反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

2014-08-17から1日間の記事一覧

村上春樹「ねじまき鳥のクロニクル(年代記)」の比喩的表現の成功と失敗。小説家の歴史的史実の取り扱い方において彼は正統派だが、史実を直接、読んだ方が面白い。

前回の記事の結論。 小説や映画はある程度の期間内では(無声映画、チャップリン映画までさかのぼると無理が生じる)評価の尺度があれば横並びにして、作品としての本質的な優劣の比較は可能だ。目の前に興味をそそる小説、映画がなければ、過去には、今も色…