反俗日記

多方面のジャンルについて探求する。

丸山真男

第2回分。 2 .「新極右」という「混成的ネオ・ファシズム」の台頭。~ネオ・リベラリズムは戦間期の自由放任主義の再来。もしネオ・リベラリズムが戦間期のように崩壊すれば、⇒W。トランプ現象。以降の筆者の論調は論理が詰められず、事象をなぞるだけに終始。丸山真男の破綻を想起させる。

2 .「新極右」という「混成的ネオ・ファシズム」の台頭 ~~W。緊張感のある選りすぐられた文言が続く。 >1 .比較政治学における「ネオ」の諸概念と政治的精神形態――民主主義との混成的政治の基本視座が要約されており、一言たりとも省略できない。~~~…

第1回分。コロナ渦は世界各国のキャラクターと底流の社会的深層心理を白日の下に浮上させた(USAトランプ現象。日本欧州、中国)。腑に落ちる基本視座を提供する政治論文を連載。~歴史推移の底流にある精神構造が様々な時代の制度に現れる場合、その深層の精神構造と(起源を異にする)表層の制度が混合(新**)。民主制が広範に行きわたった時代の大転換期において、かつては君主制や寡頭制において現れていた現象が民主制において発現。

時間不足のため、とりあえず貼り付けておく。後、編集再考する。 今目の前で起こっていることに対して、歴史的な視座で認識するのは難しい作業である(小林秀雄)。 過去ー現在ー時間経過の将来=結果。今現在の事象を測る尺度や基本視座が必要。 日本の特殊…

丸山真男インタビュー「戦後民主主義の原点」のリアリズムは日本支配層ー自民党の改憲、日米安保=集団自衛権事態の動向を理解するための生きた最良の資料。

丸山真男の本質はジャーナリステックな政治観察と日本人には稀有な論理的思考が融合している、所にある。 東大在学中の本人の希望は父と同じジャーナリストの道を歩むことだった。 ウィキペディア、丸山真男<エピソード>引用。 「丸山は元々は、父と同じジ…

前回の<続き>。丸山真男「昭和天皇を巡るきれぎれの回想」-1989年、病床の昭和天皇と全国的自粛の中で、得意のジャーナリステックな視点から、天皇と自分史のエポックを語る。

矢継ぎ早のGHQ民主化直後の丸山の予想外だったこと。 「全く予想の外にある出来事もあった。東久邇内閣の総辞職の原因となった、治安維持法以下の思想取締法及び特高警察の廃止と、獄中18年を含む政治犯の即時釈放がある。 どうして治安維持法の廃止や思…

丸山真男「昭和天皇を巡るきれぎれの回想」-1989年、病床の昭和天皇と全国的自粛の中で、得意のジャーナリステックな視点から、天皇と自分史のエポックを語る。文句なく面白い。

丸山 眞男。ウィキペディア引用 「1914年(大正3年)3月22日 - 1996年(平成8年)8月15日)は、日本の政治学者、思想史家。東京大学名誉教授、日本学士院会員。専攻は日本政治思想史。 丸山の学問は「丸山政治学」「丸山思想史学」と呼ばれ、経済史学者・大…

丸山真男の永久革命としての民主主義。kim hang「帝国日本」の日本帝国主義告発を超えて。

まず、尖閣、竹島領土問題のが声高に叫ばれる必然性の底の底に横たわる原理的次元の問題を確認する事から始める。この間の記事はこの点(煎じつめると国家論)を巡って試論をやってきたようなものだ。 前回の記事における丸山真男の二通りの国家論(ホッブス…

「帝国のイリ」における金抗、丸山真男の<自然状態に放置された人間同士の争い>想定しての国家生成の根源説と<個人生活に脅威を与える敵との関係>に国家成立を見るホッブス国家観を批判する。

金抗さんの「帝国のイリ」は賞に値する本だと云う、前回の評価は撤回する。 まだまだ検討中だが、この本の優れた処は丸山真男論の部分であって、先のブログの<追記>にも記したように、後半三分の一を占める小林秀雄批判は批判になっておらず、迎合である。…

金抗(kim hang)著「帝国日本の*」2010年岩波書店刊。日本政治思想史の概説(丸山真男批判)としては最高傑作。残念、批判の根拠が過去現在の韓民族の存在や坂口安吾的実存主義に安易に委ねられている

kim hanng「帝国の*」。*の漢字一字。門に或を入れてイリと読むらしい。表紙の真ん中右隅に5ミリ程度のローマ字でteikoku nihon no (iri)と記されているのを発見した。意味はもうどうでもいい。 中身の濃い本でそういう方面に関心のある人はぜひとも読…

大事に至ると、日頃の知識教養一杯の分析の底にある本当が暴露される。佐藤優、丸山真男。日頃の知識は商売道具。

世の識者の中には、日頃、イロイロいうが、一般的に、その底にある立場が解り易く透けて見える人がいる。 ネット上で批判されている識者は、この部類に属して、バカにされ、怒りを買っている。 日頃、変幻自在のち密な論理的思考、博覧強記を披歴する人がい…

国のかたち。国民のかたち。日本、中国、アメリカ。-丸山真男対談集(1946年、1960年)より抜粋ー論証過程は丸山の頭の中だけにあるのだが、識者が良く使うフレーズのネタ元満載。

産湯とともに赤子を流してしまう。日本の識者は今でも外来思想の紹介屋、輸入業者。オリジナリティに乏しい。 はやりの思想に飛びついて、過去にあったいいモノまで簡単に捨てる。 ドイツ政治の現状を調べていて、ドイツ人政治家の渋とさ、継続性に感心した…