1930年代論
>「確率的殺人に加担したくない」福島の漁師・新妻竹彦さんの苦渋」 http://www.youtube.com/watch?v=kWe_21mnJaY この方は偉大な人である。 1。1923年。関東大震災は、1923年(大正12年)9月1日11時58分32秒( 日本時間、以下同様)、神奈川県相模湾北西…
昨年12月の総選挙で自民党が政権を奪還し、今年に入って安倍晋三内閣が本格的に始動した。だが、“大勝”したはずの自民党の得票率はこれまでを下回るなど、 国民の政党不信は変わらず、むしろ強まっている印象すらある。 2008年のリーマンショック後の世界的…
「女は深川富岡町の富岡不動尊と富岡八幡宮の中間辺りに住んでいたが、そこら辺りに該当するはずのものは何もなかった。」 「他と異なる点は、ここではトタン類さえが、ときには溶けて異様な塊になっていることであった。加熱が異常に高かったことの証拠で…
エマニュエル、トッド他「<帝国以後と日本の選択」藤原書店2006年刊所収、トッドVSルヴェル(哲学者、フランス学士院会員)対談。 <米国が健全だったなら欧州統合は不要だった。>の項 ルヴェル発言の引用。 >W。常々、主張しているように日本の戦後…
堀田善衛の長編評論である「方丈記私記」のごく一部を取り出して論じるのはもとより、不公平、適切でない。 「方丈記私記」は1971年毎日文化賞受賞作品である。 従来の「方丈記」批評の無常観にテーマを絞った吉田兼好像とは違った出家遁世に徹しきれぬ…
文学全集を読んでいると本多秋五という評論家が宮本百合子に高い評価をしていることをしった。 本多秋五等の戦後近代文学派といわれる人たちは、戦前共産党の活動家、ないしは周辺にいて治安維持法で検挙された経験を持ち、戦後は共産党との間に一線を引いて…
>>A、カミユ。 「ヒトはこの世に生存していると云う事から要求されるイロイロナ行為を、多くの理由化ややり続けているが、その理由の第一は習慣と云うモノである」 「ひとりの人間が生に執着する、ここにはこの世のあらゆる悲惨よりもさらに強い何かがある…
<全体の構図> 1) 大正デモクラシーの時代風潮の下の国法学上の論争。 リベラリスト美濃部達吉その他(国体、民族主義は日本を日本たらしめる普遍的基礎だが、法や政治や国家の政体に国体論を持ちこむ非論理、不合理を指摘)VS欧州の帝国主義争闘をみて、…
時間もない事から、大げさなタイトルの内容は十分詰められないが、問題意識としては間違っていないと考える。 kim hanngさんの「帝国のイリ」の丸山真男論の部分は日本語が母国語でないにもかかわらず、スリリングな論理展開になっており、傑作である事に変…
タイトルにある様に政局の連続=政局が次の政局を呼び政治過程として、独自運動してしまう。そしてその政治過程の独自運動は日本の実際の社会や経済の実態から、遊離して「バブル化」している。 従って社会や経済のリアルな在り様と遊離して独自運動する政治…
昨日の記事。現在の小沢さんの政治姿勢とそれを取り巻く、リアルな政治環境の展望と橋下、維新の会の全国政治への進出を述べた最後の方のくだりで、次の様に総括した。 「これまで目を通した彼らの意見の中で、最も簡潔にまとまったモノは元杉並区長の山田の…
前々回の記事で広木さんの大著を取り上げた。右翼保守派としての歴史観をハッキリ全面に打ち出しており、参考になった。 彼らは自分たちを右翼だとは位置づけていない。日本思想?の正統な後継者を自認している。 彼の地元、九州で発行している同人誌のタイ…
私の基本的な考え方として、選挙でだれがどこのモノに投票しようが関知しない。それぞれが投票箱の前で決めることだ。選挙に行かないからといって、悪いとは思わない。そういう政治の世界と次元の違うところの生活と意見もある。世界戦争と革命が差し迫った…