な状況に置かれていることが、わかる。生産過程<左の農業機械、肥料、農薬=生産コスト部分は寡占的大企業ばかりでコストダウンは有り得ない!⇒日本農業は生産単位面積当たりのコストがかかりすぎる。証明する図表もある)で剰余価値(付加価値)を生み出す構造がぜい弱だが潜在的な付加価値を生み出している。

後に記すコメ産業全体の付加価値率67、2%は異様だ。

大規模法人は研修生の労働力を導入している。

 

②流通部門で一般家庭用のコメルート一端、緊急事態が起これば一番コメを他ルートに奪われる構造なのは一目瞭然だ。スーパーなどは食品、日常生活用品の巨大量販店に過ぎず、店頭のコメが消えても総売り上げへにたいした影響はない(代替え商品が売れしコメ商品は回転率が悪い実需者の個人や家庭が緊急事態にしわ寄せが集中する

今回の事態はいわばコメ戦争で一般家庭はコメを取り上げられた、といえる。

コメ生産者も2023年度米は買いたたかれているので2024年の騒動は複雑な心境だろう。

今回の騒動で値上がり必至の新米価格は結局、こめ無しデーで他食に馴染んだ一般家庭の相当部分のコメ食離反を招く。ゆえに一般家庭、生産者は主要な食品の生産流通価格決定構造を総覧する必要がある。コメに拘ってわぁ~わぁ~騒げば、偏狭な思考に陥る。              

 

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  コメ産業の市場規模

農業食品産業の総生産47兆円の1割強5兆円

 W。下図のコメ産業全体の市場規模5兆円、コメの産出額1,6兆円⇒付加価値率67,2%3,4兆円は異様な数値!

 

 引用 W資本論』第3巻第3編

「利潤率の傾向的低下の法則とは資本主義経済の法則の一つ。資本家が剰余価値を不変資本により多く振り分けると資本の有機的構成が高度化する。すると総資本に対する剰余価値率は低下する。すなわち、利潤率は必然的に低下することを示した法則 

 利潤率r とおくと、

不変資本C 、可変資本V 剰余価値M 

{\displaystyle r={\frac {M}{C+V}}={\frac {(M/V)}{(C/V)+1}}}

資本の有機的構成C /V が高度化すると、剰余価値M /V が一定である限り、利潤率r は低下することがわかる。

⇒W.コメ生産者の技術的構成の高度化が遅れる業態、生産環境。

分子大企業の大量生産品の苗、肥料、農薬、農機具Cコメに価値が移転するだけである/分母多大な労働量投入必至のコメ生産V⇒価値創造過程=大きな付加価値が潜在C/Vしている

利潤率一定と仮定すれば

潜在的剰余価値は高くなる一次生産過程に潜在していた付加価値はその後流通以降において潜在的な付加価値を実現する。

>そういうことで日本のコメ生産は価値増殖という観点からも神秘性が常に付与されがちになる。日本型封建時代は石高は経済規模を表した。東アジアのコメ地帯ではそういう基準は中世で止めた。

茶碗一杯のごはん(焚いている=生産行為)¥50らしい。⇒安いと云うが1次生産現場の価値増殖の観点からは焚くだけの付加価値追加なのに高い!

ヤマザキ食パン¥150⇒小麦1次生産現場の価値増殖の観点からは安い!

 

 大規模農業では利潤率は低下する。

   ↓

剰余価値率を一定にすると

資本の有機的構成の高度化(大量の苗、機械、肥料、農薬の投入C。労働力コスト削減VC/Vによって利潤率は低下する。

生産の大規模化による生産コストは低下、ただし収益率は伸び悩んでいる

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1石は、ずばり2.5俵、1俵が60kgだから、150kgです。もともと1俵が60kg大人1人が11合×3食×1年間で食べるお米の量を1石としたそうです。」⇒W。今でもコメ業界は1俵60kg、基本単位。

 

W.ラテンアメリカ、アフリカはインディカ米⇔日本の食文化とは違う。北アメリカは消費量少ない、アジアは米どころで自国生産で間に合っている国が多い。結局、大量輸出するとすれば日本米の低価格化と日本の食文化の世界的伝播を伴うしかない。日本米をバンバン輸出してなどと云うのは独りよがりの妄想。

「今後の需要増が予想される(10年3割アップ)アフリカでは比較的的安価な長粒米が主短粒米は日本を含む東アジアで需要が伸びると予測されている」⇒日本米の高価格の影響もあるが食文化の影響が大きい。1993年コメ凶作のとき緊急輸入したタイ米は食文化の違いにより忌避された。コメは他の穀類に比べて地域性の隔たりが大きい。

コメは他の穀物に比べて対して貿易量は少なく生産されたコメは自国で消費される傾向が強く

>コメの取引には、各国の貿易政策や国際情勢の変化による影響が比較的少ない。

@日本ではミニマムアクセス米以外の輸入はほぼない、ことからコメについては国際情勢の影響は受けにくい。

@しかし小麦、大豆、トウモロコシ、などの主要穀物は輸入に依存しており、輸出国の貿易政策や国際情勢の影響を受けやすく、穀物の安定確保に向けた食糧安全保障が重要な政策テーマになっている⇒だったら、コメ市場の爬行減少が察知された早期に政府備蓄米を放出すべきだった。コメ無しデーの経験と家庭向けの新米の高騰は他の穀物食品に比べて割高感を憶え国民の一部にご飯回避の動きを助長する。

新米高騰で生産者は一息ついても、他の穀物依存は深まりグローバル資本制支配層の利害追及のウクライナーロシア戦争継続、世界的インフレ基調によって結果的にコメ価格の上昇は持続可能なものではなくなり日本農業の苦境は深刻化する。

20世紀から21世紀にわたって帝国主義の基本矛盾は

農村と都市の矛盾、帝国主義国内の農民、農業の矛盾、G7先進国支配層とその追随者の共同戦線と後発国の矛盾である。

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 大豆需要急増は途上国の食生活の高カロリー摂取<肉食、大食い>によるもの。

油脂だけではなく、畜産物消費増加は飼料原料である大豆ミールの需要を増加させます。これら要因が重なって中国の大豆輸入量は、2000年に1,000万トン、2003年には2000万 」

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中国はコメ輸出国であり同時に輸入国⇒W。巨大な人口の生活水準の急上昇により中国は主要穀物の輸入国だが、食糧政策に一貫性が無い。大豆の巨大な輸入国。毛沢東大躍進運動は食糧生産を犠牲にした。もっとも日本を含めた東アジア地域全体の食料政策に一貫性が無い。近代化が遅れ鎖国で互いに戦争が無く国家運営知恵が無かった。

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林業が一番、環境負荷が大きい、その次が農業水産業が続く。発電業もサプライチェーン化石燃料

を加味すると環境負荷は大きい。

シェールガス、油。原子力発電、太陽光発電、風力地熱発電~~

W.途上国【「中国、ブラジル、メキシコ)で富裕層が増大している。

階級分解が進行している。

G7支配層と利害が共通してきた。単純に新南北対立をイメージするのはリアル認識ではない。外国への敵対感を煽り自国内の支配力を維持するベクトルが働く両面性がある。ではなぜロシアはウクライナ侵攻を決断したのか?帝国化したEUの拡張(NATOは軍事上部構造)に追い詰められたからだ。東アジアの拡張主義は長期経済停滞の矛盾のはけ口として敗戦失地を回復しようとする東アジアにおける帝国主義戦争の敗者日本である。その意味でEUの仮面をかぶったドイツ拡張主義よりもインパクトは弱く米国依存になる。

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W.スーパー店頭コメ販売のTV映像がフードテックによってなくなれば、米騒動はなかったかもしれない。バブル崩壊中国ではフードテックの利用が進む。

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W。収穫量減少傾向の中、大規模経営増加=少子高齢化、コメ消費減少、食の多様化を時代背景にしたコメ農家と生産の縮小合理化の過程の進行に過ぎない

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生産の大規模化による生産コストは低下、ただし収益率は伸び悩んでいる

JA傘下の兼業農家も手間をかけられないので小売り向け中低価格米、外食米中食、飼料米を作った方が楽。

れいわの米騒動兼業農家JA⇒卸ルートの外食中食向けの低級米が春の日照不足、夏の猛暑によってし大粒のコメが比較して多くなったことにも要因がある。

 

理由は稲も樹と同じく上方成長する性質がある。

同時に<草の一種>なので横に株分かれ枝分かれし小粒米を実らせる性質がある。

2023年の天候(春日照不足、夏猛暑)は株分かれ枝分かれの性質が弱まって上に生育し大粒米が多くなった。作況指数100超えには小粒米は含まれないという。

したがって、今回の米騒動では家庭用のコメがコメ不足の外食中食向けのコメ卸に買い占められる。結果スーパー店頭からコメが消えた。高級米を作っているのは産直契約販売の専業農家。コメの味が顕著にでる玄米を食う習慣のある家庭は産直米ルートで購入しているので今回の米騒動の当事者ではなかった。

W.上段下段の図、単位+億円は10億円なのか解り難い。13,8億円。47,5億円。なのか138億円478億円なのか?

W.主に糖質からなる白米⇒でんぷん質の間違い。でんぷんはカロリーを多く含み消費しなければ体に貯まる。白米に糖質が多く含まれているとすれば、麦芽小麦のように自然発酵によりエチルアルコール飲料(ビール)ができる。わざわざ麹を加えて発酵させるのは白米の糖質含有量が小麦に比べて少ないからだ。

パンを選択するのは酵母菌で発酵して体積に対して糖分が少なくなるからだ。

⇒平成10年は2008年、リーマンショック、世界同時不況の年、輸入小麦の価格は

ウクライナ、ロシア戦争のときよりも値上がりした。この時代はドル円為替レートは円高であった。2008年. 107.69. 107.24. 100.96. 102.52. 104.22. 106.93. 106.84. 109.34. 106.83 ..その前はさらに円高基調が続いた。

円安なので輸入小麦の政府⇒民間1次粉や2次業者パン菓子屋への売り渡し価格が値上げは当然である。実質実効為替レートでは小麦価格はたいして上昇していない。

W.コメを取り巻くマイナス環境を払拭するには、あべ政権のコメ問題へのスローガン。。Japan is Backしかない。G7支配層共同戦線の手先として東アジア情勢を激動化させコメ回帰に食の選択肢を矮小化するしかない。

    

コメ不足の本当の理由(動画)。コメ流通ルートは二つに大別、約50%中下級米兼業農家⇒農協⇒米穀問屋⇒実需者は外食チェーン飲食店(コメ不足無し)。その2、中高級米志向、専業農家法人農家⇒米穀卸⇒スーパーや米穀店(一般家庭はコメ無し)。

 反俗日記⇒小売店頭からコメが消えた件について前回の記事の本旨から外れてはわき道にそれて未消化な情報を偶々取り上げることになってしまった。

>ただし前回記事のタイトルにあった「サバイバルに無縁のれいわの米騒動。主要食材のコメ、小麦、牛乳を総覧する簡素な流通、価格決定過程の総合情報が少なすぎる唯一の経団連情報はグローバルぼけ軸足は最早日本にない。」⇒コレが反俗日記の基本的立場である。

その後、情報収集してきて、一番反俗日記の立場に近い見解に出会ったので紹介する。

  誰も言わないお米不足の本当の理由を大公開

1,922,203 回視聴  2024/08/25  #不足 #名古屋 #お米 

 農家の米 わりでんや 

www.youtube.com

 店頭コメ、フェイドアウトの件に関してこの動画は一番視聴率を稼いでいる、良いねクリックも1,3万に及ぶ。多くの人に支持されているのにはハッキリとした理由がある。

問題の立て方に問題の深部に貫通する姿勢がある。

しかし後段の解り易い話には問題点もある(後述)。

 

  コメ不足の要因は

1,2023年度の猛暑でも無い!

⇒2023年度の天候はコメが店頭から消えるほどではなかった、と大方のヒトは記憶している。

なのでTV出演のコメ流通の専門家(普段は日本農業新聞などの専門誌に登場しているのだろうが、この人物の所属先はコメ問屋という胡散臭さ、利益共同体の中のヒト。ツッカエ棒は有名私大卒という無意味さ加減~TVの見識、公平性を疑う!)と称するヒトの猛暑による下級米~~作況指数の勘定外という~~不足自衛隊などが大量購入~~Wは自衛隊駐屯地の大食堂で隊員たちに交じって数日間にわたって昼飯を食った経験があるがそんなに悪米<落ちこぼれ米>は食っていなかった、スーパーの安価米程度だ~~悪食で戦争できるわけがない!皆さん栄養状態の良い素朴な町のあんちゃん風だった。)が本来店頭に並ぶコメを吸収した、などと一般には解り難い話をする。⇒苗の分株が少なかったとも。

>この見解も良く考えると増えたインバウンドがコメ食った説とあまり変わらない細部の問題に過ぎない。

2,インバウンドでも無い!⇒W。誰がこんな子供だましのようなことを言い出したのか?算数次元で解る。TV局が制作会社に丸投げして情報ワイドショーを作るからこういう真実とは違う即物的見方がまかり通る。

そもそも訪日インバウンドは良い意味でも悪い意味でも外国人に敏感すぎる日本人にとって気になる存在だが、インバウンドの多い国々に比べると少ない方だ

しかも欧米から遠く離れた極東に位置する日本列島に海を渡って来るインバウンドには渡航費用と時間の負担がかかる。従って立地上に日本は観光立国には向かない

 さらに次のような冷めた見解が識者の中にはある。自己中にはわかるまい。

「佐伯 

観光で行くとすればヨーロッパの方がはるかに面白い。⇒W。ヨーロッパの歴史は暴かれた。

またインド中国だって面白いもの素晴らしいものが山ほどある。⇒W。訪日インバウンドの中国人風はほとんど本土からの中国人ではなく<香港>台湾、シンガポールマレーシアの華僑。

日本の観光地と云えば京都しかないじゃないですか⇒W。歴史的建造物は市街陣地戦の応仁の乱で焼失し再建され古のモノは少ない。鎌倉のアジサイ寺通じる石段の角が磨いたようにつるっぱげになっているのを見て衝撃を受けた。鎌倉は海に臨む海岸があり周囲は低い山系にぐるっと囲まれた歴史あるコンパクトな心安らぐ地。

本当に面白いところはそんなにないでしょう。

それは地域活性化になれば良いでしょうけど正直言えば所詮知れている

日本の良さはそうではないです~~日本文化全体の質を上げるということの方が本当に大事なのです。

例えば食べている者はそんなに量は多くないけれど、なかなか質の良いものをソコソコの値段でたべている。

ちょっと気の利いた安心しては入れるレストランが一杯あるとか。⇒W京都の一般的な食い物はマズイ。

町も小ぎれいで安心だとか~。

そういうことを全部含めた観光文化ということならよく解ります。

>ソレと良い社会、良い国家という話でアリストテレスがいっているのは

良い国家とは立派な市民が作る国家だ。煎じ詰めるとそういうことなのです。

ただ徳をもった市民がいる国家が良い国家で従ってよい国をつくるためには徳を持った市民を作ることです。

例えば経済成長しているとか、平和愛好的であるとか、ものすごく、福祉が充実しているとか、そんな国はいい国だといっているのではなくて一人一人の市民が立派な国が立派な国だと結局は云っているのです。

 だから人なのですよ。それは文化ということに関わるわけで

結局文化とは最終的にはヒトの日常的な営みなのです。

ある国の国民性は後々まで残るものなのですね。

⇒w。反俗日記。関口知宏、ヨーロッパ鉄道の旅、ポルトガル編を参照。そこで高倉健さんがポルトガルのタクシーに乗って運転手と意気投合し興味本位で彼ら(ポルトガル庶民)の日常生活を知りたくなって夕食について行ったところ、普段の素朴な立ち振る舞いと形から想像できないほどの質の良い夕食をしていた、という逸話が紹介されている。

その話を紹介した後、関口は小さな国ポルトガルが世界を股に活躍した歴史と文化が庶民生活に息づいていると今のポルトガルを評して自分も年老いたらポルトガルに住みたい、とかたっている。Wは子供の頃、なぜかナザレの海岸の写真に魅せられた。砂浜でおばさんはイワシを焼いていた。あそこで最期を迎えたい、という想いが湧いてきた。」

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 反俗日記

日本の一般家庭でもコメ2食でもどうかな?という現状なのに、ましてやインバウンド、の次元をや。しかも高齢化による衰弱と超過死亡でインバウンド増食分は相当、相殺され増加分は0,数%にすぎない。

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 2023年度の作況指数は100を超えていた、1993年のタイ米緊急輸入騒動のときは前年エルニューニョ現象当年のインドネシア火山の歴史的大噴火のための圧倒的な日照不足(稲作地帯を歴史上幾度となく襲い凶作となった<やませ>1936年2,26事態の背景。=結果のときの寒さに強い品種、コシヒカリのような品種は無かった。なお動画作者は温暖化により西日本はコシヒカリ栽培に不適になり味が落ちてきた指摘しており反俗日記のコシヒカリ忌避を証明)で作況指数は73であった~~2年間も歴史的不作が続くと民間備蓄は底をつく~。しかもこの年まで政府備蓄米5年の制度はなかった。)

 2024年度のコメ無しで

マスコミ政府はコメは収穫され備蓄されていると報じる(しばらくの辛抱で新米が店頭に出回る、と必ず振れ捲くっている。

外食産業、飲食店のコメ不足の情報は無い、

>だったら、店頭から消えたコメはどこに行ったの?

また飲食店などはコメ有、スーパーコメ無しは他の理由があるの?ということだ。

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@9月1日のコンビニ新聞棚の朝日新聞朝刊1面のタイトル。

政府は8月の南海トラフ地震緊急情報の発信の仕方を検討中、~コメなどの買い控えを受けて~とあった。

 @結論てきにいえば、

2024年1月1日の能登半島地震をうけて8月の南海トラフ地震緊急情報<注意レベル>よるサバイバルの観点から不適切なコメ備蓄衝動の一袋余計が合計されると大変な過剰購入になり、新米との入れ替わりで例年、流通ルートの細くなる端境期 にさらに膨大な追加分が圧力をかけた)。

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       @しかし要因はそれだけではない。

 動画作者は公式発表された問屋の集荷と出荷の数値の差から、意図的な 売り惜しみが南海トラフ地震情報発信のずっと前から続いていたと指摘している。

なお、今回の記事では米穀卸業界の体質まで調べた。結論的に言えばコメ流通に関して巨大集荷者JAの体質も問題だが、旧態依然たる米穀卸業界も今のグローバル資本制に相応していない。200社も乱立していれば業界はアナーキー状態に堕することもある。

中低級米Okのルート。50%を占める兼業農家零細農家の生産者⇒JA⇒問屋⇒実需者、飲食店、各種施設、団体に売り惜しみは無かった。

集荷業者(農薬、種、金融など特殊業務はこの際言及しない政官業のゴールデントライアングルは<後述>)

なお兼業農家は貧困者という間違ったイメージを持っていると政官業のトライアングルはリアルに理解できない。彼らは階層的に生産手段と不動産を私有する小ブルジョアである。従っていまだに変わらず自民党の票田のままだ。

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>問題の売り惜しみがあったのは高級米志向の

生産者⇒問屋⇒小売り、スーパー。町の米屋さん、実需者家庭ルートであり、

>生産者はJAに出荷しない法人大規模農家やJAルート回避一部専業農家である。

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このルートの米穀卸は諸物価値上げ攻勢を受けて2024年度の表面的な作況数値に現れない作況実態に鑑み

>例年よりも多くコメを貯蔵し、少なく川下にコメを流し続けて、  卸価格の上昇を狙った。旧態依然たる体質の業態で200社乱立するが利幅薄く横の連携もある。

@以上、今回の家庭用コメ無しは二つの流通ルートが業者用のコメ不足から家庭用のコメが後回しにされた可能性があるが、それはあくまで小さな流れで、家庭用のコメルートの目詰まりは卸業者の販売調整によるものだろう。

その証拠にスーパー店頭のコメの値上がり南海トラフ地震前から続いていた。

2023年度の生産者からの買取価格アップした分の価格転嫁ではなく、卸の出荷調整が生み出した小売り段階の価格上昇である。

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@もちろん、経済の教科書が示す需要と供給曲線のモデル図は実際の市場の実態ではない。

市場原理に基づく経済効率実現は実態とかけ離れすぎている(人間と人間関係、社会関係に対して破壊的に作用する!)市場原理主義というイデオロギーに過ぎない。このイデオロギーが利益をもたらすのは上層上澄みだけであるのは事実が示している。さらに階級格差大拡大の趨勢を覆い隠すために地球環境の持続的保護しながらの経済成長、ポリコレなどのイデオロギー装置が動員されている。

https://www.youtube.com/watch?v=cVJ06jbZ_e0

 茨木県1区選出の衆議院議員福島さん(無所属)とのズーム対談形式の動画。

概要欄が対談相手に一切言及していないのは問題である。主にしゃべっているのは安富氏ではなく福島さんだ。

農業市場の特殊性、もっと原理的に言えば需給曲線と実際の市場は違う(たとえばアップルのIHONEの原価は需給曲線で決まっていない~携帯利用頻度の低いヒトは使用権取らない安いアンドロイド携帯でいい。世界のユーザーと日本は比率が逆転)

>農家と農協JA(ニッセイに次ぐ巨大な金融機関、農林中金自民党農水省の利権と票田のゴールデントライアングルの栄華「盛衰」。

@長い学問的原理論で全体構造と問題点を表面的に知ることができる

①地方選出の自民党の議員の実態は都市型議員に変わり地元に根付いていない

江戸時代の参勤交代の大名は少なくとも半年は領地在住し、名大名は地元の殖産に励んだ。今様大名議員は場合によれば3代大続きの都会っ子だ。例を見ない議会制民主主義である。

②会員準会員農地売買金兼業収入の貯蓄、土地貸付金<百姓貴族を自称>は右肩上がりに増加してきた農林中金の国内投資なき米国債投資による1兆数千億円の赤字<高金利転換国債の含み損。>の動画の話は腑に落ちない。信用買いしたならこの赤字は農林中金を苦しめる。預貯金の流用なら、単なる含み損である。この違いは大きい。動画はこの辺がはっきりしていない。

 途中で話が前に進まないのはなぜなのか?

政治権力の大転換によるトライアングルの解体以外に改革の道はないのは承知に事実だからだ。それができなければなし崩しでどうにかなるか、破局的事態出現で解体されるかだ。

大規模の農業に土地を集約すれば理屈では長い年月が経てば、地代を受けとる者の小ブルジョア性は削ぎ落され労働階層化し、自民党の票田の階級基盤がなくなる

ゆえに新自由主義的農地大規模集約論者は自民党の票田を食い荒らす理屈な成り立つ。自民党支配には兼業農家零細農家相手のJAを通じた囲い込みが必要であり、

新自由主義者の農業農地大規模化とは矛盾する。

事実、新自由主義的の農業改革を夢想する者はJAシステムを嫌う。

もっとも収益率低く資本の投資の対象になり難く農業労働者の枯渇の問題もある。

ココが壁になってそれ以上先に話が進まない。W的に言えば戦争と革命次元の問題。今の選挙制度では農村農業のなし崩し変革か、破局的事態に至らない限り、トライアングルの基本構造が変わらない。

W。2018年で減反政策廃止などと勘違いしているヒト多数いるが、~~生産数値目標の廃止であり、コメから大豆小麦飼料用コメへの転作に補助金をだす減反政策は続いている。コメどころ新潟でさえ半分は転作に当てている農家がある。

新自由主義者のコメ農業改革は農地の大規模集約⇒生産性向上⇒コメ価格低下(大量販売)海外輸出まで目論む。

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>読み込むと1点の欠落点がある

大規模法人農家への就労者(結局労働集約産業になる)は少子高齢化の今の若者気質から日本のどこから連れてくる?職業訓練に名を借りた外国人就労形態には限界がある~円の実質実効為替レートの異常な低下傾向も外国人就労の壁になる。~儲けを出している農業法人は外国人労働力をかりている。結局、移民の権利を認めるしかない。日本だけが例外。海外出稼ぎはカネのためにやっているわけで自分たちに都合のいいことは相手の有る事で無理筋。

@そもそも、大規模法人農業の収益性は海外資本輸出による超過利潤よりも大幅に薄く資本投入の魅力が無い収益性が高ければもっと農業法人は増えているはずで、<法>の壁の問題は解消されていたはずだ。

圧倒的な耕作放棄地があるのに大規模農地に集約できないのは<法>の壁ではない。儲からないからだ。もちろん自民党は地代取得者は票田層からいずれ脱落すると政治嗅覚で知っている。

@農家JAー自民党ー役人組織のトライアングルが未だに自民党の票田になっているのは

JAの会員の兼業農家準会員の総収入から生活費を差し引いた額がサラリーマン程度はあり

(割合の問題で収入の薄い人もかなりいる)が

⇒土地という生産手段を私有する兼業農家

生産手段から切り離され己の身体を労働力商品として企業に売ってようやく家庭を再生産するサラリーマンよりも精神的に優位な立場に立っているからだ。(生活の余裕の問題)

>煎じ詰めると物的精神的小ブルジョア的立ち位置を根拠にしている

ゆえに農林中金が1兆数千億円の赤字を出そうが参勤交代大名以下の世襲議員ブルジョアジー)と

JAが囲い込む兼業農家(小ブルジョアジー)との利害は基本的に一致してきた。この利害一致関係が崩れるケースは政治権力による強制転換が出現する条件が無い限り、①なし崩しの泥沼状況進行か、②外部条件を主とする破局事態外の招来しかない。

ヒットラーの出現した地盤は小農家の多いドイツ南部でありユンカー大土地所有者の東部ではなかった。この事態は前者①と後者②の重層だった。

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参考資料。新自由主義者の情報もそこに事実がある限り参考になる。元農水官僚である。

  ↓

ついに「農協崩壊」がはじまった…農林中金「1兆5000億円の巨大赤字」報道が示す"JAと農業"の歪んだ関係 | キヤノングローバル戦略研究所

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https://www.youtube.com/watch?v=ZtWx6_0V0fk

       動画を視聴する

 コメ不足の本当の理由①

ア)コメ関係業者出荷調整

>言い切ってしまえる確かなデータ。

   7月頭民間コメ在庫156万トン日本全土のメ消費量60万トン以下

                     ↓

                7月と8月の両月で120万トン以上の消費は不可能

>8月22日に新米が出回り始めている。

(156万トン+新米)ー120万トン⇒コメのショートは有り得ない!

***

 @さらに在庫はあるというデータがある。

     農林水産省ホームページより

大手業者の産地別契約=(集荷)と販売量=(販売)を記したデータ。

>全国平均で6月まで、集荷より販売が圧倒的に少ない月が続いている。

⇒W、スーパーのコメ価格の上昇を確認、近所で話題にもした。

その後、農民のノイローゼ~~の記事を書いた

農機具投資、典型的な集約型の労働、産品低価格の負担。

野菜を店頭に品ぞろえするための作業が生産性を阻害している、と個人的には思った。集荷問屋から仲買問屋経由したときに細かいパック詰め野菜が店頭に並ぶ

中小スーパーパック詰め野菜多い。

生産者にたいして主導権握っている巨大スーパーは仲買いのパックの手間省ける(同じ野菜売っても利幅大きい)。生産者と市場に対する支配力の問題に尽きる。

****

「お米がただ市場に流れていないだけ⇒「難しい問題ではない」

>>「なぜ出荷しないのか私の口からは残念ですが申し上げられない」⇒W米屋さんです。動画消される可能性もある。

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消費税が内税5%表示から8%外税に表示の大転換が起こったとき、記事で何で以前100円内税の商品が110円のなるの?とアップした。

イロイロな説明がネットの上がっていたが、スーパー関係者のものが面白かった。

確かに消費税の値上がりと表示法の転換に際して110円は過分だが、その一時的儲けはいずれ市場競争によってチャラになる、小売り業態とはそういうものだ、と。

@要するに薄利多売業態は常に値上げの機会をうかがっている

確かに、合理化や設備投資、仕入れ先の開拓よりも便乗値上げで一時的に儲ける方が手間と経費がかからない。

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 コメ不足の本当の理由② 減反政策

コメ農家は自由にコメを生産できない⇒国がコメの生産量を調整している(W国のコメ買い上げの食管制度~~鉢巻巻いて農協の農業議員の立てた農林省(政府)との米価闘争の時代が懐かしい~~よりも易く付く)。

>家畜の餌米、米粉用、加工用コメ、大豆、小麦などに米作地を転用するように補助金を出している。減反政策は続いている!

減反政策で耕作放棄地が増えるとのうちに再転用するには時間と労力が必要という理由らしい。ただしWには転作減反地の面積よりも耕作放棄地の面積の方が大きいという情報がある。農地大規模集約化が進まない事情は先に示した。

減反転作の場合は主食用コメと同等かそれ以上の価格が農家に支払われる。⇒W。手続きは農協が噛んでいる、と思う、原則的に農家は農協に加盟している。農協にはそれ以上の準会員がいる。地方の役所では個別農家は手当てできない。⇔農家、JA、自民党政府機関のトライアングルは減反政策でも自民党の票田になる。

 

戦前から引き継いだ(全員加盟、戦時食糧自給体制)戦後既得権、利益共同体構造なのだ。寄生地主制度解体は(高度経済成長のための農山魚村の過剰流動労働人口供給~改革開放後の中国ではこの過程がもっと巨大短期間に進行した。⇒東アジアの圧縮された近代の各態様)こういう既得権の頭上を通り過ぎた、といってよい。)

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  減反政策の弊害 食料の安全保障問題

W.グローバリズム国民国家の原初的ナショナリズムを対置する。

Wそうしたナショナリズムは次第にエキセントリック.偏狭に流れ(新帝国主義の時代の実際の政治というもの。確固とした実体的歯止めが必要。)、」ブーメランになって自分たちに跳ね返ってきたソレが20世紀の第2次世界大戦までの歴史の教訓だった。

植民地が独立して時代は変わったという見解がある。目下の研究テーマにしている。植民地はなくなったが途上国からの超過利潤は帝国主義の時代よりも大きくG7本国の資本を肥え太らせ、対称して住民に貧困と不安をもたらしている。

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>生産額ベース60%どころかカロリーベース38%は実際はもっと低い。

@エネルギー自給率18%

@野菜のタネ自給率10%以下⇒生産額ベースで測ってはダメ

@日本独自で食料を自給するのはほぼ不可能。

@@なのに国はなぜコメの消費を支援しないのだ!⇒W、食文化は好みの問題になり多様化した。時代の進歩であるアベ政権の云うJAPAN iS BACKの思想だ。戦前の政治軍人のバックボーンとなった農本主義というのがあった。

>今回の騒動でコメの価格は上がる⇒消費量減少に行きつく!⇒W。ほぼ間違っていない。

小麦国家一括輸入格安放出制度が(未だに100円食パンが店頭に)健在である限り、新米の値上がりはその切っ掛けになってしまう。懐に余裕ある国民ばかりではない。労働層の半数は派遣労働者

自国の主食を増産しない国は日本以外にどこにもない故安倍首相は「美しい国の日本」でこれからの日本の理想はシンガポールだと記していたシンガポールって国なのか!都市国家だ。国の体裁を整えていない。

>近未来に人口爆発が起こるのは明白。

減反政策を廃止して余剰分は輸出すれば良い。

@コメは安くなれば日本人はコメを食べる

⇒W以下は思い込み違うかな?食文化はそのように短絡できない!

お米は世界一美味しい⇒日本的な食材も食べるようになる。

W。70年もかけて食文化を欧米化させてきた。折衷はしたけど、抵抗しなかった。

>お米版ロマネコンティにして世界に売る。←コメ農家に若者が殺到する。⇔日本の経済爆上がり。

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  反俗日記結論

その1.経済的見地において無理がある。

グローバル資本制の世界市場を前提に収益率の低い国内米法人への資本投下よりも海外超過利潤、金融市場投機狙い。カネ余り農林中金テリトリーに資本投下して儲かるならわざわざ米国債で大損しない。

その2。農業法人就労の若者は極少、

現場体験をすればするほど有能は若者離職率高い。農業労働者の悲哀を知って自分で営農する、または他業種転職するはずだ。

その3.じっくりこの動画を視聴していなかったので最初の卸業者の売り惜しみをもっと深堀するものと勘違いしていた。

その4.環境保護、農業と産業の保護、異民族(異国)への排外、財政拡張はナチスの手口。

ドイツ緑の党は今やドイツ拡張主義とアメリカの手先と化している。日本では農本主義というのが軍国主義イデオロギーの一つの柱になっていた。

東アジアで騒乱を巻き起こす政治ベクトルを解放すればすれば、

立派なファシズムイデオロギーである。

その政治過程をよ~くリアルに考える必要がある。

日本人の精神性は根強いものが有り今の時代だからこそ相対化する必要がある。若者壮年はそこに政治フラストレーションのはけ口を東アジアで騒乱を巻き起こす政治ベクトルを察知すれば冷静な立ち位置に引き返すべきだ。国情が沈滞し有能なヒトの活躍の場が無くなれば政治山師に転じる。そういうヒトは後先を考えず群集を扇動することに快感を覚える。

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         米穀卸売業界の動向

 2017年6月 W以下西暦で表記している
            株式会社 三井住友銀行
               コーポレートアドバイザリー本部 企業調査部

https://www.smbc.co.jp/hojin/report/investigationlecture/resources/pdf/3_00_CRSDReport017.pdf

1.コメの需給動向 ~一人当たり消費・需要動向

食生活の多様化が進む中、国民一人当たりの年間コメ消費量は62年をピークに減少が続いており、15年にはピーク時の半分以下の水準まで減少しています。これに伴ってコメの需要量も減少しており、15年の需要量は9百万トン弱(W.2023年は600数十万トンに縮小)となっています。 ⇒w。高度経済成長とは農村から都市部や工業団地への人口移動を伴う。日本版圧縮された近代化。

 

  2,減反政策は1969年から始まった。

W.田んぼの面積が2015年まで半分に減った。3万平方キロ【「たったそれだけしかなかったのか。水田は目立った。⇔1,5万平方キロへ!コメの人口扶養率は高い。

  1.コメの需給動向 ~価格動向

コメの価格(全農の卸売価格)は 民間在庫量の減少時に上昇する傾向があります。足元をみれば、在庫の減少に加えて業務用米の不足(P14参照)等もあり、価格が上昇しています。ぐらふあっぷできず

*****以下大事な項目*****

   2.米穀卸売業界の現況~業界構造

 米穀卸売業界では、需要縮小に伴う事業者数の減少が続いているものの、在でも200社超が存在しています。

上位企業による寡占化は進んでおらずシェア上位10社の販売数量を合算しても全体の4割弱に止まっています。

 

  2.米穀卸売業界の現況~収益性

近年の米卸の仕入量は安定的に確保できているものの、収益力は小売業者等のバイイングパワー W,BUYING おかしいな。スーパーの力が強かったら、コメ売り惜しみに圧力がかけれるはずだが回転率の悪い個々の家庭が実需者だが高級米志向なのでJAではなく卸が扱う~~が強くなっていることや小体卸事業者による安価販売の常態化等から低収益体質となっています。⇒W。言い換えるとアナーキーにここぞとばかり売り惜しみで目先の利益を追い求める業態体質。

 

  3.農業改革の概要と業界への影響~米卸への影響 

 農業改革では、生産者・JAの実需者・消費者宛直販強化、全農による直販・買取販売の拡大、米卸等中間流通事業者の抜本的合理化(W米卸業界は旧態依然たる体質があるということ)等により、生産者の所得向上を図っていく⇒W中抜き体質でコメ生産者の下戸を見て低価格取引常態化、資本力と利幅薄く生産者に分配できない。ことが示されました。

 このため、米卸は、仕入・販売両面での競合激化にさらされるほか仕入量減少による精米・物流効率の低下、特定契約増加による【W.大口需要の業務用米は特定契約。スーパーは個別の家庭相手で回転率悪いく特定契約しなくてよい)手数料収入の低下等により、採算が悪化する可能性があるとみられます。 

 

 3.農業改革の概要と業界への影響~米卸に求められる施策

米卸は、①新規仕入先・販売先の獲得・囲い込みのほか、

②大規模化の推進による精米・物流効率の改善⇒W最新の精米貯蔵施設を目指した結果、売り惜しみが可能になる。業界1位のS(完全な一族経営)は全国3か所に貯蔵施設。青果業界に参入を目ざし株式公開を目標としている。

③全農から「パートナー卸」として認められるだけの卸機能の発揮、等が求められ、

これら施策を実行に当っては、

>同業者間や販売先・仕入とのアライアンス(W連携)による補完も選択肢の一つとみられています。W。200社乱立から談合体質を目指すという見方もできる。

  ****重要情報*******

(ご参考資料)業務用米の供給不足(WJAルート低価格米のこと)と価格上昇

コメの需要は

新潟県コシヒカリ等の高価格ブランド米を含む家庭向けと、

②主に外食や弁当・惣菜に用いられる低価格の業務用に大されます。

中食市場の拡大に伴って

>業務用米の需要が拡大している一方、

>農家は家庭用ブランド米の生産に力を入れている

(W大規模農家はカネになるのでスーパー実需者家庭向け高級米志向)ため、W.反俗日記なら高級白米食うなら玄米に凝る。大昔仲間に玄米食と針治療に凝るヒトがいて玄米を食わされたが下手な炊き方でまずかった。白米麦混合の親戚の茶碗は茶の色がついていた。子供のころからごはんはあまり食べなかった、給食のパンは吐き気がした。
>需給のミスマッチが発生、足元でコメの価格が上昇しています。⇒wコメ生産の地力の脆弱な兼業農家【「低価格米)⇒JA⇒卸⇒実需者ルートは品薄傾向。

⇒W。高級米志向の生産力のある専業農家、法人ルートのスーパー町の米屋は個別家庭用でこコメ余りになりやすく、上記が足りないときにスーパーコメ屋ルートの低級米を卸が買います。結果スーパーに品薄感。やはり冒頭のコメ流通専門家の見解も一部正しい。ただソレでスパーからコメが消えるわけがない!

 

 (ご参考資料)農業改革の概要① ~日本再興戦略における位置付け

政府は、13/6月に策定した『日本再興戦略 JAPAN is BACK』⇒W、完全な和製英語。このネーミング頭がどうかしている。グレイトアメリカ アゲインのまねか?

の中で、農林水産業を成長産業にすることを主要施策の一つに掲げ
います。農業改革が進められる中、『日本再興戦略2016』では、生産者に有利な条件での安定取引を実現する目的で、米卸を含めた流通構造改革を進めることが打ち出されました。⇒W。2024年夏。真反対の事が起こっている。アベノミクスの出口が無いのと同じ。円の毀損と階級格差進行、経済立ち位置の後退が起こっただけ。

 

 (ご参考資料)農業改革の概要② ~農業競争力強化プログラム

16/11月には与党自民党が『農業競争力強化プログラム』を決定、具体策として、米卸の抜本的な合理化の推進農産物流通の中核を担ってきた全農(全国農業協同組合連合会)の改革等が打ち出されました。⇒w悪い方に出ている。

 

  (ご参考資料)農業改革の概要③ ~強化支援法と全農の米穀関連プラン

農業競争力強化支援法には、 農家及びJAによる消費者宛直販促進が明示された他、

米卸等が流通合理化に資する事業再編を進めた場合の支援措置(借入保証や貸付)が織り込まれました。売り惜しみの談合ができるようにアライアンスされた。

全農の農林水産業・地域の活力創造プランでは、小売・外食宛直販拡大やJA等からの買取拡大が打ち出されています

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わりでんやは米農家さんから直接お米を仕入れるようになり15年ほど経ちましたが、もともとはお米は通常流通しているJAさん→米問屋(W.①米穀卸売業界の動向反俗日記では卸会社と呼んでいる。)→小売店と流通するお米を扱っておりました

⇒ただしこのルートから脱却し第2ルートを選択したおかげで2024年コメ不足になり、新米価格高騰で今後売れ行きに不安を残すことになった。

****」

しかし、米問屋さんから仕入れたお米の質が新米1回目にいれたときより、確実に米質が落ちてお客様からクレームをいただく回数が増えたことから、その業界の常識を疑うようになりました。⇒JAルートの生産者は兼業農家零細農家なので生産の際に品質に拘る手間と時間が無い。クレームは価格とおいしさの不釣り合いから起こった、とみる。安ければクレームは無い

****

 結果、問屋さんでの混ぜ米はもちろんのこと、JAさんでも米質の調整がよく行われていることが見えてくるようになりました。⇒W.貯蔵する際に混ぜる。ココをはっきりしていないブランド米は意味が無い。結果的に損をさせられている。

ありがたいことに、米農家さんと直接お会いする機会が増え、真剣に米作りをされている農家さんほど、一般流通には出荷はしないという事実も把握でき、本当に美味しいお米は、本気の農家さんから仕入れないと話にならないということがよく理解できるようになりました。 安心安全で美味しいお米を見つけるために、全国を飛び回り、現在、農家の米わりでんや全国に20件ほどの農家さんとのお付き合いができるようになりました。今後も日本の食を守る新たな米農家さんの発掘を続けていきたいと思っています。⇒W。小麦のパンにコメのご飯程、拘りがあるのかなぁ~。こういった感性はいつごろ出現したのか気になる。戦前の大正デモクラシーにころなのか、高度経済成長に伴ってなのか。コメを等級化したのは食管制度1942年1995年

「等級は見た目を重視した評価が付けられますが、見た目は味にも影響を及ぼすと考えられています。味を重視して選びたいなら食味ランキングを参考に~。お米の等級は、見た目よりも味、農薬の量などの安全性を重視する傾向に移行しつつあり⇒Wナルホド。手間を掛けたくなければ農薬を大量使用する。農家で自家消費の食材はなるべく農薬を使わず別途に作るという話を聴いた。安い米を食ってきたWは確かに見た目が悪いコメを食ったことがあった。JAは法的に農家が持ってきたコメの集荷を余程の事が無い限り拒否できないはずだ。記事を書いていて参考になる!悪米は回避だ!ただし自然食のヒトが長生きするかと云えば違う。麦白米混合の女医さんの夫は退職よりずっと前に癌で亡くなった。ヒトに死ぬ。

やはり特殊日本的感性、思い入れに普遍性は無い、とおもうがコメの味、農薬の使用程度がもろに出る米食をやるならこだわりはわかる

ついでにいえば精米度が過ぎて日本酒性が殺された吟醸酒というのも旨いとは思わない。味はワインの猿真似だ。日本酒は土佐鶴1升瓶が一番旨かった。ワインは冷やしたドライワインの白だ。ウィスキーはスコッチ系よりもバーボン。酒はその国の文化の在り様が解る。アルコール度の高い酒を造るにはそれなりの技術と手間がいる。

コメへの過剰な拘りは日本だけに通用ということになる。

ラマンチャのドンキホーテ。サバイバルに無縁のれいわの米騒動。主要食材のコメ、小麦、牛乳を総覧する簡素な流通、価格決定過程の総合情報が少なすぎる。唯一の経団連情報はグローバルぼけ、軸足は最早日本にない。

ラ・マンチャ - Wikipedia

引用

スペインを代表する作家ミゲル・デ・セルバンテスの代表作『才知あふれる郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』の主人公ドン・キホーテが行う、数々の冒険の舞台となった地方ということで世界的に知られている。

***

 引用 ラ・マンチャ - Wikipedia

>1874年のスペイン第一共和国の瓦解とともに連邦主義の期待は潰えた

1906年マドリードラ・マンチャ地域センターにおいてラ・マンチャ地域主義が表明され、ラ・マンチャの旗、歌の制定と、アルバセテ県シウダー・レアル県、クエンカ県、トレド県によって構成されるラ・マンチャ地方の創設の支持が決められた。

1913年の(県によって構成される)共同体に関する王令により、前述の4県によるラ・マンチャ共同体創設の可能性が出てきた。

1919年にはマドリードでのラ・マンチャ青年中央大会でラ・マンチャ共同体創設が要求され、

1924年にはアルバセテ県議会において、最終的に可決には至らなかったもののラ・マンチャ共同体創設が提案された。

>1931年の第2共和国宣言後、下院議員による会合が持たれ、そして1933年には4県の県議会議長によって自治憲章に基づくラ・マンチャ地方の創設の可能性について検討された

>スペイン内戦(1936年 - 1939年)の勃発によってこれらの可能性は打ち砕かれた。

>内戦中ラ・マンチャ地方のほとんどの領域は終戦まで共和国側地域にあった。⇒W。ジョージオーウェルの「カタロニア賛歌」は国際旅団の一員としてのスペイン内戦従軍記で昔、熱心に読み込んだ。1939年独ソ不可侵条約締結。バルセロナのあるカタロニア地方(フランス南西部国境よりに地域)の戦況と確か他の地方に転戦」していく様子が描かれていた。ヘミングウェイの「誰がために鐘が鳴る」よりも政治軍事状況がドクメンタリータッチで描かれていて参考になった。

>フランコ時代の1962年前述の4県の審議会を調整する目的でラ・マンチャ諸県間経済評議会が創設された。」⇒W.時代の流れは巨大だ。帝国主義の矛盾がソ連を巻き込んで再爆発した、ということだ。ソ連は一時的に勢力圏を確保したが時代の要請だった。

「相対的安定期Jの分析視角
(その 1) コミンテルンの世界経済論 (1) 

https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/31276/1/24(1)_P19-59.pdf

スターリンの世界情勢、世界戦略論は非常に興味深い。妙にリアリティーがある。

引用 マイクロソフトブラウザーを使ったPDFなのでグーグルにコピーペーストする際に文字化けする。PCが重くなるのでセキュリティーソフトをかけていないせいかもしれない。

「つぎの三つの基本的論題から出発する。第 lに,資本主義国の階級斗争の激化,第 2に,植民地人民の反帝斗争,

第 3に,ヨーロッパのプロレタリア革命と東洋の植民地革命との国際的な統一戦線である。

一方に帝国主義の世界戦線不均等発展の生みだした矛盾で、ひきつっているとき,如上の革命斗争の進展は,その世界戦線の鎖の弱い、ところから断ちきっていくであろう。
ここでスターリン「鎖の弱い、環」について説いていることは,かつての
ブ、ハーリンの「世界経済の各部分体制のうち最も水準の低いもの」でも, ト
ロッキーの「園内の社会的エネノレギーのもっとも弱L、国」でもなし、。それが
帝国主義戦線」の弱い環であることに留意が必要であろう。。ロシアの場合には,国内のプロレタリアと農民の偉大な革命的伝統が一方に

ツアーのごとき帝国主義戦線のもっとも醜悪な代表者他方に立ったことによってれは弱Lい環になった

もし将来,インドが弱し、環になるときには,一方に若い戦斗的な草命的プロレタリアートが民族解放斗争の同盟者をもって立ち,
他方に外国帝国主義がすべてのインド人民の周知の敵になることによってである。

ドイツもまた,資本主義の高度の発達,したがってプロレタリアートの成熟が一方に,しかも戦勝国への隷属によって外国帝国主義をドイツ人民の周知の敵とする傾向が他方にあることで,帝国主義戦線の弱L、環になる可能性は十分にある。スターリンのこうした把握は,当時の革命の展望そのものとしては,現実的な,すく、、れた視点をふくむといわなければならなし、。

 しかし同時に,スターリン弱い環の理論帝国主義戦線の」と規定することによって, <<マルクス・エンゲノレスの時代はプロレタリア革命は最先進国からその国内的発展の結果として生じたが,帝国主義の時代には帝国主義線の鎖の切断の結果として生ずる》というように定式化した⇒W、G7は新帝国主義戦線。欧米とはタイプの違う国家資本主義ロシア、中国と発展途上国に押し上げられ新帝国主義戦線を組んでいる。強蓄積金融資本の市場の浸透に大きな限界ができたので軍事脅威を与え市場を獲得するほかない。⇒W。ソ連邦崩壊のゴルバチョフエリツィン体制の時期、周辺から浸透し本体の市場開放利権獲得システム構築達成直前まで行った。

スターリンの情勢分考?の第 1の特徴は,このように「さつの……J,W.以下PDFのブラウザーマイクロソフトなので文字化けしている!
の・・・…j と,援lZSlきど別挙して示すところじある。披は v-ニンの
議論会i体系主ども,そうした「さつの主主さな矛議jゃf革命の三三つの基本的論題J
の基礎なあきらかにしたものとして,読みとったといえる。そのことによっ
て「鎮の弱い糠j論や不均等発段諭を,レーニン主義のもっとも基本的な命題として定式化した。またそういうやりかたで, レーニニンの見守諭を翼下の靖勢に接合し,実践上の課題と結びつけようとしたのであるo この定式化は決定的に疑問である

⇒W?リアリティーはある。トロッキーブハーリンよりも理論としての体裁は悪いがリアリティーがある。

スターザンの情勢分考?の第 1の特徴は,このように「さつの……J,
の・・・…j と,援lZSlきど別挙して示すところじある。披は v-ニンの
議論会i体系主ども,そうした「さつの主主さな矛議jゃf革命の三三つの基本的論題J
の基礎なあきらかにしたものとして,読みとったといえる。そのことによっ
鎮の弱い環論や不均等発段諭を,レーニン主義のもっとも基本的な命題として定式化した。またそういうやりかたで, レーニニンの見守諭を翼下の靖勢に接合し,実践上の課題と結びつけようとしたのであるo ⇒W全般的危機論、体制間矛盾論、東欧支配権保持、植民地解放戦略特化に大戦後、転化したことが問題。またレーニン帝国主義論を発展させた金融資本論が無い。そもそもソ連製の経済学教科書のソ連経済論は素人でも疑問が湧いてくる。経済発展のエンジンがシステムに自律的に内包されていない。他方、グローバル金融資本制は金融を利用した資本蓄積(巨大架空流動資本)がますます増大し、階層矛盾と不均等発展が拡大する。

生態系「一帯は海抜600〜700 mの平野であり、季節的に氾濫する河川が多く、地下に帯水層もあるため、湿地が多い」

気候「大陸性地中海気候 で、その特徴は冬の寒さは厳しく、夏は非常に暑く、降雨もまれでかつ不定期で、寒暖の差が激しく、非常に乾燥」「年降雨量は300mmから400mm程度で(W、東京の<最多>9月平均降雨量235mm)多くの場合春と秋に降り、夏に降るのは非常にまれであり、以上のことからラ・マンチャ地方の大部分乾燥スペイン(España seca)と呼ばれる領域」

 引用

「農業では、乾燥農業~~灌漑を行わず、などの自然の降水(天水)のみで水分を供給して営む~~が盛ん地中海の三大作物とも呼ばれる、穀物類<W、ドンキホーテがラマンチャ地方の風車を巨人に見立てて突進していった場面は有名。

W注①「ドンキホーテ」より同シーンを引用。その時代の風車は乾燥農業で作った小麦の脱穀、製粉用のものであったW注②。

***

ブドウ~~~ラ・マンチャ地方のブドウ栽培面積は世界一の栽培面積、⇒W知らなかった!~~~

オリーブが栽培

****

乾燥農業

「古代から行われている農法であるが、家畜利用条播や除草中耕技術土壌撹擾層(マルチ層)形成技術・施肥技術などを組み合わせた輪作体系の確立によって成り立つ農法

@一概に原始的とは言えない。

古代中国春秋戦国時代には一定の技術水準に達していたとされている。

論語』微子篇には「耰(ゆう)」と呼ばれる作業が登場。これは、土を耕した後に掘り返した土を直ちに粉々に砕いて種にかけるという作業である。これは、儒教が勃興した中国北部の乾燥地では土を掘り起こしても乾燥によってすぐに固まってしまうためにそれを防ぐために行われるものであった

時代が下るにつれて土をより深く細かく耕すための農耕具の改良は進められたものの、夏には主食以外の雑草も大量に生育するため、これを排除するための多くの手作業を必要」

****「これに対してヨーロッパでは、古代ギリシアにおいて初期的なものが行われていたものの、本格的なものはノーフォーク農法が確立された18世紀以後のことになる。」⇒W。600年頃、東洋で発明された「風車」がヨーロッパに伝えられ、オランダやイギリスの東海岸風車を使った製粉工場が発達しました。 ... その後、労働力が不足していたアメリカ ...」

⇒W。ヨーロッパ世界の本格な経済発展が軌道に乗ったのはキリスト教の狂信を梃子にした新大陸発見による金銀採掘(マルクス資本論の商品論貨幣論では金銀はどの商品でも等価交換できる一商品に定着し、この特殊交換価値のある商品のが大量採掘によって大量供給され安価になれば多くの他の商品と交換できる経済環境が整ったこと(インフレ)。奴隷貿易によって資本の原始的蓄積、産業革命の前提条件ができた。当時の先進地域、イスラム、中国は新大陸発見による重商主義経済発展の道が無かったので後れを取った。1神教という好戦的な宗教イデオロギーの武器もあった。

*******

 W注②。

小麦・小麦粉の歴史|一般財団法人 製粉振興会

動力が水車や風車になっても17世紀頃までは、小麦を一回挽いて粉と外皮を分けるだけのものでした。⇒W.当時のパンは今とは違った。フランスパンは当時の残滓?日本の食パンは小麦密度少なすぎて偽物17世紀のフランスで石臼で挽いた小麦をふるいで分け、粗い部分をまた石臼で挽いてふるいで分けることを繰り返す、今日の製粉技術と同じ考え方の段階式製粉方法が始まりました。

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ドン・キホーテ - Wikipedia

引用

スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテス小説。 騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなった郷士アロンソ・キハーノ)が、自らを遍歴の騎士と任じ、「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャと名乗って冒険の旅に出かける物語である。1605年(58歳の作品)に出版された前編と、1615年に出版された後編がある。」

******セルバンテスシェークスピアは同時代人セルバンテス(貧しく波乱万丈の生涯を閉じた。ある時は教養人、あるときは兵士、ある時は片腕の長期捕虜、ある時は小役人~16世紀から17世紀初頭のスペイン帝国の盛衰とを体現~~、はシェークスピア(劇作家として成功~~大英帝国への端緒⇒国家に支援された海賊行為で成り上がった懐かしのアメリカ テレビ映画・テレビドラマ ふぉーえばー: キャプテン・ドレーク

原題   Sir Francis Drake 1963年4月18日から10月10日にかけてフジテレビ系列で放映

1961年~1962年 イギリス ATV/ITC制作。バイキングのテレビドラマも放送されていた。共に善玉は海賊。

16世紀、海賊でありながらエリザベス女王の信頼を受けイギリス海軍提督としてスペイン艦隊を相手に大活躍したフランシス・ドレーク(Francis Drake, 1543年? - 1596年)の物語。⇒W。略奪者を正義の味方といい繕う不自然な筋書に気づかなかったが何となくお面白くはなかった。もっともスペインの商戦ルートもドレイと金銀の交互荷積みという人倫に反する酷いものだった。

>グローバル資本制の今もアングロサクソンユダヤ国際金融による主導権奪回と覇権、拡張性向は社会経済構造に埋め込まれており、本質的には当時と同根。

無敵艦隊/アルマダ

海戦1588年

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~~)ドンキホーテはシェークスピアを読んでいなかったが、シェークスピアドンキホーテの物語を知っていた。同じ命日ではない!

ミゲル・デ・セルバンテス - Wikipedia

 1547年9月29日 アルカラ・デ・エナーレス - 1616年4月23日マドリード

@ウィリアム・シェイクスピア - Wikipedia

 1564年4月26日洗礼日) - 1616年4月23日[2]グレゴリオ暦5月3日))

                 ↓

シェイクスピアとセルバンテス - 天然居士のとっておきの話

>同じ命日ではなかった

シェイクスピアの死亡日は、グレゴリオ暦に修正すると1616年5月3日

  引用

キリスト教社会では、ユリウス・カエサルによって制定され、 紀元前45年1月1日から実施されていた、ユリウス暦=誤差が出てきたため調整したのがローマ教皇グレゴリオ13世が定めて1582年2月24日に発布し、同年10月4日(木曜の翌日を、 10月15日(金曜)としました。

⇒W.10日以上誤差があったが、シェークスピア時代のイギリスはカトリックではなプロテスタント国教会であったためユリウス歴を使用し続けていた。

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葦の気づきノート : ドンキホーテ を含む記事

シェイクスピアの悲劇ハムレットの初版とセルヴァンテスの『ドン キホーテ』の第一部とは17世紀の初頭に全く同じ年に出ました.」

ツルゲーネフは同時代の文学から生まれた二人のキャラクターを分析しています。」

図

W.同じ方の最近記事⇒れいわの米騒動について書いておられる。

***以下、小売りの店頭からコメが消えた件について反俗日記の集めた情報。

米がなくなった

W。ブログ内容は政府云々に留まっているようだ。

反俗日記の収集した資料はもっと広範囲にわたる(小麦などの政府統制分野も視野に入れている)。

なぜなら南海トラフ注意警報が出たことを受けてコメ余剰購入に走った方々は白米が備蓄に適さないことを知っていたのかどうか?備蓄米はもみ殻付きだ。

もっと災害用備蓄に向いていないことはコメは焚き上げならず非常なカロリーを消費するインスタントラーメンでさえ1ボンベ6食が限度だからいくらも炊けない。

また、小麦系の乾燥めん(即席ラーメンでもOk)であれば1,5年以上備蓄できる。火力も少なくて済む。小麦粉の備蓄でもOK。

>ということでコメを余分に買った人たちは、キャンプなどまともにやったことがないサバイバル素人である。もっとも他人が何をやろうがどうでもいいのだが、都市生活の脆弱性が露呈したもの。

南海トラフ注意や警戒期間を設けるのは賛成。調べると危険性が解る。確率の高い情報からそっぽを向いているから無駄な恐怖心が募り余剰米購買に走る。

@災害時に食料関連で必要なのは、携帯コンロ(ガスボンベセット)、災害セット、そして何より<水>だ。浴槽にためておく、などは非現実的な指摘だ。⇒ペットボトルに新鮮な飲料水を保存しておくことが大切(南海トラフ情報を受けて新鮮な水に入れ替えた。

>コメ不足の要因はほぼ指摘されているような内容だが(元々備蓄量も近年では最小)、インバウンド急増はあまり関係がないムード的な情報で一般の余剰買いが大きき影響している。

卸段階での差益狙いのコメ隠匿も疑っているが、(何しろ江戸時代の百姓一揆の原因の多くはコレだった)⇒1918年の全国的なコメ一揆

>ネットで調べてもコメの流通経路、価格決定のグレー感は否めない情報の発信源が直接的な生産流通の利害関係者ばかりなので批判的客観的事実の指摘が実に曖昧。

 反俗日記ではれいわの米騒動関連の資料を集めたが、コメの流通経路や価格決定の情報をネット上でいくら探してもキチンと腑に落ちるものが無かったので記事にするのは後回しにした。

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結論的に言えば、生産者⇒①JA(農協)⇒②卸民間会社⇒③小売りが基本ルートであり、①と②段階がコメ価格決定の主導権を握っており(プライスリーダー)、その他のルートはその価格に準ずるものとなっている。

                      ↓

①の生産者から集荷者JAの段階でJAはコメの「手付金」(正式名称ではないが、取引の性格を言い表した名称)を生産者の支払う。

②のJA段階は問題視できる。

ア)JAは卸業者と価格交渉をし卸段階のコメ価格が決定するがこの時の卸価格とJAが生産者に支払った手付金の差額ーJA手数料をコメ生産者に支払う。ココまで納得できる。

問題は

イ)JAは集荷したコメを高さ40mの何本ものエレベーターサイロ?に適温適湿備蓄し次の精米段階に備える=この状態はいわゆる備蓄米<もみ殻付きのコメ>と云われる状態を含む(最大5年~古い米から処分)。

なお、国内コメ御卸最大業者、神戸市本社の<神明>も全国に3か所サイロを保有している、とホームページに載っているのでここでも長期保管体制は整っている、とみる。

>なお、コメ卸業者に有名大手商社の専門部門も参集している。

>また生産者⇒消費者の直接販売ルートもある。ネット販売。

@さらに契約生産をしているの生産者も多い⇒安定供給を求めて外食産業、その他。

@以上、によって生産者⇒卸コメ会社⇒小売りのルートで流通するコメの量は全体の約半分だが

>生産者⇒JA⇒卸⇒小売り業者(スーパーも含む)がコメのプライスリーダー的役割をはたしているので、現時点ではJA(苗や肥料供給<殺虫消毒>などの役割も含む)集荷主導権を握っている限りが昔のコメ管理制度時代の業態を継続しているようである。」

ウ)確証は無いがあるネット記事によれば、エレベーターサイロに一端保管されたコメは品種と生産地は区別されているが、個々のコメは全部混ぜて保管されている、という。だから旨い米と拙い米が混ぜ合わせになっているのだから~~全部が混ぜ合わせというわけ絵は無いと思うが~~細かい選別はやられていなさそう。なのでスーパーで個々のコメの旨いマズイを選ぶことはほぼ無意味で品種、生産地、値段で見当をつけるしかない。このことを生産者側から言えば、旨い米を丹念に生産する意欲が失われると、いう記事があった。であれば旨い米を作りたい生産者は産直実需販売か、契約生産になる。もっともコメの味は好みの問題だし、大して変わらないのも事実。炊飯器焚きである以上、炊き方もあまり関係が無い。反俗日記は水分含有量と糖質が多く感じるコシヒカリ系のコメはできるだけ避けたい。コメは一杯食わない、おかずを楽しむようにしているので~、餃子の王将のこめでOK。

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@コメ、小麦、牛乳(乳製品)の政府(農水省)の管理に関してトータル見渡した記事はネットではほぼ無いに等しい。

>コレも可笑しな現象だ。食生活は多様化している。特にカロリーベースの高い食品の流通経路、価格決定はどうなっているのかマスコミはきちんとした情報を流すべきだ。現状、主食であり日本人がどうこう云う人たちも存在する(天皇家はコメ行事をやっている)コメの情報が正確でトータルな情報はでていない。

@トータル情報が欠如しているから非常時を想定して余分にコメを買い込む人が増える。先にも書いたようにインフラが止まったとき、携帯ガスボンベていどの火力(カロリー)でどうやって買い込んだコメを焚くの?という単純な話がわかっていない。

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Keidanren Clip No.33-020

経団連のトータル情報。過激というかグローバルボケしているというか度し難い階級的見解だがコメ先物市場の要求に対して早速、大証の団体が呼応して政府に申請を出している(却下中だが)。

農産物の価格政策のあり方について聞く

農政問題委員会食品工業政策部会(部会長 浅田健太郎氏)/4月16日

今回は、成蹊大学の本間正義経済学部教授から、農産物の価格政策のあり方について説明を聞くとともに、意見交換を行なった。

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そもそも、政府が市場に介入して価格の安定化を図ること自体、望ましい政策かどうか疑問である。安定すべきは価格ではなく所得であろう。資源の効率的配分の観点からは、価格変動の激しい農産物についても価格決定は市場に任せるべきである⇒W。安い外国産米輸入に結果することを容認。農地貸し=大規模農家、法人農家増加になるが、収益薄くユニクロオリックスなど撤退(資本力のある法人農業は収益主義なので海外超過利潤と比べて収益薄ければすぐ撤退する(国内労働力確保にも難問=外国人労働力大量移入とセットの政策)。

農家所得の安定化対策としては、別途、先物市場の創設(W。大阪証券市場の団体がコメ先物市場を政府に申請したが今のところ却下、先物市場は価格と供給の安定よりも外資を含む投機マネー跳躍。日本のコメは小麦と違って生育に手間がかかることも完全市場に適さない)や

所得安定化基金の創設(W.一か所に金を集めると分配する役所と政府の新しい権限が生まれ結局カネの出口を絞り込む)、共済制度の拡大等を検討すれば良い⇒w掛け金だ誰が出すのか?。農産物価格は天候等により当然に変動するとの認識の下に、農業が行なわれる方が、農業は活性化する⇒W狭い耕地面積に広大な新大陸の農業態を適応できるわけがない。


小麦は、依然として、国産小麦(W.ほぼ全量輸入だ!国産は数%だが減反政策を止めて小麦などの他作を補助金付きで推奨している。)の政府買い上げと国家貿易による実質的な全量管理が行なわれている。現行コストプール方式による国産麦保護コストは、製粉業者(W.全量輸入システムに守られている業態、日清製粉など数社独占⇒小麦2次加工業者(菓子製造、パン製造)、消費者が負担している。ほぼ政府管理市場なので消費者の負担額はコメに比べて小さい?密度の薄いスカスカの食パンよりもコメを食った方がカロリー効率が良い。もちもちフワフワの宣伝文句に踊らされている。
小麦粉関連製品の関税引き下げに伴い、今後これらの輸入圧力がますます強まる。これにより小麦2次加工業者(W,菓子製造屋)の海外生産シフトが本格化W?し、コストプール方式はいずれ崩壊する。
政府は、制度崩壊前にコストプール方式を廃止し、国産麦の政府買入価格の引き下げや麦類の国内流通自由化を実施すべきである⇒W.安価な食パンが物価高にも拘らず出回っているのは外国産小麦の政府一括買い上げによる川下への低価格流通のおかげ。小麦国際市場の値上がりにより当該会計は赤字になっているのではないだろうか

GHQ以来、一貫してコメ軽視、小麦重視⇒日本人の食育欧米化の戦略の載っている、(昔はパンとミルク~脱脂粉乳~の学校給食は強制された)としか言いようがない。ただし1苗当たりの生育量は小麦>コメ。小麦の方が作り易いこともあり世界的主食は小麦。

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乳価不足払い制度により支えられてきた。

これは、政府(畜産振興事業団~~W.中央競馬会からの上納金2000数百億円も回っているはず~~)が、再生産可能な価格(保証価格)加工原料乳を酪農家から買い上げ、これに保証価格よりも安い価格(基準取引価格)で乳業メーカーに売り渡すというものである(w。中小乳業者だろう)。乳製品の関税化により安い乳製品が輸入されると、基準取引価格を引き下げざるをえない。

他方で、財政制約や不足払い制度はUR合意で削減対象となっていることから、補助金の増額は難しく、いずれ不足払い制度は空洞化する
農林水産省は、飲用乳生産農家が加工原料乳生産農家の所得を補償するという、「とも補償」制度の導入を検討している。これは社会主義経済的な制度であり、仮にそのような制度が導入されれば、酪農業の発展は望めない。
わが国の酪農は飲用乳生産にシフトしていかざるをえない⇒W中小は潰れても仕方がない、という意味。のではないかと考える。乳業メーカーの中にはすでに海外に生産拠点をシフトしている企業もあり、政府は早急に今後の政策方針を打ち出す必要がある。

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農林水産省では、現在、農業基本法にかわる新しい基本法の制定に向けた検討を行なっている。この議論では、環境問題に農業を守る拠り所を見いだそうとする学者が多くいる⇒W?今や環境問題に特化して議論を組み立てる学者は少数。しかし、環境問題は環境対策として別途議論すべきであり、新基本法の議論は、環境問題とは切り離して議論すべきである。
また、農家の定義を絞り、農業政策を重点化すべきである。現行では、農産物の年間販売金額 100万円以下の農家が65%を占める。学生アルバイト並みの所得の「農家」を農業政策のシェルターの下に保護するのは問題である。
>今後、グローバルな視点から農業を捉え、

自給率は多少低下しても活力ある農業を目指すべきである。

⇒W.世界市場の不均等発展による激動世界情勢と発展途上国の押し上げによるG7支配層利益共同化のなかで日本の社会経済モデルを韓国、台湾、シンガポール型で押し切ろうとしている

超低成長ノーマル、外国との比較では縮小社会経済=階層利害最優先(上層、上位中間層は利益共同体)

その他の階層はマスコミを使った同調圧力喚起システム作動、近隣への排外主義や強圧でインクルードできるとタカをくくっている。

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質疑応答
問:
2001年以降コメが関税化された場合の安定価格の水準をどう考えるか。
答:
基本的に、所得の安定策を別途講じれば、価格安定化対策は必要ない。コメについては、先物市場を整備した上で、価格は市場に委ねるべきである

⇒①円安は日本のファンダメンタルズに準じた歴史的傾向であり、

②輸入食糧依存率が高まれば貿易収支の赤字増資本収支黒字は日本資本制の寄生性の増大に結果し

③民心は安定を欠きナーバスになり民間消費は伸びない悪循環

もちろん付加体列島なので大地震災害は必然。

>どこかで安全安心感が欲しいのが生身の人間。それは自己矛盾の同一ではあるが、大地、山河しかない。

もちろん究極的には個々人の意識性の問題であるが。
問:
コメについては、一定の過剰生産能力を維持すべきとの議論について、どう考えるか。
答:
コメは次第に主食ではなくなっていくのではないか。農林水産省はコメ離れの実態も踏まえて、政策を立案すべきである。⇒Wノー天気かな?
問:
現行の消費者負担型の価格支持制度を見直し⇒W、労動力商品の価格は再生産費に等しい!よって食料品の価格を低く抑えることは資本制支配層の歴史的課題であった!

農産物価格を国際水準に近づけた上で、国内農家対策として不足払い制度を導入すべきとの考え方をどう考えるか。
答:
不足払い制度はUR合意の下で2000年までは制度の存続が認められたが、将来的には廃止対象となる制度である。過渡的に不足払い制度を導入することはよいが、最終的には価格は自由化すべきである。

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セルバンテスの名言。『ドン・キホーテ』著者の言葉 | 癒しツアー

W。シェークスピアと比べて異次元のハードボイルドな人生を歩んだヒトらしい格言。ドンキホーテを描いた真意が伝わってくる。

エルネスト、チェ、ゲバラのキーバサンタクララ記念館にセルバンテスの格言集の現物がちんれつされているという。中南米ポルトガル語のブラジルを除いてスペイン語圏。セルバンテスの影響力は強い。今、セルバンテス賞はスペイン語圏最大の文学賞になっている。この辺の事情はセルバンテスが過去のスペインの栄光と後退期を「ドンキホーテ」の文学で体現していることにあるようで日本人の我々には感覚的にわからないことである。

1181夜 『ドン・キホーテ』 ミゲル・デ・セルバンテス − 松岡正剛の千夜千冊

 

~~~~アメリカ共和党を席巻するようになったキリスト教福音派は熱烈なトランプ支持者でもある。その時代背景は1588年イギリス艦隊との海戦に敗れたスペインに似ていないことはない。福音派の人たちは聖書に「書いてあることのすべてが真実や真理あってそれは自分たちが生きている現在のアメリカに蘇るべきであると確信し硬い政治ブロックを形成し、しかも過去の歴史的政治的事案があるごとに降り積もりそのブロックは拡大してきた。セルバンテスは片田舎に済む50がらみの人間を「ドンキホーテ」に物語化することでリアルバーチャルなスペインと対峙させ、物語の相対的二重性を浮き彫りにしてきた。

アメリカのキハーノたちは自分の境遇をより惨めにしている(民主党ハリスはトランプとはメダルの表裏でしかない!トランプはウクライナ、ロシア戦争を止めることは世界構造的にできない!~~~永久戦争などと云う文言をアメリカマスコミから聞いた~~中国を暴発させないようにくぎ付けしてロシア永久戦争をG7グローバル資本支配層利益共同体は戦う~~)。しかし、歴史を振り返ると「帝国」の労働階層の多くは戦争の危機に向かい合うと物的根拠をもって愛国排外の濁流に流された。

   引用 1181夜 『ドン・キホーテ』 ミゲル・デ・セルバンテス − 松岡正剛の千夜千冊

実は『ドン・キホーテ』の主人公はドン・キホーテではなラ・マンチャの片田舎に住む五十がらみのアロンソ・キハーノという郷士が主人公なのである。
 そのキハーノが昔の騎士道物語をふんだんに読みすぎた。読みすぎてどうなったかというと、それらの書物に書いてあることのすべてが真実や真理であって、それはすべてキハーノが生きている現在のスペイン(つまり十六世紀末から十七世紀にかけてのスペインの社会)にことごとく蘇るべきものであると確信してしまうのだ。これはキハーノの妄想である。
 けれどもこれが妄想であることを示すためにセルバンテスはキハーノをキハーノに終わらせないようにした。そこで、郷士キハーノは鎧兜に身をかため、遍歴の騎士ドン・キホーテと名のり、隣村の農夫サンチョ・パンサを従士にして、痩馬ロシナンテにまたがって旅をすることにさせた

>このキハーノがキホーテになるところが、セルバンテスのインテリジェレだ。バロックの楕円の「ずれ」の誕生なのだ。
 このことは、前篇の表題が『機知に富んだ郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』で、後篇が『機知に富んだ騎士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』になっているところにも如実にあらわれている。郷士」が「騎士」に変わっている。ということは、ドン・キホーテとはキハーノの頭のなかにつめこまれた“物語の言葉”をもって、それを現実のスペイン社会にぶつけていく作中の語り部としての第二の(リアル・バーチャルな)主人公なのである。ここにすでに物語の相対的二重性が用意されていた。」⇒W。反俗日記で東京大空襲被災状況を巡りながらの感想文「方丈記を読む」で取り上げた堀田善衛ドンキホーテに関心を持ったのは解る。

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   セルバンテスの格言

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時はあらゆるものを熟成させる。
生まれながらの賢人もいないのだ。

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富を失う者は多くを失い、友人を失う者はさらに多くを失う。
しかし、勇気を失う者はすべてを失うことになる。

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一番憎むべき狂気とは、あるがままの人生に、ただ折り合いをつけてしまって、あるべき姿のために戦わないことだ。

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真の勇気というものは、臆病と無鉄砲との中間にある。

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人間とは、己の行った仕事の子供である。

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「そのうちやる」という名の通りを歩いて行き、行き着くところは「なにもしない」という名札のかかった家である。

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人生ではすべてが良い。
死さえも

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死を見ること生のごとし。

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裸で私はこの世に来た。
裸で私はこの世から出てゆかねばならぬのだ。

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この世でいちばんの気違い沙汰は、誰に殺されるってわけでもないのに、悲しいからってだけで理由もなく死にたがることですよ。

W。アルベールカミユよりもセルバンテスが鉄火を潜っている。「シジフォスの神話」の哲学が幼稚に見える。

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心の中で感謝するだけなら、本当の感謝ではない。
自分は行動の中で感謝を示そう。

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信仰の存在するところに神は存在する。

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桶の水より、親切な言葉をかけるほうが、火はよく消える。

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家柄ってのは、世界にたった二つしかない。
持てると持たざると、どっちかだ。

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安眠は心労の最大の療法である。

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音楽のあるところには真の悪は存在できない

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自分のポケットの小銭は、他人のポケットの大金にまさる。

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喜劇で一番難しい役は愚か者の役であり、その役を演ずる役者は馬鹿ではない。

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機知の切れ味を鈍らせまいと思うなら、あまり機知を鋭くしてはいけない。

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愛の原則においては、早々と失望することが、通常、回復薬として描かれる。

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事実は真実の敵なり。

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よく準備してから戦いに臨めば、半ば勝ったも同然だ。

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どんな虫けらだって踏みつけられれば、何を!という格好をするものだ。

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金持ちのたわごとは格言で通る。

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パンさえあれば、たいていの悲しみには耐えられる

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我々が第一に戦わねばならぬ厄介な敵は、我々の内部にある。

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 W注①

note.com

 引用

折しも彼等はその野原にある三四十の風車の見えるところにきた。

ドン・キホーテはそれらを見るやいなや、自分の家来にむかって言った。
『わしらが自分でおのれの願いを果せるよりも幸運の神が更によくわしらのために物事を整えてくれてるわい。あれ見よ、サンチョ・パンサよ、あすこには三十体以上も異形の巨人が姿を現わしおる。拙者はあの残らずと渡りあうて屠るつもりじゃ。またその分捕の品々でわれらは身代を起し初めよう。なにゆえとならこれは正義の戦いじゃ、またかような悪い族を地球のおもてから掃い除けるのは神への善い勤めじゃ。』
『どんな大男ですかい。』とサンチョ・パンサは言った。
『あすこに見えるあれだ、』と主人は答えた。『長い臂をしていて、中には、その長さがかれこれ二リーグもあるのがある。』
『よう御覧なされ、旦那さま、』とサンチョは言った。『あすこに見えるのは、大男じゃない風車じゃに、そして腕のように見えるのは帆で、あれが風で廻るので磨石ひきいしが動くのですぞ。』
『アわかったわかった、』とドン・キホーテは答えた。『お前はこんな冒険の事には慣れていぬのちや。あれは巨人じゃ。お前は怖けりゃあっちへ避けて、拙者があの奴等と烈しい不釣合いな戦をする間、祈祷に身を打ち込んでおれ。』
こう言いつつ彼はその軍馬ロシナンテに拍車を当てた。彼の攻めかからうとするあのものどもは必ず確かに風車であって、巨人ではないと警め告げつつ、家来サンチョの後より呼びかける声をも気に留めずに。彼はそれでもなおそれらを巨人であると堅く思い込んでいたので、サンチョの呼ぶをも聞かねば、真近く来ながらそのなにものたるかをも見分けずして、それらに向って大音声に呼ばわった、『遁げるな、臆病もの卑怯もの、汝等に打ってかかるはただ一騎の騎士じゃわい。』
この折しも微風少し吹き起った。そこで大きな帆は動き出した。それを見てドン・キホーテは呼ばわった、『たとい汝等巨人ブリアリュースよりも数多き腕をふるうとも、汝等は拙者との始末をつけねばならぬぞ。』
こう言いつつ、かる危難にあるわれを擁護したまえと祈願して、意中の貴婦人ドゥルシネアに全心を捧げてわが身を託しつつ、槍を休らえ丸楯に身を蔽うて、ロシナンテの足掻のかぎり疾駆突進し、その前に立てる最初の粉磨車こひきぐるまに打ってかかった。
しかし彼がその槍の穂尖ほさきを帆に突き立てたので、風は勢い烈しくそれを回転させ、そのために槍はずたずたに折れ砕け、それを一緒に馬も乗り手も引っさらわれ惨めな有様で野原の上をぐるぐる転げ廻った。サンチョは驢馬の走れるかぎり急ぎにいそいで彼を救いに駆けつけた。そしてその場へ来てみれば、彼は身動きもならぬ始末である、ロシナンテは彼と一緒にどッと激しく倒れたのであった
『やァれやれまァ、』とサンチョは言った、『あれはほんの風車じゃから、貴方さまのなさることに気をおつけなされませと、わしが旦那さまに申し上げなんだことかい。また誰が、頭の中にあれと同じようなものでももっている人で無けりゃ、あれのことを間違えたりなぞしようがあろかい。』
『そう言うな、サンチョよ、』とドン・キホーテは言った。『およそ何よりも戦の運はしばしば勝敗のありがちなものじゃ。それにまた拙者の思うには、それが真のことじゃが、わしの書斎や書物を掻ッさらっていったあの同じ賢人フリストンが、きゃつらを征伐する栄誉をわしから奪おうためにあの巨人どもを粉磨車に変化させたのじゃ。しかしつまりはかやつの妖術も、わが名剣に施すすべはあるまいぞ。』
『どうぞさうありたいものですよ、』とサンチョ・パンサは言った。そして彼をたすけ起こして、再びロシナンテに乗らせたが、馬の肩は半ば骨がはずれておった。

 さてそれから、今の冒険を議論しつつ彼等はラピースの往還口へと道を追うた。けだしそこでは、ドン・キホーテの言うに、大街道のことであるから、沢山のまたさまざまの冒険の見つからぬ気遣いはないからである。ではあったが、彼は槍を失くしたことを大いに惜しんだ、そしてこの待士にそれを言いながら、付け加えて言った。『ディエゴ・ペレズ・デ・ヴァルスと名乗るスペインの騎士が戦の中に剣を折ったので、樫の木から重そうな大技か小技かを折り取った、そしてこれでその日はえらい働きをした。そして多数のムーア人どもを打ち据えた。そこでその人はマチューカといふ異名を貰った、そしてその人も子孫もその日からはヴァルガス・イ・マチュカと呼ばれたという話を、わしは読んで覚えておるわい。わしがこれを言うのはな、見あたり次第の樫の木からそういうような大きな丈夫な枝を一本折り取るつもりなればこそじゃ。それをもってわしは素晴らしい働きをする決心覚悟じゃ。そこでお前もそれが眼のあたり見られるし、またなかなかとは思われぬようなことがらの見証人ともなれるほどの身分になったのを、われらながら実に仕合せじゃと思おうぞよ。』
『何も神様任せでござりますわい。』とサンチョは言った、『わしは旦那さまのおっしゃるとおりを何もかもまことと思っておりますぞい。じゃがちっとお身体を真直になされませ、まるで片側へ寄ってしも
うておいでなさるようじゃ。大方落ちるときに揺り落とされたからじゃろ。』
『それはそのとおりじゃわい、』とドン・キホーテは言った、『そこでわしが少しも苦痛を訴えぬのは、そりゃ武者修業はどんな偽りでも、痛いと言うことを許されておらぬからじゃ。たといその偽りのために臓腑の出ることがあってもじゃ。』
『そんなら』とサンチョは言った、『わしゃ何も言うことはござりませんわい。しかし神さまが知ってござる、わしやなんによらず旦那さまのお苦しいときには、泣き言をいうてござる方がわしにゃよいのでござります。わしはといいますとな、打ち明けた話が、どんなちょいとした痛みでも泣き言いわずにゃおられませんわい。全くのところ、泣き言をいわぬについてのあの規則が、武者修業者の家来にまでもかかってくるのでないのならじゃ。』
ドン・キホーテはその家来の無邪気を笑わずにはいられなかった。そしていつなりとどんなになりと勝手に自分の好きなように泣き言をいってもよいと保証してやった。けだしこれまでかつて彼は騎士道の掟の中で、これと反対のことは更に読んだことがなかったからである。

W.正直、以上のようなものが小説なら、毛嫌いしてきた500年前の「源氏物語」の方が小説っぽい。まだ我慢して読める。侵略と拡張主義、唯我独尊の精神の荒廃を感じる。

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カミュ『シジフォスの神話』

人生は生きるに値するか否か.

ガリレオ背信はむしろ当然.

本質的な問題とは、時として人を死なしめるおそれのある問題、或は生きる情熱を十倍にもする問題のことを私は言うのだが-、そんな問題については恐らく

>二つの思考の方法、即ちラ・パリス(註-1525年戦死したフランスの勇将。非常に勇敢に戦った為「死の15分前彼はなお生きていた」と歌われた。これは自明の理である⇒W誰でも死ぬまではまでは生きていた。)の思考の方法とドン・キホーテの思考の方法としかないだろう。そしてこの二つのもの即ち明証と抒情、と均衡によってのみ、私達は、人生は生きるに値するかどうかという問題に答えるに必要な感動と明晰とに同時に近づくことができるのである。

 或る問題が別の或る問題よりも緊急であると判断する基準は何であるかを考えてみる時、私は、その或る問題が惹き起す行為が基準である、と答える。

>未だ嘗て私は、存在論的な論証から人が死ぬのにであったことがないのである。⇒W。この項は以前から理解不能のまま、素通りしていたが今回「ドンキホーテ」を取り上げるに際してはっきりさせようと思った。

神の存在について(2)存在論的論証とは | 哲学・教養入門ブログ

 

神の存在について(1)多神教を論じる | 哲学・教養入門ブログ

W.世界を全て知ることはできないと解っている、あるいは解らないと不安がっている人間が一つの創造神によって世界が秩序良く作られているいる思考体系を獲得すると実存を超越した時間が持てるような感覚にとらわれる。コレが1神教の精神。それだけ人工的思考方法を取らなければ、現地の住民の欲望が強く、地上の生命の危機を伴う社会経済矛盾が多かった、ということ。本質的野蛮性はモンゴル、イスラム、中国、その他(現地住民統治に任せる部分が多い)<欧米ユダヤ(恒久的収奪システム構築。歴史上の残虐行為の発現地)。

w。多神教

   引用

「世界の多くの神話を見てみると、「神々と人間との境界」がかなり曖昧であることが分かります。

神様なのに実在する土地で王として統治していたり、戦争を指揮したり、病気になったり、殺されてしまったり……。要するに人間みたいなんですね。

日本神話・ギリシャ神話・ヒンドゥー神話・エジプト神話など、世界各地でこのパターンは共通しています。⇒キリスト教受容以前のローマ共和制も多神教神仏習合多神教(自然神、地蔵神、道祖神)の日本で天皇制創造は一神教を真似たもの。

ここから「この現実世界で偉人や英雄として活躍して大きな業績を遺した人間たちが『神』として信仰を集めるようになったのだろう」という推測が成り立つのです。

つまり個人名や具体的な業績が伝えられている神については、実際にそのモデルになった人物がかつて地上に生きていたと考えるのが自然ではないかと思うのです。神話に登場するトロイア戦争が実際の出来事だったことがシュリーマンの発掘によって確認されましたが、神話と歴史は截然と区別できるものではなく連続しているのですね。

W。小学生のころ自分がなぜ宇宙のここに存在しているのか空虚な思いにとらわれた。そこで図書館から宇宙の本を借りてきたが光は大きな質量の恒星の引力圏を通るときに真っすぐ進まないこと、地球はやがて水素核融合反応で赤星巨星化した太陽に焼き尽くされると知っただけだった。

W.心臓手術は何の恐怖感もわかなかった。むしろ楽しみだった。全身麻酔が効いてくるのは心地よく<無>が何の前触れもなく訪れた。人間個体にとって死とはあのようだ。麻酔が解けたとき思わず傍にいた看護師の方に「このまま目が覚めない方が良かった」と漏らした。死ぬも生きるも大した違いはない。gameなんだ。

W死んだひとや居なくなったヒトに回りを囲まれている珍しい環境。今度は自分の番だ。

道端の草を採ってきて観察することにした。ヨウシュヤマゴボウのロカビリー。木と草の違いは何か?

 早朝、ウォーキングしながら道端の草たち眺める。昭和天皇の言葉⇒「雑草という草はない」道端の草たちには名前と種類、その他諸々古からいわゆる花よりも人間生活に繋がってきた人間臭い由来がある。そもそも草たちも花を咲かせば実も結ぶ。

反俗日記的に云えば花も草もみな同じ、というよりも草が本家で花と称される草は分家なのだ。

樹々に一番興味がある、その次は草たち。いわゆる花は~「花の命は短くて~~~」寒椿の大きな花が一杯落下しているのを掃除していると、何か生き物が死んだような気配が漂う。

*****余談******物凄く横道にそれていくが、前からハッキリとさせたかったことなので深堀する。

メタセコイアの枝を切った経験に根ざしている。なんでたった一人の毎日の作業後、スッキリしたのだろうか?職業柄植え付けられた本能がくすぐられたのか?。破壊願望が体内にあるのか?ほうきでゴミ掃除をしているのとは訳が違った。2年間は徒労だった。

*****

【第8回】木と草の違い|FSC応援プロジェクト

 稀に見る的を射た<木>の本質をついた解説

樹木の特徴は「形成層」があること

木の皮(樹皮)のすぐ内側に沿って生きた細胞の層形成層細胞の製造工場木が死ぬまで細胞を作り、細胞を幹の内側へ送り出す)⇒W。幹に空洞が開いた古木でも生きる上では大きな支障がない、と解った。ただし枝葉に力が無くなる。倒れる危険性があるとの一部住民の意見で1本のメタセコイアを伐採したのは可哀想だった。

*****

「木部(木材部分)」=<形成層>から送り出された細胞はやがて死に細胞の「殻」である細胞壁しか残りません。⇒W.ということは水分を吸い上げている導線は木部にはなく(樹皮)のすぐ内側に沿って生きた細胞の層形成層にあるのか?

肥大生長(W専門用語)樹木」の特徴⇒細胞壁(木部)を蓄積していくことによって、幹を太くしていく。

>「草花」には形成層がなく、ある程度生長すると太くなりません。
これが木と草の違いです。

木の断面。中心は心材、中心から外側に向かって辺材、一番端に形成層、その外側に樹皮

>W.は2024年冬枯れのメタセコイヤの木に登って枝を伐採し薪状に30数束、小分けして普通ゴミとして処理した。結構太い枝まで生木伐採用と銘打つ安物の片手鋸で伐採したときに、どれくらいの年月が経っているのか切った跡の年輪に見入った。

可哀そうなことをしている感したが、

メタセコイヤのような枝の横伸びを極端に止めて上へ上へと延びる性質の樹の天辺の枝を人間の都合でカットし続けると、

年輪の不思議|オーダー家具「家具蔵(カグラ)」 [2018年02月13日]

引用「上長成長肥大成長を同時に行っていますので、上に行けば上に行くほど細く、年輪の数は少なくなる」がそれでも10数年の年輪が数えられた。

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@それと切断面の心材の中核が極端に片方に偏っているのが不思議だった

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上記の解説に解答があった。

引用

W⇒まず前提。

引用

広葉樹は針葉樹と比べ構造が複雑で進化した樹木です。」

メタセコイアは原始的な針葉樹(葉の形状はシダ類状)。

下図参照。青い矢印の方向はメタセコイアの長年カットし続けた天辺の枝の上長成長方向。実際にはもっと上を目指して急角度に曲がっており(90度上長成長)、中核は偏っていた(参照、第2の写真)

桧の原木(W針葉樹の切り口の写真です。数字付近の濃い色のところが「アテ」です。

製品にすると硬くて重く捻じれや反りなど、狂いやすく腐りにくい特性があります。⇒W.用材にはできない。
針葉樹の場合「アテ」は縮み

逆に広葉樹「アテ」は、伸びます。

硬い「アテ」の部分で幹を守る「アテ」の強い木は、住宅材料としてあまり好まれません。⇒W。針葉樹ヒノキの切断面を一見するとアテ=縮んで樹の上方成長を支えているのは逆方向の材質が緻密そうに見える左下に思える

@W。科学は見た目や常識と真逆な場合が多い!としか言いようがない。答えは図の下

W.再度、針葉樹と広葉樹の関係を念頭に置くと

広葉樹は針葉樹と比べ構造が複雑で進化した樹木です。

倒れないよう自らの体を補強しなければなりません。

その際に出来るのが「アテ」という部分で、つまり幅の違う年輪は方角を示すのではなくて力がかかっている部分を示すのです。

×「南側は日当たりがよく樹木の成長が活発になるため、年輪幅が広くなると常識では思いがちだが、

W。年輪の形成において日当たりはあまり関係ありません。」⇒W.ほぼ等間隔一列に歩道沿いに3本並んだメタセコイアの枝を伐採したとき、H氏が一番南側の木の生育具合が良いのを日照時間のせいと断言していたがWは疑問だった。日照時間はそんなに変わらない。

「樹木がきれいな円筒型ではなく歪な形に成長するのは、生えている地面の傾斜やその他の環境による影響が強いのです。」⇒Wは大きな集合住宅の並びのビル風をまともに受ける樹々が枝を刈り込んだだけで立ち枯れしたのは、環境問題との想定だった伐採した本人と責任者は呼びつけられた。Wは伐採中、その話を伐採した本人から聞いて徹底的に枝を刈り込んでやると決めた。時代の流れのなかで過去に駄目だったことが今はOKのケースがある。巨木に成長する樹を住宅敷地内に植えて愛でる時代は終わった高齢化が急速に進み枯葉枯れ枝の掃除の手間は途方もない。

歴代の住民は良く辛抱してきたと思う。

 

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「急な斜面に育った木では、広葉樹では山側に、針葉樹では谷側にアテが出来ます。

不思議なことに広葉樹と針葉樹とではアテのできる位置が逆です。

  どうして、この違いが生まれたのでしょうか。

>通常の木部では針葉樹と広葉樹のリグニンセルロース含まれる量はほぼ同じです。

しかしアテについて言うと、

>針葉樹では例外なくリグニンの多い圧縮アテを曲がる外側に形成し、

広葉樹ではリグニンを全く含まない引張アテを曲がる内側に形成します。

>リグニンは生み出すのに大変な労力が必要ですが、

セルロース光合成大量に生成されるグルコースそのまま繋げれば作れるので、はるかに少ない労力で作れる(W.広葉樹は上長成長のために光合成大量生産できるグルコースをそのままつながるとできるセルロースを内側に配して補強できる⇒切断面の中心核は右上方、左下方は光合成で大量生産できるセルロースため、そのような違いが生まれたのでしょう。

 

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日本の四季を通じて道端の雑草weedの世界を観察していると、彼らは人々が愛でる人工的な花よりも種類が少ないのではないか?という結論に達した。

知らない草、珍しい草、名前を忘れた草に遭遇すると立ち止まって、携帯のGoogle、写真撮影(アンドロイド携帯であればその機能は埋め込まれている、IhoneはGoogleの当該アプリを取得すればOKなのでは?)を向けると名前と種類などの情報が出てくる。

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 今朝、いつものコースの草を刈りこんだ地面に種でもついばんでいるのだろうかキジバトのツガイが2羽。立ち止まってしばらく観察していると地面をヨチヨチ歩きして全く逃げる様子がない。野生のキジハトはシンプルな美しさがある。

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今日はゆっくり歩こう、と決めた。

ターンして帰路に入った道端に今まで見たことも無いやや派手な色と恰好の草が目についた。Googleを当ててみるとヨウシュ、ヤマゴボウ。立ち止まって解説を読む。

で、ポケットのカギを取り出して片手で茎を掴み引っ張た状態で一気に鍵の波カットの部分で切断した。以前は円形に折り畳める小カッターで切っていたがその必要が無くなった。持ち帰りいつものように小学生の理科の観察みたいなことをしよう。野に咲くものは野に咲かせておけよ、という機会が多いが大ジョッキに入れて毎日様子見をしよう。雑草は丈夫そうで意外に生育に適さない。美観も野にあったときと比べて極端に低下する。昔は肥料をやって育てていたこともある。なんだか彼らを見ているとホッとする。

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ヨウシュヤマゴボウ - Wikipedia

別名の通り北アメリカ原産で、日本では明治時代初期以降に各地で繁殖している帰化植物である。市街地の空き地や造成地、庭などで見られる

果汁は強い染料で、衣服や皮膚に付くとなかなか落ちない。この特性のため、アメリカ合衆国ではポークウィード(Pokeweed)[注 1]インクベリー(Inkberry)などとも呼ばれており、簡易的なインクの代わりに使用される」

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[注 1]Poke は、かつて赤色染料の原料として用いられていた多年草パクーン(Puccoon)に由来する。また weed は雑草のことである。

 コメント

ポケサラダ美味しいですよ!毎年それを見つけるのを楽しみにして、できるだけ摘み取って、できれば冷凍庫に入れるようにしています。スーパーで売られているどのグリーンよりも優れています。提供する前に 3 回沸騰させて水を捨てる必要があるのは正しいですが、それだけの価値はあります。これに関しては信じてください...⇒W。茎、葉、根にアルカロイド系の毒性を含む。下の動画のように大きく成長する前の若い状態で採取する。大きくなると茎は筋張って毒々しい赤紫色。葉も実も見るからに毒性がありそうな気配がする。動画の状態では食用には適さない。

>コメントによればパン粉をつけて揚げ物して、ベーコンとスクランブルエッグに混ぜ合わせる調理法もあるようだその場合は煮沸していないいづれにしても若草のときは見た目も旨そうな野草なのかもしれない

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その証拠にこの草の料理を唄ったヒットソングがある。

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「主にアラバマ州などの南部地域において、若芽を茹でこぼして毒を抜いた上で食用にするところもあり(ソウルフードを参照)、トニー・ジョー・ホワイトが1968年に発表したヒット曲「ポーク・サラダ・アニー(Polk Salad Annie)」の"Polk" とは、豚肉(Pork)ではなく本種のことを指している」

声質はトムジョーンズに似ている。ドラムにベースギターに本人のドライブ感のあるギター。センスが良いよ。エルビスプレスリーが持ち歌にするはずだ。

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全体の曲調、リズム感は以前反俗日記で特集したニューヨークから南部行の列車に乗り込んできたかわいいあの子とよろしくやった、という曲に似ている。

リードギターのリズム感はポーク・サラダ・アニー(Polk Salad Annie)に似ている。この感覚は日本のギターにはない。

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独創性がある隠れた名曲。この手のギタードライブはそれまで聴いたことが無かった。

>ただし、今回のポークサラダアニーで自分の知らなかった流れがあった、とわかった。基本、リズム感は南部のロカビリーの流れ.でまだ隠れた名曲がるのでは?

日本上陸はウエスタンカーニバルの表層のながれで止まりエルビスプレスリー人気に吸収された。Wに言わせるとエルビスは俗歌路線。同じポークサラダアニーを唄ってもエルビスは格好をつけているだけにみえる。歌心はトニー・ジョー・ホワイト。南部独特の雰囲気が出ている。歌詞の内容は

Jambalaya (On the Bayou)

とかわらないのじゃないかな。直訳気味の和訳が出ているが意味が通じていない。現地ルイジアナの風俗を掬い取っていないのじゃないかな。

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ポーク・サラダ・アニー - Wikipedia

トニー・ジョー・ホワイトは

Bobbie Gentry - Wikipedia

「ビリー・ジョーの唄(Ode to Billie Joe)」をラジオで聴いたとき歌詞のリアルさに驚いた。俺はあの生活を知っている、なぜなら俺こそがビリー・ジョーだからだ、と思った。俺はずっと綿畑の中で暮らして来た。もし曲を書くときが来たら、自分が知っていることについて書こうと思った。」

 

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W.悪いが上の唄はカントリーの今ではトラディッショナルソングとなっている

Harper Valley PTA - Wikipedia

ハーパーバレーのPTA

フォークソング調にアレンジしたものに近い。

1968年、発表年がぴったり重なっている。

単純なリズムの繰り返しで、どちらが先に発表されたのか調べると遅れた方はアレンジしたもの、といえる。あまりにも歌詞の着想(抽象的表現が一切なく他愛のない日常行動が綴られている)、リズムの類似性が強すぎる。

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 ボビージェントリーの名は日本でもソコソコ知られていた。ポピュラー歌手の範疇に入れられていたが流行らなかった。

1960年代ピーター、ポール&マリー。ジョーンバエズ、ボブディランのフォークソングが流行っていた時代、そのカウンターカルチャー的に白人貧困層の唄がマスコミとTVに載った経過がある。事実、当時から公民権運動の対象者である黒人層の脇には白人の貧困層がいた。

カントリーミュージック界の主要プレイヤーはこういった白人層の出だった。層としての厚みがあったし外に向けて表現したいことがいっぱい抱え込んでおり、自分でギターをかき鳴らし歌うしか世に出る手段がなかったので才能あるプレイヤーが表に出てきた。男の場合は基本、大なり小なりアウトロー的生活の体験者か近親者だった。極貧、アルコール依存、暴力、薬物、家庭崩壊、大失恋、挙句の果ての刑務所に無縁のハッピィーサイドのミュージッシャンはキリスト教にのめりこんでいるもの以外ほぼいなかった。エルビスなどはソレでも環境に恵まれ方なので全国向けの歌手に変身できた。ほとんどのカントリーミュージシャンはジャンルから出ることはなかった。だが演奏と楽曲は魅了するものがあった。残念ながらある時から様子が変わったが。

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 エマニュエルトッドによればベトナム戦争アメリカ労働者階級の戦争だった、と。20世紀中盤から後半も今も、いわゆる先進国で労働者階層であることマルクス的な存在論でいう歴史を動かす力には成り得ない、という問題意識があった。

トランプがなんとかしてくれると言うのは単純に学んだ力、学ぶ力の不足、合成の大誤謬、歴史の螺旋階段状の繰り返しだ。トランプはヒットラーではないが、ヒットラー的手口を使っているのは間違いない。奥底に仕舞われている政治本能を表にだすことを集団レベルで煽り束ねる政治手法は鋭い分断と対立を生む。できるだけ多くの人を政治的に囲い込む対価として排除と攻撃の標的が必要な政治はアメリカ流民主政の原初性の極端な現れであり、内外に敵対者を増し情勢を激動に導く。

同時に民主党も城内の空疎で主題の格差に届かない、言葉狩りの民主制は外には帝国の戦争維持のレベルに終始する。

米国は一部の人々にとって政治地獄になるので反抗は増える。

今現在の二つの戦争は今の帝国主義の二つの世界構造の断層ズレなので止められない。

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MLBの動画をいつも見るが、朝のNHKBS定番のプロ野球ではない、なぜあんな他国の一チームと一個人応援番組をやっているのか!応援の接点はただ大谷選手が日本人であるにすぎない!片方は制度で守られ収入を得ている公共(国営)放送、他方は個人と所属チームに過ぎない。発生している125億円の放映権料は多分NPBの2チーム分を超え3チーム分になる⇒2024年度各チーム年棒総額。ソフトバンク44.5 読売42.5 ヤクルト37.9 中日37.8 阪神37.7 ロッテ36.2 DeNA 35.0 オリックス32.1こんなシステムをやっている国にはあるのか?このTV仮想現実は動物的衝動に起因している。野球が流行れば良い、ということなのだが、日本の草野球からリトルリーグまで野球をする人口は減っている。地域を見渡すと解る。野球の盛んな地域でもこの過疎状態である。昨年、グラブ用のクリームを購入するために携帯のGPSを使って街中を探しまわってやっと見つけた先はビルB2の狭い一角だった。しかも高額だった。量がはけないから高額になる。中身の材料からあり得ない。当たり前の原理である。以前は大きなスポーツ店が目抜き通りにあったが今は姿も形もない。替わりにインバウンド狙いの業態ということなんだろう。スポーツをやる人口が減って需要が少なく店は撤退した。野球観戦者が色めき立っているだけだからコメントのレベルも低い。

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WBCの主催者はMLBコミッショナーと同労組である。そこに構造問題が発生しないと云う方がおかしい。

 黒人人口が占める割合が70%のボルチモアオリオールズのスタジアムに黒人観客はほとんどいない。アリーグ首位を争い、若手の魅力ある選手が揃っていてもスタンドに空席が目立つ。市民多数派は野球どころではないということだ。タイガースのデトロイトでは黒人人口80%までなっているがウィキを閲覧すると市は反転、発展途上にあるという解説ばかりが目立つ、本当か?

MLBは今風の時間の使い方にマッチしない長時間試合の野球ルール改革に懸命である。アメリカのプロスポーツ界の立ち位置は日本でいえば大相撲だ。今メキシコでプレーしているトレバーバウアーの動画に対するコメントによればMLBは大きな会社に例えれていたがバウアーなどの不祥事選手の処遇を見渡せばなるほどと納得がいく。MLBは大相撲協会とおなじ。時流に合わせるためにルールを即刻大改訂できる機動性があるのは会社のような組織運営だからだ。よって会社に迷惑な存在のバウアーは法律に関係なく風評被害を恐れて排除のまま据え置き。不透明な大相撲協会と見なすと成り行きは解る。

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 他方日本のスタンドは満員で未だにセリーグ指名打者無しの野球をしている。MLBのように160試合やると過半の選手は故障するレベルだ。

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トッドの云うアメリカ民主制の手法は的を射ている。

移民国家の歴史が続くアメリカはある人種がインクルードされると他方で排除されている人種の存在がある。

ところが民主制はギリシア都市国家の時代から原初的にその仕組みだった。都市国家同士は戦争をする、海外に植民都市をもつ。もちろん奴隷制度の上に住民はいる。

反俗日記の過去記事で特集した学者さんのソクラテスがなぜ処刑されたのか、という趣旨は正解だった。地元神を頂く共同体への背信者として死刑を宣告されたのであり民主政は共同体の同調圧力の効く狭い枠内だけだった。

黒人は上層を除いていまでも民主制維持するための排除対象でなので守らなくてはと配慮する人達がいる。それは外国関係にも当てはまる。中国を市場分離しなければ、自由貿易体制は構造的に成り立たなくなっている。なぜならば、G7共同戦線の諸国の拡大する階級格差、諸国民同士の利害対立、発展する途上国の押し上げに対して支配層の共同戦線を諸国民の共同戦線と言いくるめ、密集させるために我々と標的の彼らの中国が必要。中国とパレスチナは幻想と同調圧力の仮想敵にピン止めされている。

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東アジアの日本はその体制に入ると次第に股裂き状態になる。グローバリズムは近隣地域の交流が活発化することに結果しているがそれが先細ると双方の活断層が活発になる。そのような推移で行く先の解決がある。

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ハーパーバレーPTAの

歌詞の内容も田舎のPTAのチープな諸々の日常をコミカルに唄ったモノ。

>この唄がなんで大ヒットするのか日本人には絶対に解らない。世界的ヒットと解説しているが日本では聞いたことがなく、カントリーミュージックの愛好家としてやっと知った程度だった。ただし歌詞の内容は個人主義を前提としたフランクでフラットを目指そうとしていた社会を前提にしているのでPTAを巡るドタバタ劇が演じられた。ある意味良きアメリカの時代だった。今は棲み分けをしている。この点でこういう歌詞の内容が日本歌謡曲で取り上げられたことはない。日本ではそういうフランクでフラットな社会環境はなかった。家族革命にたどり着く方途が予め閉じられていた。ゆえにグローバル資本制に遭遇してから社会が内向している。

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トム・T・ホールが作曲したカントリーソングで、 1968年にカントリー歌手ジーニー・C・ライリーのシングルとして世界的にヒットした。ライリーのデビュー曲となったこの曲は、シングルとして600万枚以上を売り上げ、ビルボードホット100と全米ホットカントリーシングルチャートの両方で同じ曲(ただし同時ではない)でトップを獲得した初の女性となった。」⇒W。アメリカ激動の時代の地域小市民の唄への欲求が潜在していた。だからこの程度の歌でも流行った。カントリー界の大スターのドリーパートン(もっともこのヒトは天才音楽家、楽器は何でも熟せる。音感が凄く作曲能力がある。エンターテナー。)「9時から5時まで」も同じ傾向の唄。エロチックコメディーの映画もヒットした。

ローズガーデンのリンアンダーソン風。典型的な一発屋でおわった。凡庸極まりない。

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サンレコード系は俗歌路線に走ったエルビスよりも

ジェリー・リー・ルイス - Wikipedia

カール・パーキンス - Wikipedia

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>トレイン、ケプト、ローリンを

現代風にアレンジすると~下の動画。この曲の存在を知ったのは女性ギター演奏グループ、サーファージェッツ。アレンジは下のバージョンでやっていた。

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1923年の天文学的インフレ。世界戦争への道。高インフレ期<少数の勝ち組、多数の負け組>=巨大資本の再度の原始的蓄積⇔市民多数の生活圧迫、中小零細企業没落(偏狭ナショナリズム高揚)⇒世界市場分離現実化。

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 「ドイツのハイパーインフレで富んだ人・損した人⇒W.1918年から1923年に頂点を迎える第一次大戦敗北、ワイマール共和国時代の有名なハイパーインフレ

     ↓           ↓

上記の「23年の天文学的インフレ~~日本からの多数の国費留学生の体験記がある~~

市民生活には破滅的なものであったが、独占資本には再度の<原始的蓄積>とでもいうべきものを可能にした。」

解題①「23年の天文学的インフレは独占資本には再度の<原始的蓄積とでもいうべきものを可能にした」⇒W不明

解題」②第1次世界大戦敗北後の①を前提としたドイツ資本の強蓄積過程の推移

「権力を握ったファシズム(W.イタリアのファシズムとナチズムの違いペイントした文書ではドイツナチズムをファシズムの究極形態としているが賛同できない)金融資本の最も反動的、最も排外主義的、最も帝国主義的分子の公然たるテロ独裁」に繋がった。

⇒W。世界戦争への道は2段階の歴史を辿る

高インフレ期<少数の勝ち組、多数の負け組>=巨大資本の再度の原始的蓄積⇔市民多数の生活圧迫、中小零細企業没落(偏狭ナショナリズム高揚)⇒世界市場分離現実化。世界戦争への道。

@解題①について

引用  ドイツのハイパーインフレで富んだ人・損した人

貨幣価値の大暴落にまつわるエピソードは枚挙にいとまがない。

しかし

実際、ドイツの1人当たり所得は、第一次世界大戦末の1918年から、ドイツのハイパーインフレの悪夢が最高潮に達した1923年にかけて、

>実質ベースで7.8%下落したが、イギリスの1人当たり所得は同期間にずっと大きく下落したのだ。

 ~~イギリスはドイツが見舞われたような財政的困窮にほとんど苦しまずに済んだ。ではなぜ、

⇒W.国内のとんでもない過剰資本、過剰生産状況、過少消費、富の一極集中。

>ドイツの生活水準の低下は集計上、イギリスと比べて緩やかに見えたのだろう?

ドイツのハイパーインフレが極端な負け組と勝ち組を生み出したから、というのが1つの答えだ

とりわけ立場が危うかったのは、インフレのせいで名目上のペーパーアセット〔現金、債券、証券などの紙の資産〕が紙くず同然になりつつあった資産家たちだ。

 逆に、レバレッジを活かして資産(工場など)を購入し、商品を備蓄することができた人々は、財を築いた

>なんといっても、数時間後には価値が大幅に目減りするマルク建てで借り入れを行うことができたのだから。

当然ながら、この通貨の大混乱を目の当たりにした賢明な貸し手なら、その埋め合わせとして目も当てられないほどの高金利を要求するだろう。

 しかし、政府の辞書に「賢明」の文字などなかった。

その割引率は、1922年初めの年率5%から、1923年初めの12%、同年9月の90%まで、確かに上昇したのだが、その段階になると、ドイツのインフレ率はとんでもないことになっていた適当な数値を選び、後ろにいくつかゼロをつけ加えれば、そう遠くない値になる。

 このような政府に紐づけられた不合理なほど低い金利で融資を得られた大企業は、事実上、たっぷりとお金をもらって借り入れを行っているに等しかった

 彼らの「債務」は数日もすれば帳消しになる。まるで、ハチミツ壺が無限に手に入るクマみたいなもので、そうした大企業とその経営者たちは大金持ちになった。

 しかし、中小企業にとっては、日利30%などザラだった。

ドイツの多くの事業家たちと同様、彼もますます国内のボリシェヴィキの反乱に不安を募らせていた。

 そこで、彼は反ボリシェヴィキ基金(Antibolschewistenfond)に資金を提供し、1920年には国会議員への選出を果たす。アドルフ・ヒトラー率いる新生ナチ党に資金を提供したのかどうかは憶測の域を出ないが、彼の共感はその方向に向いていたようだ。

 しかし、議論の余地がないのは、ハイパーインフレの最中、彼が夢にも思わないような大金持ちになった、ということだ

 すでに正真正銘の国際実業家になっていたシュティンネスは、強い外国通貨を担保に独マルクの借り入れを行った。いわば、巨額の補助金を受け取って事業利益を追求しているに等しい状態だった

最も極端な事例ながらも、インフレに関する不朽の教訓を与えてくれる。多くの者は負け組になるが、勝ち組に回る者もいる、ということだ。

 インフレは、強力とはいえ完全に非民主的な富の再分配の手段になりうる

>たとえ経済全体を破壊しなかったとしても

>そのなかで暮らす多くの人々を破滅させる力を持っているのだ。」

      引用終わり