2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧
中断した続き。 松岡正剛さん「千夜千冊」の「オデッセイア」の論旨に沿ってブログ記事を書いてきたが、その後、「イーリアス」と「オデッセイア」の成立した時代背景について別角度の説を参考にして アレコレ考えた末、自分の歴史に対する基本姿勢である実…
以下の文は松岡正剛「千夜千冊」<オデッセイア>その他を引用し、持論を述べたもの。紛らわしいので、渾然一体とした。 紀元前8世紀末のアオイドス(吟遊詩人)であったとされる人物を指す。西洋文学最初期の2つの作品、『イーリアス』と『オデュッセイア』…
<ホメーロスをあえて取り上げる問題意識> 結論部分を先に挙げたほうがよい。 >>結論。古代ギリシャ人の民主性と平等性への激しい希求は人類史上の「奇跡」と云う他ない。原点をホメーロスに探る。 【神の悲惨と恩寵の世界】masashi tanakaさんの素晴らし…
太平天国の乱の意義。 -------------- 太平天国の反乱は、清朝政府の弱体ぶりを明らかにしました。イギリス軍に弱いだけではなかった、ということです。 また、太平天国が、「滅満興漢」のスローガンを掲げ、民族運動的な性格を持ったことは中国革命の先駆け…
松本徹さん「世界史研究」中国編では論点解説は二つしかない。 その1、は「中国の統一帝国とその周辺」。 その内容をその周辺」の状況の確認と関連を省略し、中国の統一に絞れば、 (領域国家分立時代を経た国を統一する意味と秦帝国の必然性)となる。 >…
松本徹さんは戦前、敗戦直後の中国史の先達、内藤湖南の中国史理解の踏み込んだ視点を踏まえたヒトと理解する。用語で言えば内在的<批判>(当該国の歴史に一端踏み込んで客観的事実を押さえて、歴史評価の基準を提供する)という立場である。 >歴史に立ち…
世の中は広いと、つくづく思う。 つい先日まで、松本徹さん、というヒトをマッタク知らなかった。 松も徹さんはグーグルによると、次のような経歴の方らしい。 「1933年8月19日 - )は、日本の文芸評論家。近畿大学、武蔵野大学の教授を経て、山梨県の山中湖…
第32回 魏晋南北朝(一般的呼び名) 南方の政権に着目して六朝(りくちょう)時代という言い方もあります。 三国の呉、東晋、南朝の宋、斉、梁、陳、全部で六つの王朝があるでしょ。だから六朝。 この六つはすべて都が現在の南京にあったので、ひとつづき…
中国の人口の歴史--人口推定の方法、人口崩壊のサイクル、など 広島大学総合科学部助教授 加藤徹 こういうネット記載の著書の一部を引用した記事を以前からお気に入りに入れて、中国歴史理解のための参考資料に、と思っていた。 が、どこか大きく腑に落ち…
う~ん。行き詰った。方向転換してフランス、中国、アメリカを羅列するしかないのか。時間もない。自分流の物差しが不足している。 ウィトゲンシュタインや自分の方法論を意識しても、自分に設定した課題に使いこなせない。散漫そのもの。 中国、ヨーロッパ…
誰だってケリをつけたくなるときがある 。 では、思想にケリをつけたり哲学にケリをつけるということも可能なのだろうか 実のところは、ヴィトゲンシュタインはそれまで自分が学んできた論理や哲学の煩(うるさ)い言い分や言い方に、ケリをつけたくなったの…
(省略) >さて、小田実の該当箇所。 「維新史を読んでいて驚くことがある。それは薩英戦争で薩摩が負ける。4カ国連合艦隊に召集が敗れる。 ーーと薩摩も長州も相手と仲良くなってしまうことである。 あれだけ攘夷という思想を掲げていたのだが、一夜明け…