#その他文学
ja.wikipedia.org 佐野史郎は昔から気になる存在だった。 引用 「1992年、『ずっとあなたが好きだった』の桂田冬彦(冬彦さん)を演じたことで広く知られるようになり、「冬彦さん=マザコン」となるほどのブームを生んだ。 冬彦役の影響から、「知的ながらも…
前回の川崎長太郎「徴用行」を反俗日記の活字にしながら、私小説であろうが何であろうが、作品としての出来映えに疑問を抱いていた。 ~なお、野坂昭如「火垂(ほたる)の墓」の劇的シーンを選んだが、時間不足で引用できなかった。次回に回す。 戦争×(と)…
ノーベル文芸賞を個人的に授与する作家安岡章太郎さんの本音が声がする「志賀直哉私論」所録のエッセー的評論を抜粋していく。 <毒をもって毒を制す> 「その軍隊生活の間に頑健そのものだと思っていた私の肉体まで、本物の病気になった。その病気で私は戦…
前回の記事の結論。 小説や映画はある程度の期間内では(無声映画、チャップリン映画までさかのぼると無理が生じる)評価の尺度があれば横並びにして、作品としての本質的な優劣の比較は可能だ。目の前に興味をそそる小説、映画がなければ、過去には、今も色…
図書館から15冊、気の赴くままに適当に借り出してきた。半分ほどは返して、後の半分は手元において、暇を見つけてじっくり読んででいると不思議にも、日中戦争、太平洋戦争と敗戦の時代にまつわる状況、事象が詰め込まれたものが重なっていた。 丁度、NH…