反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

見守りケア

2022年4月21日(木)見守りケアのひと、近所の人3人、訪問介護の人、4人(ケアマネ兼所長、ヘルパー責任者、古いヘルパーさん2名)に見送られて旅立った。キャリーバックを運んだWは車の窓越しに別れの握手をした。がらんとした空き部屋の荷物を近所の人の<お別れの品>に持っていってもらった。

Wは食事を済ませ、部屋に詰め、最終的な荷物整理をする。いつも黙って部屋の用事をするWに慣れているのか、食事中の見守り介護の人は変りなかった。 昨日も耳掃除や足のケアをするWに言った。「あんたはよく動くなぁ~」 前日にメモッタ品々を揃え、予定の行…

2022年4月20日水。見守りケアの人、明日21日木、グループホームに移動する。

4月18日ケアマネジャーから突然TEL。部屋の原状回復の見積もりをすので本人を外に連れ出してほしいと。この時、4月20日(木)の移動時刻を告げられ、21日(金)の部屋整理のスケジュール通知される。 それまであいまいに今月末まで部屋にいられるようなスケ…

2022年4月17日(日)見守りケアのひと。施設入所は今月末と決定。明日残務処理のため連れ出して欲しい、とケアマネより連絡。

今日、さっぱりした状態で送り出したいので近所のヘアサロンに行く。短くかってくれた。自分は椅子に座って手渡された創価学会の雑誌をカット終了まで読み通した。 宿命を使命感に転化する、という箇所が気になったがよくよく考えてみるとこんな表現はカミユ…

2022年4月11日(月)。8日(金)夕刻、来宅意思疎通はとれたと思っていたが田舎に明日帰るとTEL⇒駆けつけたが対応できずヘルパーさんに任せる。土曜日、21時脳化視床下部障害による室内風景擬人化、対応できず外出できないように措置。

10日(日)。夜、遠く離れたところにいる近親との電話連絡が取れないのでやってほしいと来宅。留守電になっていた。以前、町内の昔の知り合いの商店主に電話をかけすぎ警察に通報されたことがあった。この人は本人の症状をよく知らないまま、丁寧に対応して…

2022年4月8日金。黙って野垂れ死にするな!施設入所までに丁寧に見守り介護をしていたが、冷蔵庫に施設にもっていく予定のCDラジカセリモコン。怒ったつもりはないが、機嫌を損ね誤っても通じず。翌日も不調。

このラジカセは自分が購入したもの。本人がうまく使えないので、簡単CDラジカセを購入。こちらはリモコンがついていない。 リモコン付きのものはSONY。全曲繰り返し機能がリモコン操作できず、4回本体のボタンを押さなくてはならない。また音の質も自分には…

2022年3月21日(月)春分の日。寝入りが早く、3時間、超高齢者としては、それでいいのだ。早急に寝る準備を即するのは間違い、本人がベッドに座って身体の動きを調整本人のスローテンポに任せる。デュビゴ錠はレキシン拮抗剤、レキシンの主な存在箇所が問題。

@明日(3月22日火)は<えの玉>と<茄子の煮びたし上げ>を作ろう。 冷蔵庫の下、無駄に茄子とえのきがあった。そのままにしておけば、ダメになる。 調理しないのなら買うべきでない。 見守り介護の人、以前からよくえのきを買う。活躍していたころはどのよ…

空に星があるように 荒木一郎 唄詩  ホンダラ行進曲 クレージーキャッツ、青島幸雄。「異邦人」アルベールカミユ、「結局のところ、30歳で死のうが、70歳で死のうが大した違いはない、もちろん他の男たちや、他の女たちは生きてゆくだろうし、それにもう何千年もそうしてきたのだから。今であろうと、20年後であろうと、死んでいくのは同じくこの私なのだ。

空に星があるように 海辺に砂があるように 僕の心に たった一つの 小さな夢が ありました 風が東に吹くように 川が流れていくように 時の流れに たった一つの 小さな夢は 消えました 寂しくて 寂しくて 星を見つめ ひとりで ひとりで 涙にぬれる 何もかも終…

 ~「ヒトは、忘れる生き物である。」~【記憶の脳科学】なぜヒトは覚え、忘れるのか~記憶の仕組み。ディメンティアを理解するために。<付録>アルツハイマー型認知症に関する最新の研究成果を含む情報記載。

wacwac 付録にアルツハイマー型認知症に関する最新の研究成果を含む3本の記事を載せた。 今回の記事を深堀していると、解るのだけれど腑に落ちない記事が続いた。今までこの分野で書いてきた記事の大枠で腑に落ちるものがなかったというべきなのだろう。直…

デメンシア介護の愚痴に終始するが、糸口を見つけよう。

どのような観念操作を頭の中で繰り返しても困難介護現場に直面すると、最悪の対応しかできなくなった。スイッチオンになって冷静さを失ってしまう自分が情けない。過去の事例によってトラウマの回路が出来上がっているようでどうにもセルフコントロールでき…

鎌田實『頑張らない』を生きる。~本当に強い相手とぶつかるときこそ、頑張ったり、頑張らなかったり、力を入れたり抜いたりする呼吸が大事ではないか。~

若い僕らは、最初ははねつけられ、そして少しづつ受け入れられた。医者という<よそ者>とはこんな風に付き合えるんだなと、ちょっとづつ知ってもらえるようになりました。Wちょっとづつ、が大切! 糖尿病の患者さんに30分も時間をかけて食事指導をする。W。…

高齢者にやさしい簡単料理レシピ~東京都福祉保健局~

高齢者用の簡単レシピを調べた。今のところコレが腑に落ちた。 高齢者にやさしい簡単料理レシピ 東京都福祉保健局 ここから始まるのは初心者にはうれしい。 お粥(全粥・七分粥・五分粥・三分粥・重湯) 東京都福祉保健局 米から作る、炊いたご飯から作る場…

第1回。認知症と共生する社会に向けて~認知症施策に対する懇談会報告書~注目点の引用による最弱者の大義の確認~

WACWAC。今回の記事は最弱者の大義を確認するために引用内容を再構成する。 わが国の高齢者における認知症dementia有病率 65~74 歳の前期高齢者では 3~4%,>75~84 歳の後期高齢者では 10~20%>85 歳以上の超高齢者では 40~80% ***********…

2020年、今やれるだけのことはやっておこう。

何の脈絡もなくふと頭に浮かんできた。最弱者なんだと。それをすっ飛ばして、腰が引けていた。それを理屈で代替えした。 安岡章太郎「海辺の景色」、太宰治「姨捨」、サルバトールダリ<記憶の固執>、ムンク<叫び>。反革命である。黙って野垂れ死にしない…

限界集落化が進む公営住宅と高齢者。~「お父さんは死ぬまで**病院。」「おかあさんはどうですか?」「何とか生きている」これでいいのだ!Don't Think Twice, It's All Right

2018年度公営住宅、高齢者の「死」、<見たまま聞いたまま>。参考資料。 自治会活動における高齢者対策 **自治会における概況 資料入居戸数 132戸 入居率 92,3% 年齢構成~20歳 26人 9,9%~30歳 16人 6,1%~40歳 17人 6,…

多死社会。日本人の死に場所。日本の看取り世界の看取り。

【ゆうゆうLife】「警察」扱いになった母の死 在宅の看取りどうする…「自然死」につなげるには(2) - 産経ニュース 引用 「【用語解説】異状死 自殺や他殺、交通事故や薬物中毒などのほか、病死の可能性があっても死亡原因が明らかでない死亡なども含まれ…

警察扱いになった在宅死の具体例3件を挙げ、異常死→事故死を考える。慢性疾患で通院中の在宅高齢者が在宅で当該病を要因として死亡しても、病院側は死亡診断書を書いてくれず、在宅看取りは警察捜査の事案になると覚悟必要。

wacwacの身の回りで2018年~2019年3月期の1年間の高齢の死亡者は5人だった。 死亡事案の内訳は2名は病院、施設入所時の死亡で医師の死亡診断書が発行された病死であった。 他3名はいわゆる<異常死>状態に該当し、事故死扱いになり警察の現場検証、事情聴取…

認知症高齢者の日常生活自立度 。症状が一番良く出るのは安心する自宅、身近な人の前。外では取り繕いがあるので地域の見守りは実際の症状より軽くみて放置しがちになる。

wacwac。認知症の方への地域の見守りについて自治体や国はその必要性を指摘はするが、実行行為を遂行する主体が地域に見当たらないのが実情で、良きサンプルになる事例さえいまいち実在感に乏しいものが多い。 厚労省推奨の認知症サポーター育成講座の全国キ…

2018年度公営住宅、高齢者の「死」、<見たまま聞いたまま>。参考資料。

自治会活動における高齢者対策 **自治会における概況 資料 入居戸数 132戸 入居率 92,3% 年齢構成 ~20歳 26人 9,9% ~30歳 16人 6,1% ~40歳 17人 6,4% ~50歳 23人 8,7% ~60歳 26人 9,9% ~70歳 32…

<ボランティア、ケア日誌>連載第10。 二度目のオレンジリング受講 診療行為、薬処方対応は日常生活に踏み込んだ対応ではないので大きな限界。

2017年 9月27日 水 二度目のオレンジリング受講 出席者二人 夫 81歳 アルツ型 妻 76歳 上品な感じのひと 2017年夏 物忘れ外来で診断を受ける。 症状の進行が早い。 同年、症状の進行にもかかわらず、二度の入院(白内障手術、痔の手術) 娘の…

<ボランティア、ケア日誌>連載第8。 ①見当識障害克服過程 ②もともと、大したことじゃない、なんで怒るの?と。思い込み、怒ったりイライラは何のメリットもないと教えられた。

2017年 9月11日 月 見当識障害の内省、克服回路を本人が明かす SLEEP ↓ 目覚め (周囲の光景が変わっていることに驚き混乱する) 部屋の大きな模様替えはダメージを与える **なじみの品物が展示されていることがケアにとって大事~ ↓ 時、場所…

<ボランティア、ケア日誌>連載第4 2017年7,11要支援2から要介護1にアップ。服薬管理開始。

2017年 7月9日 <日> 本人計測 血圧 血圧 116 脈拍 68 OK 廊下ウォーキングはやめたという。覇気のなさそうな顔。 もらった薬が見当たらない(7日分) >この日、当方に対する人物誤認を初めて確認。 >現在は、脳内当該箇所における編集障害…

身寄りのないスーパー後期高齢者の在宅介護。訪問診療立ち会わずず。

4月某日。 ここ3回、訪問医療の立ち合いをしないことにした。 この医療は医者が聴診器を当てて、看護師が血圧を測り、ノートパソコンに入力するだけで、自分がかかわるようになる以前の約5年間、看護師同行にもかかわらず、服薬管理の状況さえもチェック…

引用 「認知症と一線を引いた時点で高齢者の個性が死んでしまう。」

痴呆症=認知症の人にたいする無給ケアサービス提供者(アンペイドケア、ギバーUnpaid caregiver)を始めてから半年以上が過ぎた。偶然そうなったのではなく、人生の最終局面を迎えるにあたって、半ば目的意識的に現状を迎えた。煎じ詰めていえば、「社会的…

認知症(ディメンテア)とは絶えず現在進行形の症状。頭の老衰は進行していく。1歩前進2歩後退、介護者の心理は行きつ戻りつ。ありえない理想を気にして挫折繰り返すよりも現実直視し、リアルな現状肯定。

W。認知症サポーター養成講座を2か所受講してきた。ともに印象深かった。 最初に講義を受けた、比較的若い講師の 講義中の一言が今でも脳裏に浮かんでくる。(自宅をデイサービスに改造し、認知症の母親を介護中) 「母親の在宅介護中の自分は、ステップ3…