反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

映画

解題。「赤木圭一郎 霧笛が俺を呼んでいる」昭和35(1960年)⇒「第三の男」のパクリ映画というよりも<第三の男>のストーリー展開やカットを取り込んで何食わぬ顔で当時の日本人の欲求に応じて改ざんしていく逞しさに日本の高度経済成長期の原点をみる想いがする。今必要なのはコレだ。

filmarks.com 引用 W。最初この映画の主題歌。赤木圭一郎の歌の背後に流れるYou Tube動画をみて各シーンのの繋がりが読めなかった。 マドロスの赤木と芦川いづみの恋人年同士にしては何やら訳アリげで関係不明。 吉永小百合は何で登場しているのか赤木を巡る…

(1951)<男の哀愁>ねこむすめ 、さん転載。鶴田浩二、高杉早苗、桂木洋子、岩間鶴夫監督 。日本映画黄金時代の松竹映画の文芸調を満杯の映画館観客に説得できた隠れた名匠。鶴田演じるエリート美大生がミスキャストでも映像とストーリー展開で最後まで飽きさせない演出力は見事!時代考証的意味で鶴間監督作品の見直しが必要。

Man's sorrow(1951)男の哀愁 異聞俳優について 桂木洋子 - Wikipedia 引用 「東京市四谷区(現・新宿区)に、家具屋の娘として生れる。1946年に東京都立麹町女子商業学校(現・東京都立芝商業高等学校)を卒業し、松竹歌劇団に戦後の2期生として入団する。…

俳優、成田三樹夫について。「男が余裕を持って生きているなんてこの上ない醜態だと思う。ぎりぎりの曲芸師のようなそんな具合に生き続けるのが男の務と思っています。」

兵隊やくざ 大脱走 1966年昭和41年 大映白黒88分 W。 兵隊やくざ - Wikipedia 大西巨人 - Wikipedia の神聖喜劇 - Wikipedia をモチーフにしているのかな?」軍隊内の鉄拳制裁が通じない強靭な体力を誇る主人公2等兵勝は知力で立ち向かう、神聖喜劇の主人公…

懐かしいテレビドラマ「逃亡者 」の動画について探求すれば~~。作者はカ大ロサンジェルス校時代共産党員、赤狩り旋風で議会証言、複雑骨折のヒトだった。1000万ドル財産の富豪は本物の英国貴族~道理で演技が自然体~。~屈折率の低い正義は否応なしに兵士や政治家などの職業の属性~、という意味でこの逃亡者の存在そのものが庶民の腑に落ちる存在。

W。アベ前首相のいう「目詰まり」の本体、厚労大臣の発言 W。税と社会保障の一体改革=医療介護福祉デフレ路線が底流にあってのこの発言。 W。もちろん感染症村~医系技官(事務次官級の017年より新設された<医系技監>がトップ~医政局長も今は医系技官が…

1950年代の邦画の中の戦後日本の原風景をみる。勝新太郎、田村高広主演「兵隊やくざ」が描くもの。

なぜ、映画を見たり小説を読むのか? 難しい方向に考えていくと切りがないから、一つだけ簡単なコトを~。 レンタルビデオのシステムがまだ展開されていなかったころ、「ぴあ」などに現在上映中の映画案内の一覧が載っていて、その中から、面白そうな映画の…

日本映画黄金時代と埋もれた名作、B級傑作のセルロイド製フィルムのメルトダウン。フィルムセンター火災事故を深読み。日本映画評。ニッポン無責任時代」、ビートたけし、崔洋一監督「地と骨」、小津「東京暮色」。

>錆びたナイフ 石原裕次郎 http://www.youtube.com/watch?v=3fbzqrOSfgg >赤木圭一郎 霧笛が俺を呼んでいる http://www.youtube.com/watch?v=6waO8Y-EyMs >両曲とも大掛かりなイントロに当時を髣髴させるものがある。日本映画黄金の時代の末期、満席の場…

エリアカザンは「エデンの東」など数々の不朽の名作と、マッカーシー赤狩りで司法取引し、ハメットなど11人の仲間を公表した事で知られるが、名作の陰に隠れがちな「恐怖の報酬」は再評価されるべき作品。

世界の映画史を語る場合、エリアカザンと数々の作品は決して外せない。 好きな作品を一々挙げていくと、その印象的なシーンとストーリーが自然と頭を駆け巡る。 >「波止場」。マーロン、ブランド主演。1954年作品。 しかし、見せ場は波止場の労働者の生…

日本映画の巨匠、小津、溝口、黒沢の中で、作品の質が一番、安定しているのは成瀬巳喜男がダントツ。戦後日本の原風景とその崩壊過程が丹念に、さりげなく職人技で描かれている。

<アリアドネの部屋>さんのYAHOO、ブログの記事を偶々、読んでいると、実に啓発されるところがあった。 日本の古典芸能、古典文学に造詣の深い方のようで、記事の内容は私の様な知識と教養のないモノにとっては、本当の処を理解しかねるが、何となく自分と…

福島原発事故。長谷川和彦監督の名作「太陽を盗んだ男」をフト想う。当たり前の分別なく、軽はずみの「太陽を盗んだ男ども」に事故現場の収束の責任が負えるのか!

長谷川和彦監督の1979年作品「太陽を盗んだ男」は当時人気絶頂のジュリー、沢田研二を主役に抜擢した異色の作品として、当時も今も作品としての評価は高い。 映画ファンなら誰でも知っている作品である。監督の長谷川和彦も監督作品はこの映画以後、一本…

「ニッポン無責任時代」主演、植木等。硬い事言わずバァーと行こう!B層国家成立へ

古沢憲吾監督、植木等主演「ニッポン無責任時代」は1962年封切られます。ハナ肇とクレージーキャツはすでにテレビの人気モノでした。「大人の漫画」「シャボン玉ホリディ」のコントは秀逸だった。そのクレージーが総出演し、キャラの立っていた植木さん…

木下恵介「女の園」、ウィリアムワイラー「我等が人生最良の年」を再評価する。

木下恵介、ウィリアムワイラー。共に名監督としての評価は定着しており、代表作といえば、「二十四の瞳」「野菊のごとき君なりき」「ローマの休日」「アパートの鍵貸します」となっていますが、完全ひねくれ者を自称する私としては、ハッキリとNOを突きつけ…

成瀬巳喜男監督作品は今でいうB層ニポン国民の生きざまを見事に活写。

小学校低学年の頃が日本映画黄金の時代だった。近所の上級生に率いられた子供たちは、なぜか、映画館のモギリの前を素通りして館内に入る事ができた。 身を屈めて行けば、見つからないと自分たちでは思っていたのだろううが、今から考えると、見逃してくれて…

黒沢明「7人の侍」から民衆の武装問題。日本国憲法まで考える。

昔、労働運動をしていた頃、ふとした、日常会話の中で同僚から「戦国時代の内戦の中で農民はどうやって、自分を守っていたのだろうか」と問われ、答えに詰まった事を覚えています。大規模な兵力の移動や、大きな戦力同士の戦いがあれば、当然、田畑が荒らさ…

昨夜TV東京系の番組を見ていたら話がそういう方向にいったので慌ててスイッチオフ

薄い番組だった。要するに俗流の黒澤伝説を繰り返し確認しただけ。TVだから仕方がないとは言えるがもうちょっと良い味付けにできなかったのかなと。 黒澤映画は白黒時代のものは全部見ている。池袋の文芸坐で睡魔に負けて気が付いたら終わってた、なんてのも…

ウイリアム、ワイラー作品で日本でよく知られているのはローマの休日だが

我ら」は兵士の帰郷もの。おそらくこの種の映画の先駆だろうとおもう。 三人の帰還兵がたまたま同じ小型旅客機に乗り合せ友人となり、中西部と思われる故郷に帰るとこから物語は始まる。 構成の特徴。三人は故郷に帰ってからも互いに連絡を取り合い、相手の…

映画、猿の惑星と核兵器

原作は確か、SF小説の巨匠EHバローズでなかったかな。古いアメリカ映画でDVD化はされてないと思う。出演者の中で有名なところはチャールストン、ヘストンだけで製作費の大してかかってないB級作品だったが、予想以上の大ヒットとなって続編まで作られた。 起…