反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

韓国朝鮮

闘争の詩学 金明仁、目次。韓国民主化」関連年表。外国の動きも併記されているので重宝~注目点を独断でピックアップ~

闘争の詩学 金明仁 師範大学教授、文藝評論家、コラムニスト、季刊「黄海文化」主幹。 1958年生まれ。1979年大統領緊急措置9号違反、1980年反共法及び戒厳令布告違反、投獄。1983年光復節仮釈放で出所。著書多数。 ***** 第1章 1987年(W。6月抗争)、…

ファンソギョン自伝。最終回。服役中、金大中に批判的な書物を書いてくれないか。そうすれば近いうちに赦免対象にしてあげよう。誰がそう言わせたか知らないが 俺を甘く見るな!赦免の話をするならもっと早く持ってこい。ここでたっぷり暮らしたので今の懲役暮らしがすっかり身についてしまった。

1979年大統領暗殺以降のソウルの学生たちの状況判断と動き 「私は印税問題を解決しようとソウルの出かけた。 ***は今やソウル大学の復学生代表になり >下から押し上げてくる急進的な後輩たちを慰留しながら、民主化運動に取り組んでいた。 >私たちは新…

1980年、光州抗争以前、と以後。日本の研究者の弛緩した見方と現地の緊迫感ある評論。

imidas.jp 5·18民主化運動記録館 全斗煥 - Wikipedia *************************************** 死者への追悼と社会変革――韓国民主化闘争を振り返る 真鍋祐子 2018年6月2日 真鍋祐子:私は韓国の民主化運動について…

黄 晳暎(ファン・ソギョン)自伝。朴正煕暗殺事件1979年10月26日前後。~緊迫した攻防が短期間に集中し、独裁体制を転換させる一連の歴史的事件が立て続けに起こる~

「W。緊迫した情勢が続き、韓国史を転換させる一連の歴史的事件が立て続けに起こる。朴正煕暗殺事件1979年10月26日。 globe.asahi.com 引用 「金載圭(1926年3月6日 - 1980年5月24日)は、朴正煕暗殺のその日も移動の車中で日本の詩吟のテープを聴いていたほ…

黄 晳暎(ファン・ソギョン)自伝。韓国労働運動の原点。1972年11月。「今でも私たちの周囲で社会運動にかかわる多くの人々が、「全泰壱(チョン テイル)ショック」で自分の人生が変わったと告白するほどである。」民主化の流れに軍が再介入したという80年の経験から、労働者・大学生・青年層が、労働現場に入っていった。

ameblo.jp 「 1970年の初冬11月13日 空はどんより曇っていた。私はラジオのニュースに大きな衝撃を受けた。 労働基準法の遵守を訴える活動をしていた平和市場(「韓国最初の総合衣類市場で約1,700の店舗が入店しています。もともとは朝鮮戦争時に朝鮮半島北部…

ファンソギョン自伝。あの騒ぎの中で水道と電気が止まらず供給されたのは、不思議なことだ。W。戦争は自然の大災害と次元が違う、人間が発生源だ。だから、朝鮮戦争規模の人的物的ダメージを受けているときでもソウルの水道と電気は通じていた。ルールある殺し合い。だったら、戦争以外の別のやり方があるだろうに。

幼年時代(朝鮮戦争) 「学校に通い始めて3,4か月くらい経った頃の頃、朝早く凄まじい雷のような音が何回か聞こえてきたかと思うと、大人たちが異常に慌てふためき始めた。 学校に行くと、先生から今日は早く変えるように言われた。 永登浦駅に着くと人々が…

東アジア情勢における日米韓のリアルな動向。1)季刊「創作と批評」日本語版歴史と安保の分離は可能か~日本の右傾化と日韓関係~を読み解くカギ

前説 W。1)論文は韓国政治のリアルな変化を前提に韓国側の当時の視線にそって書かれており、日本側の現時点いるWにとって興味深く、新鮮、価値あるものだが、内容をイマイチ掴みがたいので理解しやすいように改変した。 「反俗日記」では当初、白井聡の最…

東アジア情勢における日米韓のリアルな動向(重要論文)。1)季刊「創作と批評」日本語版歴史と安保の分離は可能か~日本の右傾化と日韓関係~2)補足、IWJブログ「第3次アーミテージレポート」

歴史と安保の分離は可能か~日本の右傾化と日韓関係~2014年「創作と批評」 春号(通卷163号) 権赫泰:聖公会大学日本語科教授、著書として『日本の不安を読む』『戦後の誕生』(編著)などがある。 W。韓国発の情勢分析には、緊張感のあふれる鋭い視点のも…

季刊「創作と批評」日本語版~統一大当たり論と進歩の議題~2014年 夏号。 金昌洙 民族和解協力汎国民協議会政策室長、青瓦台NSC政策調整室局長、民主平和統一諮問会議専門委員歴任。

統一大当たり論と進歩の議題 ~(通卷164号) 金昌洙 コリア研究院研究室長。民族和解協力汎国民協議会政策室長、青瓦台NSC政策調整室局長、民主平和統一諮問会議専門委員歴任。著書として『天安艦外交の沈没』(共著)等がある。 W。東アジア情勢の認識の一…

季刊「創作と批評」日本語版。インタビュー] 韓国文学は生きている : 小説家 黄皙暎(ファン・ソギョン、Hwang Sok-yong)との対話。

季刊「創作と批評」日本語版 http://jp.changbi.com/33 [インタビュー] 韓国文学は生きている : 小説家 黄皙暎との対話 2007年 秋号 (通卷 137号) 最近の記事 なかなか面白そうなラインアップである ↓ 統一大当たり論と分断体制の変革... 柄谷行人とマルク…

1945年から現在までの日米関係の歴史的経緯を巨大な螺旋階段~日米経済政策一致TPP、集団自衛権と日米安保条約、第二条、第五条。韓国作家、黄晳暎(ファン・ソギョン)、インタビュー。

続けて過去の記事を扱うということは、背中を前にして、逆方向に足を送り出しているようなもの。公園の遊歩道で時折こういう歩き方をしている人を複数、見かける。恒例になっているので、不思議ともなんとも想わないが、ソレが一つの健康法なのかなと、疑問…

2013年。今年もよろしく。要約抜粋。「レーニン」ゴーリキー。「ある在日1世の光と影」朴憲行。「専制国家史論」足立啓二。「俘虜記」大岡昇平。その他。

今回はとりあえず、読んだ本の中で気になる箇所の要約、抜粋をしておく。 やっぱり、本は深みがある。面白い。ただし、記憶力減退が著く、読んだ傍から中身を忘れていく。そこで今回から気になる箇所を要約抜粋。後から文脈を今に引き付けるために注釈。 ゴ…

金抗(kim hang)「帝国日本*」ー生と死のはざまに見るー岩波書店刊。序文、第1章、丸山真男を引用に想う。今の日本に金抗さんレベルの若い韓国学者はいるのか?

この著書は難解極まるもの。しかも、日本語で書かれている。 おまけに、題名の「帝国日本*」*この一字の漢字が私には全く読めないときている。闇でもないし、閥でもない。門へんに或るを入れて何と読む。このヒトと自分との間にはそれくらい、知識と教養の…

韓国高校歴史教科書におけるBC2333年建国、古朝鮮<檀君王検>神話、その後の衛満執権への疑問と日本歴史教科における実体乏しい任那日本府。

この間、韓国の高校歴史教科書を検討してきた。 近現代史における日本への厳しい目線は仕方がないと想っている。 江華島条約に始まり、日清日露戦争を通じ、日韓議定書、第一次日韓条規、第二次日韓条規、そして遂には1910年の日韓併合までの、日本と李…

「国定韓国歴史教科書」と「検定韓国近現代史」を読み、日本の歴史教科書の教育現場の実情を振り返ると、そこに歴史教育以前の体制順応の若者製造の止められない止まらない教育の檻が。

韓国の高校検定歴史教科書が明石書店の世界教科書シリーズで出版されています。 この間、国定韓国高校歴史教科書、「韓国の歴史」と検定高校近現代教科書、「韓国の近現代史」を読んでみました。 韓国の高校社会科では1年生で韓国歴史の通史(日本で云えば…

戦前、日本帝国主義の敗北と現在の日本の閉塞は歴史の必然。戦前戦後の韓国朝鮮史と総合して東アジア史とする視点から読み解く。今回は資料のみ提出。

冒頭から、本論の展開上必要な数字と歴史的事実を説明を省き羅列します。 >>A)1922年ワシントン軍縮条約における世界主要国軍艦保有比率割り当て。(グーグルより) 英 5 米 5 日 3 仏 1、75 伊 1、75 >>B)1929年大恐慌直後の主要国…

最近の韓国訪問を報告した岡田克也氏の9月28日付ブログは経済幻想、経済至上主義の矮小視野からの典型的な韓国、お手本論満開。

岡田克也氏のブログの韓国認識とそれを手本とさえする日本に進むべき道はこうなっている。 「韓国はEUとも自由貿易協定を結び、間もなくアメリカとも発行を迎えるなど、積極的に自由部益旧艇を結んでいると云う事。そして電力料金や法人税がやすい事から、日…

アジア通貨危機で国家破産の韓国はIMF管理下で、民主化と引き換えに、アングロサクソン、ユダヤ社会経済に換骨奪胎(IMFの優等生)され、民族としてのアイデンティティー喪失。日本の反面教師。

専門的な分野の本にもイロイロある。自分の主張を裏付けるため、ガセネタをコッテリし込んだ本。 近年ではこういう本ばかり。 しかし中には、読みやすくて、専門的な中身のある本がある。 「韓国経済の課題」と云う平凡な表題の本は実に面白い本だった。 何…

財閥だけ多儲け、法人税日本の3分の1、庶民不景気生活苦、失業率12、8%の韓国経済を理想とする経産省

朝鮮半島の北南間で軍事情勢が緊迫している。が、そのバックに控えるアメリカと中国の戦略、意向がこれらの国の動向を大きく規定するのは世界中の人々の常識となっている。つまり、激しく睨みあっている本人たちの意図、思惑を超えて、アメリカ、中国という…

韓国、北朝鮮軍の衝突は今現在の各々に深い訳があるからなんじゃないか。

過去に同じ民族同士が各々、強大な軍事力を誇る他民族に加勢され壮絶な殺し合いをした。朝鮮戦争にこういう見方もできる。その前はアメリカによる日本帝国主義敗北まで30数年に渡って、植民地支配を受けていた。 うがった見方や歴史の斜め読みを承知でいえ…

北核開発、軍事衝突は東アジアで偽冷戦体制を画策するアメリカの世界戦略

北朝鮮軍は国境紛争地帯のヨンヒョン島を砲撃し、これに対して韓国軍が反撃し、またしても日本マスコミは一方的な情報洪水を垂れながし、日本の多くの国民に漠然とした不安感が広まっている事だろう。 今年に入ってから、沖縄海兵隊基地移転問題で海外移転の…